仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2014.06.04
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カテゴリ: 仙台
本当にどうでもいいことだが、先週から今週にかけて、2人の方から話の中で「河北新聞」がスンナリと出てきたので、また気になった。以前にも、ずいぶんとこの理由を考えたのだが。

■関連する過去の記事
なぜ人は「河北新聞」と呼ぶのか (2012年1月25日)
再び考える なぜ仙台の人は「河北新聞」というのか (2011年5月20日)
仙台・宮城の人はなぜ「河北新聞」と呼ぶのか (09年7月17日)

ところで、固有名詞をどう略称するかについては、地域外の人にはわからないご当地ルールというものがある。たとえば、高校名の通称。学生の頃、栃木県から来た同級生たちは、ウタカ(宇都宮高校)、トチタカ(栃木高校)という当地の通称を教えてくれたが、東北ではあまりない用法ではないか。仙台でいえば、東北高校をナンコウとは、県外人にはわかるまい。マクドとマックの違いも地域差がある。ケンタ、ケンキチ、ドチキンの違いも。


宮城はケンタか (2010年9月11日)
 そのほか、言語にまつわるくだらないことを あれこれ 考えてきました。

また、省略の作法には、地域差だけではなく、年代や職域などによっても違いがあるのだろう。

言葉というのは、自分が自己表現やコミュニケーションに用いる際には、道具に過ぎないから気に留めないのだが、その道具じたいに光を当ててみると、使い手によって意味やニュアンスが違ったりもする。そこに、話し手の個性が見いだされ、また集団、地域、年代などでの違いをたどっていけば、意識や文化が反映されているのだろう。

言葉は生きている。面白いものだ。

「河北新聞」のことはすっかり離れてしまった。これはどうでもいいから。





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最終更新日  2014.06.04 21:12:52
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