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鑑賞日:2017年11月23日(木・祝)10:00開演入場料:¥3,600 (スクリーン7/J列) 【配給】松竹株式会社METライブビューイング2017-2018シーズン歌劇「ノルマ」ベッリーニ作曲 全2幕(イタリア語上演/字幕付)会場:ミッドランドスクエアシネマ指 揮:カルロ・リッツィ演 出:デイヴィッド・マクヴィカー管弦楽:メトロポリタン歌劇場管弦楽団合 唱:メトロポリタン歌劇場合唱団出演:ノルマ :ソンドラ・ラドヴァノフスキーアダルジーザ:ジョイス・ディドナートポリオーネ :ジョセフ・カレーヤオロヴェーゾ:マシュー・ローズ上映時間:3時間27分(休憩1回)MET上演日:2017年10月7日感想: ベルカント・オペラの有名作品でありながら歌唱の難しさから公演機会の少ない作品。タイトルロールにデヴィーアを迎えた藤原歌劇団公演を聴き逃したが、METライブビューイング2017-2018シーズンの冒頭に公演されるとのことで名古屋駅前のミッドランドスクエアまで出掛けた。 シーズン初めと有ってS・フィリップスの案内にMET総裁 P・ゲルブが登場し、本作品の演出や歌手の紹介有り。休憩時間は舞台上の黒幕に、月が映し出される。 序曲に続いて幕が上がると、暗い森の中の場面。演出の設定は原作通りで違和感なし。森の中央、祭壇の大木の下がノルマの住居になっており、舞台地下から迫り上がって瞬時に場面転換。さすが5つの舞台面を持っているMET。 とにかくノルマは最初から最後まで、超高音を連続して歌う。その超高音の中でも、場面毎にニアンスが異なり、全く異なる歌唱が必要になるのだが、ラドヴァノフスキーは完璧に表現。 マリア・カラスも「全てのアリアの中で最も難しい」と言ったアリア「清らかな女神よ」も最後まで表現豊かに歌う。インタビューの中でも「ブリュンヒルデを1日3回歌うより大変」とのコメントが紹介されたが、これまで何度も歌ったお得意の役で、歌う上でのポイントは全体のペース配分とのこと。 アダルジーザ役のディドナートは今回初めての役とのことだが、メゾとは思えない高音も歌い、弱音や装飾音符など正確に歌う所はさすが。ノルマとの二重唱がまた素晴らしく、これだけを聴くだけで料金に見合う。 三角関係の原因となるポリオーネ役のジョセフ・カレーヤもハイC含めた高音が要求される難役で、1幕後半に音が届かない場面も有ったが、よく響く声で最後まで歌えていた。 これだけ歌手に歌わせるわけで、イタリア人指揮者の功績も大きいのでしょう。 各歌手の声量は最後まで衰えず、その歌声の音圧と表現力に圧倒された公演で、最後は思わず涙が・・・。これだけのメンバーを揃えられるMETの面目躍如。 休憩時間に今シーズンのMET公演の紹介あり。定番のトスカ、魔笛、ラ・ボエーム、愛の妙薬はじめ、ドミンゴがバリトンとして登場するルイザ・ミラー、MET委託作品の皆殺しの天使など興味ある公演が目白押し。 また「ノルマ」の方は演奏会形式の公演が来年3月東京二期会で予定されており、大隅さんのノルマが今から楽しみ。End
2017.11.23
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鑑賞日:2017年11月12日(日)13:30開演入場料:¥5,000 (B席:2階H列)【主催】(財)ニッセイ文化振興財団【日生劇場】NISSAY OPERA 2017オペラ「ルサルカ」ドヴォルザーク作曲 全3幕(チェコ語上演/日本語字幕付)会場:日生劇場指 揮 :山田 和樹演 出 :宮城 聰空間構成:木津 潤平 照 明 :沢田 祐二 衣 裳 :高橋 佳代 舞台監督:幸泉 浩司演出助手:手塚 優子 合唱指揮:水戸 博之 管弦楽 :読売日本交響楽団合 唱 :東京混声合唱団出演:ルサルカ:田崎 尚美王 子 :樋口 達哉ヴォドニク(水の精):清水 那由太イェジババ(魔法使い):清水 華澄外国の公女:腰越 満美料理人の少年:小泉 詠子森 番 :デニス・ビシュニャ森の精1:盛田 麻央森の精2:郷家 暁子森の精3:金子 美香狩 人 :新海 康仁 感想: 毎年11月に行われる「NISSAY OPERA」は、1万円以下のチケット料金で一流のオペラの舞台をより多くの方に楽しんでもらいたい!との主旨で劇場主催で行われており、今年は「ルサルカ」の公演とのことで有楽町まで出掛けた。学生チケットや高校生鑑賞もあるためか、開演が13:30に早まり、17時には終演。 舞台は階段が設置されその周囲を円弧状の壁が取り囲む。中央上部の壁は前後になり、その間からと、階段中央が開き、煙とともに出演者が登場となる。 第1幕は壁の上を布で覆い水底を、第1幕は壁の上に国旗と上部からシャンデリアが吊るされ城の中を、第3幕は壁の上に月が輝き湖を表現していた。 第2幕城内では助演(静岡県舞台芸術センター)の演技によりルサルカの孤独感がよく表されていたが、途中の間奏曲での舞踊は現代的で違和感あり。 オケピットは一杯で、ホルンが上手舞台上、木管が下手舞台上、パーカッションは上手舞台横にセッティングされ、音楽を浮かび上がらせる。 ダイナミックかつ細部まで丁重な演奏で指揮者の功績でしょう。 歌手は皆さんよく歌えており、その中でも魔法使い役の清水華澄が存在感ある素晴らしい歌声と演技で期待を裏切らない。ルサルカと王子も歌えていたが、目一杯頑張って歌っている印象。もっと軽めの発声の方が本オペラの役に合うのではと思えてしまった。オケが舞台に乗っている影響もあるのかも。End
2017.11.12
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