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祖母が他界しました。

実は、一月前に、祖母が他界いたしました。関東大震災を経験し、東京大空襲も、生き抜き、今を、平和に過ごしていました。「なんども、あぶないと。覚悟して」と連絡が来ていました。でも、なんども、何年も、生きていてくれてました。今度の震災でも、自宅は液状化で全壊となってしまったのですが、生きていてくれていました。しかし、５月６日。電話が鳴りました。震災とは関係のない、大往生でした。最後まで、おむつをはくこともなく、りんとして、逝ったと聞きました。戦時中は、小さかった、父や叔母のために、「おやつが足りない」と、工場の責任者のおっかない軍人さんに掛け合って、子供たちへのおやつを支給させた人だったと聞きました。大往生です。震災とはなんの関係もありません。でも、悔しいんです。なぜ、３つめの大禍を知ってから逝かねばならなかったのか、痴呆が進み、記憶の混乱があったのですが、亡くなる３日前、液状化で傾いて住めなくなった自宅へ帰ることが出来たそうです。「昔のまんま」と。しみじみと、柔らかに話したそうです。叔母が、一時帰宅をさせてあげれて良かったと、話してくれました。亡くなる２日後は引っ越しの予定でした。自宅の解体が、始まります・・・どうか、どうか・・・・