2020年05月15日
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1967年3月発売の美樹克彦さんの大ヒットシングル。





「花はおそかった」
作詞 星野哲郎さん  作曲 米山正夫さん  編曲 重松岩雄さん

改名再デビューからロック寄りの青春歌謡をヒットさせてきた路線とは
まったく違う演歌色強めの3連ナンバー。
何よりもこの曲の強烈なインパクトはセリフです。
これまでの美樹克彦さんの楽曲にもセリフが入る曲は何曲もありましたが、短い物ばかりでした。
(「行こうぜ!」(行こうぜ東京) 、「恋の台風第一号!!」(恋の台風第一号)とか。)

「花はおそかった」のイントロでは

 どんなに空が晴れたって それが何になるんだ 大っ嫌いだ!白い雲なんて」
かなりドラマチックな台詞回しでいきなりイントロから強烈なインパクト!

自切俳人とヒューマンズーの名曲「母恋岬」では、この部分のセリフをオマージュしています。
「風が吹いていたって、一体それが何になるのか!」
自切さんのセリフ回しも美樹克彦さんを意識している。

曲の終わり間近かにもセリフが入ります
「信じるもんか! 君がもういないなんて… 僕の命を返してくれ 返してくれよ!」
♪ 君の好きな 花は 花は 花はおそかった
「バカヤローーーーーーーー!」

最後の「バカヤロー!」はこの年の紅白歌合戦で歌って物議を醸したとか・・・。

セリフにばかり気が行きがちですが、歌詞もメロディーもインパクトあります。歌い出しは

  花を探していたんだよ 君が好きだった クロッカスの花を 僕は探していたんだよ」

かおるちゃんに花を届けに行ったけど亡くなってしまていて もうおそかったって歌詞です。
かなり重めのハードな内容になっています。


B面「恋の挑戦状」
作詞 中山大三郎さん  作曲 米山正夫さん  編曲 重松岩雄さん


「大巨獣ガッパ」とほぼ同時期のレコーディングなので、ロングトーンのビブラートとか
ガッパの歌唱に一番近い。ガッパの曲にアレンジも似てるし・・・。






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最終更新日  2020年05月15日 21時48分05秒
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