2022年03月18日
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日本のシンガー「JUJU」の昨日発売のアルバム。
全曲、松任谷由実(荒井由実)さんの楽曲のカバーアルバム。
いろんな人が出してるカバーアルバムはあまり買わない方なのですが、
ユーミンと正隆さんがプロデュースしている事、そして全曲、正隆さんの新たなアレンジだという事、
キーボードも正隆さんが弾いてる・・これは買うでしょう。
その上、ユーミンが新たに書き下ろした新曲も収録されてる!

少し前にNHKのテレビに出演してる歌番組を観た。
その番組にはユーミンと正隆さんもVTRで出演してました。
その時に、自分の音楽観やニューヨークで努力してきた事など知らない事を多く知って

その時に聴いた歌唱も素晴らしかったのでアルバムが届くのが楽しみだった。





全曲 作詞・作曲 松任谷由実さん  編曲 松任谷正隆さん

1曲目「A HAPPY NEW YEAR」
2曲目「守ってあげたい」
3曲目「ダンデライオン ~ 遅咲きのたんぽぽ」
4曲目「卒業写真」
5曲目「真珠のピアス」
6曲目「影になって」
7曲目「街角のペシミスト」
8曲目「鍵穴」
9曲目「TYPHOON」

11曲目「DESTINY」
12曲目「雨の街を」
13曲目「ひこうき雲」
14曲目「A HAPPY NEW YEAR (Intimate Ver.)」

JUJUさん本人が楽曲をチョイスしたそうで、この選ばれた曲を見た時に

セールスの事を考えたらメジャーな曲も入れないと仕方ない部分もわかるし、
それでもファンじゃないとチョイスしないような楽曲が何曲も入ってるのがうれしい。



1曲目「A HAPPY NEW YEAR」がアルバム1曲目なのがカッコいい。
正隆さんの新たなアレンジも鳥肌ものだった。
日本で唯一、松任谷正隆さんはアイデアや能力が枯渇する事がない凄いアレンジャーだといつも思う。
ユーミンの新しいアルバム「深海の街」の全曲のアレンジ、どれも凄すぎる。
JUJUさんの歌唱も1980年代じゃない2020年代、今の街の風景が浮かんでくる真新しい歌になってる。


2曲目「守ってあげたい」は大ヒットシングルだけど、メジャーな曲だからチョイスしたって気はしない。
このアレンジ、凄くイイ! 
アコギの気持ちいいストロークとアップテンポにした事で有りがちなカバーとは一線を画してる。
この曲はユーミンって人間の柔らかさや温かさをいつも感じられる大好きな曲です。

3曲目「ダンデライオン ~ 遅咲きのたんぽぽ」はオリジナルと比較的近い印象だけど、
JUJUさんの素直さ、純真さが溢れるような歌唱に感動でした。
ユーミンの一つ前のアリーナツアーで歌った時も毎回鳥肌モノの感動だった。

4曲目「卒業写真」は多くの人がカバーしててベタな選曲に思えるけど、
スタンダードジャズ風のアレンジでまったく違う景色が広がる。
この曲はテレビで歌ってるのを聴いた時もゾワゾワっと感動した。

5曲目「真珠のピアス」の新たなアレンジを初めて聴いてやっぱり正隆さんは天才だと思った。
そりゃオリジナルのアレンジは凄すぎるほど強烈なインパクトだけど、
この1987年、88年感がたまらなく良い!と勝手に思ってる^^;

6曲目「影になって」はこのカバーアルバムの中で1,2を争う最高なカバーです。
正隆さん天才すぎる。そしてこのアレンジでカッコよく歌いこなすJUJUさんも天才かと。
この曲、強烈に好きな曲だからチョイスされてるだけでもうれしいのに。

7曲目「街角のペシミスト」も「影になって」同様にチョイスされた事だけでうれしい曲。
レゲエにしてしまった事にも驚き。めちゃくちゃカッコいいんですけど・・・。
「昨晩お会いしましょう」のツアーで歌った時の、
日本最先端だと思えるオシャレ感のある演出が大好きで生でこの曲を聴いてから
一気に大好きになった事も思い出した。
あの1981年のオシャレな人たちが集まる街とはまったく違う街の風景が広がってくる。
ひょっとしてあの最先端のオシャレな街が今はこう言う事なのかと。

(1981〜82年ツアー「街角のペシミスト」を歌ってる場面)


8曲目「鍵穴」はユーミンがこのアルバムに新たに書き下ろした新曲。
官能的な気怠さと篭るような熱を感じる曲。
ユーミン、また凄い曲書いた。めちゃくちゃカッコ良すぎる曲。

9曲目「TYPHOON」が「鍵穴」の次の曲ってアレンジが被りそうって思ったのは
オリジナルの「TYPHOON」のアレンジ・・・。
「真珠のピアス」から「TYPHOON」までの流れが強烈に凄い。
新たな「TYPHOON」も最高です。
この曲はアルバム「VOYAGER」の中でも地味な存在な曲ですが、自分は「VOYAGER」の中で
「TYPHOON」と「青い船で」の2曲がダントツに好きな曲です。

10曲目「リフレインが叫んでる」は自分がユーミンを一番聴かなくなった頃の曲。
特に聞かなかってユーミンから少し離れてたアルバムは「Delight Slight Light KISS」「LOVE WARS」「天国のドア」「DAWN PURPLE」「TEARS AND REASONS」の5枚。
でもCDはずっと買い続けてはいた。ほとんど聴かなかったけど。
でも、遡って今では凄い聴くようになった。
その後アルバム「宇宙図書館」の凄い衝撃で全てのアルバムをじっくり聴くようになった。
「リフレインが叫んでる」の新たなアレンジ、歌唱も素晴らしい。

11曲目「DESTINY」をラテンロックにするとは。
「知らないどうし」と被るけど^^;
そういえばこの前、大分で聴いた「知らないどうし」めちゃくちゃカッコよかった!
大阪で聴いた(観た)時の何十倍もユーミンがカッコ良くなった。
映像観ずにユーミンだけ観てしまってた。この曲を歌う時のユーミンの声が凄く好きです。

12曲目「雨の街を」は今の「深海の街」ツアーでも歌われてる名曲。
この曲を歌うJUJUさんは1973年のユーミンが憑依したかのように同じ空の色が見える。
今のツアーでこの曲を聴いてると悲しいわけじゃないのに自然と涙が溢れてしまう。

13曲目「ひこうき雲」はこのカバーアルバムで一番大胆にアレンジされた曲だと思う。
拍子まで変えてしまい、そしてゴスペルになった。
イントロだけ最初に聴いた時はイーグルス風になるのか?と思ったらゴスペルになるとは。
Shirley Caesarの「Go (Previously Unreleased Version)」を聴きたくなった。

14曲目「A HAPPY NEW YEAR (Intimate Ver.)」は正隆さんのピアノ1本のみの演奏で再びラストに収録。
ユーミンのライブのWアンコールを聴いてるような感覚。


DVDと2枚組のアルバムを買った。まだ観てないのですが、
ライブでJUJUさんが歌っている映像やユーミンや正隆さんとの対談などもあるようで楽しみです。





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最終更新日  2022年03月18日 06時04分33秒
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