仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2020年09月24日
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私の住む松山市でも何件もの専門店があるというのだが、私は飲んだことのない台湾発祥の「タピオアカティー」を扱う人気店がひしめき聖地とも呼ばれる東京の原宿で閉店ラッシュが起きているそうなのだ。人気店でも人影はまばらで20代の女性従業員は「緊急事態宣言が出た4月から人が急激に減り、売り上げも減った」といい、人出が多少戻りつつある今でも売り上げは新型コロナウイルスの影響が出る前の半分という。5月から閉める店が出始め今夏には東京の原宿周辺だけでも3店舗が続いたという。裏通りに店を構える20代の女性店長は「コロナと同時にタピオカブームも去ったのかも」と嘆いていたが、以前は平日でも行列が日常だったのに今は客が数人という日も。売り上げは9割減という。

 TVのワイドショーで高校3年生の女子生徒は「タピオカはもう古い。インスタ映えを狙って写真を撮ることもない」と話していたが、原宿界隈のタピオカ店における人気の凋落は目を覆うばかりだという。今年の1~2月にはどの店の前も黒山の人だかりだったというが、現在は全く顧客が来ないという店はさすがに少ないのだがほぼ並ばずに買える店ばかりになったという。  判明しているだけでも原宿エリアではコロナ禍により10店が閉店しているそうなのだが、これだけ淘汰されても明らかなオーバーストアの状態でタピオカバブルの崩壊を目の当たりにしているというのだ。ざっと、3~4割くらいのタピオカ専門店が無くなりその分を合わせると原宿のタピオカの顧客は全盛期の1~2割程度にまで減ったという。

 タピオカティーは主に冷たくしたミルクティーに大粒のタピオカパールとよばれるスターチボールを入れた台湾発祥の飲料なのだが、タピオカパールをストローで吸い込む感覚と弾力のある食感を楽しめるのが特徴だという。タピオカティーの発祥には二つの説があって一つ目は台中市の喫茶店のオーナーが「清涼飲料水に対抗できるような中国茶」として誕生させたという説と、二つ目は台南市の喫茶店のオーナーが由来であるという説だという。この二店はいずれも「タピオカティーの元祖」を名乗っており、のちに両者が10年間にわたり裁判で争う事態にまで発展したが、裁判所が「タピオカティーは特許品ではなく誰でも作れるため、誰が元祖であるかを決める必要はない」という判決を下したことにより終息しているそうなのだ。

 台湾でも販売された当初はあまり評判が良くなかったそうなのだが、次第にメニューとして取り入れる所が次々と現れ登場からわずか10年程度で台湾の国民的な飲料の一つとなったそうなのだ。そしてアメリカをはじめとした海外でもアジア系住民の多い地域ではタピオカティーを提供する店が多いそうなのだが、日本では1990年代後半ごろから台湾チェーン店が進出してきた事によりタピオカティーの知名度が一気に高まったという。当時は「台湾で人気のジュンズナイ茶」が日本の街角にも登場したとして中華街の店頭で製造販売していたほか、コンビニの棚にも並ぶようになっていたという。次に騒がれたのは2008年ごろで以前のブームを知らない女子高生の間でブレイクしたそうなのだ。

 そしてそのリバイバルブームも知らない若者たちを中心に今回の「第3次ブーム」が起きたそうなのだが、オリンピックよりもちょい長めだが8~9年周期で「タピオカティー」の若者の関心が高まっているというのだ。味や食感は進化しているがそこまで劇的な違いはないのになぜ20年くらい前から日本社会でそれなりに普及してきた「定番ドリンク」が再び大ブレイクを果たし衰退したのかということだが、人気のほうは例の特徴的なビジュアルが若者の「インスタ映え」にビタッとハマったからとか、トレンドに敏感なシャレオツ女子の間に「台湾スイーツ」がキテいるからという分析もあるという。それと「台湾人気」で黒タピオカドリンク発祥の地である台湾は近年、日本人の海外旅行先として不動の人気を誇っているからだというのだ。

 新型コロナウイルスによる外出制限前の調査なのだが、一般社団法人日本旅行業協会が旅行会社を対象に調査をした「人気旅行先ランキング」では、台湾は年末年始の旅行先で4年連続1位だし、GWの旅行先では5年連続で1位に輝いているうえに夏休みの旅行先でもハワイとトップを争うのが近年の傾向となっているというのだ。台湾では有名店に限らず街のいたるところで黒タピオカドリンクが売られており、日本人観光客も滞在中に必ず飲む「ド定番グルメ」になっているという。今回の「タピオカティーブーム」は去っても台湾に行った日本人はほぼ間違いなく黒タピオカドリンクを飲んで、帰国した後には家族や友人に「おいしかった」と宣伝すると、また4度目のブームが来るといわれているそうなのだ。





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最終更新日  2020年09月24日 05時08分08秒
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