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2022年09月06日
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テーマ: ウクライナ(157)
カテゴリ: ロシア、ソ連
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 チェコスロバキアは、1989年の「ビロード革命」により共産党政権が支持を失いソ連寄りの社会主義体制が崩壊するとまもなく、分離の動きが進んだ。
 1993年1月1日、チェコスロバキアは連邦制を解消してチェコ共和国とスロバキア共和国に民主的な諸手続きのもとに分離した。陸軍施設、鉄道、空港施設などの連邦資産は、チェコ人とスロバキア人のおよその人口比率である「チェコ2:スロバキア1」の割合で平和裡に分割された。
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 2022年2月24日、ロシアのウクライナ侵略戦争が開始された。ロシアの領土侵略の脅威は、対岸の火事ではなく、ポーランド、チェコ、スロバキア共通の脅威であり、以後、避難者の受入など各種のウクライナへの支援が実施された。ウクライナの隣国モルドバも避難者の受入には早期から対応した。
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 旧ソ連製兵器を使用するチェコ、スロバキアに対し、ウクライナへの軍事的支援がもとめられた。

 スロバキア空軍は、2005年にNATO基準にアップグレードされた単座と複座型の合わせて11機のMiG-29SDを所有している。
 NATOの航空指揮統制に統合された機体にはロックウェル・コリンズのナビゲーションおよび通信システム、BAE Systemsの敵味方識別(IFF)システム、LCD多機能ディスプレイを備えた新しいグラスコックピット、およびデジタルミッションコンピューターを装備している。
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 4月5日、チェコがウクライナに対し、旧ソ連製のT-72戦車を提供したことが報じられた。
 スロバキアは主力戦闘機 MiG-29 の使用を停止した。
 4月8日、スロバキアのヘゲル首相は、旧ソ連時代に開発された地対空ミサイルS-300をウクライナに提供したと発表した。
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 9月、スロバキアは主力戦闘機 MiG-29の運用を停止し、上空の防衛はポーランドとチェコが共同で行う宣言に署名した。
 スロバキアの所有する11機のMig-29はウクライナに寄贈されることが表明された。
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ポーランド&チェコに防空を一任へ
 2022/09/03 乗りものニュース
スロバキアは2024年まで戦闘機がない状況
 ポーランドとチェコ、スロバキアの中欧3か国は2022年8月27日、スロバキア領空を共同で防衛することを定めた協力宣言に署名、9月1日よりその運用を開始しました。
 これにより、スロバキアは現有のMiG-29戦闘機の運用を停止。以後はポーランドのF-16戦闘機と、チェコの「グリペン」戦闘機が、隣国スロバキアの領空を防衛に従事します。
 これについてスロバキア国防省は、MiG-29の維持整備コストの高騰や、ロシア人技術者の出国によりメンテナンスが難しくなっていることが理由としていました。
  ―  引用終わり  ―
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 3国共同での防空体制は、スロバキア軍に米国製のF-16戦闘機が配備される2024年まで続く。
 スロバキアは2018年に米国から14機のF-16 block70を購入する契約に署名しており、それに合わせてMiG-29SDは退役する予定だった。
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最終更新日  2022年09月06日 06時00分09秒
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