仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2023年09月01日
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 その8つは「活発な身体活動」・「健康的な食事」・「良好な社会関係」・「ストレス管理」・「控えめな飲酒」・「禁煙」・「十分な睡眠」・「薬物中毒に陥らない」ことだというが、これらを一つにまとめて寿命延長への効果として計算したことに意義があるという。8つの健康習慣のうち寿命に最も大きな影響を及ぼすのは身体活動だそうで、毎日数十分間歩くような中強度の運動を続けた場合そうでない人より調査期間の8年間の死亡リスクが46%低いという。世界保健機関が医学的研究結果を基に健康のために一般人に勧める運動の基準は、1週間当たり150~300分の中強度の運動または75~150分の高強度の運動で、中強度は心拍数が上がり呼吸が速くなるが運動しながら話せる程度の運動だそうで、早歩きやダンスといった運動だという。

 これまでの国内外の研究により飲酒・運動習慣・喫煙などの生活習慣と死亡リスクとの関係について広く知られているが、それらを改善すると寿命延伸に対して具体的に何歳まで・どの程度・どのような人々について効果があるのかについてはよく分かっていなかったという。そこで大阪大学の研究グループは日本全国の40歳~79歳の約4万6,000人を対象に生活習慣と将来の死亡時期との関係を明らかにするために、約20年におよぶ大規模な研究データを分析し日本人の生活習慣ががんや2型糖尿病などの生活習慣病とどのように関連しているかを調べたそうなのだ。さらに人工知能技術にも採用されている最新の技術を用いて生活習慣改善による寿命延伸の効果や平均余命などを年齢階級ごとに分析しているという。

 麻薬性鎮痛薬使用障害の病歴がない人は死亡リスクが38%低く、非喫煙者は現在喫煙している人や過去に喫煙歴のある人に比べて死亡リスクが29%低かったそうで、ストレスをうまく管理するのは22%の全粒穀物と野菜を含む健康食を主に摂取するのは死亡リスクを21%下げることが分かったという。飲酒量を1日4杯以下に控え睡眠時間を7~9時間に維持することも似たような効果をもたらし、少量の飲酒には19%の十分な睡眠には18%の死亡リスク減少効果があったそうなのだ。8つの生活習慣の中で寿命に及ぼす力が最も小さいのは良好な社会関係で死亡リスク低減率が5%だが、研究陣はこの情報をもとに、8つの習慣をすべて実践する人々の寿命をコンピューターシミュレーションで計算したそうなのだ。

 その結果40歳で8つの習慣をすべて実践した男性と女性は実践しなかった人より最大22.6年も長生きするそうなのだが、興味深いのは一つの生活習慣だけを実践しても寿命延長効果が得られることが分かった点だ。これに他の習慣が一つずつ加わるたびに相乗効果が生まれ、例えば40歳男性の場合一つの健康習慣を実践した際の寿命延長効果は4.5年だったが、2つを実践すれば7年に3つを実践すれば8.6年などと、健康習慣が増えるほど延長効果も高まったという。研究陣は「今回の研究は人々が医師の助けがなくても自分の未来の健康について語れることを示している」と述べ、「観察により相関関係を発見しただけであることに注意する必要があり、習慣自体が寿命を延ばすとは限らない」と付け加えているという。





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最終更新日  2023年09月01日 05時21分04秒
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