仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2023年07月31日
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 「良い寝相」とは睡眠中も自然状態で理想的な寝姿勢を保てている状態だといい、仰向け寝では背骨がなだらかなS字状カーブになり、横向き寝では背骨と床が真っ直ぐ平行な姿勢が理想とされていて、さらに重要なのが後頭部から首・肩にかけてゆるやかなS字カーブが再現されていることで、首のS字カーブが再現されていないと首や肩に余分な負荷がかかったり気道が圧迫されて呼吸が苦しくなったりするという。高さや硬さが合っていない枕では枕がズレたり体の軸がブレだんだん斜めになってしまうのだが、枕が合っていれば右や左を向いても体の軸がブレないので何度寝返りを打っても元の位置に戻ることができるという。動かないことが良い寝相なのではなく必要な寝返りを打っても正しい姿勢に戻れることが良い寝相なのだという。

 子どもの頃はいつの間にか布団を蹴飛ばしていたり布団に対して並行に寝ていたりベッドから転げ落ちたりすることがよくあるそうなのだが、大人となった今はどれだけ寝苦しい夜にも目覚めたときに寝相がひどく変わっていることはあまりないという。睡眠研究のパイオニアとして知られる「一般社団法人・日本睡眠改善協議会」の理事長は子どもの寝相が悪い理由として「脳がしっかり休めている証拠」語り、「人の睡眠は『レム睡眠』と、『ノンレム睡眠』に分けることができます。このノンレム睡眠の中でも特に深い眠りを徐波睡眠と呼び、大脳が休んでいる状態となります。小さな子どもはこの徐波睡眠の時間が大人に比べて長く、睡眠中の姿勢を制御する前頭葉と前頂葉が未発達なため寝相が悪くなります」という。

 睡眠の状態が悪いと徐波睡眠が少なくなり大脳が深く休息しないため寝相が良くなるそうで、寝相が悪いというのは脳がしっかり休めているということなので、寝相が悪い子どもの方が安心ということだという。その上で子どもの寝相が悪いからといって無理に矯正しようとするのはやめたほうがよいそうで、「子どもの成長や脳神経系の発達に関与する成長ホルモンは、大部分が睡眠中に分泌されます。子どもの成長ホルモンの分泌量は25歳以上の成人の3~4倍です。成長ホルモンの分泌は、徐波睡眠の出現にほぼ同期します。寝相を矯正するために睡眠を妨害すると、徐波睡眠の出現も途絶えて、成長ホルモンの分泌も減少します。そのため、子どもの寝相を矯正するのは望ましくないのです」と警告している。

 寝相が良くなり始めるのは何歳ごろなのかというと専門医は「10歳くらいが目安です。前頭葉と動作を制御する頭頂葉の発達が大人に近くなり、睡眠中も姿勢を制御できるようになっていきます」としながらも、「夏は寝具との接触面の温度と湿度が上がりやすく、不快な状況を避けるために寝返りが増えます。行動性体温調節による反射的な行動です。ティーンエイジャーでも発汗の多い人、例えばアスリートなどは寝返りが多くなり寝相が悪くなるので、何歳くらいまでで寝相が改善すると言い切るのは難しいです」という。また「大人でも深酒をすると前頭葉と頭頂葉の機能が低下し、睡眠中の姿勢制御ができなくなり寝相が悪くなります」というが、さらに飲酒は睡眠の質を低下させ脳をしっかり休ませることができないため注意が必要だという。





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最終更新日  2023年07月31日 03時18分06秒
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