全647件 (647件中 151-200件目)
いしだあゆみさんの33枚目のシングル。ヒット曲「何があなたをそうさせた」と大ヒット曲「砂漠のような東京で」の間に出したシングルでベスト盤にも入ることも少ないやや地味な印象のシングル盤です。A面「止めないで」作詞 なかにし礼さん 作曲 井上忠夫さん 編曲 森岡賢一郎さんタイトルだけ見ると激しい系の曲のように思えますが、アレンジも歌唱もほんわかのんびり系。演歌系の「何があなたをそうさせた」ほどのインパクトはないけど、森岡賢一郎さんのアレンジが自分は凄く好きで昔よく聴いてました。B面「待っている女」作詞 なかにし礼さん 作曲・編曲 田辺信一さんこのタイトル見たら誰もが五木ひろしさんの大ヒット曲のカバーなのかと思うと思いますが、まったく別の曲です。いしだあゆみさんのこの曲の方が1年以上早く発売しています。五木ひろしさんの方は洋楽っぽいアレンジで演歌の世界とは一味違う楽曲になっていて大ヒットしました。いしだあゆみさんの方もEギターが絶えず16刻んでいてロック色の強い歌謡曲になっています。田辺信一さんの編曲とメロディーは印象に残ります。こっちをA面にしてたらヒットしたかも知れない。そして翌年の五木ひろしさんの楽曲のタイトルが変わっていたのかも知れない^^;
2022年05月13日
2007年5月29日、美空ひばりさん生誕70年記念で発売されたシングル。5月29日はひばりさんの誕生日です。1曲目「歌は我が命」作詞 吉田旺さん 作曲 井上かつおさん 編曲 青木望さんこの曲は1976年5月29日に発売されました。そして芸能生活30周年記念して制作されたアルバム『私と影 歌は我が命」のタイトルナンバー。生誕70年記念で初めてシングルカットされた曲です。ひばりさんのファンならライブでもお馴染みなので知らない人はいないと思う。曲のタイトルだけ見ると力強い演歌調の楽曲をイメージしますが、この曲はジャジーでおしゃれなアレンジです。やはり青木望さんのアレンジはいつも素晴らしい!1976年と言えば青木望さんはアリスの「ALICE V」に収録されてる名曲「雪の音」のアレンジを担当しています。あの繊細で美しいアレンジはあの時は青木望さんにしか出来なかったと思う。青木望さんといえばアリスもそうですが、谷村新司さんのソロアルバムの楽曲も多く編曲しています。「サテンの薔薇」のゴージャスなアレンジも青木望さんならでは。物語になっているドラマチック楽曲「花束-最後の汽笛-」も青木さんのアレンジです。美しく悲しいピアノのフレーズとストリングス柔らかさでより楽曲を感動的に仕上げた「残照」名曲「この世が終わるとき(When The World Ends)」ではハープを効果的に使い、ちんぺいさんの歌を一切邪魔する事のない全ての楽器のアレンジ、ほんとに素晴らしい編曲です。「終着駅」の心の芯が寒くなってくるような悲しく激しいアレンジも青木望さんです。命の儚さや誰もが直面する人生最大の悲しみを柔らかく編曲した「玄冬記 -花散る日-」も重くなりすぎない優しさを感じられる編曲が最高です。ピアノイントロが流れ出すだけで鳥肌が立ってしまうような名アレンジの「陽はまた昇る」はひょっとして青木望さんの編曲した全ての曲の中で最高作品かも知れないと思ってしまう。バンドネオンの音とシンプルなシャンソンアレンジの「ムーランルージュ物語-哀しみのライト-」も青木望さんのアレンジです。オリジナルアレンジをほぼ崩さずに再現した八代亜紀さんのカバーバージョンも素晴らしい。同じシャンソンアレンジの名曲「冬の嵐」も素晴らしいアレンジです。上にあげた名曲はどれもよく知られてる曲ですが、ちんぺいさんの楽曲を編曲した青木望さんの作品で自分がいつも引き込まれて鳥肌が立つのは「琥珀の夢」の編曲です。シンプルなアレンジなのですが、ちんぺいさんが書いたメロディ、歌詞、そして歌唱の良さが最大限に引き出せてるように感じる曲。アリスにも「緑をかすめて」「何処へ」「かもめ」「想春賦」「青春の影」「走馬燈」「甘い夢」「シベリア悲話」など好きなアレンジが山ほどあります。編曲者の青木望さんの話ばかりになってしまいましたが「歌は我が命」はひばりさんが歌うから説得力のある歌詞に共感し、この曲がひばりさんの曲の中でも一番好きだと言うファンもいると思う。「歌は我が命」が発売された1976年10月1日〜の梅田コマ公演。きっと最後に「歌は我が命」が歌われたんじゃないかと思う。2曲目「一本の鉛筆」作詞 松山善三さん 作曲・編曲 佐藤勝さん この曲も「歌は我が命」同様にファンの中では根強い人気のある曲。1974年10月1日に発売されたシングルです。ひばりさんらしい押し付けがましくない柔らかいメッセージの反戦歌です。その方が聴く人が素直な気持ちで戦争の悲惨さを感じる事ができる。反戦歌は正しさを説いてしまうとどうしても胡散臭く感じてしまって耳に入ってこない。この曲を歌う時のひばりさんの表情が物凄く好きです。「一本の鉛筆」が発売された1974年10月1日〜の梅田コマ公演「一本の鉛筆」のシングル盤発売日が初日だったので、メイン楽曲として最後に歌われたのかも。
2022年05月11日
1959年12月発売の島倉千代子さんの10インチアルバム。曲間のセリフはこのアルバムには入っていません。10インチアルバムシリーズは曲間の本人のナレーションが売りの一つでした。21歳の島倉千代子さんの可愛い歌声で歌う哀しい楽曲の数々がたっぷり聴ける選曲になっています。A面1曲目「おもいで日記」作詞 西沢爽さん 作曲 遠藤実さん 編曲 牧野昭一さん1959年6月1日発売のシングル。60万枚を超える大ヒット曲。冒頭のセリフが可愛らしい。「指がつめたい人は 心が燃えてるんだって… ほんとかしら でも あれほど誓った指切りも 今は遠い思い出になってしまったの……」2曲目「風ッ子さんどこの子サ」作詞 春生香織さん 補作詞 石本美由起さん 作曲 遠藤実さん 編曲 藤原秀行さんシングル「おもいで日記」のB面曲。何やら悲しい歌詞のようだけど前から状況がよくわからない曲…。母親から離されて暮らしてる3人兄弟(姉妹?)なのか、母親は実は亡くなってしまってるのか…戦争での疎開で子供たちだけ村に住んでいるのか・・・。歌詞もそうですが、島倉さんの歌唱も哀しげです。3曲目「愛を誓いし君なれば」作詞 西條八十さん 作曲 万城目正さん 編曲 藤木創さんこの曲は1959年7月公開の映画「愛を誓いし君なれば」の主題歌として発売されたシングル曲。伊勢志摩半島にある真珠工場で働く姉妹の話。島倉千代子さんのキャバレー歌手、礼子役で出演しています。戦後の良質な流行歌の王道のような楽曲です。左下に島倉さんが載っています。4曲目「夕焼けさん」作詞 石本 美由起さん 作曲 竹岡 信幸さん 編曲 松尾健司さんこの曲のデータはほとんど出てこない。発売日もわからない。1959年なのは確かですが…。Wikiにもこの曲の事は一切出ていません。この曲は可愛い島倉さん満載の楽曲です。「♪あの人にいつ逢えるやら 鎌を持つ手を休めてさ (ウッフフンッ)」「♪さよならと別れた峠 胸に刻んだ約束を (ウッフフンッ)」・・・曲がブレイクして(ウッフフンッ)と島倉さんが恥ずかしそうに笑います。これはなかなか斬新です。思い出したのがアリスの「ALICE II」に収録されてる「おまえ」って曲でもブレイクして女性の笑い声が入ります。「夕焼けさん」を参考にしたのかも… な、わけないか。B面1曲目「哀愁のからまつ林」作詞 西沢爽さん 作曲 船村徹さん この曲はA面が島倉千代子さんの「哀愁のからまつ林」、B面が神戸一郎さんの「青い落葉の街」でした。このシングルも60万枚以上売り上げた大ヒット曲。哀しい楽曲です。島倉さんの感情がこもった歌唱に心が震えます。2曲目「そよ風さんがいったのね」作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 船村徹さんタイトルだけ見ると可愛い曲のように感じますが、この曲は凄く哀しい曲です。「♪姉サの形見のかんざしを さしてお背戸に出てみれば さようならって誰かが言った 誰って ホラね かんざしがゆれている ああ きっと そよ風さんが言ったのね」この曲もまったくデータがないので、シングルで発売されたのかさえわからない。この10インチアルバム用に作られらたのかも知れないし。3曲目「恋慕稗つき唄」作詞 黒木博さん 作曲 細田義男さん1959年9月発売のシングル。78回転のSP盤での発売でB面はコロムビアローズさんの「むすめ草刈り歌」でした。那須宗久と鶴富姫の悲恋を歌っているようです。この曲に関してもWikiにも掲載されてないし情報はほとんどありません。 4曲目「海鳴りの聞こえる町」作詞 木賊大次郎さん 作曲 船村徹さん1959年9月発売のシングル曲。70万枚異常売り上げた大ヒット曲。霧笛が重く響くSEから始まるドラマチックな哀しい曲です。
2022年05月08日
昭和演歌の流れを継承する若手歌手の二見颯一さんの新曲。5枚目のシングルです。民謡出身なのでいつ聴いても安定していて安心して聴いていられる歌声。きっちりと個性もあってきれいに歌うだけではないのが良い。これまでのシングルやミニアルバムで全て買って聴いています。1曲目「0時の終列車」作詞 かず翼さん 作曲 水森英夫さん 編曲 伊戸のりおさん昭和40年代半ば〜50年代半ば頃の流行歌を思い出させるようなアレンジとメロディ。「プラットホーム」「終列車」「雪のベンチ」など昭和演歌に代表されるようなアイテムがいっぱい出てくる懐かしさと新しさも感じる楽曲。二見さんの歌唱はこの曲でも心地よく伸びやかです。2曲目「木曽の峠」作詞 かず翼さん 作曲 水森英夫さん 編曲 伊戸のりおさん演歌で「木曽」と聞くと1985年の名曲「木曽路の女」を思い出す。原田悠里さんが歌ってヒットした曲です。当時、原田さんはかなり細かくキャンペーンしてたのを思い出す。有線やラジオ、レコード店の店頭などの地道な活動で少しずつ浸透していった印象。自分のメタルの友人はジーンズの太ももに「木曽路の女 原田悠里」とサインしてもらってたのを思い出してしまう^^;やはり木曽と言えば御岳山。「木曽路の女」でも「♪雨にかすんだ御岳さんを じっと見上げる女がひとり」で始まる。この「木曽の峠」では「♪ 御岳さんが 御岳さんが見てござる」「♪ 御岳さんが 御岳さんも 雪帽子」「♪ 御岳さんが 御岳さんに手を合わす」と出て来ます。カップリング曲のこの曲は昭和30年代後半の演歌のようなイントロがいい感じ。若者が木曽から夢を追いかける旅立ちを歌っています。「木曽路の女」は木曽路で帰ってくる好きな人を待ちわびる歌でした。歌詞カードの裏に久しぶりに振付写真とともに解説が掲載されてる。けっこうアップテンポなので踊るの大変そう^^そう言えば原田悠里さんのことってまだ一度も書いていないような気がする。全シングルは持ってないけど、気に入ってる曲のシングルは数枚持っています。最新シングルは作詞、作曲が北島三郎(原譲二)さんです。歌謡舞踊は今でも根強く愛好家が多い。
2022年04月29日
1969年8月1日発売のいしだあゆみさんのシングル。コロムビア移籍5枚目のシングル、ベスト10内に入るヒット曲。大ヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」から2作目のシングルでした。A面「今日からあなたと」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さんコロムビア移籍からシングル連続5作品を橋本淳さんと筒美京平さんコンビが担当。このコンビでの第一弾の「太陽は泣いている」も凄くいい曲なのですが、あまり知られていないようです。この「今日からあなたと」は良質な歌謡曲で歌詞もメロディもアレンジも仕掛けも良くてヒットして当然な楽曲です。この曲のいしだあゆみさんの歌唱が「ブルー・ライト・ヨコハマ」での歌唱よりもさらに自分は気に入ってます。この曲も聴くと、この曲知ってる!と思い出せる人がきっと多いと思う。タイトルだけ見ても曲が出て来にくいのはサビに「今日からあなたと」って歌詞が出てこないからかも。B面「ある日街角で」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さんこの二人が作った楽曲はどちらをA面にしても良いほどの高いクオリティの楽曲が多い。この曲もA面になっててもヒットしたのは確実。ただこの曲は短か過ぎる印象で、もう少し長く聴いていたくなってあともうひと展開ほしくなってしまう。いしだあゆみさんの声もよくありそうでない独特な声なのが好きな所。カバー曲を歌っててもすぐにいしだあゆみさんの声だとわかる。上手さなんてそれほど関係なく個性のはっきりしてる歌手の歌を聴くのが好きです。
2022年04月27日
島倉千代子さんの1961年9月発売の10インチアルバム。この10インチアルバムのシリーズやっと13種類集めましたが、まだ数種類あるようです。基本的にシングル曲のA面、B面をチョイスして構成されてるのですが、シングル未発表の曲らしき曲があったりするので昔のデータをいろいろ探したりしてます。Wikiも違ってるものが多いので、正しいデータはなかなかわからない。シングル盤に関わらずリリースしてる作品が凄く多いので正確で完璧なデータブックをその当時から関わってた事務所やレコード会社のスタッフの資料を元に出版してほしい^^それからこの10インチシリーズは曲間に本人のナレーションが収録されています!このナレーションの為だけでも中古屋で買う価値あると思う。A面1曲目「小さな秘密」 作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 古賀政男さん2曲目「すずらんの花」 作詞 丘灯至夫さん 作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん3曲目「山あじさいの雨」 作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 船村徹さん 4曲目「愛した人はいない街」 作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 古賀政男さんB面1曲目「襟裳岬」 作詞 丘灯至夫さん 作曲 遠藤実さん 編曲 山路進一さん2曲目「瀬戸は夕波」 作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 船村徹さん3曲目「はるかなる道」 作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さん4曲目「ふるさとの城山」 作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 船村徹さんタイトル曲「小さな秘密」は1961年8月発売のシングルこのシングルの事などは、Wikipediaにはなぜか掲載されていない。特に1961年のデータが多く抜けてるように思う。この曲はラテンムード歌謡調でまだ22歳の島倉さんの可愛い歌い回しが楽しめます。「♪ 恋するこころが わかるのかしら イヤ イヤ それは私の 小さな秘密」歌詞上では「イヤ イヤ」と掲載されていますが、ここは「イヤァン イヤァン」と可愛い声で歌っています。この曲は70年代〜80年代のラテンっぽい曲をメドレーなどで歌う時に入った事がないと思う。「ほれているのに」「ほんきかしら」「星影のエアーポート」「アモーレ東京」「赤いキャンドル」「赤坂の夜は更けて」「悲しみにキスを」「大阪夜曲」「二人が好きになった夜」などまだまだラテン系のムード歌謡のオリジナル曲がたくさんあります。「すずらんの花」はタイトルだけ見ると望郷系の日本のふるさとを歌ってるイメージでしが、どこの国?って思うような「エルムの街」「ピリカメノコ」「ユーカラ」とか・・・きっと北海道なんだろうけど。このシングルのB面が「襟裳岬」なので。このB面だった「襟裳岬」の方が話題になりその年の紅白歌合戦では「襟裳岬」を歌った。100万枚を超える大ヒットになった。1971年には襟裳岬の歌碑も建てられた。島倉千代子さんの「襟裳岬」から13年後に森進一さんも「襟裳岬」というタイトルでシングルを発売。100万枚以上のヒットとなった島倉千代子さんの「襟裳岬」の方がやっぱり良い曲のように思う。森進一さんのオリジナル曲の中でも「襟裳岬」はあまり好きじゃないのもあるけど。もっと良い曲が山ほど、森さんのオリジナルにはあります。この10インチで最大の名曲だと思うのは「愛した人はいない街」です。この曲はシングル盤「小さな秘密」のB面として収録されています。22歳の島倉さんが今出せる最大の大人っぽさを出して歌ってる感じがまた可愛い。ジャージなアレンジも大人っぽくしぶい曲です。B面3曲目「はるかなる道」は1961年9月発売のシングルですが、この曲も名曲です。古賀政男さんがマンドリンとギターを弾いています。聞き惚れてしまう音色です。この曲も島倉さんの大人っぽさを前に出した歌唱です。
2022年04月22日
1984年11月25日発売のアグネス・チャンのシングル盤。徳間ジャパンに移籍して第一弾シングル。A面「愛のハーモニー」作詞 安井かずみさん 作曲 加藤和彦さん 編曲 奥慶一さん安井かずみ さんと加藤和彦さんは夫婦です(二人とも亡くなってしまいました)。このコンビで作った作品で真っ先に思い出すのは、天地真理さんに書いた名曲たち。1972年6月発売の天地真理さん2ndアルバムに提供した「青春」「乙女の祈り」1973年9月発売の天地真理さん6thアルバムに提供した「陽のあたる窓辺」「明日への出発」この4曲が二人で作った作品。天地真理さんのアルバムオリジナル曲はクオリティが高い曲が多い事で有名ですが、この4曲も天地真理さんの名曲の中で輝いています。安井かずみさんは天地真理さんの作品に多くの作曲家と楽曲を作っています。その中に特に素晴らしい楽曲が多い。安井かずみさんの詞の世界が天地真理さんに凄く合っていました。5thアルバムに収録されてる森田公一さんの作曲の「遠い夏」9thアルバムに収録されてる川口真さん作曲の「一枚の写真」同じく9thアルバムの筒美京平さんと作った「小さな人生」「ある恋の感想」「明日への愛」も超名曲。天地真理ファンなら誰もが大好きな4thアルバムに入ってる森田公一さん作曲の「夏を忘れた海」同じく4th収録で森田公一さんと作った「オレンジ色の旅」も忘れられない名曲。6thアルバムに提供した森岡賢一郎さんと作った「恋の世界」はコンサートのセットリストにも入った名曲シングル「恋と海とTシャツと」とそのB面の名曲「花嫁の友だち」の2曲は森田公一さんと作った名曲そして!天地真理さんを語る上で忘れてはいけないのが、ミュージカル「君よ知るや南の国」のために安井かずみさんと宮川泰さんとがっつりタッグを組んで書き上げたミュージカルナンバーの数々。「天使の約束」「明日へのワルツ」「初めての涙」の3曲は別格の名曲です。少しコミカルな場面で歌われた「気が合う同志」と「大人への憧れ」も素晴らしいアレンジと共に心に残り続ける名曲。そして「恋のすれちがい」は天地真理さんの歌唱力が本物だと実証できる名曲です。天地真理さんに書いた曲のことを思い出して書きたくなったので長くなってしまいました・・。「愛のハーモニー」はバラエティ番組の「なるほどザ・ワールド」という番組の主題歌になったそうです。その番組まったく知らないので、どんな感じで流れたのか不明ですが・・・。アレンジも良くて加藤和彦さんの書いたメロディが心地よく跳ねるように聞こえて最高です。アグネスの温かみのある優しい歌唱も聴いてて気持ちよくなる。B面「スノー・フレイクス」作詞 売野雅勇さん 作曲・編曲 大村雅朗さんペンギンのアニメのサントリービールのCMで流れた曲。ゆったりしたジャジーな曲です。松田聖子さんが歌った「SWEET MEMORIES」の第二弾的なCMでした。「SWEET MEMORIES」は作詞が松本隆さんで作曲・編曲が大村雅朗さんです。この曲も同じ大村雅朗さんの作曲・編曲なので曲調はその流れで作られています。ジャジーに歌うアグネスの歌唱も素敵です。「SWEET MEMORIES」よりもこっちの方が曲自体は良いように感じる。
2022年04月16日
山本リンダさんの新曲が約10年振りに発売されました!前作2012年発売のシングル「恋は花火か地の雪か」は、あの阿久悠さん、都倉俊一さんコンビの作品で話題になった。1974年「闇夜にドッキリ」以来の二人の作品でした。2007年に亡くなった阿久悠さんが書き残してた歌詞に都倉さんが曲をつけたのか、山本リンダさんにアルバム用などに書いててお蔵入りしてた作品なのかは謎でしたが、上質な歌謡ロックでよく聴いてました。その前の曲は軽快なラテンナンバー、「踊りましょッ!」も良い曲だった。1曲目「明日への翼」作詞 山本リンダさん、みやび恵さん 作曲 池毅さん 編曲 猪股義周さん懐かしいユーロビートの90年代第二次パラパラブームを思い出すようなサウンドが逆に新鮮。この曲のMVのイントロの振り付けなどはパラパラの振りとよく似てる。歌詞はSFっぽく壮大です。「♪赤いマグマ 宇宙(そら)で爆発(もえ)て みどりの地球(ほし)になり すべての生命(いのち)が生まれたの」 で始まります。作曲の池毅さんはゲームの「桃太郎電鉄」シリーズやパチンコやスロットの曲を多く作っています。山本リンダさんの歌唱は70歳代になっても変わらずに魅力的です。新曲が出るたびに必ず買ってるアーティストの一人。メタル好きが「明日への翼」って文字を見ると絶対にEuropeの2ndアルバムのタイトル曲「明日への翼(Wings of tomorrow)」を思い出すはず。リフは変拍子なのかと思わせるような凄い個性的だったし歌もメロディアスな名曲。ちょうど3日前に80年代メタルを何枚も聴いてた中に「Wings of tomorrow」もあった。その中のバラードナンバー「Dreamer」は改めて名曲だと感動した。2曲目「こまっちゃうナ ~ ダンスバージョン」作詞・作曲 遠藤実さん 編曲 猪股義周さんダンスバージョンなので山本リンダさんだからかなり激しいものを想像する人が多いと思うけど、社交ダンスの楽曲のような軽いラテンナンバーに仕上がっています。ブリッジに「狂わせたいの」のリフを入れ込んだりしてて古いリンダファンも楽しめる。山本さんの歌唱は、1966年オリジナルの雰囲気も残してた歌唱です。「♪悪いかなぁ お返事出さなけリィヤァ〜」とオリジナル通りに「リィヤァ〜」って歌ってくれています。1972年9月3日 日劇ライブ盤での「こまっちゃうナ」に近い「リィヤァ〜」です。リ・アレンジでセルフカバーするなら次はぜひ!「フリ・フリ5」「恋のバンバン」「恋の急行列車」「涙は紅く」「ミニミニデート」「帰らなくっちゃ」「白鳥の湖」「涙がとまらない」などの初期の名曲を復活させてほしい。1991年8月発売の「Yamamoto Linda Club Mix」で「フリ・フリ5」「恋のバンバン」「ミニミニデート」「帰らなくっちゃ」の4曲がリミックスされてるけど、やはり演奏も歌も新たに録音してほしい。「帰らなくちゃ」のClub Mixは凄く気に入ってるけど。3曲目「明日への翼 (オリジナルカラオケ)」4曲目「こまっちゃうナ ~ ダンスバージョン (オリジナルカラオケ)」5曲目「明日への翼 (半音下げカラオケ)」6曲目「こまっちゃうナ ~ ダンスバージョン (半音下げカラオケ)」
2022年04月05日
1976年5月1日発売の島倉千代子さんのシングル。この曲は日本の冒険家、上温湯 隆さんを歌った曲です。上温湯 隆さんは22歳の若さで西アフリカのマリで亡くなりました。1974年のサハラ砂漠の旅の途中で同行していたラクダが衰弱死してしまい旅を一時中断。翌年、新たにラクダを買いそのラクダとともに再びサハラ砂漠へ。昨年、衰弱死させてしまったラクダの頭蓋骨を拾いに行ったとの説もある。その旅で荷物を全て積んでたラクダが何らかの理由でいなくなってしまい、ラクダを探しているうちに砂漠の真ん中で飢えと渇きで亡くなったのではないかと書かれている。この冒険家の話は当時小学生だった自分でも聞かされ知っていた。そして「サハラに死す」と「サハラに賭けた青春(母親の手記)」の2冊の本が出た。それを読んだ、島倉さんの心に刺さる物があり上温湯 隆さんの歌を歌おうと決めた。A面「星が流れました」作詞 佐藤順英さん 作曲・編曲 中島安敏さん歌詞は上温湯 隆さんの母親の手記から抜き出した言葉で綴られています。「♪やはりあなたは居ないのですね 日暮れの色が素晴らしいと 手紙が届いて それっきりでした・・・」「♪砂にメガネが埋もれたと いつか知らせてきたけれど 私たちの事だけは きっときっと見えたはずね・・・」10代の頃から海外にひとり冒険に出た上温湯 隆さんの凄さを歌い継がれ伝えられるように願った島倉さんの思いが歌う言葉の一言一言に溢れています。美しいメロディと悲しさと恐怖さえも感じられるアレンジの素晴らしさに聴く度に感動です。ぜひ、これから先も残ってほしい島倉さんの楽曲のひとつです。B面「追憶」作詞 関俊彦さん 作曲・編曲 中島安敏さんこの曲も若くして亡くなった息子を思う母からの思いを歌にしています。「♪硬いくちびる 赤い月燃えて 母を思い出すと 悲しい日記」旅前半の日記やメモ、母親への手紙から言葉を選び歌詞にしているようです。この2曲は上温湯 隆さんの母親にとって辛い曲になっただろうと思うし、島倉さんの歌声で息子の偉業が残せる事は誇りに思えたのかも知れない。ご存命なのかどうかわかりませんが、どんな思いで生きてきたのか考えるだけで心が苦しくなる。逆縁は自分には想像もできないほど悲しい事なのだと思う。きのうの朝、家から歩いて2分ほどの所に咲いてた桜。家の周りは桜だらけです。 2022年3月28日 朝
2022年03月29日
島倉千代子さんの1998年発売のシングル。90年代以降に実は名曲がかなり多く、何にも囚われず唄う事を心底楽しんでるように思える曲が多いような気がします。1曲目「花なら花らしく」作詞 建石一さん 作曲 大谷明裕さん 編曲 伊豆のりおさんこの曲は可愛い島倉さんを楽しめる明るくPOPな曲です。70年代アイドル歌謡のような雰囲気もあるし、ユーミンのような雰囲気もあったりBメロは中島みゆきさんっぽかったりする。それを島倉千代子さんの声で歌うと他にはない特別なものになるから不思議です。島倉さんは自分の母親ほどの年の差だけど何歳になっても可愛いと思える笑顔と上品さに惹かれてた。この曲もいい曲なので、時代に埋もれていくのが勿体なく思う。2曲目「風の中で…」作詞 建石一さん 作曲 大谷明裕さん 編曲 伊豆のりおさんどんな時でも品のある島倉さんが歌うから成り立つと思える、生きてる事の美しさを感じられる曲。激動の昭和を乗り越え、その後の激しすぎる紆余曲折を乗り越えた島倉千代子さんの歌声は誰にもないような説得力がある。10代の頃の島倉さんも70代になってからの島倉さんも一本筋が通っていて終始、上品である事の美しさを忘れてなかった。凄く前に書いた曲だけど、山崎ハコさんが書き下ろした「それいけ Go Go」なんて可愛すぎるし、それでも元気を凄くもらえる曲。島倉千代子さんの人生の応援歌の集大成のような楽曲です。2006年に発売された作品です。急にこの曲の事を書きたくなったので・・・
2022年03月25日
北島三郎さんの歌手生活10周年記念盤。1962年6月に「ブンガチャ節」でデビューして10年目に発売したシングル。この曲は歌詞の内容に問題があると10日間で発売禁止に。すぐに、レコーディングを済ませていた「なみだ船」を発売して、これが大ヒット。その後は現在まで第一線の歌手として君臨。北島三郎さんを初めて生で歌声を聴いたのは、1982年8月、増上寺での谷村新司さんとのジョイントコンサート。あの時が初めて生歌を聴いた時でした。あの時のちんぺいさんとのデュエットは個性のぶつかり合いで凄かった。ちんぺいさんの丸く包み込むような柔らかい歌唱と北島さんの突き抜けるような声が混ざり合い素晴らしいデュエットになってました。A面「北海太鼓」作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 島津伸男さんアップテンポの河内音頭風のリズムと節回し。北海道の歌なので河内音頭ではないんだろうけど…。でも河内音頭にしか思えないアレンジ。景気のいい元気な曲でデビュー10周年を祝うような曲。どんな時でも安定していて完全体。北島さんはやっぱりプロ中のプロ。B面「安兵衛さん」作詞 星野哲郎さん 作曲 関野幾生さん 編曲 清水路雄さん堀部安兵衛を歌った陽気でコミカルな音頭風ナンバー。堀部安兵衛の歌と言えば何と言っても1967年6月発売の畠山みどりさんの「GO!GO!安兵衛高田の馬場へ」が一番に頭に浮かぶ。この北島さんの「安兵衛さん」もそうですが、「GO!GO!安兵衛高田の馬場へ」も堀部安兵衛応援歌のような曲です。高田馬場へ急ぐ堀部安兵衛を応援する曲^^;畠山みどりさんの「GO!GO!安兵衛高田の馬場へ」は、1967年なのにぶっ飛んでる曲です。ロックアレンジとエレキギターのソロがくせになる名曲です。畠山みどりさんの歌唱もラップ風のセリフもあって引き込まれる。畠山みどりさんの2016年5月以降、新譜が最近出なくなって心配。昨年が60周年だったのですが、記念曲も発売されなかった・・・。2017年のテレビ出演やショーライブ映像から、それ以降話題がなくて寂しい。55周年記念曲「人生舞台 -私は旅人じゃない-」を歌っているところ。
2022年03月24日
島倉千代子さんの1958年8月発売の8曲入り10インチ、ミニアルバム。A面1曲目「思い出さん今日は」 作詞 星野哲郎さん 作曲・編曲 古賀政男さん2曲目「忘れ得ぬ人」 作詞 石本美由起さん 作曲 上原げんとさん3曲目「お姉さんと呼んだ人」 作詞 松波とくささん 作曲・編曲 古賀政男さん4曲目「北京の小鳥売り」 作詞 野村俊夫さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 若木みのるさんB面1曲目「初恋の人よさようなら」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 古賀政男さん 2曲目「あの人いつ来るかしら」作詞 野村俊夫さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 松尾健司さん 3曲目「娘中乗さん」 作詞 西條八十さん 作曲 米山正夫さん4曲目「明日になれば」 作詞 西條八十さん 作曲 万城目正さん 編曲 松尾健司さん1曲目「思い出さん今日は」は1958年3月発売。60万枚以上売り上げた大ヒット曲。この曲の片面は神戸一郎さんの「港のギター」でした。18歳の時に発売したシングルでかわいい島倉さんを楽しめる1曲です。2曲目「忘れ得ぬ人」は1957年10月発売。軽いラテンのムード歌謡路線の楽曲です。大人っぽく歌いまわしです。3曲目「お姉さんと呼んだ人」は本多猪四郎監督の歌謡映画「別れの茶摘み歌 姉妹編 お姉さんと呼んだ人」の主題歌。1954年「ゴジラ」を撮った監督です。「ゴジラ」と「空の大怪獣ラドン」の間の作品。本多猪四郎監督はゴジラの翌年1955年7月26日公開「獣人雪男」を監督しています。この映画だけ東宝特撮映画シリーズの中でなかった事になっている作品。もちろん特撮監督は円谷英二さん。監督助手はあの岡本喜八さんです。幻の「獣人雪男」はビデオ化もDVD化もいっさいされていません。テレビ放映もした事がない。表現上の事情で放映もソフト化もできないらしい。アメリカでは「HALF HUMAN」と題してDVDも出ているらしい。ネットでも探しているけど見つけられない・・・。4曲目「北京の小鳥売り」は1958年4月発売。イントロから出だしはそれほど中国色はないのですが、曲が進むにつれドラの音やリズムが中国の雰囲気が増してきます。「♪風に柳も なよなよと」の島倉さんの歌い方がイイ!B面1曲目「初恋の人よさようなら」は1957年5月発売。古賀メロディーらしい自然と惹かれるメロディーです。この曲は歌詞も歌メロも凄く好きな曲。2曲目「あの人いつ来るかしら」は1958年4月発売の「北京の小鳥売り」のB面曲。この曲の方がイントロから中国の大地が頭に浮かんでくるような曲です。二胡風に弾いてるバイオリンの音色も凄く良い。島倉さんの歌唱も可愛くて聞き惚れる。3曲目「娘中乗さん」は1957年二月発売の映画「素っ飛び笠」主題歌。木曽川で筏流しをしている若い娘の歌。西條八十さんの歌詞がほのぼのとした自然の中での生活が想像できる。米山正夫さんのメロディーも頭に残る美しいメロディーです。4曲目「明日になれば」は、1957年4月発売。映画「花は嘆かず」の主題歌でした。島倉さん10代の時の人生の応援歌です。この10インチアルバムの中で一番好きな曲です。もっと語られても良いと思う隠れた名曲。
2022年03月13日
1980年5月発売の島倉千代子さんのシングル。映画挿入歌を除いて4曲連続、光星龍さんの作詞曲です。前にも書きましたが、光星龍さんは占い師の細木数子さんのペンネーム。A面「女がひとり」作詞 光星龍さん 作曲 伊藤雪彦さん 編曲 佐伯充さんこの曲は1980年末の紅白歌合戦でも歌われました。オーソドックスな演歌曲です。インパクトがあまりなくて忘れてしまいがちなシングル曲。シングルが売れない時期を乗り越えて、1981年4月1日発売の「鳳仙花」が大ヒット。その後は売り上げも安定して「積木くずし」や「ためいき橋」も中ヒット。そして「夢飾り」も80万枚の大ヒット、そして「人生いろいろ」が130万枚の大ヒット。70年代後半から81年までのシングル売り上げ低迷期を超えて、いい曲を次々にリリース。B面「あなたに愛を」作詞 木来野奈さん 作曲 伊藤雪彦さん 編曲 佐伯充さん作詞の木来野奈さんは演歌系の歌手に多く作詞しています。美空ひばりさんにも歌詞を提供しています。アレンジも曲調もこちらの方がA面向きなような気がする。90年代に入ると60年代の時のようにジャンルに捉われない楽曲が多くなり島倉千代子さんの幅広い楽曲を聴くのがは60年代と90年代〜2010年代がいい。70年代、80年代にも挑戦的な楽曲もありましたが、数は少ないように感じる。
2022年03月05日
1978年1月発売の島倉千代子さんのシングル。この前のシングルが2ヶ月前に発売したドラマ「おくどはん」の主題歌「わたし京都へ」で臨発扱いのシングルでした。この「女性」の次のシングルも企画盤「日本の祭り」で1ヶ月後の発売。A面「女性」作詞 千家和也さん 作曲 伊藤雪彦さん 編曲 佐伯充さん島倉さんには珍しい本格的な演歌曲です。作詞の千家和也さんと言えば「山口百恵さん」「麻丘めぐみさん」「キャンディーズ」の代表曲を数多く作った作詞家のイメージが強くて、演歌のイメージを持っていない人も多いと思う。それでも「殿さまキングス」「西川峰子さん」の大ヒット曲は千家和也さんの作詞です。島倉千代子さんのシングルにはこの1枚のAB面のみ担当。作曲の伊藤雪彦さんは演歌系中心の作詞家です。松山恵子さんの名曲「紅とんぼ」が伊藤さんの作詞。八代亜紀さんの「おんな港町」も伊藤雪彦さん。美空ひばりさんの「悲しい酒」を彷彿させるイントロから世界に引き込まれる。複雑な状況とその女性の感情を歌っています。千家和也さんの歌詞は複雑な状況を歌ってる事が多いように思う。島倉千代子さんがドラマチックに歌い上げるので楽曲以上の完成度になってるように感じる。B面「愛の花」作詞 千家和也さん 作曲・編曲 土田啓四郎さんこの曲はTBSドラマ「別れて生きる時も」の主題歌。このドラマは観た事ないけど。曲だけ聴くと悲恋物で複雑系のようだと想像できる。アレンジもメロドラマの世界にハマってる。この年の秋、島倉さんがディスコサウンドに挑戦したとも言える異色作「恋みれん」をリリース。最近、「恋みれん」のサウンドが気持ち良くてよく聴いてる。
2022年03月02日
島倉千代子さんの1966年7月発売のシングル。A面「クラブがはねたら」作詞 中村メイコさん 作曲 神津善行さん 編曲 渡辺たかしさんジャケット写真は銀座の高級クラブの美人ママとクラブ専属の生バンドの打ち合わせって感じ。この曲は完全なラテン系ムード歌謡です。演奏は現在も活動している「牧秀夫とロス・フラミンゴス」です。1番と3番を島倉千代子さんが歌い、2番を牧秀夫とロス・フラミンゴスのリードボーカリストが歌う。誰がボーカルなのかはわからない。牧秀夫さんがリードボーカルなんだろうか?…違うような気がする。「内山田洋とクールファイブ」のボーカルは前川清さんだし、「敏いとうとハッピー&ブルー」のボーカルは森本英世さんだし、「鶴岡雅義と東京ロマンチカ」のボーカルは三條正人さんだし、「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」のボーカルも三原綱木さんだし、「和田弘とマヒナスターズ」のボーカルも松平直樹さんだし・・・ムード歌謡の世界ではリーダーがリードボーカルって事はほとんどないような気がする。作詞を中村メイコさん、作曲を神津善行さんが担当。この夫婦は島倉千代子さんとはかなり親しく、NHKでの島倉千代子さんのビッグショーにも夫婦でゲスト出演するほどでした。タイトルのインパクトはあるけど、楽曲自体はイマイチ弱いような気がする。B面「赤坂の月」作詞 中村メイコさん 作曲・編曲 神津善行さんB面は赤坂の芸妓さんを歌っています。A面が銀座って言うのは自分の勝手な想像ですが…^^;「♪二十歳になったその時も やっぱり私は芸者でした」という歌詞で始まる。かなり重いテーマの曲です。「♪二十歳になったその夜も やっぱり私は泣いてました」故郷の母親を思って泣いている女性の歌です。「♪ひざにじゃれつく ミケ猫の 丸い首輪の ひぢりめん」ここの歌詞が凄く好きです。ひぢりめん(緋縮緬は長襦袢や腰巻に使われる緋色に染められた布の事)寂しさを紛らせるために飼ってる猫の首輪を長襦袢の切れ端で作ってる寂しい光景が浮かんでくる。このシングル盤の次がコンサートでもセットリストに入る確率の非常に高い名曲「涙の谷間に太陽を」です。島倉千代子さん「人生いろいろ」と並ぶ最大の応援歌とも言える名曲です。
2022年02月24日
美樹克彦さんの1967年6月発売の4枚組ソノシート「花はおそかった」クラウンレコードの「クラウン・ミュージック・グラフ」シリーズ。Disc 11曲目「花はおそかった」 作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん2曲目「行こうぜ東京」 作詞 水島裕さん 作曲 北原じゅんさん Disc 21曲目「赤いヘルメット」 作詞 松木あきをさん 作曲 北原じゅんさん2曲目「狂った時計」 作詞 南沢純三さん 作曲 北原じゅんさんDisc 31曲目「君は俺の花」 作詞 星野哲郎さん 作曲 米山正夫さん2曲目「君の名を呼んだりしない」 作詞 笛一生さん 作曲 北原じゅんさんDisc 41曲目「回転禁止の青春さ」 作詞 星野哲郎さん 作曲 北原じゅんさん2曲目「恋の台風第一号」 作詞 星野哲郎さん 作曲 島津信男さん美樹克彦さんの13枚目のシングル「花はおそかった」までの中から選曲された8曲収録のソノシート。デビューの頃の初期の「俺の涙は俺がふく」や「6番のロック」などのヒット曲は外されている。1967年4月10日に超名曲「大巨獣ガッパ」も発売されているのに選ばれなかった。きっと当時は怪獣映画の主題歌なんて後の世に残らないと思われたのかも知れない。それが、現在の20代〜30代の特撮ファンなどの中では知られてる曲です。「大巨獣ガッパ」はサントラ盤として発売され何度もリマスターされたりしている。この曲をもっと大事にして各ベスト盤に収録しておくべき。(日本クラウン創立55周年記念に発売されたベスト盤にも収録されなかった)今では「花はおそかった」よりも知名度が高くなってるのかも知れない。ガッパファンは意外と多いし、この曲のファンも多い。自分もガッパがあったから美樹克彦さんを聴くようになった。きっかけになってる人も多いはず。これまで生きてきて1000回以上は確実に聴いてると思う。次にベスト盤を作る事があれば「大巨獣ガッパ」は絶対に収録するべき。(「わんぱくフリッパー」は別に入れなくてもいい^^;)美樹克彦さんのシングル盤はかなりの枚数書いたように思う。1975年にヤングジャパンに移籍した当時の事とかも書いたと思う。このソノシートにチョイスされた8曲の中で、特に良いと思う曲は前にも書いたけど「恋の台風第一号」と「行こうぜ東京」の2曲。「恋の台風第一号」はブギーのブラスロックでキャッチーなメロディーと斬新なアレンジが最高。歌詞もかなりキャッチーです。「♪ しまった!と思った そときゃ もうおそかった」で始まる。斬新です。「♪ 危ない!と思った そのときゃ もうおそかった」が2番の出だし。「♪残念!と叫んだ そのときゃ もうおしまいさ」が3番「行こうぜ東京」は強烈なラテンビートのサンバナンバー。「どうにもとまらない」もびっくりのラテンビートです。美樹克彦さんの歌唱も伸びやかで、個性的なビブラートも凄く良い!そしてヒット曲「赤いヘルメット」も個性の塊のような楽曲と美樹克彦さんの歌唱に惹かれる。イントロと間奏のドラムソロと言っても良いほどの長いフィルインも印象的。次に好きなのは「君は俺の花」この曲も構成的なブレイクがあったり仕掛けだけでも楽しめる。メロディーも歌詞も頭に残る。そして強烈なイントロに誰もが驚く「6番のロック」も最高です。美樹克彦さんの歌の上手さがよくわかる曲だとも思う。「回転禁止の青春さ」もインパクトありすぎるタイトル。この曲もロック演歌の王道な曲。でも自分はB面だった「さよならがただひとつ」の方が頭の残ってる。メロディーが凄く良い曲です。「花はおそかった」は大ヒットしましたが、この曲、最初はB面用だったんじゃないかと思う。この曲までの美樹克彦さんのシングル盤の傾向はB面にミディアムテンポのブルース調の曲が多かった。この曲でいきなりA面がスローブルースのような曲。B面「恋の挑戦状」はこれまでのA面通りのキャッチーなロック演歌。タイトルもインパクトあるしキャッチーな曲で凄く好きな曲。「花はおそかった」よりも自分は「恋の挑戦状」の方が好きかな。「狂った時計」は「花はおそかった」の一つ前のシングル。この曲も派手な仕掛けがあったり、強烈なセリフが入ってたりする曲。「なんだって! どうしたって! いいじゃないか! だからいじゃないか!」こんなセリフの曲って他には絶対にない。セリフのバックがずっと指パッチンの音です。ピンク・レディーの「透明人間」はこれをモチーフにしてたりしてとか思ってしまう。「♪ ショック! ショック! ショーーーック! ショック! (ショック)」最後の小さい(ショック)がまためちゃ良い!
2022年02月13日
1955年のデビューから1958年5月までに発売された初期の島倉千代子さんの初ベスト盤。「からたち日記」発売直前に制作されたベスト盤です。選曲も素晴らしいし、曲順の流れも感動する構成です。Part 1(A面)1曲目「この世の花」 作詞 西条八十さん 作曲 万城目正さん 編曲 松尾健司さん2曲目「東京の人よさようなら」作詞 石本美由起さん 作曲 竹岡信幸さん 編曲 若木みのるさん3曲目「逢いたいなァあの人に」 作詞 石本美由起さん 作曲 上原げんとさん 編曲 山屋清さん4曲目「花嫁峠」 作詞 西条八十さん 作曲・編曲 船村徹さんPart 2(B面)1曲目「りんどう峠」作詞 西条八十さん 作曲 古賀政男さん 編曲 西出次郎さん2曲目「青い湖に夢のせる」作詞 長谷川公之さん 作曲 万城目正さん 編曲 田代与志さん3曲目「東京だョおっ母さん」作詞 野村俊夫さん 作曲・編曲 船村徹さん4曲目「永遠に答えず」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 古賀政男さん1曲目「この世の花」は1955年発売で映画「この世の花」の主題歌。78回転SP盤で発売されて1956年12月に45回転EP盤で発売。デビューから200万枚も売ったのは驚異的です。1956年に発売したEP盤も100万枚以上売れているとか。現在の5万枚でも1位になれる時代と違い競争は激しかった時代。売れるのが当然だと思える名曲だし、島倉さんの歌唱も本当に素晴らしい。2曲目「東京の人よさようなら」は1956年9月発売の大ヒット曲。石本美由紀さんの歌詞は90年代作品でもしみじみと心の奥底に響く言葉が多い。イントロから戦後の昭和の切ない空気を感じられる。3曲目「逢いたいなァあの人に」も今でもベスト盤に選曲される確率がかなり高い曲。ライブでもセットリストによく入っていた曲。120万枚を売り上げた大ヒット曲。島倉千代子さんのイメージにバッチリはまる人が多いと思う曲。この曲も石本美由紀さんの歌詞でじんわり感動する。4曲目「花嫁峠」は1957年1月1日発売の名曲。この曲の出だし「♪すかんぽ摘み摘み学校へ通うたョ 七曲り」とありますが、この「すかんぽ」とは春過ぎの田舎道の脇によく伸びて来てた「イタドリ」の事です。この1節だけでどんな田舎なのか風景が頭に浮かぶ。西条八十さんの作詞の力の凄さ。この曲は遠くへ嫁入りしていく花嫁の歌ですが、歌詞もメロディーも絶品です。子供の頃、イタドリをいっぱい摘んで家に持って帰り父親に塩で揉んでもらってからシャキシャキ食べた事とか思い出す。赤く色づいた茎の物を取らないと渋かったこととか懐かしい。B面1曲目「りんどう峠」は1955年9月発売の3枚目のシングル。この曲も78回転SPから1957年3月に45回転EP盤で発売。1988年〜89年のアナログ盤からCDに移行していったようにちょうどこの頃、SP盤からEP盤やLP盤に移行していた頃なのかも。この曲も130万枚売り上げた大ヒット曲。ベスト盤にも入る確率は高くライブでもセットリスト入りしていた名曲です。この曲も西条八十さんの作詞で「花嫁峠」とは逆に姉が嫁いでいく寂しさを歌っている曲。情景が目に浮かぶ素晴らしい歌詞です。2曲目「青い潮に夢のせる」は1957年1月発売の「青い潮(牧場の姫百合)」のB面曲。正式なタイトルは「青い潮(青い潮に夢のせる)」です。A面とB面で「青い潮」と付けてるのは何かの企画盤だったのだろうか。「青い潮(牧場の姫百合)」は西条八十さんの作詞です。3曲目「東京だョおっ母さん」は1957年6月15日発売の大ヒット曲。150万枚を売り上げた。前に書いたDVD化されて発売された1976年に放映された「ビッグショー 歌ひとすじ」のラストで涙をぬぐいながら歌う島倉さんの歌唱は胸が熱くなる。1973年ライブ盤「島倉千代子リサイタル」での歌唱も素晴らしい。レコードよりもテンポを落とし、じっくりと歌を聴けるアレンジになっています。2番は特にその前のセリフからいつ聴いても胸が苦しくなる。何十年も聴いてる曲だけど、今でも泣けてしまう悲しすぎる曲です。ライブ盤で絶対に聴いてほしい曲です。4曲目「永遠に答えず」は前にも書いたけど、ドラマ「永遠に答えず」の主題歌でした。演奏は古賀ギター楽団。中島みゆきさんの「永遠の嘘をついてくれ」のタイトルを最初に見た時に真っ先に思い出したのがこのタイトルでした。10インチのLPなんて1980年代にもなると日本ではほん稀に企画限定盤で発売されてた。でも海外のブートレックではおなじみでした。10インチのブートのカラー盤とかワクワクして買ってた。OZZYのブートでも透明クリアビニールの物とかグリーン盤とかいろんなブートがあった。
2022年02月06日
1964年発売の三橋美智也さんのシングル。三橋美智也さんの事はあまり書いていないように思う。CDもベスト盤を3種類持ってるだけで、アナログ盤はシングルが20枚ほどは持ってると思う。三波春夫さんの事は何度も書いたように思うけど…。A面「星と歩こう」作詞 藤間哲郎さん 作曲・編曲 西脇稔和さん 1964年と言えばやはり一番の大ニュースは東海新幹線の東京〜新大阪間開通。現在でもなくてはならい日本にとって超重要な鉄道路線です。あと、オリンピックもこの年でした。この曲を聴いてると、昭和30年代から40年代へのより西洋化する日本を感じる。カタカナ英語が多く使われてるのも、楽曲のアレンジなどがそんな風に感じる一因だと思う。「♪ 愛の笑顔のエメラルド」「♪だから今夜もデイトする 並木を行こうかパークにしよか 恋のプランはどのあたり」ただ、三橋美智也さんの安定しきった歌唱は変わる事なくて民謡系歌謡曲でもこのようなムード歌謡調の楽曲でも歌唱力の凄さは間違いない。B面「離れるもんか故郷を」作詞 矢野亮さん 作曲 林伊佐緒さん 編曲 白石十四男さんやっぱりA面のような曲より、三橋さんにはこのB面曲のような民謡調の楽曲を求めてしまう。インパクトも凄いのでB面でもこの曲が有名なのはわかる気がする。きっとこの頃は故郷を捨てて都会に出ていく歌が多かったのじゃないかと思う中、「離れるもんか故郷を」ってなんか潔くて凄い好きなタイトル。歌詞を読みながら聴いてると胸が熱くなる。「遠くで汽笛を聞きながら」に少し通じる葛藤を感じる。
2022年02月03日
1970年10月5日発売の北原ミレイさんのデビュー曲。この曲はもちろん昔から知ってましたが、山崎ハコさんがこの曲をよくライブでカバーするようになって再びオリジナルも聴くようになった。この曲を発売した時、北原ミレイさんはまだ22歳。凄い曲を阿久悠さんも22歳の新人歌手に書いたものだと…。A面「ざんげの値打ちもない」作詞 阿久悠さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 馬飼野俊一さん歌詞は4番までの物語になっています。哀しい青春が始まる14歳になったばかりの少女の話。2番の歌詞で15歳になった少女は一目惚れした男に安い指輪をもらいいっときの幸せを感じる、3番で19歳の時に男に裏切られた恨みから細いナイフを握りしめて男の帰りを待っている。4番で何歳になったのさえどうでもよくなったクリスマス。暗い夜に一人でそれまでの人生を話してみたくなった。昭和40年代のまだ貧しかった日本の闇の部分を歌った曲。今の満たされてる日本では考えにくい設定。こんな重暗い世界の楽曲が凄く多かった時代。この曲は本当は5番まである歌詞だったのですが、4番の歌詞が生々しくてレコード会社がカットしたとか。2018年に山崎ハコさんが「横浜から 阿久悠 未発表作品集」の中で完全版の歌詞でレコーディングライブでも山崎ハコさんはノーカットバージョンをよく歌ってくれた。そのカットした歌詞は、自分は特に問題あるとは思えないし、4番がある方がストーリーに深みが出るのに。4番の歌詞は、憎い男を刺して刑務所の中から鉄格子越しに月夜の空を見ているという歌詞。「♪あれは何月、風の夜 とおに二十歳も過ぎた頃 鉄の格子の空を見て 月の姿が寂しくて」 (山崎ハコ「横浜から 阿久悠 未発表作品集」)B面「その時花はアカシアだった」作詞 橋本淳さん 作曲 大本恭敬さん 編曲 有明春樹さん北原ミレイさんの歌唱力を楽しむにはこのB面曲の方がわかりやすい。ドラマチックなアレンジでこの曲がA面でも成功してたと思う。好きな歌手がナンシー・ウィルソンなのがしぶい。
2022年02月02日
1966年12月に発売された島倉千代子さんのコンパクト盤。島倉さんは10種類以上のコンパクト盤が出ていますが、その中でもバランスの取れた選曲で好きなコンパクト盤です。1967年カレンダーA面1曲目「涙の谷間に太陽を」 1966年10月1日発売シングル。作詞 西沢爽さん 作曲 和田香苗さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲のことは前にも書きましたが、小児マヒを克服した小此木孝夫さんの歩みを綴った自伝「涙の谷間に太陽を」をテーマにして作られた楽曲です。それと大好きなアレンジャーの森岡賢一郎さんの編曲です。コンサートでも島倉さんはこの曲をアンコールの最後に歌う事も多かった。辛い時には勇気付けられる名曲です。島倉さんの歌声は不思議で、聞き手が自然と素直な気持ちになれて元気付ける力がある。2曲目「ああ室戸岬」 1967年2月発売「哀しみの川のほとりに」のB面曲作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 平川英夫さんシングル盤よりも先にこのコンパクト盤で発表されたのかも知れない。未発表曲としてこの曲は売りになってたのかも。次のシングルA面候補だったのだろうか?とかいろいろ想像すると楽しい。良い曲なのですがやはりA面に選ばれた「哀しみの川のほとりに」はインパクトもある。高知の室戸岬を歌った楽曲は少し珍しい気もする。B面1曲目「そっとおしえて」 1966年12月1日発売シングル曲作詞 吉田央さん 作曲 いづみたくさん 青春歌謡の可愛い島倉さんを楽しめる楽曲です。歌詞はこんな感じで書かれています。「♪ そっとおしえて あなたの ナ・マ・エ 私だけに ン…… そっとおしえてね」2曲目「愛の星空」 シングル盤「涙の谷間に太陽を」のB面曲作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 戸塚三博さん柔らかく優しい楽曲です。島倉さんの高音ビブラートの美しさも堪能できます。島倉千代子さんは60年代も名曲揃いです。
2022年01月31日
島倉千代子さんの50周年記念曲。2004年3月3日発売。A面「風のみち」作詞 杉紀彦さん 作曲 浜圭介さん 編曲 川村栄一さん1990年代にニューアダルトミュージックを多く作った浜圭介さんと川村栄二さんが作った音なのでこの曲もやはりニューアダルトミュージックと呼ばれてた頃の歌謡曲の音創りです。50周年記念なのでかなり期待して聴いたので、当時は何となく肩透かしだったように思えて、あまり好きではなかった。あれからほとんど聴いてなかった。カップリング曲は数え切れないほど聴いたけど。久しぶりに「風のみち」聴いてみたらキャッチーで柔らかい曲で当時の感想とはかなり違った。よく思えなかったらブログ書いてない。気に入ってる曲や好きな曲しか基本、書かないので今回、良いと思えるようになったのでリピートして聴いてみた。軽快に歌う島倉千代子さんの歌唱が特に凄く良い。B面「心がたり」作詞・作曲 山崎ハコさん 編曲 萩田光男さんこの曲は山崎ハコさんの書き下ろし曲!山崎ハコさんは島倉千代子さんに5曲提供しています。このCD買った時はこのカップリング曲ばかり何度も聴いていた。70年代のハコさんのメロディを彷彿させる和物のメロディ。ハコさんはこの曲の前年に名曲「海かがみ」を提供。「海かがみ」は島倉さんとハコさんの二人で作詞して、ハコさんが作曲した作品。山崎ハコさんの王道メロディーで作られた凄い曲でした。「心がたり」は「海かがみ」に負けない名曲です。アコギのソロは安田裕美さんが弾いているのだろうか?クレジットはないのですが、そんなようにも思えるし、ピッキングが違うようにも思えるし…。歌詞は年を重ねるごとにその深さや意味がわかってきて、「心で語らう今こそが私を支えてくれるから」ってわかる人には心が震えるほど泣ける。奥底の哀しみを柔らかくほぐしてくれるようで、島倉さんの説得力のありすぎる優しい歌唱。この曲には助けられる。「♪こんなことです 生きるとは」と島倉さんが歌うと凄すぎます。1967年コロムビアカレンダー
2022年01月22日
金井克子さんの10枚目のシングル。誰もが知ってる「他人の関係」は31枚目のシングルです。そういえば、この前BS11で放送している八代亜紀さんの番組に出ているのを観た。「他人の関係」とシャンソン1曲を歌ってましたが76歳の歌唱とは思えない素晴らしい歌声でした。「他人の関係」以前にも名曲は多い。時代の先端を行っているような当時まだ日本には広がっていなかったリズムをいろいろ取り入れ斬新なアレンジの楽曲を数多くリリースしています。「恋はボサノバ」なんてリズム隊カッコ良すぎて鳥肌です。続くシングル「恋のお月さま」も斬新な楽曲です。この曲が大ヒットしてたなら、ザ・ピーナッツの「恋のフーガ」のように今でも歌い継がれていたと思う。A面「ノーチェ・デ 東京」作詞 三浦康照さん 作曲 和田香苗さん 編曲 山屋清さん「ノーチェ・デ 東京」「アデュー東京」「ボンソワール東京」「東京フラメンコ」とタイトルに「東京」とつくオリジナル曲が多く、どれも時代の先端を思わせるようなリズムとアレンジで都会的な金井克子さんにバッチリ合っている。「東京ブギウギ」もカバーしてシングルA面でリリースしています。「東京」ジリーズの中でも一番カッコいいと思う曲がこの「ノーチェ・デ 東京」です。ムード歌謡なアレンジですが、よりラテン色を強く感じるアレンジが最高です。「他人の関係」で作り上げた無感情のようなクールな歌唱とは違い、この頃の歌唱は感情を前面に出してドラマチックに歌い上げます。「恋のGTタイプ」「踊るクンビア娘」「見つめないで」「小っちゃな恋の歌」「サマー・ラヴ」なんて大ヒットしなかった事の方が不思議。レコード会社のプロモーションの仕方に問題あったとしか思えない。B面「一日だけのプリンセス」作詞 三浦康照さん 作曲 和田香苗さん 編曲 山屋清さん西野バレエ団のスターだけあって、品のある歌唱で美しいワルツも歌いこなしています。歌のうまさ、丁寧な歌唱がよくわかる楽曲。「他人の関係」からのCBSソニー時代以前のコロムビア時代の2枚組ベスト盤が発売されています。これは貴重な楽曲ばかりなので品切れすると二度と買えなくなるかも。名曲揃いです。1967年コロムビア・カレンダー
2022年01月20日
都はるみさんの1966年6月5日発売17枚目のシングル。ここ3年ほど前から都はるみさんの楽曲も良く聴くようになってきました。それまでは代表的な楽曲しか聴いてなかったのですが、持ってるEPの中にこのシングルもあったので久しぶりに聴いた。A面「さよなら列車」作詞 関沢新一さん 作曲・編曲 市川昭介さん 大ヒットした曲ではないのですが、インパクト大な楽曲なので耳にすれば思い出す人も多いと思う。前年10月には150万枚売り上げた「涙の連絡線」をリリース、続けて「アラ見てたのね」も大ヒット。そこから1968年2月発売の「好きになった人」までの間、地味な印象ですが、この「さよなら列車」のようなインパクトある楽曲が多い。都はるみさんと言えば船の別れのイメージが強く駅の別れの印象は薄い人が多いかも。B面「胸に涙がジンとくる」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 市川昭介さん曲調はA面とかなり似てる所は残念だけど、きっとどっちもA面候補曲でキャッチーなリズムのある楽曲をレコード会社から注文されたものだと想像できる。タイトルもアレンジもこのB面の方がA面以上にヒットしたんじゃないかと思う。1967年コロムビア・スターカレンダー 2月は都はるみさん「着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編んでます」風な写真。
2022年01月19日
1977年7月1日発売の島倉千代子さんのシングル。1曲目「ひろしまの母」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこの曲も凄い作家陣で創り上げられた作品です。古賀政男さんこの翌年に亡くなりました。島倉千代子さんへ書いた最後の曲となりました。原子爆弾で子供を亡くした母の哀しい3拍子の曲です。親よりも先に逝く逆縁ほど哀しいものはないと、谷村新司さんも「群青」を歌う前に話した事があった。島倉千代子さんのしぼり出すような高音ビブラートがさらに悲しさを増して胸に迫ってきます。セリフが入るのですが、このセリフがまた悲しすぎる。「あれから もう三十三ねん… もしもおまえが生きていてくれたら 幸せな日々が過ごせただろうに… 街ですれちがう人の後ろ姿にも ふとおまえを偲ぶ 母の淋しさは誰に誰に…打ち明けたら 誰に…」暴力的な反戦歌じゃなく、こんな曲が一番胸に迫ってきて説得力がある。そして島倉千代子さんが歌っているから説得力がある。人間同士の戦の虚しさを考えさせられる曲です。(あと美空ひばりさんの「一本の鉛筆」などもストレートに入ってきて素直な気持ちで受け止められる 反戦歌です。)2曲目「海ぞいのふる里」作詞 石本美由起さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さんこの曲も凄い曲で石本美由紀さんの歌詞の凄さに改めて感動させられる。この曲の出だし、「♪港は名ばかり 海ぞいの町 浜に着くのは小舟だけ」これだけで全ての状況や光景がわかってしまう凄さ。昔からこの曲には何か特別な感情移入してしまう。この曲のような背景で育ったわけではないけど細々と日々を過ごす母子の光景が心を柔らかくしてくれる。そして哀愁帯びた古賀メロディーが懐かしい景色や匂いを思い出させてくれます。
2022年01月18日
1967年6月発売の梓みちよさんのシングル。寒い日が続いてるので、南国の気持ち良い夏の日差しを感じるような曲は何かないかと考えてたらこの「渚のセニョリーナ」が頭に浮かんだ。A面「渚のセニョリーナ」作詞 尾中美千絵さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲を前に聴いたのは何年前かも思い出せない凄い前だと思う。イントロからのんびりと南国の空気と風を感じられて気持ち良いし、この曲の雰囲気が記憶の片隅にあるような子供の頃の不確かな懐かしさを思い出すようで胸が熱くなった。梓みちよさんの美しく甘い歌声も最高です。コンガのムースコール奏法が心地良い。ずっと鳴っていますが・・・・。1小節に1回、イントロの最初からアウトロの最後まで鳴ります。ラテンパーカッション好きなので、どうしてもパーカッションに耳がいってしまう。B面「二人の夏」作詞 尾中美千絵さん 作曲 平尾昌晃さん 編曲 森岡賢一郎さんこの曲もやんわりとしたラテンナンバー。70年代の夏休みのショッピングモールでややボリューム大き目に流れていそうな楽曲です。市民プールとかでもこんな曲が売店に流れてたような事を思い出す。アメリカンドッグのケチャップの匂いを思い出してしまう。このシングルの2曲は懐かしいゆったりとしてた夏休みそのもの。梓みちよさんの歌声がさらにあの頃へと連れて行ってくれる。
2022年01月10日
高田みずえさんの1977年10月25日発売の3枚目のシングル。デビュー曲から連続でこの曲も大ヒットしました。シングル盤を入れてる50枚箱をいくつか半年前に久しぶりに開けたら高田みずえさんのシングルが10枚ほど出てきたので、それからよく聴いてる。昔、箱に入れたままなおしてた箱を開けると何が入ってるのかも自分でも忘れてるので宝箱のようにワクワクする。ジャンルもバラバラに懐かしいレコードが出てくる。A面「ビードロ恋細工」作詞 島武実さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 船山基紀さんデビュー曲から歌謡曲にしては斬新なアレンジの楽曲が続いてどの曲もヒット。かなり歪んだ生々しいエレキギターの音がどの曲にも使われててロック演歌とか言われてた。この曲もイントロからかなり激し目なギターフレーズではじまる。当時、エレキギター弾いてた友人がよく高田みずえさんの曲のエレキパートを弾いてたのを思い出す。この前書いた「パープル・シャドウ」のイントロもエレキのソロから始まるしイントロが激しいイメージが強い。この曲は船山基紀さんの凄さを感じる曲です。B面「向い合わせ」作詞 島武実さん 作曲 宇崎竜童さん 編曲 船山基紀さんこの曲はA面でもじゅうぶん通用する名曲です。メロディーラインも耳に残るし編曲も素晴らしい。この曲もエレキギターをかなり前に出してるアレンジです。高田みずえさんの歌声は当時から好きだったけど、改めて魅力のある歌唱だと最近よく聴いてる。ライブ盤LPも持ってるとおもうから探して聴いてみようと思ってる。自分が観に行ったツアーと同じ内容のライブ盤だし。
2022年01月08日
1969年4月15日発売のいしだあゆみさんのシングル。150万枚を超える大ヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」の次のシングルです。A面「涙の中を歩いてる」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さん1968年にビクターから日本コロムビアに移籍して4枚目のシングル。移籍後「太陽は泣いている」から5枚連続で橋本淳さん×筒美京平さんで作品を作っています。前作「ブルー・ライト・ヨコハマ」ももちろん、その二人が作った作品。「ブルー・ライト・ヨコハマ」から大きく離れない無難な感じで作られた印象の曲ですが、大ヒットにならなかった。もっと売れていてもよかったと思う名曲です。ただ、冒険してる斬新なB面の方が売れたような気がする。B面「恋はそよ風」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さんイントロからプログレチックな編曲です。ギロの音が耳に心地よいノリを出しています。ソフトロックな軽快なリズムアレンジも凄く好きです。「涙の中を歩いてる」はかなり近いところで歌ってるようにMIXされていますが、このB面はコーラスも含めかなりリバーブ深めです。B面曲のCD化はどれほどされてるのかよくわかりませんが、この曲は2枚組の「シングル・ヒッツ & モア」には収録されています。「昨日のおんな」のB面「誘惑的な午後」や「生まれかわれるものならば」のB面「愛よ行かないで」とか良い曲がB面にも多い。「24時間の恋」も最近、良い曲だと思うようになってきた。AB面コンプリートBOXとか出てるのだろうか?
2022年01月08日
島倉千代子さんのラストシングルん一つ前のシングルです。2012年2月1日発売。この曲は激動の中、生き抜いた島倉千代子さんが最後に残した弱い人たちへの応援歌です。1曲目「愛するあなたへの手紙」作詞・作曲 都 若丸さん 編曲 伊戸のりおさん作詞、作曲の都 若丸さんは人気大衆演劇劇団「都劇団」の座長さんです。都 若丸さんが16歳の時(1996年)に島倉千代子さんの新宿コマの舞台に出演。そこからの繋がりのようです。大衆演劇の方が作ったと聞くと、演歌っぽい曲なのかと想像する人が多いと思う。この曲はフォーク、ポップスのバラード。島倉さんが亡くなった今でも天国から歌いかけてくれているような楽曲で胸が熱くなります。悪い事ができない正直者で騙され裏切られ、それを乗り越えて人生を生き抜いた人だからこそ説得力の強く出る曲。「騙される人間も悪い」なんて言う人もいますが、自分は騙した人間だけが100%悪いとしか思えない。人を簡単に裏切り騙すような人間はいつか酷い目に遭って不幸になっていくのだと思ってる。島倉さんの優しく柔らかさが心から湧き出るような歌が昔からずっと好きなのは、島倉さんの人柄が表情や声に滲み出ているからだと思う。「♪身体を壊していませんか 自然に笑顔でいられますか 泣いたら泣き止み 次の朝を精一杯生きてほしい」2曲目「光を感じて」作詞・作曲 都 若丸さん 編曲 伊戸のりおさんこの曲も島倉さんの柔らかさがよく感じられる名曲です。この2曲は島倉さん74歳の時のレコーディング。病気と闘いながらの生活していた時期です。自分に対しての祈りを込めて歌っているようにも感じます。歌手生活59年・・あと1年で60周年。それを迎える事なく亡くなった事は無念だったのかも知れない。名唱、名曲を数え切れないほど残した。
2022年01月05日
高田みずえさんの5枚目のシングル。初めてのコンサートツアーも成功させた後すぐに発売されたシングル。1978年6月25日発売A面「パープル・シャドウ」作詞 松本隆さん 作曲・編曲 都倉俊一さんデビュー曲からの「ロック演歌」の流れそのままに、よりクオリティの高い楽曲になってきてたように思う。「パープル・シャドウ」ってタイトルも歌詞をちゃんと聞かないと意味不明かも。都会へ出て行った彼氏が、次の都会から帰って来た時に自分の部屋の窓に葡萄を一房飾っていれば君との愛を忘れていない証拠だと言う。幸せの黄色いハンカチ的なシチュエーション。そんなシチュエーションの歌詞はいくつかあったと思うけど、生の葡萄を窓に掛けていくと言うのは斬新…^^;鳥が来て全部食べられてしまいそうとか、蜂や蟻が寄ってきそうとか、リアルだと厳しいんじゃないかと思ってしまう。曲調は疾走感のあるリズムアレンジとキャッチーなイントロ、間奏などヒット要素満載です。高田みずえさんの歌唱も舌巻き気味の激しい歌唱。久々にじっくり聴いたけど、本当によく出来てる楽曲でリピートして3度聴いてしまった。(1stコンサート、ツアーパンフより)B面「火の鳥」作詞 松本隆さん 作曲・編曲 都倉俊一さんこれまでのシングルはA面が激しい曲でB面はソフトな楽曲という構成でシングル盤が作られてたけど、このシングルはB面も激しい曲です。都倉俊一さんの天才ぶりがわかるメロディラインとアレンジ。ピンク・レディーのB面にありそうな感じもするけど、この「火の鳥」はきっとA面候補として最後まで選考に悩んだ曲なんじゃないかと想像できる。曲のタイトルのキャッチーさでは「火の鳥」の方が売れそうな気もする。(1stコンサート、ツアーパンフより)
2021年12月31日
1962年10月1日発売の島倉千代子さんのシングル。シングル盤「別れるときは死ぬときよ/さよならとさよなら」と同時発売でした。最近では同日に2枚のシングルを発売する事は珍しい事ですが、この頃は特に珍しい事ではありませんでした。A面「恋ゆえの花」作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん阿寒を舞台にしている楽曲。リズムは北海道の先住民族のイメージの編曲なのか「イヨマンテの夜」などとのリズムを彷彿させる。「イヨマンテの夜」ほど力強いリズムではないのですが。メロディーは最後フレーズ「♪恋ゆえ〜〜の はあぁ〜〜なぁ〜」が1958年に大ヒットした「♪からたちの はあぁ〜〜なぁ〜」との部分を無理に似させてだぶらせているような気もする。歌い回しやこぶしの使い方も似ている。同時発売の「別れるときは死ぬときよ」はご陽気お座敷ソング的なナンバーだったのでスケールの大きい編曲での民族音楽っぽいは真反対でいい感じです。B面「小っちゃな幸せの歌」 ギター演奏 古賀政男さん作詞 関沢新一さん 作曲 古賀政男さん 編曲 佐伯亮さん符割がやや複雑で歌いにくそうな曲です。イントロや間奏はシャンソンのような匂いもします。かなり悲しく寂しい歌です。古賀政男さんのギターの音色がより寂しさを増幅させています。
2021年12月30日
1973年11月5日発売の殿さまキングス最大のヒット曲。この曲をちゃんとレコードで聴いたのなんて子供の頃以来。発売してから徐々に売れていき最終的に1974年度オリコン年間シングルランキング第1位になった。A面「なみだの操」作詞 千家和也さん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 藤田はじめさん殿さまキングスの事を書いたのは「ウラ・ベスト集~ブラジル」と「パロッタ・クラシックス」の2枚のアルバムだけだったと思う。演歌系の楽曲の事は書かずにラテンアルバムとコミック色の強いクラシック楽曲と演歌の融合アルバムの企画ものっぽいアルバムの事だけだった。元々コミックバンドとして活躍してたので企画ものの作り込みは素晴らしかった。演歌グループとしては、同じコミックバンドだった「ぴんからトリオ」が「女のみち」で300万枚以上の売り上げの大ヒット曲を出してから順調に演歌グループとして活躍。二匹目のどじょうは普通なら成功しない事が多いのですが、元々の実力のあった「殿さまキングス」はコミックバンドから脱却して3枚目のこのシングルが大ヒット。(1枚目のシングルはコミックソングバンド時代の楽曲)イントロからインパクト強烈、そしてボーカルの宮路おさむさんが歌い出したらさらに強烈なインパクト。これは売れて当然だった曲。歌詞もキャッチーで売れ線。作詞の千家和也さんはこの頃、山口百恵さんの歌詞も同時に多く作詞しています。「春風のいたずら」「ひと夏の経験」「禁じられた遊び」「青い果実」など初期の名曲のほとんどの作詞が千家和也さん。千家さんは西川峰子さんの「あなたにあげる」も強烈なインパクトで大ヒットさせました。ボーカルの宮路おさむさんはコミックバンド時代はドラム担当してたので、リズム感の良さは当然で、ラテン系の楽曲のノリも素晴らしかった。B面「裏町人情」作詞 千家和也さん 作曲 彩木雅夫さん 編曲 竹村次郎さんこのB面もすごく売れそうな曲。歌のうまさを聴かせるのならこのB面曲の方が良い。尾田まさるさんのSAXのソロも良い感じです。
2021年12月28日
1983年8月1日発売のシングル。1983年11月公開の映画版「積木くずし」の主題歌。A面「積木くずし」作詞 穂積隆信さん 作曲 五輪真弓さん 編曲 馬飼野康二さん作詞の穂積隆信さんが原作者でもあり、本人の家庭で起きたリアルなドラマのようです。「積木くずし」は当時、テレビドラマや小説でもかなり話題になっていました。自分はドラマも映画も観た事なく、小説も読んだ事はないのですが、自分の娘が不良になった事で家庭が崩れていくって話だと言う事は知ってた。作曲は五輪真弓さんなのも凄い。ドラマチックなメロディーと感情を震わせて歌う島倉さんの歌唱で感動的な楽曲になっています。B面「愛とは何」作詞 穂積隆信さん 作曲 たきのえいじさん 編曲 前田俊明さんこの曲も作詞が穂積隆信さんなので、映画の挿入歌か何かで使われたのかも知れない。フォーク寄りのアレンジとメロディー。1981年4月1日発売の「鳳仙花」の大ヒットから島倉千代子さんの第二章が始まったって印象。
2021年12月23日
1964年12月1日発売の島倉千代子さんのシングル盤。A面「ゴンシャン紅帯」作詞 野村俊夫さん 作曲 下川博美さん 編曲 松尾健司さんゴンシャンって何?って絶対誰でも思う。九州の柳河地方の方言で「娘さん」という意味らしい。この前のシングルが「心ブラブラリはエエヤナイカ」で大阪弁のご陽気ソングだった。「心ブラブラリはエエヤナイカ」は北原謙二さんとのデュエット曲でした。ほぼ同時期発売のシングル「小鳥が来る街」は爽やかな古き良き日本を感じられる曲。「小鳥が来る街」も大阪を歌ってる曲。2曲続けて大阪の歌った曲の次は福岡の柳河の曲。(柳河藩が存在した町)この曲を歌う、島倉さんは太めの発声で力強さを感じる歌唱です。B面「あなたの手紙」作詞 野村俊夫さん 作曲 下川博美さん 編曲 松尾健司さんアルトクラリネットの渋いフレーズのイントロが凄く好きな曲。あまり耳にする事が少ないアルトクラリネットの音色の響きが気持ち良い。(低音だけどバスクラリネットではないと思う)この曲、音域がかなり広く、高音部分は余裕で歌っていますが、最低音の部分はかなり低いのでまだ20代の島倉さんは出しにくそうです。この10年後ならもっと低い音も余裕で歌っていますが。
2021年12月17日
この前、トランザムの競作のことを書いた時に、あとでこの曲も競作だったと思い出した。ザ・シャデラックスがCBSソニー移籍第一弾として発売したシングル。岸洋子さんとの競作でリリースしましたが、岸洋子さんのバージョンの方が広く知られているのかもしれない。自分はこのザ・シャデラックスのバージョンの方が好みです。A面「希望」作詞 藤田敏雄さん 作曲 いずみたくさん 編曲 大柿隆さんこの曲を聴くと何か寂しい気分になる。子供の頃からそんな風に感じてた。子供の頃はこの歌詞の状況がよく理解できずに、ただ悲しく寂しい曲だと思ってた。タイトルが「希望」なのに「絶望」を感じるのは今もあまり変わらないかも。ザ・シャデラックスのバージョンは低音の男性コーラスで歌うので、さらに悲しさや怖さを感じてしまう。そして、最後の行進曲風の勇ましいアレンジになるのも哀し過ぎるように思ってた。このシングル盤を聴くのは40年以上ぶりだけど、初めてこの曲を聴いた時の妙な胸騒ぎのような感覚を思い出した。「♪希望と言う名のあなたをたずねて 遠い国へとまた汽車に乗る」で始まる曲ですが…1972年8月発売の欧陽菲菲さんの「夜汽車」って曲が発売された。「♪希望と言う名の夜汽車に揺られ 女心はどこまで行くの」と出だしが似ていて欧陽菲菲さんの「夜汽車」がカッコいいアレンジすぎて「希望」の印象が薄くなった子供の頃。ブラスセクションとストリングスのアレンジはさすが筒美京平さんって感じです。欧陽菲菲さんの歌唱も凄く好きだった曲。デビューから12枚目ぐらいまでの欧陽菲菲さんのシングル曲は全てかっこいい。「夜汽車」の次のシングル「雨のヨコハマ」は「雨の御堂筋」をオマージュしまくりだけどアレンジも歌唱もカッコ良過ぎる。「恋の追跡~ラヴ・チェイス~」は何度も書いたと思うけどアレンジは完全に洋楽です。「火の鳥」もファンクなノリで最高です。欧陽菲菲さんの曲の事じゃなかった・・・・。B面「君の祖国を」作詞 藤田敏雄さん 作曲 いずみたくさん 編曲 大柿隆さんこの曲はほとんど聴いた記憶がなかった。まあ…B面って感じの曲。アレンジもいまいちな感じ。特に何も感じない曲かなぁ。
2021年12月15日
島倉千代子さんの1965年8月発売のシングル盤。A面「つぎの世もあなたと」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 土田啓四郎さんこの曲は島倉さん27歳の時に出したシングル。23歳、24歳、25歳と辛いことが続き、25歳の時に結婚もするけど悲しい事は続いた。波乱万丈なんて言葉じゃ追いつかないほどの出来事。普通の人なら耐えられないだろうと思える。紙テープが目に当たり失明しかけ、事務所に爆弾が送られ爆発、まだ若い父親が他界、他にさらに辛い事もあった。そんな間でもシングル盤のリリースは1963年は11枚のシングル、10枚のシングルをリリース。悲しんでいる時間はまったくないほどの過密スケジュールだったようです。そんな辛い事が続く中にリリースしたシングル。悲しげでやや重いアレンジとメロディーの楽曲です。この曲の前後も哀しげな楽曲が続いています。1966年10月発売の「涙の谷間に太陽を」で、それまでの続いた不幸な出来事を払拭するようにその後はリズム歌謡、ムード歌謡を取り入れたりして明るさを取り戻していったように感じる。「涙の谷間に太陽を」は自分の応援歌にもなっているようでコンサートのセットリストには入れている事が多かった。B面「花咲く平野」作詞 西沢爽さん 作曲・編曲 土田啓四郎さんB面はやや明るめな楽曲です。関西にいると「花咲くひらの」って読んでしまいそうになる。大阪の平野区、神戸にも平野って街がある。もちろん「はなさくへいや」です。明るい曲なのですが、その頃の背景を知っていると寂しげな歌唱に聞こえてしまったりする。
2021年12月10日
1969年4月発売の島倉千代子さんのシングル。筒美京平さんが作曲家デビューして3年目で、こんな大物歌手の作曲もしていました。島倉千代子さんは1969年の時点でデビュー14年目の超大物歌手です。見開きカラージャケットA面「捧げる愛は」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さんタイトルはちょっと演歌っぽいのですが、曲調は当時としては新しい歌謡曲です。筒美京平さんは1968年12月25日発売のいしだゆみさんに書いた「ブルー・ライト・ヨコハマ」が大ヒット。多分、その流れで島倉さんのブレーンが筒美さんに作曲の依頼をしたんだと思う。曲調もかなり「ブルー・ライト・ヨコハマ」に似ています。この曲がもし大ヒットしてたら、引き続き数曲、筒美京平さんに作曲を依頼したのかも知れない。それ以降、島倉さんは筒美京平さんの曲は歌っていなかったと思う。この「捧げる愛は」は、タイトルさえ違っていれば売れてたと思う。何かキャッチーな言葉とか流行りの英語の単語とか…歌詞の中で二度繰り返す言葉「だきしめて」とか。アレンジは当時の最新日本のポップスです。B面「涙きざんで」作詞 橋本淳さん 作曲・編曲 筒美京平さんこっちの方がタイトルや歌詞はキャッチーです。曲は絶対にA面の方が良いのですが、それでもこっちをリードトラックにしてたらもっとヒットしてたように思えてしまう。A面よりもそれまでの歌謡曲っぽさを強く残してる曲です。ポップスって感じではないかな。ジャケットも力を入れててヒットを狙ってたように感じる。六本木アンデルセンで撮影したと書かれている。
2021年12月05日
佐良直美さんの5枚目のシングル。1968年7月25日発売。A面「すてきなファーニー」作詞 山口五十鈴さん 作曲・編曲 いづみ・たくさん作詞者が一瞬、山田五十鈴さんだと思ってしまう人が多そう。山田五十鈴さんは自分でも歌ってレコード出してるので、そう思っても仕方ないかも。山口五十鈴さんという作詞家の方は資料とか無さそうでよくわからない。この曲はメロディー、編曲が洋楽のカバーなのかと思ってしまうほどです。まるでフランスやイタリアの音楽のよう。転調していき盛り上がっていく構成と最後の佐良さんのロングトーンの音は歌謡曲では絶対にないように思う。ヒットするとかしないとか抜きにして凄く良い曲です。B面「世界の果てまで」作詞 岩谷時子さん 作曲・編曲 いづみ・たくさんTBSドラマ「愛妻くん今晩わ」の主題歌。このドラマは1話完結のオムニバスドラマだったらしい。もちろん観たことはないけど、いろいろ調べてみるとキャストや製作陣もおもしろそう。オムニバスで全40回も放送したのも凄い。 スケールの大きい美しいメロディーを歌わせると、この頃は右に出る者はいないと思えるほどの歌唱力。佐良直美さんの歌声は心の奥の方が落ち着くように包み込んでくれる豊かさがあります。この曲も名曲です。
2021年12月03日
八代亜紀さんのコンサートに行ってきた!2度の延期の後、やっと開催されたコンサート。毎回チケット購入してたけど、開催された今回が一番いい席取れたので良かった。聴きたい曲のほとんどを生で聴けて大満足のコンサートでした。歌はもちろんですが、昔から八代亜紀さんの可愛らしさや人柄の良さに惹かれてレコード、CDを買い続けてる。今日のMCも最高に楽しかった。70歳を過ぎた八代亜紀さんの歌は本当に最高です。70年代、80年代の八代さんよりも確実に今の八代亜紀さんが良い!どの曲も、その楽曲に対する愛情が強く感じられて1曲1曲感動でした。セットリスト第一部1曲目「なみだ恋」 1973年2月5日発売 4枚目のシングル2曲目「風のブルース」 1999年3月20日発売 77枚目のシングル3曲目「花水仙」 1976年1月25日発売 14枚目のシングル4曲目「愛の終着駅」 1977年9月25日発売 22枚目のシングル5曲目「花(ブーケ)束」 1990年2月10日発売 61枚目のシングル6曲目「とおりゃんせ」 1995年3月21日発売 69枚目のシングル7曲目「あなたの背中に」 2000年8月19日発売 80枚目のシングル8曲目「不知火情話」 2005年3月23日発売 89枚目のシングル9曲目「一枚のLP盤(レコード)」 2010年4月7日発売 99枚目のシングル10曲目「居酒屋「昭和」」 2020年12月9日発売 109枚目のシングル第二部11曲目「The House of the Rising Sun」カバー曲 アニマルズ・バージョン12曲目「Sing, Sing, Sing」カバー曲 13曲目「山谷ブルース」カバー曲14曲目「おんなの夢」 1975年1月25日発売 10枚目のシングル 15曲目「おんな港町」 1977年2月5日発売 19枚目のシングル16曲目「もう一度逢いたい」 1976年9月25日発売 17枚目のシングル17曲目「雨の慕情」 1980年4月25日発売 30枚目のシングル18曲目「日本海」 1983年8月21日発売 45枚目のシングル19曲目「哀歌(エレジー)」 1978年5月25日発売 25枚目のシングル 作詞・作曲 谷村新司さん20曲目「舟唄」 1979年5月25日発売 28枚目のシングル 何と言っても「哀歌(エレジー)」を生で聴けた事が最高でした。50周年記念で発売されたCDでは、今の声でレコーディングした「哀歌(エレジー)」が聴けます。1978年にレコーディングした「哀歌(エレジー)」と聴き比べたら1発でわかるのですが、声の深さや伝わってくる想いが何倍も凄い。その新たにレコーディングした歌唱よりもさらに今日のコンサートの生歌は強烈に凄かった。「哀歌(エレジー)」が凄過ぎて「舟唄」があまり入ってこなかった。1978年にレコーディングした「哀歌(エレジー)」も少し棘を感じる若い声の歌唱も大好きです。この曲は4番まであるのですが、今日のコンサートでは1番、2番と歌って3番の部分をインスト演奏になり、その上に重ねてコンサートのお礼の挨拶がありました。感動的な挨拶のあとに、4番を歌った。この曲を凄く大事にしてる事がわかってうれしかった。ニューレコーディングのCDでは3番ももちろん歌っているのでフルコーラス聴けます。ちなみに今日カットされた3番の歌詞は「♪帰る家さえ ない鳥が 寒さこらえて 空を見る 二度と飛べない空ならば 隠しておくれ 今夜から」七五調の大正演歌のつくりで日本人の琴線に触れるメロディーと歌詞です。この曲、一度でいいから谷村さん本人にも歌ってほしいと思う。カバー曲3曲はできればオリジナル曲を歌ってほしかった。まだまだ・・まだまだ・・名曲が山ほどあるのに・・・。どのアーティストでもなんだけど、できればオリジナル曲だけを歌ってほしいと思ってしまう。「朧月夜(2000年)」「命火(1985年)」「かもめの歌(1988年)」「港町純情(1980年)」「愛を信じたい(1991年)」「竜二(1987年)」「故郷へ…(1978年)」「MU-JO(2013年)」「貴方につくします(1975年)」「昭和の歌など聴きながら(2008年)」「ともしび(1975年)」「泡沫〜UTAKATA〜(1996年)」「ワタシウタ(2020年)」「明日に生きる愛の歌(2020年)」「ミスター サムシング ブルー(1997年)」「恋街ブルース(1972年)」「恋歌(1977年)」・・・カバー曲の3曲がこの中から3曲だったらさらに最高だった。「山谷ブルース」は八代亜紀さんが歌うと違って聞こえて感動した。扇ひろ子さんの「新宿ブルース」の替え歌として作ったらしい曲ですが、「新宿ブルース」なら今でもたまに聴く。扇ひろ子さんなら「哀愁海峡」「未練の涙」の方が好きですが…。「仁義(セリフ入り)」もよく聴く曲。八代亜紀さんのシングルはB面にも良い曲がいっぱいあります。たまにはB面曲も取り上げて歌ってほしいと思う。「愛の條件」のB面「ひとり寝」「花(ブーケ)束」 のB面「たそがれ東京」「港町絶唱」のB面「死ぬほど愛して 」「命火」のB面「おんなの情念」他にも山ほどあるけどB面の名曲は勿体無い。CD売り場に行くとBOXにはサイン入りポスターがもらえるとの事。50周年5枚組BOXはすでに買ってたのでサイン入りポスターは諦めた。違うブースでアナログ盤を売ってるのを見つけた。なんと、LPジャケットにサインが入ってる!即、購入。サインがなくてもアナログ盤は絶対に買ってた。50周年のニューレコーディングの8曲が収録されています。アートワークは田名網敬一さん。遊郭をモチーフにした斬新なジャケットです。裏ジャケも強烈。歌詞カードもまた素晴らしい。来年のカレンダーも購入。中は八代亜紀さんの描いた絵画です。見終わった後は近くの居酒屋へ。いろいろ食べたけど「クエの薄造り」が美味しかった。
2021年12月02日
1965年3月発売のこまどり姉妹のシングル。A面「裏町情話」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 遠藤実さん右と左のスピーカーで姉の並木栄子さん、妹の並木葉子さんがかなりはっきり分かるほどにボーカルが分かれています。右が栄子さんだと思います。こまどり姉妹でこのボーカルの録り方は珍しいと思う。どの曲も普通は二人の声をMIXしたのが左右スピーカーから出ます。「三味線姉妹」は一人ずつで歌うパートが珍しく多い曲ですが、左右分けてるわけではない。こまどり姉妹版「昭和枯れすゝき」もいつものユニゾン歌唱ではなく一人パートが多い曲。B面「酒場小唄」作詞 石本美由起さん 作曲・編曲 遠藤実さん「裏町情話」はヒットした曲なのでCD化され多くのベスト盤などに収録されてますが、この曲はCD化はもちろんされていません。ご陽気お座敷曲なのですが、4コーラスとも歌い出し前の間奏が印象的。ドヴォルザーク作曲の「新世界より」の日本語歌詞をつけた家路の「♪いざや 楽しき まどいせん〜」部分のメロディーがそのまま使われて二人の歌に突入する。それもクラシック曲らしくイントロはトランペットとミュートトランペットとストリングスで演奏されています。イントロや間奏、裏メロにクラシック曲が使われる事も昔の歌謡曲にはよくあったように思う。ユーフォニュームが吹く裏メロのようなアレンジもいくつかあった。
2021年11月28日
1973年10月発売の島倉千代子さんのシングル。この前のシングルが企画盤の「親鸞おどり」でした。「♪情け一筋 世の人のため 我が身を捨てて苦労なされた 強くあくまで信仰深い 親鸞様を誉めたたえよう 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」自分は浄土宗ですが、浄土宗から分かれた浄土真宗なので近い印象。同じ「南無阿弥陀仏」だし。A面「残月」作詞 横井弘さん 作曲 鎌多俊與さん 編曲 山路進一さんこの曲の島倉さんの悲しすぎる震える歌唱は絶品です!いつも以上に細かいビブラートで聴く側の心を震わせます。かなり悲しい男歌です。着物一枚も買ってあげられないまま逝ってしまった女房を忍んでいる一人の男。B面「女舞」作詞 横井弘さん 作曲 鎌多俊與さん 編曲 山路進一さんほとんど邦楽の楽器でオケが出来てきます。歌謡舞踊するには良さそうな楽曲。このシングルにももちろん振り付けは付いています。
2021年11月24日
竹越ひろ子さんの1966年発売のコンパクトシングル。2016年発売と2018年発売のベスト盤が倍以上の高値がついている貴重盤。来月12月8日に「決定版2022 竹越ひろ子」が発売されるので定価で買えるチャンスです。A面1曲目「東京流れもの」作詞 永井ひろしさん 作曲 不詳 採譜・編曲 桜田誠一さん この曲が竹越ひろ子さんの楽曲の中で一番有名な曲だと思う。青山ミチさんと何となく被るので自分はどっちの歌だったか分からなくなる曲があったりします。青山ミチさんほど低音でドスきかせていませんが、安定した中低音が気持ちいい歌唱です。プロレスラーの力道山に見出されプロデビューしたそうです。この曲のシングルは1966年8月に発売。この曲の大ヒットでこのコンパクト盤の企画が出たんだと思う。2曲目「流れ旅」作詞 高橋掬太郎さん 作曲・編曲 白石十四男さん高橋掬太郎さんが作詞です。高橋掬太郎さんは超名曲を数え切れないほど書いています。「古城」「酒は涙か溜息か」「男涙の子守唄」「一本刀土俵入り」「啼くな小鳩よ」など。この「流れ旅」も時代を感じさせるような懐かしさがある曲です。シングル「東京無宿」のB面だった曲です。B面1曲目「東京無宿」作詞 横井弘さん 作曲・編曲 佐伯としをさんこのコンパクト盤に収録されてる4曲はかなりどれも似てるような楽曲です。まあ、青山ミチさんの「〜ブルース」シリーズも一瞬区別ができない曲もあります。元ジャズシンガーだったらしいのですが、この路線の曲が続いてどうだったんだろうと考えてしまう。この曲もヒットシングルです。2曲目「放浪」作詞 藤間哲郎さん 作曲 不詳 採譜・編曲 桜田誠一さん この曲は大ヒットシングル「東京流れもの」のB面曲。A,B面とも作曲者不詳ってのも珍しい。この曲のイントロなどは、ややJAZZっぽい感じもあります。ピアノのオブリもJAZZっぽい。最近では竹越ひろ子さんを知ってる人も少なくなってきた感じがする。青山ミチさんと同じぐらい有名だと思うのですが…。
2021年11月17日
八代亜紀さんの14枚目のシングル。デビューから5年、初めてフォーク調の楽曲を歌った。A面「花水仙」作詞 池田充男さん 作曲 浜圭介さん 編曲 伊東雪彦さんこの曲を歌う前のイントロ被せの司会にこんなのがありました。『「貴方につくします」は「ともしび」に続く八代演歌のヒットだった。 しかし世はあげてフォークブームとなっていく。1976年八代亜紀は自分なりにフォーク調を 歌いこなした「花水仙」で、その可能性の豊かさを世に示した』そして歌い終えたあとに再びまた司会者が・・『歌は世に連れという言葉がございます。随分昔にあった言葉だろうと思うんですが、 そりゃもう歌そのものを言い当てている言葉だと思うんですねぇ やっぱり歌というのはその時代の流れを敏感にキャッチしなければ 人の心を打ってヒット曲にならないと思いますが! あまり神経質になって自分では時流に乗ったつもりでも逆に流されてしまうと 本来の持ち味を失って良い歌ではなくなるわけですね。 ですからこのフォーク全盛の頃にはほとんどの歌手が、それなりにフォーク調の曲を 歌ったもんですが… まあ傑作とか…あとに残るだろうと言うような歌は ほとんどなかったと言ってもいいんではないでしょうか? そういう中で今、お聴きいただいた「花水仙」 これは亜紀ちゃんが自分なりにフォーク調の曲をこなして非常に高い評価を受けたわけです。 ま、ここで彼女は一つの自信を得たんだろうと思いますね。 どんな歌でも心を込めて歌えば私のファンは私を見捨てない・・・という自信は得ましたけれども やっぱり八代亜紀は、私は演歌だとここで踏みとどまったんですねぇ〜 だから、これ1曲であとはもうフォークにのめり込んでいく事をやめました。 本来の八代演歌の「本道に」戻ったわけです。 そして!世に問うた歌、これはまあ後々まで残る歌だと思いますが、 あの「もう一度逢いたい」という歌です。』 ややフォーク調の『花水仙」1曲歌っただけでここまで長々と言われる・・・・。「もう一度逢いたい」を出す前に「ふたりづれ」という演歌の名曲があったのに。その次の「夢魔のブルース」はまあ飛ばしてもいいけど^^;「夢魔のブルース」の次が「もう一度逢いたい」です。この司会者はその後に八代亜紀さんが全曲ブルースのライブやJAZZのライブをやったりするとか想像も出来なかったんだろう。モンゴルの音楽を取り入れたり、メタルのギタリストと共演するとか、ジャズアルバム、ブルースアルバムがヒットするなんて事も想像できなかったと思う。逆に八代亜紀さんが歌手を志したのはJAZZシンガーのジュリー・ロンドンの歌を聴いてからだと事をこの司会者は知らなかったのかも。その上、この日のコンサートの前半の山場として谷村新司さんのアルバムにしか入っていないもろシャンソンのナンバー「ムーランルージュ物語」を歌っているし、「ダンシング・オールナイト」もカバーしている。「ムーランルージュ物語」は7分超える長い曲で、ちんぺいさんもライブで歌った事のないような曲なのにフルコーラス、演歌色なんてまったくない演奏で歌いきっています。八代亜紀さんの「ムーランルージュ物語」は本当に良い!演歌を歌う八代さんしか認めないような司会者も歌は世に連れ変わって行けたのだろうか。このライブ盤を聴くたびに昔から「何言ってんだか…」って思ってました。B面「白い桟橋」作詞 池田充男さん 作曲・編曲 伊東雪彦さん この曲がA面だったならあの司会者もカリカリする事もなかっただろう。王道演歌でA面だったとしてもヒットしてたと思う名曲です。これはライブで聴きたいB面曲のひとつ。延期、中止で延び延びになってた50周年記念コンサートも今回は開催されそう。再びもちろんチケット取った。楽しみです。
2021年11月16日
1973年7月5日発売の佐良直美さんの26枚目のシングル。前作「陽が当るまで」はロック寄りのアレンジの歪みギターを前に出した楽曲でした。A面「さびしい男たち」作詞 山上路夫さん 作曲 中村泰士さん 編曲 竜崎孝路さん完全なフォーク調のアレンジの楽曲です。フォークギターのシャリシャリした気持ち良いストロークが全編で流れています。このシングルでは編曲の竜崎孝路さんの名前が「龍崎孝路」と表記されています。誤字だったのか、この「龍」でも活動してたのか・・。70年代フォークと言えばこれ!って感じの楽曲です。優しく叙情的で良い曲です。B面「青い封筒」(ブルーレター)作詞 丹羽きよみさん 作曲 小室等さん 作曲 瀬尾一三さん小室等さんと瀬尾一三さんが揃えば完全昭和フォークです。作詞の方は知らないのですが、このブルーレターは何を意味してるのかよくわからない。中島みゆきさんの夜会「橋の下のアルカディア」で「緑の手紙を開けなさい」というキーワードが出ますが、あれは緑のツタに覆われた飛行機の格納庫の扉を開けなさいって事だったと思うのですが、このブルーレターはただ悲しい事を表してる意味なのか。青い便箋と青い封筒で手紙が届いたらちょっと怖い気もしてしまう^^;「やわらかい土に とても沢山 足でキッスをしています」とか何か怖い・・・
2021年11月15日
1978年1月発売の梓みちよさんのシングル。A面「銀河系まで飛んでいけ!」作詞 喜多條忠さん 作曲 吉田拓郎さん 編曲 馬飼野康二さんこの曲は元々、キャンディーズがアルバムに収録していた曲で梓みちよさんがカバーしてシングルとして発売しました。(1983年には中原理恵さんもカバーしてシングルとして発売)オリジナルのキャンディーズ版はラテンロック歌謡なアレンジでした。この梓みちよさんのバージョンはラテン色を残してラテンジャズのような大人なアレンジになっています。梓みちよさんのシングルの中ではあんまり好きじゃない曲だったのですが、久しぶりに聴いてみて梓さんの歌唱の気持ち良さに惹かれた。B面「ミストレス」作詞 山口洋子さん 作曲 川口真さん 編曲 馬飼野康二さんこの曲はアレンジもメロディも凄く好きでA面よりもこっちばかり聴いてた。16刻むギターが気持ちよく、ブラスアレンジも凄く好き。メロディも凄く魅力がある。1978年1月 ツアーパンフ「銀河系まで飛んでいけ!」のジャケのカット違いの写真です。扉から飛んででいく謎の物体がSF映画の1シーンのようです^^;シーツか白いシャツか・・この時のセットリスト。アリスの曲で始まり、アリスの曲で本編が終わる構成。ちんぺいさんとセイヤングで絡みも何度かあって、梓みちよさんはちんぺいさんの事がお気に入りのようでした。新曲の「銀河系まで飛んでいけ!」は2曲目歌われ、MC挟んで中島みゆきさんの「アザミ嬢のララバイ」ツアーパンフの裏表紙。アルバムジャケも別カットの写真です。
2021年11月11日
1973年11月5日発売の4枚目のシングル。この曲の前のシングル「わたしの青い鳥」が大ヒットしたイメージでしたが、この曲の方がずっと売れてた事に驚きです。初ベスト10内に入ったシングル。A面「花物語」作詞 阿久悠さん 作曲 中村泰士さん 編曲 あかのたちおさん楽曲中の半分以上がセリフで作られてる曲です。子供ながら斬新な曲だと思ってた。(斬新なんて言葉は知らなかったけど変わった曲だと思ってた)クラスの女子たちはセリフ部分のモノマネをしていた。かなり特徴がある発声と言い回しなので真似しやすかったと思う。この曲の大ヒットで3曲あとのシングルもセリフかなり多めの楽曲を歌うことになります。B面「のっぽの恋人」作詞 阿久悠さん 作曲 中村泰士さん 編曲 高田弘さん「天使の初恋」のイメージに近いように子供の頃は思ってた曲。「♪あなたのあなたの事が〜」と「♪恋して恋しているわ〜」が似てるだけかも知れないけど。全く同じ作家陣で作られた曲なので似ててもおかしくはない。高田弘さんの編曲の楽曲も好きな曲は多いのですが、自分の好みは馬飼野康二さん、竜崎孝路さんの編曲が好きだったので初期の桜田淳子さんの楽曲なら「三色すみれ」が好きでした。唯一、1曲だけ筒美京平さんが編曲した「ひとり歩き」は別格的に良い編曲だと思う。作曲も初期の中村泰士さん時代から森田公一さん時代になって曲調も派手に明るくなった。どちらも名曲を残しています。この前、ケーブルテレビで1977年の桜田淳子さんのライブやってたのを観て、懐かしくて初期の楽曲をアナログ盤で聴いていました。
2021年11月09日
1980年12月10日発売の島倉千代子さんのシングル。1979年5月から連続で5枚のシングルの作詞が光星龍(細木数子さん)が担当しています。この曲が光星龍さん担当したシングルの最後の曲。この曲の次のシングルが大ヒット曲「鳳仙花」です!A面「愛の砂漠」作詞 光星龍さん(細木数子さん) 作曲 市川昭介さん 編曲 佐伯亮さんややムード歌謡調の楽曲です。スリー・ポーカーズのコーラスがよりムード歌謡色を強くしています。コンガの音が奥気味でこもってるように感じるのが勿体無い。島倉さんのボーカルと同等に前に出てるアコギのオブリがちょっとだけ気になる。島倉さんの歌唱は低音から中高音まで心地良く感情が伝わってきて素晴らしいです。B面「さいはての宿」作詞 櫻井義晃さん 作曲 三浦伸一さん 編曲 佐伯亮さんこの曲の作詞と作曲の方を知らないのですが、叙情演歌の王道的な楽曲で島倉さんのこの頃のイメージに合った楽曲。島倉さんのボーカルを完全に浮き立たせているアレンジも歌声に聴き入る事ができて良い感じです。
2021年11月03日
由紀さおりさんの1971年3/21発売の8枚目のシングル。A面「この愛を永遠に」作詞 なかにし礼さん 作曲・編曲 川口真さんこの曲が収録されてるアルバムの事は前に書いたように思うけどシングル曲として単体で聴くとイメージが大きく変わるように思う。メロディーやアレンジは当時のソフトなフォークのような印象。メロウなアレンジに由紀さおりさんの柔らかい歌唱で心が安らぐ。間奏のストリングスのアレンジとか凄く美しくて聞き入ってしまう。B面「やせた女」作詞 なかにし礼さん 作曲・編曲 川口真さんアルバム「この愛を永遠に」のB面ラストに収録されてる曲。前にも書いたように思うけどアルバムの全曲の中で一番好きな曲です。シングルA面向きではないけど何度も聞きたくなる。このシングルの前のシングルが大ヒット曲「生きがい」です。「生きがい」が名曲過ぎて、次のこのシングルはかなり影が薄い印象。「この愛を永遠に」はヒットしなかったのがちょっと不思議。サビもキャッチーで耳に残るし由紀さおりさんの歌唱は「生きがい」に負けないほどに良いと思う。
2021年10月27日
1964年8月発売の島倉千代子さんのシングル。ケーブルテレビ衛星劇場でずっと観てみたいと思ってた京マチ子さん主演映画「偽れる盛装」がテレビ初放映され録画したものを2回連続で観ていました。1951年の作品。この「偽れる盛装」は祇園の芸妓さんの話で京マチ子さんの魅力全開の映画でした。「偽れる盛装」はDVD化されていますが、衛星劇場ではDVD化もされていないマニアックな1950年代〜60年代の映画を初テレビ放送として観ることができます。その前は京マチ子さん主演1949年作品「地下街の弾痕」も観ることができた!この映画は昭和20年代の戦後間もない大阪の街が観られるのも感動。最近、映画をまたよく観るようになってきた。週に5本は必ず観てる感じです。A面「舞すがた」作詞 西沢爽さん 作曲 船村徹さんこの前のシングル「愛するゆえに」やその前の「星影のエアーポート」がムード歌謡路線だったのでこの曲で一気に古風な日本の世界が広がる。「偽れる盛装」を観ていて島倉千代子さんが祇園を歌った曲が数曲頭に浮かんで来た。その中でもこの「舞すがた」が「偽れる盛装」の世界を感じさせる。京マチ子さん演じる「君蝶」を取り巻く周りの人々が浮かぶ。「君蝶」は男を手玉にとる強い女なので、この「舞すがた」の主人公とはかけ離れていますが…^^;華やかな世界の裏のドロドロした世界を描いている映画には惹かれる。京マチ子さんはそんな世界を描いている映画の主演が多い。日本の女優さんでは京マチ子さんがダントツに一番上手いと思うし、一番好きです。1940年代〜60年代には凄い女優さんだらけですが、その中でも輝いて見える。若尾文子さん、田中絹代さん、淡島千景さん、乙羽信子さん、杉村春子さん、三益愛子さんなど共演してきた超名女優の中でまったく引けを取らない輝きで自分は京マチ子さんが一番です。この曲の主人公は「偽れる盛装」の中なら肺の病気で亡くなっていく若い芸妓さんのイメージです。B面「夕顔」作詞 高月ことばさん 作曲 船村徹さんこの曲ので出だしの歌詞とメロディー「♪糸より細い 銀の雨 夕顔の花 風に哭く」ここで曲の世界観が一気に広がっていく。演歌とか流行歌と言うカテゴリーに入らないような印象です。A面よりも好きな曲です。
2021年10月25日
トワ・エ・モワの1971年発売の4曲入りコンパクト盤。天地真理さんの3枚目のアルバム「虹をわたって」のB面ラストにトワ・エ・モワの「誰もいない海」をカバーして歌っています。天地真理さんバージョンはいつもよく聴いてるのですが、オリジナルを久々に聴いてみた。トワ・エ・モワのCDは持っいなくてシングルを数枚持ってる事を思い出して、棚を探すとこのコンパクト盤が出て来た。トワ・エ・モワは渡辺プロダクション所属でフォークバンドってわけではなく歌謡曲ユニットの印象の方が強い。フォークっぽい楽曲が多かったのでフォークグループと認識されてる場合が多いように思う。どこかの野音の客席なんだろうか?日比谷かな。A面1曲目「誰もいない海」 作詞 山口洋子さん 作曲 内藤法美さん 編曲 森岡賢一郎さん2曲目「或る日突然」 作詞 山上路夫さん 作曲 村井邦彦さん 編曲 古谷充さんB面1曲目「空よ」 作詞・作曲 難波寛臣さん 編曲 古谷充さん2曲目「初恋の人に似ている」作詞 北山修さん 作曲 加藤和彦さん 編曲 青木望さん「誰もいない海」 1970年11月5日発売ブルースハープソロから始まる天地真理さんバージョンを聴きすぎていてオリジナルのアコギソロから始まる雰囲気がフォーク感をより感じさせる。アウトロも二人のスキャットのFOで終わっていく所もかなり印象が違って聞こえます。「或る日突然」 1969年5月10日発売この曲も天地真理さんはライブでカバーしていました。他に天地真理さんのデビューアルバムには「虹と雪のバラード」をカバーしています。この曲はトワ・エ・モワのデビュー曲。「空よ」 1970年3月25日発売この4曲の中から一番好きな曲。大ヒットしたわけでもないのであまり知られていないけど歌謡曲とフォークのバランスもいい感じです。この曲はテレビ番組の中で公募して入賞した曲。「初恋の人に似ている」 1970年7月25日発売北山修さんと加藤和彦さんが組んで作った曲ですが、それほどそんな感じがしない曲。この二人で作った作品は「あの素晴らし愛をもう一度」「白い色は恋人の色」「青年は荒野をめざす」「悲しくてやりきれない」など名曲を山ほど作ったコンビ。青木望さんのアレンジだけは70年代フォークグループのイメージです。
2021年10月25日
高田みづえさんの4枚目のシングル。1978年3月5日発売。1978年5月20日に神戸文化ホールで「ファーストコンサートツアー」を観た時、この「花しぐれ」が新曲として本編ラストに歌われました。生でこの曲を聴いてから高田みづえさんが好きになりシングル盤とか買い始めた。このコンサートのチケットは小学生の頃からいつもアリスのコンサートチケットを買ってたイベンターさんが招待券を10枚送ってきてくれたもの。アリス以外でチケットが多く残ってる場合だけ招待券をいっぱい送ってきてきれた。南沙織さん、美樹克彦さん、紙風船、アグネスチャンなど・・・当日座席交換なんだけど、いつも10列目前後のセンターの席で観る事ができた。残りのチケットはいつも学校の友人に配ってみんなで観に行ってた小学生〜中学生時代。この日も昼公演は売れてたようですが、夜公演はかなり厳しかったようでした。神戸文化ホールは最後列から1列、2列、3列で最前が27列か28列。16列26番なのでこの日も前から11列目ぐらいでした。A面「花しぐれ」作詞 松本隆さん 作曲・編曲 都倉俊一さんこのシングルまでの3枚のシングル曲も好きですが、この4枚目が歌謡曲らしくて凄く好きです。やっぱり都倉俊一さんのメロディーは良い!初期の高田みづえさんの楽曲なら「パープル・シャドウ」「ビードロ恋細工」もよく聴いてた。アルバム曲にも名曲が多くて結局シングルカットされなかった「南々西」はコンサートでも定番曲のようになってたようです。B面「デイ・ドリーム」作詞 松本隆さん 作曲・編曲 都倉俊一さんタイトルのイメージと曲の雰囲気はかなり違って思える。可愛いアレンジの軽快な曲です。この曲はファーストコンサートでセットリストに入ってなかった。アルバム曲も多くセットリスト入りしてたのですが。「高田みづえ ファーストコンサート」ツアーパンフ中にセットリストも書いてあるけど、内容の変更はかなりあったように思う
2021年10月23日
全647件 (647件中 151-200件目)