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2024年06月20日
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カテゴリ: 自動車メカ、部品
 曙ブレーキは、自動車用ブレーキを中心に生産し、トヨタ、日産や米GMなどの完成車メーカーに供給している。
 曙ブレーキは北米事業の失敗で業績が大幅に悪化。当時、一部の地方銀行が借入金の返済を強く迫り、2019年1月、事業再生ADRを利用した再建を目指すと発表した。2019年9月、再建計画が銀行団に承認され、銀行団は借入金の半分に相当する債権放棄に応じた。
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 2019年1月29日、北米事業の不振などから資金繰りが悪化したため、事業再生実務家協会に対して事業再生ADRを申請。
 2019年7月18日、ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ第弐号投資事業有限責任組合を割当先とする第三者割当増資を行うことを発表。
 2019年9月18日に事業再生ADRが成立。再生計画では、560億円の債権放棄を実施する、子会社である曙ブレーキ山陽製造を閉鎖する、同じく子会社である曙ブレーキ福島製造の規模を縮小する(後に工場再編計画を子会社4社の規模縮小へ変更)などの再生計画が盛り込まれた。
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 2019年以降、事業再生ADRによる再建計画が進められた。
 2020年代に入り自動車の減産に伴う受注減少や材料価格の高騰を受けて資金創出が困難となった。
 2023年8月8日、翌年以降の借入金の返済が困難になるとして、金融機関には借り換えの要請を開始。
 2024年3月期決算で34億円の黒字に転換。自己資本比率は2%弱(19年3月末時点)から約35%(24年3月末時点)まで高まり、資金繰りも改善した。
 2019年に始まった一連の事業再生計画が2024年6月28日で終了する。
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=借入金490億円を返済へ
時事通信  2024年6月14日 20時59分
 自動車部品大手の曙ブレーキは14日、ドイツ銀行を幹事とする320億円のシンジケートローン(協調融資)の契約を結んだと発表した。融資による調達資金に自己資金170億円を加え、事業再生計画で今月末を返済期限としていた既存の借入金490億円を返済する。これに伴い、再生計画期間は28日で終了する。
 曙ブレーキは北米事業の不振などを背景に業績が悪化。2019年に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を申請し、国内外の工場の閉鎖・縮小などの構造改革を進めていた。 
  ―  引用終わり  ―





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最終更新日  2024年06月20日 06時00分21秒
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