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さて今日は「第18回日本糖尿病眼学会参戦記」の続きです。
ランチョンセミナーが終わった後はしばらくプログラムがないので会場内をブラブラと散歩します。歩いていると、
商業展示場にたどり着きます。ここにはドリンクコーナーや様々な新しい検査器械の展示があって楽しいんですね。
展示場に入ると、
最近我々眼科専門医の中で話題のoptos(オプトス)という眼底カメラ(目の奥の網膜の写真を撮る器械)が置いてあります。
このオプトスの何が凄いかというと、
普通の眼底カメラは画角30度くらいの狭い範囲しか撮影できないのに対して、このオプトスは一度に200度、網膜の80%をカバーできる範囲を撮影できるという点なんですね。しかも無散瞳(むさんどう、瞳を開く検査薬を使わずにそのまま撮影できる)、非接触(目に器械が触れない)、短時間という、いい所だらけの夢のマシンです。
そのため、たくさんの人がオプトスに群がり実際に体験をしていました。
そして私も実際に体験しました。じゃーん、これが私自身の眼底写真です。
右目と、
左目
です。特に大きな病気はなく安心しました。(笑) というのは、このオプトスは眼底のほぼ全てを一度に確認できるので、たまたま撮影して網膜はく離裂孔などの病気が発見されることも非常に多いんですね。
このオプトス、クリニックに1台あれば病気の見逃しの率が大きく下がるでしょうし、私も本当に欲しいです。
でも、1台1380万円!もするんですね。 展示場にいたメーカーの方に、「よし、今すぐ買うので思い切って頭の数字落として380万円にしてください。」とお願いしてみましたが、「そんなの死んでも絶対無理です。」とのことでした。それはそうでしょうね。(笑)
「うーん、もうちょっと安くなるまで待つしかないか、、、それにしても滅茶苦茶欲しいなあ。」と、学会場でよだれを垂れ流す私でした。(続く)
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