新型コロナウイルスの影響で開幕が4月24日以降になるプロ野球なのだが、私の応援している中日ドラゴンズでも新型コロナウイルス感染が公表された阪神タイガースの伊藤隼太外野手と会話や身体的な接触があった選手2人を4月5日まで自宅待機させると発表した。中日ドラゴンズはナゴヤ球場で阪神とタイガースと二軍の練習試合を行っており、この時に15人の選手・スタッフが伊藤外野手と接触したことを確認したという。日本野球機構・日本プロサッカーリーグ連絡会議の専門家チーム・地域アドバイザーのアドバイスを元に、複数回の会話や身体的な接触があった2選手について大事を取って自宅待機させることにし、その他に選手やスタッフ12人を他の選手時間をずらして練習や業務にあたらせることも決定したそうなのだ。
阪神タイガースの揚塩健治球団社長は甲子園球場で新型コロナウイルスの感染拡大に配慮して、マスコミの幹事だけに限った少人数の代表取材を受け、問題の3選手は他選手 4 人を含む 7 人で知人宅を訪れ、球団関係者ではない外部の 5 人と計 12 人で会食したという。問題は行われた 12 人以上の会食で週末の「外出自粛要請」での「密閉」・「密集」・「密接」の 3 つの密を避けることを求めたていたが、この会食はまさに 3 つの密が重なった場所で食事だけでなくイチャイチャと濃厚接触を行っていたというのだ。3選手の行動は自己責任とはいえ球団の選手への啓発の徹底を含む危機管理体制が欠如していたと指摘されても仕方がなく、選手だけでなくチーム関係者への教育・啓発・意識改革が必要だとも強調されているそうなのだ。
阪神タイガースの揚塩健治球団社長は「このような事態になりましたことを大変重く受け止めております」と謝罪。すでに問題の3選手とも保健所の指導で大阪府内の病院に入院し隔離措置が取られたそうなのだ。今回の一件で球団が見誤ったのは日々悪化するコロナ問題への対応なのだが、コロナ対策会議で専門家チームから示された「人混みを避け、マスク着用が選手への対策」という言葉を信じて指導したが、外出規制を強化する他球団とは違い「選手任せ」というユルユルの判断がアダとなったという。これには揚塩社長も「今から思えばもう少し厳しく、外出禁止という形で臨んでいった方がよかったという反省がございます。結果的に、こうなりましたので大変申し訳なく思う」と改めて頭を下げたそうなのだ。
球団の発表によると感染の原因は3選手を含む男女12人が関西圏で会食した場面で、球団内外では「なぜ合コンをやってるんだ」とあきれる声が多数挙がっているという。ホテルのビュッフェも感染予防のために中止されてるのに、素性もよくわからない女性同席でケータリングならいいかと参加を決めたってこの時期に認識が甘過ぎだというのだ。関係者からは「この状況下でも、歓楽街やパチンコ店に平気で出入りする阪神の球団関係者の情報を耳にした、他球団のユニホーム組からも『コロナ“第1号”が出るならタイガースが濃厚。もし、そうなったら俺らにもモロに影響が出てしまう。本当に許さないぞ』と憤る声も多かった」と明かしている。今さら強制的にでも「外出禁止にしておけばよかった」と嘆いても後の祭りだということのようなのだ。
阪神甲子園球場などの関連施設を消毒し 4 月 1 日まで練習を中止して選手・スタッフを自宅待機させることを決めている。それでも新型コロナウイルスの感染が確認された阪神タイガースの選手が練習試合に出場していたとして、名古屋市中川区のナゴヤ球場を消毒することにしたそうなのだが、一部勘違いマスコミが美談に仕立てているけど自覚にかけた行為で迷惑したのは私の応援する中日ドラゴンズで、少なくとも藤浪選手がプロ失格なのは 投球を続けるのはプロ意識のなさ、自分への甘さではないかと思う。 全国の球児が涙を飲んでセンバツ自粛を受け入れて感染防止に協力しているのに、目標となるべきプロ野球選手がこれではどうしようもないということなのだ。そしてこのためナゴヤ球場では予定されていたナゴヤ球場での練習は中止になってしまったのだ。
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