のぽねこミステリ館

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2005.02.08
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浦賀和宏『松浦純菜の静かな世界』北山猛邦『「ギロチン城」殺人事件』佐藤友哉『鏡姉妹の飛ぶ教室』島田荘司『ロシア幽霊軍艦事件』西尾維新『ネコソギラジカル(上) 十三階段』氷川透『各務原氏の逆説 見えない人影』(前五冊講談社ノベルス、後一冊トクマノベルス)の六冊購入。

浦賀さんの新作、英語のサブタイトルがついているのかと思ったら、タイトルをそのままローマ字表記しているだけで、ちょっと笑ってしまった。
さて、佐藤友哉さんです。今日、『色彩』を読み終えたらさっそく読み始めようと思っている。楽しみ。で、佐藤さんの作品は全て持っているのだけれど、デビュー作『フリッカー式』と二作目の『エナメルを塗った魂の比重』は、最近(?)表紙の装丁が変わったのです。さて、ファンとしては、この装丁の違う版も買うべきかどうか、というところで若干悩み中。
ちなみに、以下は私の部屋のノベルスの棚。
ノベルスの棚
ご覧のようにうまっているので、余りは別の棚においています。今日六冊も増えたからなぁ…。場所の整理を工夫しよう(買う本を減らそう、という発想にはならないので)。

今日はデイケアで病院に行っていた。 斬るビル (ネットでダウンロードできるゲーム。空から降ってくるビルを斬りまくる)に挑戦。百万のケタまでしか得点メーター(言葉変かな)がないのですが、ついに、

999万9999点

いきました。すると、とつぜん止まって、「第二幕へ続く」という表示が。第二幕では、とんでもないものが空から降ってくる(ビルが降ってくるのもとんでもないけど)。しかも斬っていいのか、という罰当たりなシロモノ。制作者の方に悪いので、第二幕で降ってくるものの正体は日記には書かないことにします。
病院のパソコンにはジョイパッドがついているので、ゲームがしやすいのです。キーボード操作では、とても満点は出ないだろうな。ちなみに、1006万点でゲームオーバーになりました。とんでもないものがとんでもないスピードで落ちてくるから、なかなか防御できずにつぶされてしまうのです。でも、第二幕から始められるようになったので、ラッキー。


病院で、スタッフの方と、暴走族の漢字使い(夜露死苦など)についての話題になり、ネットで、「暴走族 言語」で検索すると、「族言葉変換スクリプト」というサイトを発見。これも面白い発見だった。興味がある方はいって遊んでみてください。よろしくは、ちゃんと(?)夜露死苦と変換されました。

病院のレクで、思春期グループというのに参加しているのだけれど、今日はドーナッツ作り。楽しかった。ドーナッツはあまり好きではないので、小さいのを食べただけだけど。

モーリス・デリベレ『色彩』(白水社文庫クセジュ)読了。所有作品一覧でも日記のカテゴリも西洋史関連にしているけれど、本書は、文庫クセジュのカテゴリでは自然科学に分類されている。
「各時代における色の認識」「色の象徴化とことば」など、歴史などいわゆる文系の領域に関わる章もあること、パストゥローの研究で色彩学にも興味をもったこと(これに関連して、色彩学に関する本を読んでパストゥローの研究をより理解できるかと思ったこと)から、西洋史関連、に分類したのだけれど。
まずは、もうどうにも分からなかったところから。化学式が出てくる。フタリミドとイサチン(そもそもこれらがなんなのかさっぱり分からない)。色は、三つの要素で決まるという。「色相」と「純度」と「明度」。これらがなんなのか、ここで記すのは私の力量を超えているので控えたいけれど、簡単にいうと、色は光の波長に対応していて、たとえば(ああ、簡単にはいえなさそうだ…)紫外線、赤外線という言葉がある。これは、人間に知覚できる波長の一方の端が紫(4000オングストローム。オングストロームがどういうものかは今の私には分かりません。いや、光の波長の単位なんだろうけど)で、もう一方の端が赤(7000オングストローム)。で、それぞれの外側(つまり、4000未満と7000より上の波長)が紫外線、赤外線と呼ばれる。で、色がこの波長のある範囲に独占的に割り当てられるところの波長を、「色相」という。「純度」は、薄い色か純粋な色か(白との比)、「明度」は放射される光の量(明るい色か黒っぽい色か)。で、これら三つで色が決定されるようなのだが、計算式がある。これにもうついていけない。インテグラルまで用いられる計算式もある。インテグラル、忘れているよ…。
というんで、このあたりを読むのは正直苦痛だった。理解も殆どできていない。
「各時代における色の認識」の章も、中世に関する記述はほとんど無いといってよい。古代についてはアリストテレスやプラトンの紹介がなされているが、中世は「先の考えをうけつぐことで満足する」(24頁)とあるくらいで、記述はいっきに17世紀にとぶ。これは寂しかった。12世紀は、青色が台頭する時代だというのに。なお、ゲーテは色彩の研究に熱心だったという。このあたりのことはパストゥローの Blue-The history of a color でふれられていたと思う。
84-86頁の色の効果、第六章「色の象徴化とことば」(87-94頁)は興味深かった。本書でも、フランス人(ヨーロッパ人)の一番のお気に入りの色は青色とある。ついで、赤だそうだ。
緑が、賭博などに使われるということに関する記述もあった。これは、パストゥローの『ヨーロッパの色彩』でも読んでいた記述。知識の補強ができた。でも、その知識をうまく活かせないのが、まだまだ自分の未熟さだと思う。勉強しよう。
でも、今日からはノベルスに力を入れて読んでいこう。「のぽねこミステリ館」というブログ名なのに、最近ミステリに関する話題が少ないので。





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Last updated  2008.07.12 22:17:09
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