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台風10号が本日午前8時頃、九州(鹿児島県薩摩川内市付近)に上陸しました。鹿児島県では一時、波浪特別警報が出されました。特に鹿児島、宮崎の両県で人的被害が既に出ています。 福岡県、そして北九州市も例外ではありません。北九州市では昨日(28日)の時点で、市内全域の小中学校が臨時休校(29日、30日の2日間)と決定されました。子どもたちにとっては9月1日(日)までの4連休となりました。 私は本日午前は中学校に出勤し、溜まっている仕事を片付けたり、生徒が使うフロアの掃除などをしました。でも本日の午後から本格的に台風10号が福岡県に接近します。我々教職員も仕事を午前中で切り上げ、早退しました。私も正午に学校を後にし、帰宅しました。 途中、小倉北区の到津(いとうづ)付近を歩いたのですが、風が非常に強く、横殴りの雨でした。東京に住んでた時でも毎年台風が来ましたが、東京にいた時とは比較にならないほど風が強いです。 そのためか本日、西鉄バス、北九州市営バスは共に14時から営業を中止し、全便運休となります。私は「大変なことになった」と思いました。西鉄バスはどんな悪天候でも走るというイメージを持たれているので、悪天候で運転見合わせとなると、今回の台風10号は「ただの台風ではない」と印象付けるのには十分です。西鉄バス、市営バスの運休という決断は正しいと思っています。 また、北九州モノレールも小倉駅13:20発の電車を最後に全線で運転を見合わせます。 他にも、JR九州では九州新幹線(博多~熊本間)は午前10時以降に運休。九州新幹線(熊本~鹿児島中央間)と西九州新幹線は始発から運休。在来線特急(ソニック号など)は全便運休。在来線の普通列車は本日12時をもって全便運休。まとめると、本日の午後からJR九州の新幹線、特急列車、普通列車、全部ストップします。 私は、望んで東京から福岡県に移住したので、台風の危険性を常に意識して生活していくしかないですね。とりあえず、飲料水や食料は事前に買い込んでいます。明日の午前中まで持ち堪えるために対策をしておきました。
Aug 29, 2024
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斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ疑惑は今や、全国ニュースで取り上げられている大問題に発展してしまいました。 思えば斎藤氏は3年前の兵庫県知事選挙で初当選。井戸敏三・前知事の引退により、20年ぶりとなる知事交代でした。75歳の井戸氏から43歳の斎藤氏へ(年齢はいずれも当時)。兵庫県知事は一気に若返りました。私はこのことを好感を持って、当ブログに書きました。 井戸敏三・前知事の引退発表。 お疲れ様でした。井戸敏三・兵庫県知事。(2020年12月11日の日記) 2021年7月18日の知事選で斎藤元彦氏が初当選。 ~兵庫県知事選挙2021~43歳の若き知事が誕生!(2021年7月20日の日記) しかし初当選から3年が経過し、斎藤知事には大逆風が吹いています。そもそものきっかけは、今年3月中旬、西播磨県民局長が斎藤知事のパワハラ疑惑に関する内部告発の文書を報道機関に送付したことでした。 ☆県民局・・・兵庫県では県庁の出先機関(支庁)のこと。対義語は本庁(神戸市中央区下山手通)。ちなみに今回の事件の舞台となった西播磨県民局は、赤穂郡上郡町にあります。私の母の地元・神戸からは非常に遠く、「もはや岡山県」という心情です。 しかし斎藤知事は記者会見で「内部告発」の文書を「噓八百」と全否定しました。県民局長が公益通報をしたところ、5月には停職3か月の懲戒処分を受けました。7月、この元・県民局長は抗議の自殺をしました。最悪の展開になりました。 事態を重く見た兵庫県議会は6月の定例議会で、知事のパワハラ疑惑に関する告発文を検証する調査特別委員会(百条委員会)の設置を決定しました。 ☆百条委員会・・・自治体の事務に関する疑惑や不祥事を調べるため地方議会に設置されます。地方自治法第100条が根拠条文であることから。虚偽の証言は3カ月以上5年以下の拘禁刑、正当な理由がない証言拒否や記録の不提出は6カ月以下の拘禁刑または10万円以下の罰金が科されます。 内部告発者の処分「待つべきだ」と進言したが聞き入れられず…「資料見て舌打ち」「激怒し鉛筆たたき付けた」証言も(8月24日、読売新聞) 兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題で、県議会の百条委員会の証人尋問が23日に始まった。非公開で行われ、6人の職員が出頭した。百条委によると、出頭した職員は、「告発者の処分を待つべきだ」と県幹部に進言していたと証言した。しかし、進言は聞き入れられなかったという。 問題を巡っては、前県西播磨県民局長の男性職員(7月に死亡)が3月、斎藤知事に関する7項目の疑惑を指摘する告発文書を報道機関などへ送付。4月4日に県の公益通報制度を利用して内部通報した。一方、県は文書を公益通報として扱わず、5月7日に男性職員を停職3か月の懲戒処分とした。 百条委の奥谷謙一委員長らによると、出頭した人事当局の職員は「公益通報に基づく調査が終わるまで、処分を待つべきだ、と幹部に進言した」などと証言したという。しかし、進言は聞き入れられず、結局男性職員は懲戒処分となった。 また、別の職員は、人事当局の担当者が男性職員の公用パソコンを調べた際、「処分のために調査したい」と発言したと証言。奥谷委員長は「(最初から)処分する意図があったのでは」と指摘した。 県の対応について、斎藤知事はこれまで、「文書に信用性がなく、対応に問題はなかった」としている。 ==「資料見て舌打ち」「激怒し鉛筆たたき付けた」証言も== パワハラ疑惑に関しては、厳しい 叱責を受けたと話す職員が多かったという。 百条委の出席者によると、出頭した職員の1人は、昨年7月の知事レクで、県独自のプレミアム付きデジタル商品券についての資料を見た斎藤知事が舌打ちし、「知事の肝いり事業なのに(PRで配るうちわに自身の)写真がない」などと指摘したと明かした。 他にも、知事が激怒して鉛筆をたたき付けたなどの証言があったという。 百条委は30日も、斎藤知事を含む5人への証人尋問を実施する予定。 (引用終わり) 私は斎藤知事の疑惑に関する一番の問題は、「内部告発者」の処分が、公益通報に基づく調査が終わらないうちに実施されたことだと思います。結果として内部告発者を守ることができませんでした。この事件は、悪い前例になってしまうことでしょう。 私はこのニュースを聞く中で、3年前に斎藤知事を応援した、初当選を祝福した自分を恥じるようになりました。自分は、こんな人を兵庫県知事として応援してきたのか、と。3年前に「43歳の若き知事が誕生!」と世代交代に熱狂した自分を恥じています。私は神戸が大好きです。期待が大きかった半面、失望も大きなものとなりました。 斎藤知事が「県民の付託を負っている」と自信を持って語るのであれば、今すぐ知事を一旦辞任して、出直し知事選挙でもう一度、県民による審判を受けるべきです。
Aug 25, 2024
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私の住む北九州市には、ギラヴァンツ北九州というプロサッカーチームがあります。当ブログでも度々登場してきました。しかし、北九州市を拠点に活動するチームはギラヴァンツだけではありません。フットサル、女子ソフトボール、野球の独立リーグがあります。 その中で、私は2022年にソフトボールの試合を見に行ったことがあります。 そのチームの名は、タカギ北九州ウォーターウェーブ。 女子ソフトボールのJDリーグに所属するチームです。 2024年現在、JDリーグには東西2地区に計16チームが所属しており、各地でリーグ戦を行っています。 =東地区=・ホンダ(栃木県芳賀郡芳賀町)・ビックカメラ高崎(群馬県高崎市)・太陽誘電(群馬県高崎市)・戸田中央(埼玉県戸田市)・日立(横浜市)・大垣(岐阜県大垣市)・NEC(静岡県掛川市)・デンソー(愛知県安城市) =西地区=・トヨタ自動車(愛知県豊田市)・豊田自動織機(愛知県刈谷市)・東海理化(愛知県丹羽郡大口町)・日本精工(滋賀県湖南市)・佐川急便(京都市)・塩野義製薬(兵庫県尼崎市)・伊予銀行(愛媛県松山市)・タカギ北九州(北九州市) 加盟チーム一覧を見ると、タカギ北九州は九州唯一のチームなのですね。 30年前のJリーグみたいに、まだまだこれからの興業という印象です。 話を元に戻します。私は2022年4月から5月にかけて、そのタカギ北九州の試合を2回観戦したことがあります。当時、私は教職を一度離れていて、放課後等デイサービスで働いていました。支店長が「タカギ北九州の試合観戦の招待券をいただいた」ということで、デイサービスの職員総出でタカギ北九州の応援に出かけたのです。これには、職員の親睦を深めるという目的もありました。 私たちが観戦したのは、以下の2試合でした。 2022年4月17日(日) タカギ北九州 0-4 東海理化 (北九州市立桃園球場) 2022年5月29日(日) タカギ北九州 1-0 ホンダ (北九州市民球場) 試合の前後で食事会に参加させていただいたこともありました。新しいスポーツ文化に触れることができた、という意味では、当時の支店長に感謝しています。
Aug 21, 2024
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JR九州の管内では、福岡県を中心に駅ナンバーが実施されています。これは各駅を固有の番号で識別することで、目的地や経由地の確認に役立ててもらおうというもので、全国の鉄道事業者で実施されています。 現在、JR九州で実施されている駅ナンバーは以下の通り。 鹿児島本線(JA または JB): 門司港(JA-31)~小倉(JA-28)~博多(00) 博多(00)~鳥栖(JB-15)~荒尾(JB-28) 山陽本線(JA): 小倉(JA-51)~門司(JA-52)~下関(JA-53) 福北ゆたか線(JC): 博多(00)~吉塚(JC-01)~新飯塚(JC-14)~折尾(JC-26) 香椎線(JD): 西戸崎(JD-01)~香椎(JD-06)~宇美(JD-16) 若松線(筑豊本線)(JE): 折尾(JE-01)~若松(JE-06) 日豊本線(JF): 小倉(JF-01)~行橋(JF-10) 原田線(筑豊本線)(JG): 桂川(JG-01)~原田(JG-05) 長崎本線(JH): 鳥栖(JH-01)~佐賀(JH-08) 日田彦山線(JI): 小倉(JI-01)~城野(JI-04)~田川後藤寺(JI-14) 後藤寺線(JJ): 新飯塚(JJ-01)~田川後藤寺(JJ-05) 筑肥線(JK): 姪浜(JK-01)~筑前前原(JK-08)~西唐津(JK-21) 以上の157駅に駅ナンバーが振られています。 ですが私はここで疑問に思うことがあります。 なんで、1日数往復しか列車の走らない原田線に番号が振られていて、日豊本線の行橋以南や長崎本線の佐賀以西には番号が振られていないのか?基準が分からないのです。「どうせなら、全線区に駅ナンバーを設定すればいいのに」と思いました。 そこで、私の妄想の結果を今回は書きたいと思います。 以下に書くのは、JR九州に対する提案としての駅ナンバーです。実際には装備されていないのでご注意ください。 鹿児島本線: 荒尾(JB-28)~南荒尾(JB-29)~玉名(JB-32)~熊本(JB-40)~宇土(JB-44)~新八代(JB-49)~八代(JB-50)。 日豊本線(行橋~宮崎): 行橋(JF-10)~南行橋(JF-11)~新田原(JF-12)~宇島(JF-16)~中津(JF-19)~柳ヶ浦(JF-24)~宇佐(JF-26)~杵築(JF-30)~別府(JF-37)~大分(JF-40)~鶴崎(JF-43)~臼杵(JF-51)~津久見(JF-52)~佐伯(JF-57)~延岡(JF-67)~日向市(JF-72)~宮崎(JF-85)。 宮崎空港線: 宮崎(JF-85)~南宮崎(JF-86)~宮崎空港(JF-88)。 長崎本線(佐賀~江北): 佐賀(JH-08)~鍋島(JH-09)~久保田(JH-10)~牛津(JH-11)~江北(JH-12)。 佐世保線: 江北(JH-12)~武雄温泉(JH-16)~有田(JH-20)~早岐(JH-22)~佐世保(JH-25)。 大村線(HB): 早岐(HB-01)~ハウステンボス(HB-02)。 日田彦山線: 田川後藤寺(JI-14)~添田(JI-18)。
Aug 18, 2024
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今月14日のお昼前、ネットニュースで速報が出ました。 岸田文雄首相が、9月の自民党総裁選挙への再選出馬を断念。事実上の退陣表明です。 図らずも、バイデン大統領と同じ構図でした。アメリカのバイデン大統領はそれまで今年11月5日のアメリカ大統領選挙への再選出馬に意欲を示してきました。しかし7月中旬、一転して再選断念を発表しました。現職大統領として極めて異例の判断でした。 まさか岸田首相は、バイデン大統領のこの「成功体験」を参考にして、自らが退陣することで、自民党を次の総選挙での勝利に導こうと考えているのでしょうか? (1)いわゆる「裏金議員」 (2)旧・統一教会の支援を受けた議員 (1)(2)の処遇については、次の衆議院総選挙・参院選では公認しない。そして(1)(2)がいる全ての選挙区で、自民党公認の対立候補(刺客)を送り込む・・・というように、徹底的にウミを出し切らないと国民は納得しないと思います。 私は、岸田内閣の終わりの始まりとなった出来事は、安倍晋三・元首相が暗殺された事件だと考えています。これに関連して岸田内閣は、決断の優先順位を間違えたと今でも考えています。ウクライナ戦争についての同盟国との連携、物価高に苦しむ国民生活の救済措置、教員確保に関する問題・・・。それらに関する決断を全部置き去りにして、岸田内閣は、安倍元首相の追悼式を「国葬」として行うことだけはスピーディーに決定しました。スピーディーに決断すべき優先順位が違うやろ!! 来たる9月には自民党総裁選挙があります。それと同時に最大野党・立憲民主党の代表選挙、連立与党・公明党の代表選挙もあります。いずれも正規の党首選挙です。その時は、各党とも、例えば以下の4つを論点にしてもらいたいです。そして、開かれた党首選挙になることと、各党とも次世代のニューヒーローが誕生するのを、期待しています。 たとえば、こんな課題を争点にしてほしいです。 (1)難民・移民をどう受け入れるべきか。受け入れた場合のシミュレーション。 ウクライナ戦争、ガザ地区での紛争、香港での反政府デモの弾圧などで発生した難民・移民をどう受け入れるべきか。今の日本にはもはや、難民・移民を「受け入れない」という選択肢はあり得ません。「受け入れるか、受け入れないか」ではなく、「どう受け入れるか」の問題です。 (2)人口8000万人時代の国のかたち 少子高齢化が進んでいく時代、今の47都道府県体制では、いつか制度疲労が起きることでしょう。「九州沖縄州」、「四国州」、「西国(さいごく)州」・・・のような道州制への移行も、タブー抜きに議論すべきです。また、首都・東京が緊急事態に陥った際のバックアップ機能確保として、京都市を「副首都」とするのもアリだと思います。 (3)日本の若者がアメリカ、オーストラリアへ出稼ぎに行く時代の計画 日本人の平均年収が他のG7各国と比べて格差が広がってしまっています。海外への留学、移住を夢見る学生への教育プランをより具体的に考える必要があるでしょう。 (4)集約都市を前提とした、地方都市の再開発 などなど。受け入れがたいと思う人たちにも読んでもらう厳しいプランを党首選挙や国政選挙で話題にしないと、政党やマスコミに対する期待や信頼は失われていくばかりだと思っています。令和の日本が、「このままでいい」わけがありません。 <社説>岸田首相退陣へ/「政治とカネ」で信失った末に(16日、神戸新聞) 岸田文雄首相が、来月の自民党総裁選に立候補せず、総裁の任期が切れる9月末で退陣する意向を表明した。2021年10月に発足した岸田内閣は3年で幕を閉じる。 首相を追い込んだ最大要因は「政治とカネ」を巡る不十分な対応だ。派閥の政治資金パーティー裏金事件の解明は中途半端に終わり、再発防止を掲げた改正政治資金規正法は「抜け道」だらけの弥縫(びほう)策だった。 自民党内では次期総裁選びの動きが加速する。政治空白の長期化は許されないが、そもそも問われているのは自民党の金権体質である。次の衆院選をにらんで党の「顔」をすげ替え、事件の幕引きを図るなら国民の理解は得られない。民意と向き合わない政党に展望はないことを自覚しなければならない。 首相は立候補見送りの理由を、裏金事件の責任を取り「自民党が変わることを示す最初の一歩は、私が身を引くことだ」と説明した。だが内実は、内閣支持率が長く低迷し、刷新を求める党内の圧力に抗しきれなくなった末の再選断念である。 首相は表明のタイミングに関して「当面の外交日程に一区切りがついた」とするが、引責というなら、進退をかけて踏み込んだ対応をする判断もあったはずだ。党内から公然と交代論が噴き上がっても、新たな経済対策を打ち出し、保守派取り込みへ憲法改正論議を進めようとした。「延命策」にきゅうきゅうとする首相の姿が、国民の不信と党内の反発を招いたのは必然だった。 ■政策転換に熟議なく 首相は3年前の総裁選で「わが国の民主主義が危機に陥っている」と訴え、支持を集めた。就任後も「聞く力」を掲げ、安倍・菅政権の強権的な政治手法との違いをアピールしてきた。だが振り返ってみれば、国会での徹底した議論や国民の幅広い合意を経ずに重要施策を次々と転換させる独善的な姿勢が目についた。 反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有を容認し防衛費を大幅に増やす安全保障関連3文書の改定、原発の60年超運転や新増設を可能とする法改正が象徴的だ。22年参院選中に銃撃事件で死去した安倍晋三元首相の「国葬」も世論を二分する中、国会への事前説明なしに実施を決めた。 反対論を過小評価し、国会での熟議もなく政策を決める手法は民主主義の形骸化を招く。「丁寧な説明」など言葉ばかりが上滑りしていることも国民に見透かされていた。 裏金事件への対応でも「火の玉となって取り組む」と言葉は勇ましかったが、派閥会長だった自身の処分を見送り、関係議員への対処も甘く世論の批判を拡大させた。改正政治資金規正法は成立したものの、企業・団体献金の禁止や政策活動費の廃止など抜本改革は手付かずで、再発防止策も実効性に乏しい。 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党の深い関係が明らかになった際も、実態解明もそこそこに「関係を断つ」の一言で幕引きを図った。最大派閥の安倍派への配慮と自らの保身を優先し、「安倍1強」政治の負の遺産と決別する機会を逸したと言える。国政、地方とも注目の選挙で惨敗するなど党支持層の離反も浮き彫りになった。 経済政策では「新しい資本主義」を唱え、格差を是正し分配を強化するとしたが、いつしか雲散霧消した。企業に賃上げを促し、少子化対策に注力する一方、防衛力強化に巨費をつぎ込み、定額減税などバラマキ色の濃い政策も進めた。場当たり的な判断を繰り返した結果、将来世代の負担はさらに増すことになる。 痛みを強いる政策でも正面から訴え、疑問に丁寧に答える。国民と真摯(しんし)に向き合う姿勢が決定的に欠けていたと言わざるを得ない。 ■自民党の責任は重い 自民党は9月中に総裁選を実施する。来年10月には衆院議員が任期満了を迎え、次の首相となる新総裁が総選挙をいつ行うかが焦点となる。 「選挙の顔」を代え、疑似政権交代を演出するのは自民党の常とう手段である。忘れてはならないのが、首相の判断を是として自ら改革に踏み込もうとしなかった自民党に重い責任があるということだ。脱派閥を貫き、金権体質を根本的に改めない限り、政治不信は払拭されない。 総裁選に挑む各候補は岸田政権を総括し、道半ばの政治改革にどう取り組むのか明確に示してほしい。その上で、人口減少や高齢化、国際情勢など山積する課題について骨太の論戦を繰り広げるのが政権与党の責任だ。できなければ有権者に手痛いしっぺ返しを受けることになる。 (引用終わり)
Aug 16, 2024
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V Tuber(バーチャルYouTuber)の橘ひなのがXの中で、以下のポストを残しました。 「夏だ!周年だ!平成だ! ドキッ!~終わらない?平成36年!? 世界で一番ナツいアツにしよう。 ーーー俺たちの平成はまだ終わらない。」 今年(2024年)は令和6年。 常識のある人からすれば「今、令和なんだよ!」と突っ込むところでしょうが、私はその人なりの切実な思いが隠されていると思うのです。 橘ひなのさんにとって「平成」とは、「楽しいことがたくさんあった時代」あるいは「その人の子ども時代」、「青春時代」という捉え方なのだと思います。 私は平成の30年間、東京で過ごしてきました。厳密に言うと、1989年(平成元年)7月15日~2019年(平成31年)2月17日までの間、私は東京都民でした。楽しいこともありましたし、つらいこと・厳しいことも数多くありました。 思えば令和という時代は、悲しい出来事、つらい出来事しか起きていないと思います。 現在、日経平均株価が3万5000円~4万円で推移していますが、30年前と違って、「好景気になった!」だとか「生活がしやすくなった」という実感はありません。 平成時代の日本は、ドイツのような国でした。 令和の日本は、イタリアやスペインのような国になると思います。
Aug 13, 2024
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私はJR九州の公式アプリを普段から利用しています。特に特急券をネット予約するのに重宝していて、ポイントも貯まるので超便利です。 今年5月29日、そのJR九州の公式アプリで大幅なアップデートが実施されました。最大の目玉は、JR九州管内の全駅訪問が最終目標となるデジタルスタンプラリー。 対象となる駅は、九州7県で全577駅。日田彦山線の鉄道代替BRT(添田~日田間)を含みます。実に壮大なスタンプラリーになりそうです。 (2024年11月23日更新) ちなみに私は2024年11月23日のこの時点で、 ・九州新幹線(博多~熊本) ・鹿児島本線(門司港~博多~熊本) ・福北ゆたか線(折尾~桂川~篠栗~吉塚) ・香椎線(西戸崎~香椎~宇美) ・若松線(筑豊本線)(折尾~若松) ・日豊本線(小倉~中津~柳ヶ浦) ・長崎本線(鳥栖~佐賀) ・日田彦山線(城野~志井公園) ・筑肥線(姪浜~筑前前原) 以上の区間に乗車し、デジタルスタンプを157駅分ゲットしています。道は遠いですね。
Aug 12, 2024
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私は京都観光(今月6日の日記)を楽しんだ後、阪急京都線で大阪(梅田)まで移動しました。阪急京都線に乗ること自体が「観光」の気分でした。 烏丸駅10:22発の特急・梅田行き(9300系)に乗車しました。 今年7月から阪急京都線では座席指定車(プライベース)のサービスが開始されました。できれば座席指定車に乗車してゴージャスな体験をしたかったのですが、ネット限定販売であることに困惑したため、今回は諦めて7号車(大阪梅田から7両目)に乗りました。 11:02に梅田到着の後、私は写真撮影をしました。その一部を公開します。 全て、2024年8月5日(月)撮影。 11:10発 特急・京都河原町行き(11010列車) 1号線 私が乗車した特急の折り返しとなる便です。座席指定車(プライベース)連結の車両であるため、ヘッドマークがつけられています。 これが今回、一押しの写真。 (左から列車ごとに紹介します) =京都線= 2号線 11:12発 普通・高槻市行き 3号線 11:16発 準急・京都河原町行き =宝塚線= 4号線 11:10発 急行・宝塚行き 5号線 11:11発 普通・雲雀丘花屋敷行き =神戸線= 7号線 11:11発 普通・神戸三宮行き 8号線 11:20発 特急・神戸新開地行き 9号線 11:10発 特急・神戸新開地行き 阪急ではのりばを「1号線、2号線・・・」と言います。 1枚目と合わせて、この時、9つあるホームのうち8つに列車が入線していました。ご存知の人も多いと思いますが、阪急・大阪梅田駅の特徴は、頭端式(行き止まり式)ホームとしては日本最大の規模であることです。そして、茶色一色に統一されたデザインの阪急電車。阪急電車の世界観が十分に伝わる1枚です。 11:10、3本の列車が同時に出発していきました。阪急では10分間隔で京都線の特急、宝塚線の急行、神戸線の特急が同時に出発します。関西の人々にとっては「日常の風景」ですが、他地方から来た人にとっては(良い意味で)異様な光景に見えます。 わたしはこの写真を撮影した日、「そういえば自分が阪急電車に初めて乗車してから30年になるんだ」と気づきました。 1994年2月(震災前。私は当時小学1年生)、私たち家族は叔母の結婚式に出席するため、東京から新幹線で大阪に向かいました。結婚式会場は阪急梅田駅直結の新阪急ホテルでした。そのため、ホテルのロビーには阪急電車関連のグッズもあったと思います。祖父から「このチョコレート色の電車が・・・」と説明を受けたと思います。 ちなみに叔母の結婚式で、幼かった私と弟はリングボーイを務めたことも思い出しました。私たち兄弟は新婦の甥っ子という立場でした。 そもそも私たち家族がなぜ阪急に乗車したか。多分、結婚式の翌日、神戸の実家に立ち寄るためだったと思います。母が息子2人(私、弟)に神戸への移動手段について「阪急で行くかい?阪神で行くかい?」と聞いたことです。私は意味は分からない状態で「阪急で」と答えたと思います。そのため梅田駅から阪急神戸線の特急に乗り、高速神戸まで移動したと思います。 震災を挟んで、私たち家族が神戸に帰省して大阪に用事で移動する度に、私は両親に「阪急で移動したい」とせがんだ記憶があります。阪急神戸線の特急の先頭車両に乗車して前面展望を楽しんだことを今でも覚えています。 私は、関西の鉄道会社は全て個性があって素敵だと思っていますが、一番親近感があるのは阪急電車です。 ・小学1年生で初乗車(東京在住で、関西の大手私鉄に初乗車) ・神戸に馴染み深い存在であること この2つが決め手だと思います。
Aug 10, 2024
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今月4日、5日と1泊2日で京都へ出かけてきました。最大の目的は、叡山電車に乗ること。アニメ「恋する小惑星」とのコラボ企画の電車に乗ることでした。私が6月15日の日記で紹介した電車に、実際に乗ってきました。 8月5日、出町柳駅(京都市左京区)にて撮影。 (左)9:37発、八瀬比叡山口行き 1番のりば (右)回送列車、3番のりば 原作者のQuro先生が叡山電車のために描いた一作。 みらちゃん(左)、あおちゃん(右)、カッコかわいい! 京都市営バス車内より、賀茂川と高野川の合流地点を撮影。 この時、バスは今出川通りを東(出町柳駅、百万遍方面)に進んでいました。 今回は、叡山電車・出町柳駅職員の皆様に大変お世話になりました。コラボ企画の電車(723号車)の運用情報について親切に対応してくださり、ありがとうございました。
Aug 6, 2024
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今日、8月4日は、アニメオタクとしての私の転機になったキャラクターの誕生日です。 相田マナ(ドキドキ!プリキュア) ♪信じることさ、必ず最後に愛は勝つ! =♪愛は勝つ(KAN)= 彼女にピッタリな歌はこれしか無いでしょう。 8月4日は彼女の誕生日であると同時に、彼女の声優を担当した生天目仁美さんの誕生日でもあります。ドキプリの特徴としては、キャラクターの誕生日が担当声優の誕生日と同じことです。例えば、 相田マナ(生天目仁美さん):8月4日 菱川六花(寿美菜子さん):9月17日 四葉ありす(渕上舞さん):5月28日 剣崎真琴(まこぴー、宮本佳那子さん):11月4日 という具合です。 私にとってドキプリとは、プリキュアシリーズで初めて本格的に視聴した作品です。 私はそれまでプリキュアに見向きもしませんでした。それまで「子ども向けアニメに社会人もドハマり・・・って、アホか。いい歳して」と冷ややかに眺めていました。 ですが、2012年の大みそかに「2013年には、何でもいいから新しいことに真剣に打ち込みたい」と考えました。その一環として、2013年から私は塾講師という仕事を始めました。また、同時にアニメの大量視聴を始めました。2013年は私にとってターニングポイントとなる1年間でした。 私は2010年頃から、秋葉原界隈でもプリキュアが大学生や社会人のアニメファンの間でも人気が上がっていることを感じ取っていました。 今までの自分がやってこなかった、新しいことに挑戦しよう。その象徴たるキャラクターがドキプリのメンバーでした。 改めて、マナちゃん、生天目さん、誕生日おめでとうございます。
Aug 4, 2024
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私は先日までにアニメ「ラブライブ!スーパースター!!」(第2期)を全て見終わりました。以下、当作品をスパスタと略します。スパスタは今年10月にアニメ第3期の放送開始が決まっています。 ネタバレ注意! この日記では、スパスタ第2期の結末が書かれています。 また、全体的に否定的な評価があるのでご注意ください。 私は第1期では、 ・主人公・澁谷かのんが過去のトラウマを克服すること。 ・上海からの留学生・可可ちゃんのアイドル活動への情熱。 ・千砂都ちゃんのダンス活動への情熱。 ・すみれの芸能界返り咲きへの情熱。 ・恋ちゃんの生徒会長としての奮闘ぶり。 いずれも素敵な場面が描かれていたと信じています。 かのん、すみれ、恋は「過去の自分へのトラウマ」を抱えていました。可可ちゃんは中国人として東京・渋谷を見つめるキャラクター。千砂都ちゃんは主人公の幼馴染として、かのんの良い悪い両方の側面を見てきたキャラクター。そんなキャラクター設定も魅力的でした。 第1期はキャラクターという素材を活かしきれていると思いました。エンディング曲も素敵でした。ただ、第1期で残念だったのは、東京都予選(2次予選)での演出でした。無印(μ'sの章)の「♪スノーハレーション」のオマージュのようで、新鮮味に欠けていました。新しいアプローチからの「決戦に挑む!」という姿を描いてほしかったです。 さて、ここからが本題。 ここから先、第2期を見ていない人はご注意ください。 第2期の第9話以降、なんじゃこりゃ? 頭の中が?マークだらけになる展開ばかりでした。 私にとって第2期は、様々な要素を詰め込んだ結果、物語全体の焦点がぼやけてしまい、失敗に終わったという印象が残りました。 他にも「ラブライブ!」シリーズの、悪い「伝統」をも猛批判したいと思います。 (1)ラブライブ予選のルール、おかしくない?前回優勝チームでも予選落ちの可能性あり。 謎の美少女、ウィーン・マルガレーテが1次予選を通過した一方で、前回王者・サニーパッションが脱落。このルール、おかしくないですか? アマチュア野球にたとえると、高校野球みたいに「ディフェンディングチャンピオンでも予選落ちの可能性がある」よりかは、都市対抗野球みたいにディフェンディングチャンピオンは無条件で来年の全国大会に出場!というのが、王者としての風格・プライドが守られると思います。 第1期では、Liella!のライバル的立ち位置だったサニーパッション。さながら神津島の観光大使のような立場でもあり、好感が持てるグループでもありました。でも第2期ではマルガレーテちゃんを輝かせるための捨て石だったのですか?サニパの2人は相当無念だったのでは。神津島の人達も浮かばれないでしょう。 (2)全国大会に進出した他チームの歌も聞いてみたかった。ダンスも見てみたかった。 シリーズ全体で疑問に思うのが、ラブライブ!の全国大会進出チームやその歌、ダンスを、全部紹介する暇は無いのか?です。もちろん短い放送期間や制作スケジュールの都合もあると思いますが、1つのシーズンの放送期間を6か月にして、じっくり紹介するという形式を採らなかったのでしょうか? (3)ラブライブ!って、主人公チームが簡単に全国優勝できる大会だったんか? 例えば無印(μ'sの章)は第2期の最終話で、μ'sの全国優勝が簡単に描かれていました。サンシャイン(Aqoursの章)もそう。同様に第2期最終話で、決勝ラウンドがさらっと描かれて終了。優勝旗が静岡県沼津市の浜辺にぶっ刺さっていました。今回のスパスタでも、Liella!が全国優勝したことが簡単に描写されているだけでした。 主人公補正じゃないけど、ラブライブ!って地区予選さえ突破できれば、簡単に全国優勝できる大会だったんか?「咲-saki-」じゃないけど、県予選や全国大会をじっくり描くという展開の方が、緊張感があって好感が持てます。 (4)アイドルチームの衣装代はどこから調達しているのか? サンシャインの第1期第1話で黒澤ダイヤ(会長)が、ラブライブという大会の仕組みを説明している場面があります。ラブライブに参加するアイドルの曲は自前のものでなければならない。それは分かりますが、活動のためには衣装も必要。衣装は自主製作にしろ、発注にしろ、いずれにしろ破格の予算が必要です。衣装代はどこから調達しているのか?卒業生からのカンパかと思いましたが、新設校だからその可能性はありませんね。それとも学校(生徒会)から配分された予算か? 千砂都ちゃんがたこ焼き屋でアルバイトする場面はあったけど、千砂都ちゃんだけじゃなくて、他のメンバー全員がアルバイトしないと、ある程度の活動費は集まらないと思います。 (5)アイドル部の顧問の先生や裏方の描写が全く無い。 無印(μ'sの章)では「アイドル研究部」、サンシャイン(Aqoursの章)では「スクールアイドル部」のように、アイドル活動するための部活動が存在します。でも顧問の先生は存在するのか?シリーズ全体として、生徒会役員の権限が強すぎ。一般の教職員よりも理事長先生の存在感が強すぎ。一般の教職員がぞんざいに扱われている・・・と、現役中学校教師の私は思いました。 「ブルーアーカイブ」にも言えることだけど、生徒会だけで学校の方針が決まるんだったら、校長や教育委員会やPTAは要らねえよ。 (6)「アキバドーム」っちどこね! 無印やサンシャインで言及される「アキバドーム」っちどこや?東京ドーム(東京都文京区後楽園)と堂々と名乗ればいいのに。ちなみにスパスタでは、神宮競技場(新国立競技場)。ここも堂々と新国立競技場と名乗りなさいよ。 (7)マルガレーテは一体何者だったのか?何のための来日だったのか? 第3話で本格的に登場したマルガレーテちゃん。第9話でセンセーショナルに登場後、第10話・第11話の2次予選でLiella!と対決します。でも彼女はLiella!というよりかのんを敵視しているようでした。なぜ澁谷かのんにこだわるのか(理由は後ほど明らかになりますが)。 マルガレーテの劇中でのセリフを要約すると「海外から来た自分はすごいんだぞ!ここにいるみんな、レベル低すぎwww」という、みんなの努力を全否定する言動は、登場人物はもちろん(場合によっては)視聴者も敵に回すのには十分です。 第11話の結果発表で、Liella!の全国大会出場が決まった時も、マルガレーテはこの期に及んで自身の敗北を認めませんでした。捨て台詞を残して会場を去っていきました。 マルガレーテをプロ野球選手にたとえると、マック鈴木や田沢純一のような存在でした。 マック鈴木、田沢純一、両選手の共通点はNPB未経験のまま渡米し、メジャーリーグデビューを果たしたこと。メジャーリーグ球団を自由契約になった後、失意のうちに帰国。(NPB未経験の)2人は日本のルールでは「新人」扱い。 マック鈴木は2002年秋のドラフト会議の結果、オリックスに入団しましたが、メジャーでの活躍ぶりがウソのような失態を見せることが多かったです。 田沢純一は2020年秋、元メジャーリーガーでNPB入団希望としてドラフト会議に参加しますが、まさかの指名漏れ。支配下どころか育成選手としても、どのNPB球団からも指名されませんでした。 (8)かのんは、オーストリー留学について結論を二転三転させた。 かのんの留学についての結論が二転三転してしまうのが非常に気に食わなかったです。 第11話の後半。Liella!が全国大会出場に向けて準備を進める中、かのんは理事長先生からオーストリーのウィーン国立音楽学校への留学を提案されました。でもさ、シリーズの歴代で毎回、メンバーに留学のオファーが来るのってどうなの?必ず盛り込まなければならないというルールでもあるのか? 閑話休題。かのんは留学の提案について結論を一旦保留にしました。自宅で考えた後、かのんは他のメンバーに説明しました。 かのん「留学しない。結ヶ丘に入ってスクールアイドルになって歌が大好きってまた言えるようになった。だからこの学校にずっといたい。もっとたくさん歌って3年間スクールアイドルとして頑張ってこの学校のみんなと一緒にもっともっとハッピーな気持ちになりたい」 かのんが結論を下してるんだから、他のメンバーが入り込む余地、無いじゃん。 でもその翌日のこと。詳細は(9)に譲りますが、千砂都は「私、かのんちゃんに留学してほしい」と言って、結論の出た留学の話を蒸し返したのです。 (9)千砂都ちゃん、かのんの留学問題を蒸し返す。 最終話の前半パートにて。考えれば考えるほどおかしな話です。他人が下した結論について、いくら幼馴染とはいえ、どうして蒸し返す?ましてや、全国大会出場という大事な時期に、他のメンバーを動揺させる発言をして・・・。誰も得しない発言をした千砂都ちゃんでした。 マルガレーテもかのんの実家のカフェに突然来訪して、かのんの留学について真意を確かめます。もう一度かのんが考えて下した結論は、「留学しようと思う」。お前、短時間で結論が180度違うじゃん! そして、多くのアニメファンが書いているように、ラブライブの全国大会は「かのんの留学問題のおまけ」のように描かれていて、違和感を覚えました。 そして最終話の最後のパートにて。 マルガレーテ「留学は中止。あなたのもとへも手紙が届いてるはずよ」 はぁ!? アニメの世界で、こんなにも結論が二転三転した物語を見るのは初めてです。 でも仮に「かのんが留学する!」とストーリーの大筋を決めたのなら、他のメンバーは堂々と最終話で 「では、オーストリーでもがんばってや!いつでも東京に戻ってきぃよ~!」 とみんなで見送ればよかったのに。監督や脚本担当の人はどんな意図を持っていたのか?それこそ、私は頭の中が?マークだらけになりました。 (10)主人公チームは、悪い意味で結束力が強すぎ。価値観が同じすぎて、気持ち悪い。 第11話でかのんが理事長先生に呼ばれ、ウィーン国立音楽学校への留学の提案について説明を受けます。かのん以外のメンバー8人が盗み聞き。理事長室のドアにへばりついていました。現実世界で同じことやったらドン引き。 そして何よりも納得できないのは、かのん以外の8人が同じ行動を取っていたこと。メンバーの中で「一匹狼」といえるキャラ(価値観が全然違うキャラ)が存在しないこと。例えば、一人だけ教室に残っていたり、みんなが笑っている中で、一人だけムスッとしていたり。一番分かりやすかったのが第7話で、テレビゲーム中毒になった恋ちゃんがみんなに謝罪する場面です。 恋「(ゲームのしすぎで寝不足気味でした。)黙っていてすみませんでした!」 他のメンバー全員「あはははは」 1人くらい 「生徒会長としての自覚あるんですか!?ラブライブ!で優勝する気、あるんですか!?」 と激怒して、正論をまくし立てる人がいてもいいのでは? 私はその人を「グループの中で、価値観が全然違う人」「一匹狼」と呼びます。 みんなが同じ行動をとっていることに、むしろ気持ち悪さを感じました。「ひとつになろうよ」という精神論の弊害ですね。まあ、その対極が「チーム分裂」ですけどね。 思い出した。だから私は東日本大震災を機に、プロ野球ファンを辞めたんだ。 何なんだよ。高校野球でも、プロ野球でも、Jリーグでも、スローガンが「がんばろう!日本」って何やねん。悪い意味で価値観が統一されていて、気持ち悪く感じました。「がんばろう!神戸」の方が1億倍も好感が持てます。 練習方法やチームの方針を巡って、メンバーの1人が主人公と真っ向から対立。両者の溝は深まるばかり。ラブライブ!予選会に出場したものの、チームの精神状態は最悪。分裂状態。結局は(当然のごとく)予選敗退。その程度の結束力だった。・・・という展開もアリだったのでは。 例えば、第9話。Liella!が2次予選に向けて出場メンバーを考える場面です。強敵が揃う2次予選をどう戦うべきか?1年生4人は力不足気味。すみれは、2年生(創設メンバー)5人だけで戦おうと主張しました。でもかのん達は(要約)「9人全員がLiella!なんだよ」と全員での参戦を主張します。あわやチーム分裂の危機でした。でも結局は1年生チームが主体となってすみれの真意を正しました。可可も同行していました。 可可「大嫌いで・・・大好きです」 ごめんなさい。私はそのロジック、意味分からないです。本当に大嫌いなら、今すぐLiella!を退部して、他メンバーとの関係を断てばいいのに。 (11)男性キャラの扱い、雑すぎない? 男性ばかり、女性ばかり、というように特定の性別のみが登場することに、遂に違和感を覚えてしまいました。街中でも、事務所でも、一般ファンでも、男女両方バランスよく存在する「アイドルマスター」シリーズの方が好感が持てます。 最後は悪口ばかりになってしまいました。 ラブライブ!という作品は、登場人物の素材は非常に良いのですが、脚本次第で名作にも駄作にもなってしまう、と考えさせられたものになりました。スパスタ(第2期)も、もし「ラブライブ!」というブランドでなければ、私は途中で視聴を打ち切っていたと思います。
Aug 1, 2024
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