名古屋B食倶楽部

名駅裏で勉強会が在った夜、その前にエナージー補給を

卵ちゃん大王の選択は鳥開さんで親子丼。 

 他人の言葉を安易に信じて良いものか疑問ですが、究極に旨いって言われちゃうとね。 

一人なんで、カウンター席に案内されました。
おじさん、（誰だってそうでしょうが）隣の席は空いて居て欲しいんで、なるべく食べ終わる人の隣を選ぶようにしています。 
まだ料理が来ていない人の隣は、極力避ける。

特選親子丼（名古屋コーチンの肉と卵を使用）ご飯すけな目1860円
唐揚げ2ケ260円
生ビールごきゅごきゅ590円
コーチン玉子一個追加200円・・・これは、おねえさんにお願いして、溶き卵の量を増やしてもらう交渉が成功して、卵増量に成ったからです。
豪勢な晩ご飯です 

ここの名古屋コーチンは柔らかいです。
普通、コーチンって歯応えが在るような気がします。
ビールに合うな～～～

なんで、湯桶みたいな器なんだろう？
おじさんは、普通の陶器の丼が断然好みです。
廻りを見渡すと、口の広いお椀の人も居るから、どうも、特選だから湯桶の様です。
湯桶は、特選じゃなくて、温泉で使うもんです。

ご飯少な目ですから、ここの親子丼も飲み物状態でした。

でね、もう食べ終わる寸前の人の隣に座ったのに、隣のあんちゃん、おもむろにノートパソコン出し始めました。

あちゃ～～～、満席なのに、ここでそんなモン出すか？と思いつつ、なんでもイイから、食べ終わったらさっさと席立ってくれよ。と思っていました。

そしたら、次に携帯で話し始めました

完全に「ハズレ」の席を選択してしまったおじさんでした

あんちゃんの会話なんか興味無いんですが、隣ですから、途切れ途切れ聞こえてしまいます。

「はい、近鉄から名駅に歩いてきました。」

「ハイ、名前は木村拓哉の拓哉です。」

「黒い長財布です。布製です。」

「30分前です・・・そうですか、無いですか。」

「今、エスカの飲食店に居るんですが、どうしたらイイですか？」

「はい、名刺は持っています。」

「荷物と名刺を置いて、そちらに行けばいいですか？」

どうやら、あんちゃん、財布を落としたみたいです

「そうなんです～伊勢の実家から横浜の会社に帰る途中で、近鉄駅では有ったんですけど・・・。」と半べそ顔

「どうすんの。」

「警察に聞いたら、駅員さんに事情を説明すれば、身元がハッキリしてれば、お金を貸してくれるみたいで・・・。」

「じゃあ、ここの代金さえ片付けば、大丈夫なんだ。じゃあ、隣に座ったのも何かの縁だから、あんちゃん、幾ら食べた？」って事に成ってしまいました

飯代を渡したら、「振り込み先教えてください僕、こういうモンです。」と名刺をくれました。

「あんちゃん、自分の銀行の振込先、覚えてんの？おじさんはとても振込先は覚えとらんから、まあ、ご馳走したるよ。」

あんちゃん、「ありがとうございます、ありがとうございます。」と、何度も頭を下げながら、ノートパソコンと携帯をバッグに仕舞って店を出ていきました。

名刺には、証券会社の名前がありましたが、証券会社の若もんは、自分の銀行の口座番号を覚えてんのか？と、変な所が引っかかったおじさんでした。