にしわき眼科クリニック。

にしわき眼科クリニック。

2012.04.05
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カテゴリ: 外来診療一般
 さて当院ではさまざまな病気の診断・治療に大きな威力を発揮する、OCT(Optical Coherence Tomography: 光干渉断層計)という検査機器として日本のトプコン社の「3D OCT-2000」という名機を導入しているのですが、

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 このOCT、あまりにも有用過ぎるが故に使用頻度が激増し、最近では患者様の検査待ちの時間が長くなってしまういわゆる「OCT渋滞」を引き起こしていました。ま、このOCT渋滞は全国の大学病院などでも悩みの種になっているようで、それだけOCTが素晴らしい検査機器であるということなのですが。

 当院で導入したこの 3D OCT-2000 は、マシン本体がスタイリッシュで非常にコンパクトであるという長所があったのですが、その反面内蔵されているコンピューターに負担がかかり過ぎるためか、検査して計算し最終画面を表示するまでに時間がかかったり、ガンガン使っていると処理能力を超えるためか突然フリーズするといったこともありました。

 そのため今回、本体で撮影した検査データを転送して解析する専用の外部パソコン+ソフトを新規に導入しました。これにより、検査時間はおよそ2分の1程度に短縮されました。

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 この追加パソコン+ソフトの導入により、検査画面が大きく分かりやすくなって検査精度・速度が向上しただけでなく、

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  本体のみの時には搭載されていなかった、例えば眼底を12×9ミリという広い範囲で撮影し解析してくれる新ソフトも搭載されました。

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 この外部パソコンシステムを導入して1ヶ月ほど経つのですが、明らかに検査スピードとデータの信頼性が向上しています。導入には150万円ほどの追加資金が必要なのですが、全国の3D OCT-2000ユーザーの先生方でまだこの外部パソコンをつけていらっしゃらない場合には強力にお勧めできると考えています。

 当院では今年度も新たな検査機器の購入や既存の機器の点検・バージョンアップを積極的に進めていく予定です。ここ八幡浜地域の皆様に全国レベルの眼科医療を提供し続けていけるように、これからもスタッフ一同頑張っていこうと思っています。






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最終更新日  2012.04.05 20:25:32


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