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2014.03.08

石崎幸二『鏡の城の美女』

(2)

テーマ：最近、読んだ本を教えて！(24662)

カテゴリ：本の感想（あ行の作家）

　ミリア＆ユリ＆石崎シリーズ第10弾です。今回も軽快なトークを楽しめました。
　さて、簡単に内容紹介と感想を。

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　大手美容チェーン天野ビューティーグループのエステティックサロンにて、顧客のデータが盗まれた。データの中には、顧客の身体の３Ｄデータも入っていた…。
　そして、盗まれたデータの中に該当する客たちが、何者かに襲われるという事件が多発するようになる。最も美しい部位（パーツ）に赤いスプレーなどがかけられることから、犯人はパーツ・キラーと呼ばれるようになった。
　そしてついに、パーツ・キラーによる殺人事件が起こってしまい…。
　その頃、石崎たちは、ミステリィ研究会所属の深月仁美のつてで、天野社長から島に招かれることとなる。天野グループがリゾート化しようとしている島には、リゾート建設反対派や、天野グループを追い回すマスコミたちもいて、不穏な空気も流れていた。そんななか、７つの扉に阻まれた密室で、殺人事件が起こる。
ーーー

　なんとも凝った設定の密室が登場します。この謎解きには気づきませんでしたが、怪しい人物には目星がつきました。

　本作では、ついに３年生になったミリアさんとユリさんが、ちょっとずつ進路についても考え始めなければならないと気づきます。石崎さんの進路指導のくだりも楽しかったです。
　シリーズの今後がますます楽しみになりました。

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