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これは一体何のための機械かというと、白内障の手術を受けられる患者様の眼の表面から底までの長さ(眼軸)を測定するものなのです。この眼軸の長さによって眼に入れる眼内レンズ(IOL)の度数を決めることになるので、手術前の検査としては最も重要なものなのです。
それは何故かと言うと、眼軸長さえビッシリ・ピッタリ計れていれば手術後の裸眼視力と言うのはまず概ね狙い通りに良好に出るからです。ただこの眼軸長測定が不正確だとなかなか思ったような裸眼視力が出ないことになります。その意味では本当に手術の「肝」となる大切な検査なんですね。
そのため当院では元々今から3、4年ほど前に、当時最新鋭の機械だった同じトーメー社のOA-1000というマシンを導入していました。
このマシンは当時(と言っても僅か数年前のことですが)画期的な性能を誇り、測定さえ出来ればその正確さは従来の装置に較べて異次元のレベルでした。ただこの機械には大きな欠点があり、白内障の進行が激しい患者様だと光が透過しなくて測定できないことがありました。測れる率は大体80%くらいだったでしょうか? 当院は日本でも有数に高齢化が進行したエリアにあるため必然的に重症の白内障の方が多いことも影響していたと思いますが、いずれにせよ測れない場合には旧来型の超音波を使ったやや不正確な機械を使わざるを得ませんでした。
ところが、このOA-2000は「フーリエドメイン」という新方式の採用によってOA-1000に較べて何と100倍!程度も性能が上がっており、
ボタンをポンと1つ押せば全てをフルオート 測定率はOA-2000を導入してからは驚異の100%! です。
私はこのOA-2000を導入してから白内障手術が前にも増して好きになりました。何故ならほとんど100%の患者様の眼軸長が正確に測定できるので、今までにも増して自信を持って手術に臨める様になり、更に術後に患者様により喜んで頂けるようになったからです。
このOA-2000は凄いマシンです。全国の未体験の白内障手術専門医の先生方に是非一度使って戴きたいと思います。手術のストレスが激減しますよ。♪♪♪
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