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鑑賞日:2012年1月14日(土)10:00開演入場料:¥3,500 F列【配給】松竹METライブビューイング2011-2012グノー作曲歌劇「ファウスト」(フランス語/字幕付/全5幕)会場:ミッドランドスクエアシネマ・スクリーン3指揮:ヤニック・ネゼ=セガン演出:デス・マッカナフ合唱:メトロポリタン歌劇場合唱団管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団出演:ファウスト:ヨナス・カウフマンメフィストテレス:ルネ・パーペマルグリット:マリーナ・ポプラフスカヤヴァレンティン:ラッセル・ブローンシーベル:ミシェル・ロズィエ解説・インタビュアー:ジョイス・ディドナート(MET上演日 2011年12月10日) 感想: METライブビューイングは最初の頃に歌舞伎座で行われた「魔笛」以来、観る機会が無かったのだが名古屋で過ごす今週末に丁度上演があり、カウフマンがタイトルロールなので、朝から名古屋駅側の映画館ミッドランドスクエアシネマへ出掛けた。 このビルは2007年新しく建てられ、47階中5階までが商業施設でルイ・ヴィトン、ディオール、カルティエ等の高級ブランドやトヨタの事務所が入っており、その5階に映画館がある。 映画館の対応も行き届いており、両隣が空いている席を取ってくれた。観客は少ないだろうと予想したが130定員のスクリーンに60~70人はおり、女性客が多いのはカウフマン目当てか。 最新の劇場なので座席はゆったりとしており、荷物掛けやドリンクホルダもあり快適。オペラ劇場の何時もの安い席では、前の観客が乗り出すと舞台が半分見えなく不愉快な気分になるのだが、大きなスクリーンで字幕も直ぐ下に表示され座り心地の良い座席でゆったりと観られる。 音響も歪むことなく、自宅のTVで観るよりはるかに臨場感を感じられ、途中ホール内が明るくなって休憩が2回入るが、スクリーンにはMETの観客席が映り休憩終了までの時間も表示され、カーテンコールもあり、正にMETに居るように思わせる。 いつものMETライブビューイング同様に冒頭に作品紹介があり、途中にインタビューも入る。 今回の演出は2つの世界大戦の間の時期で、ファウスト博士は原爆研究者との設定。途中で白衣を着た研究者達が舞台設定したり、合唱で登場したりするが、意味不明。そのためかカーテンコールでは、演出家のみブーイングが出ていた。 主役3人の歌は流石。カウフマンは好調で、去年のローエングリーンでぜひ生の声を聞きたかった。ただ途中のインタビューで、イタリア語、ドイツ語、スペイン語圏で上映される話しは出てきたが、日本他アジアのことは一言も出てこず眼中にはないのでしょう。 ルネ・パーペもメフィストテレス役10回目とのことで、落ち着いた深見のある悪魔だった。 マルグリット役マリーナ・ポプラフスカヤは、声は素晴らしいのだが、エラの張った顔が最後まで気になってしまった(個人的な趣味でスミマセン)。 ライブビューイングは、よりルックスが重要なようで、この後はネトレプコのマノン、デセイの椿姫が予定されている。End
2012.01.14
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鑑賞日:2012年1月8日(日)15:00開演入場料:¥3,000 自由席(2階2列)【主 催】中部フィルハーモニー交響楽団ニューイヤーコンサート~音楽の福袋~in 小牧会場:小牧市市民会館ホール出演:指 揮:堀俊輔ソプラノ:下垣真希ヴァイオリン:辻彩奈コンサートミストレス:矢口十誌子管弦楽:中部フィルハーモニー交響楽団 曲目:第1部 モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」K.492序曲 メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64第2部 J.シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲 レハール/喜歌劇「メリーウィドウ」より”ヴィリアの歌” ジーツィンスキー/ウィーンわが夢の町 J.シュトラウス2世/ポルカ「狩り」 古関裕而/長崎の鐘 (抽選会) J.シュトラウス2世/ワルツ「美しき青きドナウ」アンコール J.シュランメル/行進曲「ウィーンはウィーン」 レハール/メリーウィドウワルツ J.シュトラウス/ラデツキー行進曲感想: 引越後一番早く聞きたかった地元オーケストラ「中部フィルハーモニー交響楽団」の演奏をようやく聞けることになり、冬の晴れ間の中自宅から歩いて5分の小牧市民会館へ出掛けた。 開演のチャイムの後、楽団員が登場。若い女性が多く、バイオリンの男性は1人だけ。色取り取りのドレスで華やか。指揮者登場で「フィガロの結婚」序曲。早い演奏で弦は中々上手いが、管(特にホルン)は少々不安定気味。 2曲目は辻彩奈登場でメンデルスゾーンのヴァイオリンコンチェルト。辻彩奈は14歳の中学2年生だが、既に神奈川フィルとの演奏会にも出演している。まあ学生では上手いレベルかなと思っていたが、驚きの美しい音色。特に第1楽章の演奏は素晴らしく、これだけで入場料の元は取れた気分に。プログラムを見るとヴァイオリンは貸与を受けている1840年プレッセンダとのこと。 15分の休憩を挟んで第2部はシュトラウス中心にニューイヤーの選曲。指揮者はお得意のヘルベルト・フォン・ホリヤンのかつらで自らのMCも入り楽しい演奏に。 ソプラノでマイクのPAが入ったのは驚き。 途中抽選会があったり、アンコールで客席も歌ったりと首都圏のニューイヤーとは一風変わった趣向もあり楽しめた。アンコール最後はお約束のラデツキーで盛り上がりお開きに。 残念だったのは客席(定員1334名)が半分程度だったこと。MCでも言っていたが日本全国約30のオーケストラがあるが、楽団平均年齢が一番若く、一番人口が少ない地域らしい。 まだHPにも来年シーズンの予定が掲載されておらず運営面も心配だが、地元のオーケストラなので出来るだけ聞きに行くようにしたい。End
2012.01.08
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