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1986年、ゆりはルークを前に戦いから逃げ出す。2008年、恵はファンガイアとの戦いのため動かなくなった脚を直そうと躍起になるが・・・。チェックメイト・フォーのクィーンこと真夜が登場する転回点となる重要なエピソード。と同時に1986年と2008年の音也と麻生母娘の関りを通して対比し描いたキバのフォーマットを上手く活かした好編。・ゆりの恐怖からくる弱さとそれを彼女に認めさせる音也・恵の意識しない恐怖からくる仮病的症状を治す音也ふたつの時代で同じような状況下にある母娘を救う音也(渡)が「愛の救世主だ」と軽口を叩きながらも良い感じ。心情を吐露する二人も良いが(夕焼けの中の二人は美しいが音也の心は既に真夜に・・・とも見える)さらに名護の思いが明らかにされ(真っ当だがなんと困難な願いだろうか)恵との見事なコンビネーションでの流れるような展開のファンガイア撃破のシーンが面白く(イクサの武器を使う恵の鬼神のような剣戟がみもの)オマケに事実上初の共同戦線によるWライダーキックまで、良かった、良かった。音也が渡に憑くというのはおそらく今回限りかもしれないが非常にいい感じになったと思う。これは有効な手段だと思うので巧く使えるのであれば次を期待したい・・。・・・音也の存在がとても大きくなってきた・・・これは予定通り、なのかな。真夜の固有結界(?)その名の通りの闇を呼ぶ能力(「あなたの夜が来る・・」)の演出も気合が入っており演じている加賀美早紀の非人間的な、いうならばレプリカントっぽい感じのする美しさが適役だ。ルークの悪を行いつつも喜劇的である様も堂に入ってきた感じで好ましい。音也は真夜に心を奪われたようだがここからの展開が少し楽しみになってきた・・・。プラトニック・セックス オリジナル・サウンドトラックついでに加賀美早紀のブログはかなりオトコマエ、で面白い。気骨のあるヒト、という気がするhttp://blog.watanabepro.co.jp/kagamisaki/
2008.06.08
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1986年、ルークはウエディングドレスでタイムプレイを始める。ゆりは凶行を前に身体が動かない。2008年、イタコの口寄せの影響で渡の身体に音也の魂が宿る・・。なによりも渡の音也の心が宿る、という展開が単純に面白い話。映画版でもモモタロスの憑きっぷりが良かった瀬戸康史が音也の不自然な気取り声を巧く演じている。「俺の心を盗みにきたのか?ほら盗め」「あんな詰まらないものを盗むな俺のハートを盗め」というような音也らしい言い回しと独特の仕草のコピーぶりがオカシイ。あとは・山本スーザン久美子のサインに我を忘れる次狼・一歳年下の男におっさん呼ばわりされて憮然とし怒りながらも口調が丁寧な名護・いかにもな悪役声のテントウムシ(にはとても見えないが)を楽しそうに演じる中尾隆聖位だろうか。今ひとつあげておくと敵の前で全く動けない母と同じように完膚なきまでにやられる恵の姿。バイキン・テントウムシにどてっ腹への強力パンチを喰らって転倒、さらに おっぱいをグリグリ と思いっきり踏みつけられるMすぎる恵のやられっぷり は実は今回最大の見所だったり。Message 4/7の願い 柳沢なな
2008.06.08
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あっ、またこんなに時間があいてしまったではないか・・・続き。前回の展開から一転、狂犬・名護の主客転倒もいいところのボタン争奪戦。渡は自分の道を取り戻す・・・。前言撤回やむなし・・な混乱の極み・・。前話で築いたものを叩き壊した・というのが正直な感想です。前回丁寧に描かれたマミの過去と現在に関る部分は深く描かれることもなく渡の『アムロ脱走』(これ、本家ガンダムでも第17話だったのね)をかなり強引に解決させるための道具にしかなってない。しかもかなり強引な心の声に聴いた「悟り」であるため感動できないのだ。あと何故マミが音楽をやめてアーチェリーの選手になるのか位の伏線は1986年の部分でキチンと張っておくべきではなかったのではないでしょうか。名護についてはあのホントウの目的を見失った狂い方はなあ・・。これについてはもう言う事ないです。気になったのはチェッカーズの貼り紙。「弾丸ハートに火をつけて」・・これ、ワカリマセン。この曲(?)について知ってる方、教えてください。
2008.06.08
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「僕がイイ人だと思う人は皆ファンガイアで・・もう分らなくなってきたんだ・・何のために戦ってるのか・・」悩む渡は旅に出るのだが・・・。一方音也はゆりの頼みである少女のバイオリンの教師になる・・。単純明解、ひとこと、面白い。キバが始まってから今までで一番良い出来ではないだろうか。・渡が旅先で出逢った朗らかで快活な年上の女性マミとそれに絡んでくる恵との騒動・音也とゆりに託された我の強い少女とのおかしなやりとり傷心の渡がマミに出会いそのペースに巻き込まれる中「渡は私の弟分」みたいな思い込みを持つ恵(この設定久々に活かされていて良し)とマミが激しく衝突する件り実に快調。「おねえさんはねえ・・彼の先生ってとこ?」はいいとしても・・・「スペシャル・キューティ・ティチャー」って・・。「こんなオバサンと女遊びなんて!」「離しなさいよおお!小娘がああ・・・!」激昂する2人の年上の女に文字通り引っ張られる様をポンポンと小気味良くみせていて非常に楽しい。ファンガイアに襲われた経験のあるアーチェリー選手、倉沢マミを面倒見のいい姐御肌で演じた遊井亮子が抜群にいい。一方の1986年編だが最近やや暗くなりがちだった音也とゆりの夫婦漫才的掛け合いが好調。(「全ての女性のタイプに対応できる。しかも対象年齢問わずだ」「泣く子はいねえか!たべちゃうぞ」「たべるなバカ」「餌が餌を食ってやがる」・・つい面白いので書いちゃいました)でさらにこれにゲストである少女、山崎怜奈の生意気な問題児ぶりが加わり絶妙である。バナナ絡み巧妙かつ馬鹿なトラップの件りは『ひぐらしのなく頃に』の沙都子あたりを連想させる。生意気な少女に思わずいつもののらくらした調子を崩されて「弾けっ!」と声がヒステリックに裏返る音也がおかしい。『カフェ・マル・ダムール』での木戸や次狼(威嚇されて負けてましたな)らまで交えた喜劇的なやりとりも愉快だが喜劇一辺倒にならず少女の悩める部分を垣間見せているのもいい。コメディタッチのやり取りが秀逸な脚本と石田監督の細かいカットで繋ぐスピード感のあるテンポのいい演出が上手く噛合った感がある上出来の回。細かい事だが静香が渡の風呂を覗く時のしぐさ、のような部分までいい感じだ。少女とマミ、のような22年を隔てた関係性は今まで当然描かれていそうで描かれていなかったのでどう後篇がまとまるのか楽しみ・・・なんていう期待をするのはキバでは初めてのことだ。今回、最後の戦いのシーンまで交わらないが合間に挿入された今回のドラマ同様スピード感溢れる早い展開で見せる名護と坂口の追っかけアクションも悪くない出来だ。今回ボタンを取れなかったのでキレ気味の名護がイクサの横取りシステムを披露。これはちょっと面白い設定かも。今回のBGMはマル・ダ・ムールで流れていたうしろ指さされ組の『象さんのスキャンティ』86年5月発売。『ハイスクール奇面組』の主題歌である。全くの余談だが・・うしろ指さされ組の高井麻巳子とゆうゆの二人はアニメ版奇面組で卒業生を送るハプニングコンサートのエピソードで登場している。アニメに登場したホンモノアイドルというのは非常に珍しいのではないだろうか。various artist『象さんのすきゃんてぃ』※細かいコトを拾っておくと音也の台詞、『愛と青春の旅立ち』は82年のR・ギア主演映画。『これが青春だ』はまあB&Bのギャグ・・・というよりも66年の竜雷太主演のテレビドラマ。主題歌は布施明である。大きな空に梯子をかけて・・。今回は前話まで全ての脚本を手掛けてた井上敏樹に代わり米村正二が担当している。これが(たとえば映画に絡んだ)イレギュラーな事かどうか分らないけれど正直にいうとココまでのアクが強くて生硬な雰囲気は非常にキツかった。そういう点でキバは複数の脚本家が書いてバラエティを出す事がプラスになるのでは、と思う。
2008.05.18
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遂に記憶を取り戻したルークは親切にしてくれた蕎麦屋を皆殺しに。その時渡は?大方の予想通りの展開でミナゴロシにされる布袋屋の娘とその場に居合わせた人々。過去と現在を並行して描くキバの手法はその突然の衝撃を緩めてしまっている。高原秀和は飄々と好演(残酷かつ喜劇的な悪人のルークのほうが断然いいのだが)しているだけにこの描写が予定調和に見えてしまっているのが残念だ。同じ井上敏樹による『鳥人戦隊ジェットマン』第18話『凱、死す!』は瀕死の自分の命を救った娘を殺すラディゲの描写が複雑な感情を上手く出していて秀逸だったと思う。今回の殺戮描写は乾いて怖いのだがドラマ的には大ちゃんと娘の関係性が十分に育っていない為か物足りなく思える。罪なきヒトの死、それでも混乱しつつ大ちゃんに拘る渡(その気持ちは分らないでもないが)・・・。これが解消することない展開はフラストレーションが溜まる。巨大怪獣の出現、戦隊のアレみたいなパワードイクサの登場って、とってつけたような・・・。ライジンゴーがムリヤリ活躍するアクションタイム、みたいな在り方なのか?久々の今回のBGMはルークがパフェを食べているシーンで流れていたレベッカの『RASPBERRY DREAM』。発売は86年5月。続けるのか続けないのかはっきりして欲しいなあ・・・。
2008.05.14
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電王の続編、あるいは番外編はどんな形でも作れて面白いものになるのではないだろうか?と考えながら『春の仮面ライダー祭り』を観た。TVの最終回に続けてすぐに撮影に入ったというこの作品は最初はVシネマ企画であり、ちょうど戦隊のVS作品のそれと同じ位置づけのものである。はぐれイマジンを見つけ出して駆逐するため、デン・ライナーがデンライナー署になり良太郎やイマジン、コハナ達が新人刑事と協力するという大デタラメな設定は悪くないと思う。しかしながら・・・電王の続編、あるいは番外編は・・・と最初に描いておきながらだがこの話を面白くするのは非常に難しいことに気づかされた。電王の面白さは監督・脚本家に加えてスーツアクターと声優の印象的な演技が作り上げたイマジンたちの面白さ、怪人と絡み別人になる演技を好演した若い俳優たち・・などの要素が相俟って生まれたものである。しかしながら一方、2話完結構成のストーリーの作りが弱く、特にゲストが絡む部分の話の面白さが活されていなかったような気がする。それでもその個々のゲストによるエピソードという考えが薄くなってきた40話以降の後半部分はそれまで育ててきた要素が上手く作用して大いに盛り上がり非常に面白い優れた作品になったのは間違いないだろう。面白くなった理由のひとつはそれまでに個性的に特徴づけられた登場人物たちが何かを喪う戦いを強いられながらそれを乗り越え古き良きハリウッド映画の如き大団円にたどり着く展開にあったのではないかと思う。本作は最終回後のお祭り的なVシネマ企画であったことを考えれば仕様がない部分なのかもしれないのだが今回の映画はその面白さに関っていた宿命の頸木、枷がなくなったことで登場人物たちの持っていたはずのドラマ性や緊張感が喪われているため何をやっても今ひとつ面白くなっていかない恨みが残る。コハナの異常な強さ(一撃でモモ・ウラを沈めるイマジンを上回る強さ、とか香港映画並みの女格闘家との死闘の過激さとか・・・今ひとついうならコハナに文句は全くないのだが白鳥百合子がこれを演じていたら・・・いやよそう・・)やイマジンたちが良太郎以外の人間に憑く(ここは素直に面白い)とかの見どころはあるがネガタロスは強敵かもしれないが危なげのない戦い、喪うもののない戦い(侑斗の変身はみていて不安に駆られたが・・)には物足りないものを感じた。同じく街中でのイマジンたちによるヤクザ狩りもその後のスシ詰めのデン・ライナーも悪の巣窟でのやりとりも面白くならない。新人刑事と彼の同じく刑事である父、という位置関係は明らかに今回ゲスト的な出演となったキバの関係と重なる。ここでのドラマ展開は初期・中期のゲストエピソードを連想させる。結末を含めて水準としては普通の出来だろう。終わってしまった作品の最後のイベント、お祭り作品として観るならばそれはそれでいいと思うしその枠に収まっているのだが映画、あるいは電王の新作として観ると非常に物足りなさを感じてしまう。綺麗に終わってしまった電王のような作品の続編を作る事の難しさを強く感じさせる作品である。・・・電王の映画、もう一本、きちんとした形で観たい気がするね。仮面ライダー電王&キバクライマックス刑事
2008.05.01
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失意のゆりの自棄な言動に音也は心を痛める。一方勝利に酔いしれる名護はさらに自分の「正義」を推し進めてゆく。渡は自分が何をなすべきか迷い続ける。・・・・え、こんな内容なの、という位粗筋の要約と実際に観た話の雰囲気が違うので自分で驚いた。・ゆりのハチャメチャ大作戦・セントストマックな彼女今日の見どころ。怖いゆりの顔。「私のイクサを返して!返しなさい!」「辞めてやる!青空の会なんか」音也の自分への歓心に付け込み大食い大会から遊園地、ボートからのダイブ(2周連続水落ちだ)はじけた行動の連続。それは辛い気持ちを紛らすためなのだが音也はゆりのの言葉(どっか暗いトコへでも行くか?)を拒む。傷ついたゆりの言動は土下座に至る。(よろけながらの「イクサを頂戴」の台詞はヤク中みたいだ)クールなゆりの熱く脆い自我を描いたエピソード。「イクサの力があれば私は・・母さんの手を握ることができる」が泣かせる。次狼の優しい言葉(どうなんだろう?非常に嘘っぽく心なく聞こえるのだが)に罵ったばかりの次狼にまたゾッコンなのも真正面しか見えていない彼女らしい。音也の優しさと想いの強さ(今日のお前は好きじゃない・・)が感じられる点にも注目したい。・ケイスケ・ブラボー「私が組織の長となりゆくゆくは世界の在り方を管理したいと考えています」(あ・・・・)「音楽をやめて世の中になることをしなさい」(おいおい)「俺に同じことを2度言わせるな。命が惜しかったら俺のいうことをききなさい」(言葉が乱れてますが)凄い。世界は自分を中心に回っている、自分の正義は絶対に正しいという名護の台詞の数々さらにはキバを倒すために本来第一義的に倒すべきファンガイア(スパイダーのしぶとさ・・というか悪運の強さはここまできたら最後まで引っ張ってほしいな)手を組む混乱ぶりは非常にアクチャルなもの、なのかもしれない。完全敗北の末「どぶ川おち」する名護の正義はさらに混迷するんだろうね・・・。「馬鹿な・・・俺がイクサで負けるなんて・・」、・・その言い草は完全な悪役だよ。・ハイ!ハイ!イケメンズ・ケンケイタルシズ(強引だったね)で渡は・・・この道をいくのか?とりあえず恵、君はイクサいうより自分の身位自分に守れるようになろう・・。Made in USA!PUFFYを主人公にしたアニメがいよいよパッケージ化! Hi Hi Puffy AmiYumi (ハイハイパフィー アミユミ )4枚組DVDセット
2008.04.13
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1986年、ゆりはイクサの座を次狼に奪われる。2008年ではキバが恒例の水落ちを・・・。時代を跨ぐ物語という魅力的な構成をいかに活かすのか?で古びた壁、大きくなった犬など時間の繋ぎをみせて来たキバだけど今回はゆりの母のお墓カットで時代を繋ぐ演出が見られました。ゆりの母の死の原因(ここで満面の笑みを浮かべたセーラー服姿のゆりがみられる。似つかわしくない・・って1991年生まれである高橋優の実年齢からすると違和感はないはず)とゆりが2008年には既に死んでいる事が明示される。今回思ったのは現在と過去、それぞれの1年間を描く構成だとその後の音也やゆりの姿が追い切れないのではないかという点。お墓に書かれていたゆりの亡くなった歳は花束でわからなくしてあったけれど過去を1986年に限ると難しいところも出てきそう。しかし・・2008年と1986年を描く事で一年間を乗り切ったとき、キバは優れた作品になるような気がします。とりあえず今回は懊悩への前章でありイクサシステムが手に入るといつになく浮き浮きしているゆりの姿を楽しめばそれでいい回。あとは見かけによらない静香の嵐を呼ぶドラマーぶりと酔っ払った恵の箒演奏ぶりくらいか。同じイクサでも次狼と名護では戦いぶりが違うような。この辺りも次回以降みてみたい。仮面ライダーの川・海落ち行方不明は定例行事(死んだと思う人間は名護かショッカー以下の悪の組織以外にはいないだろう)だが、これ誰かまとめてないかなあ・・。先日のBSの石ノ森特集でもBlackが第47話でドンブラと流されてましたけど・・。今日の1986年のBGMえ・・・ないの!?[DVDソフト] 嵐を呼ぶ男
2008.04.06
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バイオリンが巧く作れず悩む渡はバイオリン修理の名人・大村と知り合う今回のポイントはゆりの人間性と欠点について触れている点(なんていう人は他にいないと思う・・)。・嘘がつけないゆり普段クールを装っているがその落差ゆえ人に気分を見抜かれてしまう、そういうのはクールといわないのかもしれないが今回の冒頭でのウキウキぶり(女言葉を使うのも含めて)はアカラサマに怪しい。・音痴なゆり武器になる位バイオリンが下手な(大村に殺されそうになる位)ゆり。面白いのは弾いている彼女の顔は陶然としているトコロでしょうか。今ひとつは山本スーザン久美子。おニャン子クラブで彼女を推す、そのマニアックというか趣味がわ・・・、いや、インパクトがあって通なところが今となってはおかしいのか何なのかよくわからないや。今回の曲は渡辺美里の『My Revolution』。86年1月の発売で石野陽子(いしのようこ)・藤原理恵・紘川淳主演の『セーラー服通り』の主題歌。『セーラー服通り』は隠れてプロの少女漫画家をしている女の子たちと校則の厳しい学校との対立を描いた学園コメディ。MIEがセクシーな先生役だった・・と記憶する。石野陽子が愛らしくキュートなのだが地味な藤原理恵が後にC・Cガールズになるのは驚いた・・て今回調べていて紘川淳が大学教授になっていたのはその百倍も驚いた・・って何の話なんでしょう。付け加えておくと今回おニャン子に触れたことと合わせて『セーラー服をぬがさないで』が再度流れてました。・・・・これは仮面ライダーキバの感想なのか???石野陽子/ゴールデン☆ベスト↑渡辺美里じゃなくてもいいよね
2008.03.30
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1986年、ゆりは次狼を警護する内に自分の恋情に気づく。一方2008年の方は料理人の話はどうでもよくなっていた(おいおい)。ゆりと次狼の尾行ドラマは恋愛感情に絡む点でミア・ファーローとトポルが主演した秀作『フォロー・ミー』を連想させるのだけれどクールなゆりが積極的に男に抱きついてゆくところが意外・・いや内面の激しい彼女らしい。「男のあとをつける女はスリかあるいは恋をしているかのどっちかだ」の台詞を最初は「馬鹿いわないで」、二回目は「スリ・・・じゃないほうかも」と受ける辺り洒落たやりとりになってますね。過去編はコメディ度が上がっていて音也に全員で突っ込む喜劇パターンが全て成功しているとはいえないのだけど確立した感があります。宅八郎に似た人にゆりがナンパされて「私の魅力に寄ってきたどちらかというとイイ人」といういい回しはイイ。宅八郎・・・は86年頃はどうだったのでしょう?『イカす!おたく天国』の連載はまだ・・・だったのではないかと思うのですが・・。一方の2008年。・名護啓介の過去と信条・シェフの最期と執事の復活が描かれるのだけど・・・名護が重い。出ると空気が澱んで陰鬱になるのは困るような・・。執事たちがアレなのは・・・あんな暴走体みたいな復活の仕方はいかがなものか。・・・むしろ見どころはストーカーと化した静香の床下盗聴描写。あのモグラ盗聴ぶりは幾ら美少女でもヤバ気ですな。彼女は手ではらいのけていたけどキバットを認知してるんでしょうか?あとは恵の勘違いしたフリフリの大時代なドレス(ヤツはモデルですよね?)もおかしい。その後さんざん怪人にいたぶられていいとこなし。挙句の果てには水落ちまでしてましたが彼女の携帯している銃器、もう少し効き目がないと・・あれは武装になってないのでは。イクサを欲しがるのも道理かと。キバが来なかったら確実に何回か死んでると思う。すがすがしき春風の会・・もとい素晴らしき青空の会は恵の命をもっと大切に考えて頂きたい・・。今回の曲チェッカーズの『OH!POP STAR』(86年2月)【レコード・EP盤】(中古) チェッカーズ/OH!! POPSTAR
2008.03.30
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2008年では三ツ星のレストランの、1986年ではカフェ・マル・ダムールの常連客が姿を消す。過去と現在で起こる常連客の失踪・・・をパターンを変えて描いたのが今回の話・・なのだけれどむしろここは各人物同士による掛け合いの面白さがやっと板についてきた、という点に注目してみたい。・枝の先の虫を巡る静香と渡。 死ぬほど虫を怖がりながらも最後に見せる女の顔・・怖い。名護にも恵にも勝てない静香のカワイソウな姿も定番化するのか?楽しみ(なのかい・・)。・何があっても合わないゆりと音也のかみ合わなさは定番で段々のってきた感じ。この感じは最後まで貫徹してほしいなあ。「あなた、でていきなさい、今すぐに!」「違います、うそつき!」と罵られたい(おいおい)。音也の台詞廻しが緩急ついて(つきすぎの気もするが)良くなってきたように感じる。「分り易く助ける」ってのもいいね。いやいや、いいと思う、「面白いから」。口から・・の件りでは不覚にもゆりと同じように「ばかじゃないの」と突っ込みながら笑ってしまった(だんだん音也いや井上毒が回り始めたような・・)。・お姉さんぶりも板についてきた食欲魔人・恵と天敵名護、こちらも冒頭の病室からレストランまでどこまでも対立し続ける。ここでは「やばい・・・凄い美味しい」と幸せな食いっぷりをみせる恵が断然いい。それにしてもああいう風に激昂して我を忘れる二人は潜入捜査には不向きというか問題があるような。2008年の青いエビ伯爵(咲輝。さすが「仁義」の竹内力の相方だけあって風格あるなあ・・改名されていたのは存じませんでした)はともかく過去編の次狼(一言一言がカッコ面白いなあ、ヤツは。)はちょっと気になる・・・ようになってきたのだからキバ面白くなってきてるんですよね・・・。うん、うん。今回の曲『季節はずれの恋』は86年3月発売、南野陽子主演『スケバン刑事2少女鉄仮面伝説』の挿入歌。歌うのは本作で袱紗を投げるお嬢様・サキの仲間矢島雪乃を演じた吉沢秋絵。おニャン子クラブの一人でほんわかした笑顔が印象に残る彼女が在籍したのは一年たらず・・・実はその後『スケバン刑事』の劇場版以降の記憶があまりないのだ。シングル曲も『流星のマリオネット』位までしか聴いたおぼえがない。我王銀次主演の『多古西応援団』(87年10月)は未見なので・・。ウィキペディアによると『魔法少女ちゅうかないぱねま』(島崎和歌子主演)に出ているとあるがこれは最終回でお父さん=斉木しげるの奥さんになる役どころでしたっけか?【 レコード・LP盤 】(中古) 吉沢秋絵/彼女の夏
2008.03.09
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攫われた母娘をふたつの時代で父と子が救う・・。『仮面ライダーキバ』の主題らしきもの、「人は皆音楽を奏でている」を描いたお話で音也がようやく厭味なく見られた気がします。「お前には品がない。だが惚れた女に命をかけるのは嫌いじゃない」のようなキザで煮しめた台詞とか「俺はお前の中から聞こえる音楽が大好きなんだ」というような尋常じゃないけれど世界観を上手く表現した言い回しが上手く功を奏した感じ。ふたつの時間、というのがペンダントを通してまるで『漂流教室』のように作用するのはいいなあ。こういう2つの時を繋ぐ描写がもっと見たい気がします。ここの描き様によっては凄い作品になるかもしれない・・・いやいや過度の期待はしないようにしましょう。過去での物語が次狼の登場で面白みが出てきた・・・ので今後の展開が楽しみになってきました。ただひとつ気になるのがライダーファイトやる気満々の名護啓介。現状ではキバの未来における脅威が全く感じられないので正当性(正義といっていいのか)に欠ける彼の描き方は大きな作品の印象そのものを左右するものになりそうなので警戒が必要かもしれません・・。今回の曲は『じゃあね』。おニャン子クラブ最大のヒット曲。・・・・そろそろ岡田有希子の『くちびるNETWORK』(86年1月)あたりはどうでしょう・・。4月にかけるのは(それでもいいけど)生々しいので・・。岡田有希子『くちびるNetwork』
2008.03.02
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近所の人を集めて償いのためのミニコンサートを開いた渡だったが一ノ瀬ことみバリの演奏で卒倒者を出す・・・なんてのはどうでも良くてゆりと恵の親子が2つの時代でストーカーなファンガイアによって誘拐される・・・のがキモ。過去での音也・ゆりの早口漫才ばりの誘い・拒絶(留守番電話編と注文編)がテンポよく見せて面白い。音也の鬱陶さは「消えて、この世から」や「でていけ!」というに相応しいのだけどそれを更に継ぐひつこさが身上。このあたりの掛け合いをみていて思い出したのが日活アクションの傑作『紅の流れ星』http://www12.ocn.ne.jp/~nacky/newactionyakuza/kurenai.html・・・・紅・・・って狙ってるのかな。丁度役回りは音也=杉浦五郎(渡哲也、口先三寸の日本映画では珍しいチンピラ像、台詞がいい)ゆり=白川啓子(浅丘ルリ子、クールビューティの極北)ってことになりますが・・じゃあ・・・ああいう結末なのかなあ・・。オオカミ男、次狼過去編登場も今回の見どころ。コーヒー勝負(コーヒー一刀斎か、お前は)以下この人物(?)の絡みも面白いので次回以降に期待。糸ごんにゃくと俺にたてつく男は嫌い、らしいので狼男が如何に紅音也に篭絡(やな言い方だな)されるかは見どころのひとつになりそう。今回の曲は音也とゆりの掛け合いのバックにかかっていた菊池桃子の『Broken Sunset』。これは難易度高っ!シングル7曲目。前が順に卒業-BOYのテーマ(『テラ戦士Ψ BOY』の主題歌ね)-もう逢えないかもしれない・・と印象的な曲なのだけどこれは私も全然わかりませんでした(キメラさんありがとう)。菊池桃子はこの後印象的な『Say Yes!』を残してラ・ムーになります・・・ゴッドゴーガン!(全く関係ありません)。【レコード・EP盤】(中古) 菊池桃子/卒業
2008.03.02
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はっ・・気がつくと既に3話が経過・・・真面目にやります。音也の行いを償うため渡は被害者の手伝いを始めるが・・・。渡クンは色々へっぴり腰で償おうとするわけですが音也のかけたメイワクからするとあれでは罪滅しにはならないよなあ・・・な描写ですが被害者たちは心動かされる・・まあ、だからこそ音也にもまんまと騙され・・たのかもしれません。ただ・・・音也に騙す、という意志があったのかどうかもわかりませんけどね。天性にして天然のトラブルメイカー紅音也を印象付けたエピソードとなりました。もう一点。ファンガイアの感情について。極めて特異な形状をした(過去の怪人に比しても、ね)ファンガイア。ドラキュラや狼男のような異形の者、でありながらライダーに登場する怪人の中では際立って感情が人間に近い・・という事をあきらかにしたのがこの回の重要な点といえましょう。花のためにバイオリンを弾くという行為が音也がした唯一いいこと。ヒーロー(というにはやや躊躇いを感じますが)である音也に恋したモスファンガイアの12年に渡る(長いなあ)切ない恋情・・・の描写は異例でありロマンチックかつ悲愴なものでありながらそれがあまり報われることも理解されることもないのが非常に痛ましい。今回の曲は中森明菜の『デザイアー』。前年の『ミ・アモーレ』に続く二年連続の日本レコード大賞受賞曲で代表作のひとつです。82年のデビューからのシングルを挙げるとスローモーション-少女A-セカンドラブ-1/2の神話-トワイライト-禁区-北ウィング-サザンウィンド-十戒-飾りじゃないのよ涙は-ミアモーレ-サンドベージュ-ソリチュード・・・と錚々たる曲が並びます・・・・って脱線しましたが・・。脱線ついでに言うならば『オレたちひょうきん族』の『ひょうきんベスト10』で中森明菜を演っていた可愛かずみが好きでした。わたしはTOKYOフラレ小町。“魅せます!”可愛かずみ主演!エキゾチックな横浜の夜にスリリングに展開するセクシー・ハードボイルド!■女猫 美しき復讐者■
2008.03.02
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明かされる音也の所業に渡の心清く誠実で曲がったことの嫌いな父親像が音をたてて崩れてゆく・・・。一方、優秀なバウンティハンターで同僚の名護に恵は嫌悪を抱いていた。第3話は過去での音也の迷惑千万な姿が羅列される。このあたりのエピソードでの無責任で軽薄な音也の姿は『超光戦士シャンゼリオン』的。クールビューティ(だが犬に弱い)ゆりが軽薄な音也にうんざりしながら関っていく奇妙なバディぶりがキバ過去編の肝と思われるのでここを以後どう面白おかしくかつカッコ良く描いていけるか・・・。ここは最後まで徹してもらいたいところ。あとは・・二人の台詞回しが今少し上達すれば・・・。あと今回、怪人が全く話に関らない・・・電王のイマジンが人と多くかかわっていたのでこれは異色・・・というか人間体が出ていないので次回その辺り、登場?今回の曲は小林明子の『恋におちて』。1985年のドラマ『金曜日の妻たちへ』の主題歌で85年から86年にかけてのヒット曲である。今回のようにシーンに関る方が単にBGMに流れるより面白いので上手く絡めていけると楽しみが増しそう。・・・とこういう遊びを充実させつつ内容を充実させていければ・・・。
2008.02.10
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バイオリニスト宮澤ひとみの警護を命じられたゆりは音也と再会する。一方、渡は依頼を受けたバイオリン修繕のためそれに合った木材を探して彷徨する・・。1986年と2008年、22年の時を隔てた物語のフォーマットとなる第2話、なのだが今回は86年で音也が逃がした怪人を渡が2008年で仕留めるという構成。第一話では分り難いといわれた時間構成だが今回位の分で難しいといわれると作り手としては辛いのではないか。今回はこれ以上どう分り易くするのか、という位親切な構成である。むしろ、もう少し込み入った時間構成にしないとホントは面白くならないのでは・・・というのが今回を観た率直な感想である。現状ではまだわからないことが多いので多くを語ってもしょうがない事だが・ゆりは攻撃も立ち居振る舞いもカッコいい(キバを観続ける動機付け今のところ一番)・説教好きな恵と渡の関り方。(ゆりと音也に重なるのだが)漫才的な面白さがあるのでこの部分は期待している。・紅音也は何故ああ軽薄(あるいは、軽薄を装っている)のか?(やや観るのがきつい部分)・暗く、重い感じのあるライダーのアクション。ライダーキックの王道復古・怪人のデザイン。前回の馬に比べると今回の蛸は何がなんだか分り難い。・・ここも保留などと書き連ねたところが今の気になる点・・だろうか。まだ二回目。しばらくはじっくり観続けてみたい。今回のBGMは前回に続きおニャン子クラブのうしろゆびさされ組の『バナナの涙』。『ハイスクール奇面組』の2番目のEDテーマである。この調子で一年間、1986年のアイドルソングを繋げていく遊び心が持続するのか・・・今までのこと(カブトとかね)を考えるとそこを貫徹する程の拘りはないような気もするがせっかくなのでここは継続を楽しみ・・。
2008.02.09
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冒頭から教会に現れた死体が甦り怪人(ちゃんと蜘蛛だ)と化し宙に浮く牙が血を啜る、そこへ現れるブラックフォーマルの女(麗奈の配下かと思った)とその台詞「神は過ちを犯した・・・お前のようなファンガイアをこの世に在らしめた過ち、私が正す」(やや危なっかしい台詞廻しだが)という畳みかけに痺れた。怪人が姿を消した扉が古びて1986年から2008年へ。まずはヒキコモリの主人公とそれを気遣う同級生静香のやりとりをコミカルに描いている(「(ゴハンを盗ろうとして)猫ちゃんにあやまりなさい」)シーンがあり、そのまま魚をキーワードにもうひとりのヒロインに繋ぐテンポの良い展開。さらには本作最大のオリジナリティ1986年と2008年このふたつの時間をカットバックする(皿はいいアイディアだと思う)展開もスピーディ。アクション描写も1回目ということもあるのだろうがかなり気合が入っている。ライダーキックがキメ技になっているのもシンプルでいい。同じキメ台詞をファンガイアに投げかける二人の女、謎の蝙蝠のメカ(なのか)キバットにより変身するライダー、巨大な空飛ぶ生きた龍の家(?)、そして銃を向けられる仮面ライダーと謎を残したまま第2話に引いて次回も楽しみだ。電王のような異常に高い人気を得た作品の後に続く新シリーズであり非常にやりにくい状況の中で始まった『仮面ライダーキバ』だがこの第1話を観る限り期待できそうな気がする。電王の成功と人気の要因であった声優を起用した面白さの面では芸達者なキョン、もとい杉田智和がキバットを演じて軽妙洒脱かつヒーロー味も感じさせておりこれには大いに期待したい。電王と違ってベルトのアイテムでありバエに近くスーツアクターとの協同作業で作り上げた面白さにどこまで迫れるのかそこが気になる。犬に弱い最強のヒロイン(過去のヒロインというべきか)という設定はハナにこじつければモモタロスの弱点を足した、という設定だが前回挫折した最強ヒロイン伝説の復讐戦といえるかもしれない。過去のヒロインの生真面目・重厚さにたいして現代のヒロインの軽みという対比も極めれば面白くなりそう。とりあえず高橋優の出ている『きょうから英会話』は早速チェックだ。あと1986年という舞台をどう描くつもりなのだろうか。ここは難しいかもしれないがその時代感覚が出せれば作品の厚みになると思うので。今回は『冬のオペラグラス』(新田恵利、86年1月に発売された曲)が喫茶店でかかっていたがそれ以上の描写はあるのだろうか。余談だが私は新田恵美の方が好きだ。ほんとに余談だ。二つの時代を描いて最後に何が明らかになるのか、この構成の面白さを最後まで貫いて1年後、この二つの時間で何が描かれたのかが上手く納得でき感動できるような作品になってほしい。脚本の井上敏樹サンには『超光戦士シャンゼリオン』的な軽さと『仮面ライダー555』的な怪奇ムードがひとつになった今までにない作品を期待してます・・・本気で。仮面ライダーキバ 変身ベルト BOX(バンダイ食玩)《予約商品03月発売》あとどうでもいいことかもしれないが未来との対比なんだろうけど金山一彦のカツラ頭は・・似合わない云々以前に誰だか分らなかった・・・。
2008.01.27
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見事な大団円を迎えた電王の最終回。言いたいことは色々あるけれどキャラクタードラマの電王、キャラクターの面から本作をふりかえってみたい。良太郎史上最弱、ツキに見放された不運な主人公・・・と言われるが意志の強さと勇気、正義感は他の仮面ライダーに決して負けることのない、等身大のヒーロー、良太郎。モモとのコンビがやはり最強だが考えると人間体ジーク含めて5体、自身含めて6種の人格を演じた佐藤健の表現力は大いに賞賛されるべきだろう。加えて声優・スーツアクターと合わせた三位一体が「仮面ライダー電王」の大きな勝因といってよいだろう。モモタロス電王の成功最大の功労者がこのモモタロスである。史上初の怪人の主役にしてツンデレ(広義の、ね)怪人。短気で乱暴な言動と裏腹な激情タイプの反面、人情に厚い照れ屋(まさにツンデレ)モモタロスがいたからこそ電王の今がある。第4話の「ごめんなさーい」があまりにも印象的だ。第44話でのモモタロスの不器用な良太郎への友情ある説得があったからこそ電王が秀作足りえたのだと思う。別れにカッコつけながら我慢できず最後は頭をぶつけながら言う「またあおうぜー」の台詞がいかにもモモタロスなダンディズムとツンデレになっていて好ましい。ウラタロス女性に人気の高いウラタロスだがモモタロスに比べると残念ながらその「千の偽り万の嘘」という特殊技能を使いこなせたとはいえない。上手く使えば作品に深い面白さを与えられたであろうが実際には影が薄い存在だったのが残念でならない。終盤44話のキンタロスとの会話、そして主役編48話は遅すぎた活躍だった。もしウラタロスがホントにスパイだったなら・・・。キンタロスまさに拳で語る泣かせる男。登場編・後編の第10話で自ら契約者のために消えようとする男意気がキンタロスの本領。第18話の良太郎を思う言葉そして第44話、第47話といっさいのブレがなく男の中の男であり続けたのが素晴らしい。惜しむらくはやはりその漢ぶりをもっとみたかったということだろうか。11-12話の勘違いギャグキャラ的扱いは失敗でせっかくの主役編が結果的には勿体なかった。しかしキンタロスが電王の良さの一翼を担っていたのはギモンの余地がない。リュウタロス踊るシスコン少年。もともと引きこもりキャラでカイのスパイだったはずのリュウタだが電王のアットホームな雰囲気の中でナイーブな少年の心情を上手く好演したといってよいだろう。第44話での侑斗とのとりあえずの和解となる背中合わせの会話シーンが印象深い。ジーク電王の誤算のひとつがこのジークを第23-24話、劇場版のゲストの扱いにしてしまった事。おそらくモモタロス以外で最もキャラクターが立っている面白すぎる王様属性。そこにいるだけで面白い(良太郎憑依バージョン含めて)稀有で使い易い存在ではなかっただろうか?最終回でも他を圧倒する存在感を見せ付けた天性のお笑い属性。何故私の名前を呼ばぬ、には爆笑した。その意味でも劇場あわせて僅か4回の登場にとどまったのは残念至極。侑斗仮面ライダー響鬼で視聴者の憎悪を一身に集めた気の毒な中村優一が心優しき好漢で汚名を挽回したことは喜ばしい。記憶を削りながら戦うその姿は悲壮感あふれ第35話での鬼神のような戦いぶり、そして第41-42話での仮面ライダーを見事に体現する姿が素晴らしい。デネブ侑斗を支える心優しいイマジン、デネブ。優しい母親のように接するデネブの優しさが過酷な侑斗の戦いの中でどれだけ慰めになっていたのか、は言うまでもないだろう。もう一点、デネブの過保護な面が侑斗のコミカルな面を上手く引き出し悲痛な戦いの雰囲気を和らげていたのも忘れてはならない。侑斗とデネブは最高の相棒だったといって良いと思う。最終回の「俺たちはかーなーり強い」の名乗りは最高のコンビだけに与えられた特権だろう。椎茸ご飯を食べる一連の描写は二人のバディぶりが良く出た名場面になった。カイ&敵のイマジン本作の最大の敵役カイと怪人たち。存在が不愉快だ、という意見もあるが敵役としては得体のしれない不気味さとともに誇張された悪のおかしみを感じさせるもっと賞賛されていい好演だったと思う。彼の具体的な正体は結局明かされなかったのが心残りだ。配下のイマジンたちは主役同様、優れたデザインに声優が声を当てる事で面白い存在感がでていたと思う。高木渉が演じた強さだけでなく口も一流なアルマジロイマジンや強さにこそ特化したレオイマジン二体、しゃべりと裏腹に強敵だった(再生時はザコでしたが)モールイマジン辺りが印象的。オーナー&ナオミイマジン&良太郎、ハナの生活の場、デンライナーでエキセントリックな魅力を放った二人。掴みどころのないオーナーの不可思議さ溢れる怪演が時間ものにつきものの矛盾点に説得力を持たせ・・・いや煙に巻くのに多大な貢献をしていると思う。「記憶こそが時間、そしてそれこそが人を支える。もう誰の記憶にも頼る事はない。彼らが共に過ごした時間と記憶が彼を存在させるんです」タイムパラドックスの根拠としては弱いがまさにこの言葉が電王のテーマであった。最後にも見せるスプーン捌きが実に楽しい。一方ナオミはハナというヒロインの存在があり微妙な立ち位置にありながらその自分の存在を最後まで奇妙な傍観者に置き続け筋の通ったものにしている。第48話で見せる奇妙なこだわりが彼女のエキセントリックな面白さを際立たせている。ハナ&コハナそして電王最大の誤算がこのハナ、白鳥百合子の途中退場だろう。初期および中盤の電王はルーティンの時間を絡めたゲストのドラマがつまらない事が多かったのだがその状況下で電王を支えたのがハナの鉄火肌でありモモタロスのツンデレぶりであった。真面目で心優しいが融通が利かずイマジンを許さないハナの八面六臂の史上最強のライダーヒロインとしての活躍がなかったら電王はどうなっていたか。美人で長身、脚の長いハナの体技が怪人を生身で退ける、その強さと美しさが電王の華であった。もしハナが最後までいたらどうなったか?また別の結末があったもかもしれずそれが『仮面ライダー電王』最大の痛恨事であろう。ただこの危機的状況の中大団円を描ききったスタッフのラスト10話でのふんばりは高く評価したいと思う。一方コハナは第33話でハナの動きをそのままトレースしてみせるもやや後半の展開の中でハナほどの活躍をみせることがなかったのが惜しかった。愛理&桜井侑斗そして本作の真なる主人公ふたり。天然ボケの可笑しさを体現した第15話以外ではあまり活躍の場が与えられなかった(もっとこの手の話がみたかった)愛理だが終盤で存在感をグンと高め第46話及び第48話のシリアスな存在感が素晴らしい。最終話でつかの間の愛する人との再会と別れは哀しい。「いつか、きっと」で締め括られる台詞は現実のものになると信じたい。あとは・・・ハナって両親の名前を憶えていなかった、記憶喪失の状態でしたっけか?迎えたライダー史上最高の大団円・・・・のはずだが何かたりないものがあるような。おそらく電王はもう一度物語を紡ぐ気がする。今はそれに思いを馳せつつモモタロスと良太郎の言葉で終わりにしたい。「いてっ・・。また・・会おうぜ!」「いつか、未来で・・・」
2008.01.20
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侑斗が駆けつけたとき愛理は既に襲われた後だった。ウラタロスは3人のモールイマジンとともに電ライナーを奪う。残すところあと一回。今回は特異点と良太郎の欠けた記憶の謎が明らかになる。つまりハナが・・・・・で、「記憶があればたとえその場では失われてもそれが未来で失われることはない」という電王的な「時間の仕組み」、が最後にうまく使われたことになる。ただ一点、ハナのいる未来とカイのいるイマジンの未来の分岐点とは実際何だったのか?残された謎というと・カイとは何者だったのか?・モモとリュウタが電車から出られたのは何故か・・・桜井さんの素顔残された謎はもうその位・・・だと思うんですが・・・さて?色々言ってきたけれど電王の面白さは謎解きにあるわけではない。今回は愛理の謎解き、侑斗最後の戦い、カイの絶望と展開する中、中核をなすのがウラタロスの裏切り、なんだけれどこれはウラタロスのダンディズムでありいいところを全部持っていかれた。「・・・クールでカッコいい僕じゃいられなくなりそうだったから・・。時間を手に入れるのも良し悪しだよね・・・」キンタロスとはまた別の自分の通し方である。名作である44話『決意のシングルアクション』で見せたウラ・キン両者の対比を活かした鮮やかな幕引きといってよいと思う。ただ・・・本当にカイのスパイだったウラタロス、という仰天の展開もみたかったのは私だけであるまい。最後にひとつ挙げておきたいのがナオミの奇妙な価値観。彼女にとっての一番大事なことが食堂車でコーヒーを淹れること、なのは切実であるのだけれど何だがおかしい。残すところあと一回。最終回、平成仮面ライダー最高の大団円が観られるに違いない。HIT'S LIMITED白鳥百合子コスチュームカード07-B
2008.01.14
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カイは愛理に狙いを絞った。良太郎と侑斗は大量の再生怪人を相手に過去と現在に分断される。愛理のピンチにキンタロスが最後の決断を下す・・。まさに最初から最後までクライマックスとなるらすとエピソード第一弾。のんびりした書初めや初詣の中にも残された時間が僅かであるのが示唆され重い雰囲気がある。「てめえはスケベなことかくだらねえことしかいわねえんだ。おとなしく雑煮のダシになってろ!」コハナの鳩尾Wパンチで沈むモモ・ウラコンビで終わる件りが電王らしい言葉の応酬で面白い。ただウラタロスが珍しく激昂しているのがいつもと雰囲気が異なる。今回の主役は言うまでも無いがキンタロスである。実は電王の泣ける部分(ウラタロスに揶揄されながらも・・・あのシーンはいいね)の半分位はこのキンタロスの漢ぶりにあると私は思うので今回のキンタロスの口上はたっぷり泣けた。良太郎の劣勢、愛理の危機に出現、契約完了で実体化を果しベルトを奪って変身、鬼神の如き奮戦ぶり。「命、だけのことやない。俺は時間も持てたんやからな。(略)俺らに思い出す過去はない。そやけど良太郎に拾われてからのことは全部思い出せる。俺は自分よりこの時間を守りたいと思うとるっ!」ベルトを返して良太郎を見送り雲霞の如く倒しては押し寄せる敵に最後の口上。「そんなら本番いこか。俺の強さにお前がわろた・・・。あかん・・しまらんな。俺の強さはやっぱり泣けるで!」首をくいっと曲げて果てしない戦いに挑む男意気地の土俵入り・・・。今回のもうひとつの見どころは再生怪人軍団だろう。モールイマジンは初登場時かなりの強さを誇っていたのだが再生して大量に登場した奴等はカイが素手で倒せる位の強度でいかにも再生怪人の王道というべき弱さ。モールイマジンの他にもコブラ、ブルーバード、ホエール、ゲッコー、モレクの姿が確認できるがいずれも弱い。どういう仕組みか倒されてもまた湧いてくるところ(再生しているのか数がいるのか分らないが・・・モール意外は一戦闘時に一体なので再生しているのかも)。いかにも再生怪人だなあと思うのはブルーバードイマジンの被っていた鳥カゴがなくなっているところか。ライダー史上最大のクライマックス、次回の予告ではさらにエライことになっているが・・・。尻子玉(おい、おい)をカイに抜かれた愛理の運命は?「姉さん赤ちゃんが・・」「まさかあんた最初っから・・」「この亀野郎・・。」「千の偽り、万の嘘」ここまで来たら何もいわず電王の最後を見届けよう・・・、という気になってきた。・・・ひとつだけ。過去に置いてかれたキンタロスは戦いの後、どうなるのだろう。ジークもそうなのだが過去が現代に繋がっているのなら・・・。仮面ライダー電王 ライダーイマジンシリーズ03「キンタロスイマジン」【お買い得セール12/10】
2008.01.08
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桜井のゼロノスの死により消滅したはずの世界は変わらず存在していた。そして明らかになる真実・・・。残された話数も僅かな中、今回も映像的に登場人物への愛情が強く伝わる描写が多くみられる。・星の下の侑斗とデネブ(デネブの優しさ故の決意と侑斗の思いが伝わる描写)・落ち込み気味のナオミを励まそうと料理をするイマジンたちそしてついにデンライナーに乗る愛理・・・特に愛理が侑斗と良太郎にかける言葉から伝わる想いが胸を打つ。加えて最強のアルビノレオイマジンに対するのが3人ライダーというのが嬉しい。(ここは予告で流してなければ最大のオドロキだったはずで少し残念だ)圧倒的な強さの敵の前に現れるオリジナルのゼロノス、突進してゼロノスーキックの流れが良く難を言えば電車斬りが最強の武器としては呆気なく流れてしまうに見えるところだろうか。さて・・愛理が「鍵」・・・だったわけだが「鍵」を壊すことが未来の改変になる・・・という事に何がしかの意味はあるのだろうか?デンライナーを作ることになる人間が愛理の子で・・とかそういうのがないと本来は意味がないのだがその辺りは描かれるのだろか?案外抽象的な「鍵」に終わりそうな気もする。あと愛理を殺したとしても良太郎や愛理を知る人間がいる限り死なない・・よね。つまり過去では愛理は殺せないし現在で愛理を殺したとしてもその先の未来で憶えている人がいれば・・・しかし死んでしまった「現在」はそこに歴然としてあるわけで・・・ややこしいがここを上手くさばけるかどうか・・・。あとカイの変調と良太郎の欠けた記憶、ゼロライナーの持ち主の事も気になるのだけど・・・。残り3話。ってここでモグラかい!いや強敵だった、確かに・・。おそらく観続けている皆が望んでいる大団円が迎えられるのだろうか・・。まだ決めかねているが・・・ラストの在り方で電王の真の評価は決まる・・・と思う。DVD 松本若菜/My Color (12/22 発売予定)
2007.12.23
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喪われた良太郎の記憶と懐中時計の秘密・・・ゼロノスが倒され未来は閉ざされるのか?電王最大の謎に触れる前後編の前編。ゼロノスが爆発しカイの勝利の咆哮シーンの印象が強すぎて他の場面が霞んでしまっているが幾つかあげておくと・・。・シリアスなナオミ・・・クリスマスの七夕、である。あまり面白くない取り合わせかと思いきや「食堂車がずっと満員でありますように」という台詞に鼻がツンとした。・重要な愛理の聞こえない台詞。「未来はきっと」・・・うーん。理にかなってないのでこれらはカイの仕掛けたフェイクの改変された情景?何にしろ次回の展開を刮目して待つことにしよう。次回は3人ライダー揃い踏み・・なのか?バンプレスト 仮面ライダー電王 DX特撮ヒロインフィギュア12316;ナオミ編12316;
2007.12.17
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ウラタロス、キンタロス、リュウタロスが束になっても敵わない強敵・アルマジロイマジン。助けに向かう良太郎の前にモモタロスが立ち塞がる・・。前回の良太郎の苦悩、苦渋の決断を受けた後編である。今回はコハナと愛理、侑斗とリュウタ、キンタロスとウラタロスなどのカップリングによる会話が重要な意味を持つ。愛理の言葉によってイマジンたちが自分にとって大切な存在であることを知るコハナ。互いに背をむけて良太郎の気持ちを推し量る「仇敵同士」の侑斗とリュウタ。自分の良太郎への強い思いと信念を語るキンと軽く受け流すカメ。いずれも画つくりに拘った優れたシーンに仕上がっている。そして良太郎とモモタロス。「俺はカッコよく戦えればそれでイイんだよ!俺たちの時間がどうとか消えるとじゃそんなものには興味がねえ!」この台詞は強がりなのは勿論だが実はかなりの部分モモの本音でもある。しかしもうひとつ、良太郎をへばらせたあとで横に座って漏らすひとことが印象的だ。「上等じゃねえか。迷う必要なんかねえよ。消えるとか消えねえとかはあとの話だ。俺があばれたいっていうのホントウだしな。ただ・・まあ・・ちょっとでも守りたい、と思うとしたらよ、『今』ってやつだ。(照れて)つうかお前運わるいからな。消えるとかいう前に腐った饅頭でも食っててポックリかもしれねえ。そしたら俺たちも道連れだ。カメ公たちもそう思ってるぜ。だから・・戦わせろよ良太郎・・」モモタロスの人のヨサ、ワルぶった態度の裏にある良太郎への深い友愛の情を表す台詞であると同時に電王の重要なテーマが語られている。これが見事ラストに結実することを願わずにはいられない。シリアスな優れたエピソードだが笑いの部分を恥ずかしい格好のデネブと敵であるザリガニ、ナントカ野郎もといアルマジロイマジンが引き受けておりその点でも成功した回といってよいだろう。「戦いってのはなあ、ノリのいい方が勝つんだよ」けだし名言なり。「ホントウの戦いはこれからです・・」
2007.12.17
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カイから聞かされた事実に激しく動揺する良太郎・・・。クライマックスにむかっての導入というべき良太郎のエピソードである。良太郎の苦悩が真面目に出過ぎて息苦しい雰囲気が終始漂う。むしろ見どころは今回のイマジン・アルマジロイマジンだろう。力押しだけでライダー陣営を圧倒するアルマジロの声は高木渉。この人の声を聞いているだけで楽しい、という稀有な存在だが44話を含めて堅牢にして強力な攻撃力を誇る自信家、ともすれば憎らしいだけになりそうな役所を低くゆっくりとしたしゃべりで重さを感じさせながらどことなく可笑しく軽妙に、面白く見せている。痛いのに拘るところも繰り返す事で面白さを出すのに成功しているがやはり44話でザリガニに間違えられてカン高く(ここが高木節!)激怒するくだりが最高にイイ。イマジンというとレオイマジンがアルビノの別固体として復活を果した。これはさしづめ、『ジャングル大帝』?ただインパクトとカッコ良さは黄金のライオンである前回に譲る印象なのが残念なところ。ああ今回はイマジンの話だけになってしまった・・。
2007.12.17
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つかの間の心の触れ合いも優しい記憶も変身すれば消えてしまう。それでもひとり戦う、仮面ライダーゼロノス。「蛹って蝶になると限らないよね。・・今日が終わって明日が来なくても昨日は残るよね。蝶よりも蝶になろうとする蛹の方がいいって思う・・」その人のために戦っても記憶は失われる。俺は忘れないから・・・忘れられる方も辛いが大事な想い出を失った方もけっして幸せではない。侑斗の戦いはそんな戦いなのだ。報われない戦いを終わらせるために侑斗、仮面ライダーゼロノスは戦う・・・。まさに『仮面ライダー』、ここにあり、というようなエピソード。全てが終わった後、逆光に立つ侑斗の姿が哀しく失うことはあっても得ることのない戦いを描ききった秀編といってよいと思う。過去の翔子が戦いをずっとみていたので記憶に残るのでは・・と思いきやそれを切り捨てるハードさが良く翔子を演じた松本夏空の明るさが余計喪う哀しみを強調している。赤く錆びたその身に反して過去の記憶すら持ち続ける事を許されない仮面ライダー。戦いの終わり、彼はそれまで喪った大切なものの替わりに何を得るのだろうか。こうなるとあとの事は枝葉末節かもしれないが・・えらくシビアなことを言うナオミとハードな展開なのに必要以上にコミカルでその上異常に強いオクトイマジンのことも書き添えておきたい。いよいよ大詰め。良太郎の方はイマジンを倒す、すなわちモモタロスたちの歴史を消さねばならない戦いに突入していく事になるのだけれど・・・良太郎やハナの未来かイマジンの未来か。この二律背反を上手く纏めて素晴らしい未来の姿を描いていただけるよう切に願うばかり・・・。願わくばそこにはハナがいて欲しいのだが。HIT'S LIMITED白鳥百合子レギュラーカード
2007.11.26
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侑斗と良太郎は時間について会話を続ける。デネブは侑斗を忘れていたことを悔い侑斗を皆に知ってもらおうと獅子奮迅する・・。デネブの見当はずれの活躍のように見えて意外にひとつの解答が見えているエピソード。記憶が失われた、つまり思い出がなくなったのならばまた思い出を作ればいい、ということ。ただ侑斗の変身の仕組みは作った思い出もまた消すことでしか叶わない残酷なもの・・というのが次回の展開になるんでしょうか・・。付け加えておくと前回疑問として挙げた桜井と思い出の時間の関連、やつの持っているひめくり(何なんだろう)みたいなもので適応者を探すという描写がありましたが・・回りくどいといえば回りくどい。・・・・カイがいない時間なので(そうなのかね、実際に・・)仕方なくああしている・・という解釈でいいのかな(・・懐かしい)。■[RHD09]ソフビ 仮面ライダーゼロノスゼロフォーム(ライダーヒーローシリーズD 09)●仮面ライダー電王
2007.11.18
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侑斗のいない世界に大きな変化が起きていた・・・・がしかし。前回のあまりに大きな現代の改変に期待したのですが・・あっさり戻っちゃいましたね。もう少し工夫があるかと思ってたんだけれど・・・百合な喫茶店・・よかったのに・・。侑斗の過去を燃やす悲痛な変身と赤錆びた(セピアな?)ゼロノスの登場は悪くない・・けど・・今回明らかになった事実が・・・。「イマジンは桜井を狙って過去へ飛んでいた」・・・っておいおい・・・。じゃあ今までの「ある人物の思い出」を使って過去に飛ぶ、ということに意味が??桜井のいる時間と任意の人物の思い出の時間は関係ない・・・よね。それとも桜井の今(「今」ってなんだよ)いる過去の時間から割り出してその時間に思い出のある人間探してたとか・・(メンドくさいなあ・・最初からカイの体でやればいいんじゃないのか)。だいたいイマジンたちは桜井を探すでもなく大雑把にとりあえず街とかビルとか壊してただけやん!ついでに製作者側が今までの思い出による時間跳躍の展開もなかったことにしたかった・・とか(おいおい・・)?どんどん突っ込みどころが増えていく電王・・どうなっちゃうんでしょうか。特異点という設定は上手くつかえそうな気がしないでもないのだけれど・・・。あと病気で佐藤君がいなくなって良太郎抜きのエピソード(イカデビルか?)とか・・はこの時期厳しそうだけど・・。あ、あと今回一番のポイント・・新OPはいいなあ・・。↓コハナつながり【送料無料選択可!】世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット キャラクターソング: 永遠のリング / コゼット(CV: 名塚佳織)、コゼット(3才)(CV: 松元環季)、ファンティーヌ(CV: 萩原えみこ)
2007.11.17
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販売中!2008カレンダー☆☆ 仮面ライダーNext ☆☆ICL140※以下『仮面ライダーTHE NEXT』の内容に触れています。ご注意をNEXTの話をするまえにFIRSTの話をしておきたい。『仮面ライダーTHE FIRST』は昭和の仮面ライダーをどうすれば平成の世に甦らせることができるのか、ということから生まれた作品だ。平成の仮面ライダーがどんどん仮面ライダーとは非なるものになっていくのにも関らず『仮面ライダー』を冠しなければならないジレンマ(既にクウガ以降平成の仮面ライダーは昭和の仮面ライダーよりも長く続いているのだ)と『仮面ライダーSPIRITS』やガシャポンからメディコムトイのフィギュアや実物と変わらない変身ベルトのような大人に向けた玩具にみる昭和ライダーの人気を見るに原点に帰った『仮面ライダー』らしい『仮面ライダー』が作れないのかと考えるのは当然の成り行きだろう。いささか遅きに失した感のある2005年に映画、(というよりもオリジナルビデオに近いかたち)で作られた「FIRST」はその昭和仮面ライダーをリファインしたデザイン(出渕裕)の秀逸さとその見事な造形の完成度によって強いインパクトを与えた。(出渕裕は『仮面ライダーアギト』のデザインワークスでもサソリをモチーフにスコーピオンロードというドクトルGそのものな怪人を既に作り出したりしていましたな)それは仮面ライダーはデザインとしては今まさにこうでしかありえないという姿形だったわけだが作品そのものはどうであったか。作り手は『仮面ライダー』を原点に立ち戻って作るに当たって「本郷猛と緑川(ルリ子)の悲恋」を話の中心に置いた。改造人間ゆえの苦悩を描くならばこれ以上の題材はないわけだが本作ではそこの部分をぼやかしたかたちでしか描いていない。改造人間が人間とどう違うのかは作中では詳しく語られることもなくヒロインに婚約者を殺した犯人として憎まれながら不器用な愛を捧げる本郷、というのは「改造人間の苦悩」とはまた別のものとなっている。物語の展開としてはなぜ緑川が殺人者と思っている本郷を警察に知らせるでもなく放置しているのかが納得いかない・・・などの筋立ての弱さ、説得力を欠く部分も辛いし本郷に助けられながら女は気付かず憎悪の目を向け続ける、という作劇にイライラさせられる。本郷と同じく人間・緑川への愛に殉じる改造人間・一文字という「仮面ライダー」的三角関係(このあたり脚本の井上敏樹の代表作「鳥人戦隊ジェットマン」を想起させる)も、並行して描かれる若い青年と少女の恋の物語も改造される事で救われたような描き方であるが故に物語が恋愛の喜び・悲しみも描ききれず「改造人間」という重い十字架も胸にせまってはこない。しかしながらこの映画の引いては「仮面ライダー」の持つ面白さはもともとそこにはない。重いストーリーではなく格好いいアクションにこそライダーの本質はあるという点でいうならば『仮面ライダー THE FIRST』は恐らく観たかったはずの仮面ライダーなのかもしれない。ドラマ面の脆弱さに目を瞑ってライダーと怪人の優れたデザインによるリメイク、きっちり見どころを抑えた見事なアクションのカッコよさを楽しむための作品、それが『仮面ライダーTHE FIRST』なのである。長くなったがその続編である『THE NEXT』はどうなのだろうか。本作品の冒頭は病的なアイドルオタクが自室で殺される描写を何故か長く見せる。(母親を演じているのが何故か80年代前半のロマンポルノを代表する女優・風祭ゆき(気付かなかった)、なのはあまり関係ないが)ここの描写から既に非常に辛い。もって回った描写でありながらその死に様がそれ程映像的に大したことがないのも困る。また教職についている本郷が学級崩壊したクラスで教鞭を執る姿も(童貞コールを受ける仮面ライダーって・・・)痛々しい。本作は前作の恋愛ドラマに対して旧1号編にあった怪奇性を話の主軸に前作では愛する女性のためだけに戦った1号ライダーが孤独な少女・琴美のために戦う姿とショッカーにより新たに生まれた改造人間・風見志郎が寄せる妹への愛情を話の主軸にしている。しかしながらここで描かれる怪奇描写はかっての『仮面ライダー』にみられた古典的な怪奇映画的な怖さとは別種なものである。現代的な荒廃した学校及び芸能界を舞台にしたよくある「Jホラー」・・は描き方にも問題もあろうが残念ながら『仮面ライダー』の世界とは水と油で冒頭のシーン以降の不愉快さと違和感が最後まで払拭されることはない。故に『仮面ライダー』的なものと(あまり成功していない)Jホラーが分離したまま話が進んでいく。前作と同じく仮面ライダーと個性的なアレンジの施された怪人個々は田口トモロヲや益子梨恵ら役者の愉しい怪演を含め)や戦いはそれなりに面白いが結局のところそれを活かせる土台たるドラマ作りは出来ていないのである。作り手が仮面ライダーに新しい可能性を、として考えたであろうホラー描写及びドラマ作りには残念ながら全く観るところがないという結果になっている。二本の映画を観て思うのはこの作品そのものがあまりに悪く『仮面ライダー』である、ということだ。アクションとキャラクター重視と蔑ろなバランスの悪いストーリーを観るのは辛い。暗く哀しみを湛えた大人向けの話を作るのも悪くない。しかしそれが上手く作れないのであれば怪人やライダーの卓越したアクションをキチンと堪能できるバランスの取れた話を作ってほしい。スーパーヒーローフェアの一本として製作された『仮面ライダーZO』は一人の少年を救うためだけに戦うヒーロー・仮面ライダーの原点を描いた秀作であった。単純でいいので筋の通った話でいいのだ。別に奇をてらうこともないしP-12にすることもないと思う。一見頼りなく色恋沙汰にはトンと向かないが芯の強い本郷とニヒルだが情に厚い一文字、キザな風見は嫌いではないので次の作品が観たい。次の仮面ライダーは誰のために何ゆえに戦うのだろうか?
2007.10.31
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過去で少年の侑斗がイマジンに殺され現在が・・変わった。侑斗の切ない別れの言葉(前半のしいたけ騒ぎがこうなると悲しい)、怒りを顕わにする良太郎(佐藤健がいい)。悪辣極まりないスネイルイマジン、は寸劇(ここにいたってもコミカルなイマジンズはどうかと思う・・)交えずただ一撃で粉砕して欲しかった。過去の改変による現在の変容。時間ものの面白さはもう描かれないんだろうなあという諦めのこの時期に描かれた展開で次回への興味は尽きない(ちょっと無理して盛上げてます)。一人の人間がいなくなって変わった現在の描写は・・シリアスな状況に関らず面白すぎます。【予約】 松本若菜写真集 watercolor
2007.10.28
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侑斗、桜井の記憶が多くの人から消える・・。ハナが子供に戻り新しい路線が生まれつつあった・・。ハナとコハナ・・「コハナちゃん、かわいいお名前ね」、あるいは「ちっちゃーい!」「うそでしょ・・・」「ごめん、ちょっと来てくれないかな、変なことになっちゃって」運の悪い、チンピラに絡まれやすいという良太郎の半ば忘れられつつある設定をつかってハナ→コハナの転生をうまく伝わるように描いた流れが秀逸だ。何よりもハナがチンピラの鳩尾にパンチをぶち込む描写がこの少女がハナ以外のなにものでもないことを物語っている(生卵はどこから出したか気になったが)。さすが「拳で語る男前な女」・・・だなあ。「良太郎逃げるよ!」「大丈夫?ケガない?」にみる不器用な中にみせる気遣いと心優しさ「(差し出されたミルクに)ちょっと!子供じやないんだから!」コハナという良太郎の安易なネーミングに睨みながら腕を抓る、にみる気の強さなどのハナ(=白鳥百合子)らしい言葉遣い、行動を丁寧にトレースしていて好感がもてる。コハナを演じているは1999年生まれで8歳の松元環季。ハナの気の強さと不器用さを上手く演じているので(睨むときの「眼力」がいい)しばらくはコハナの活躍を楽しみにしよう。↓松元環季、「カッパのクウ・・」が観たくなってきたぞhttp://www.theatre.co.jp/talent/pickup/matsumototamaki.html クラーケンイマジンとカウボーイハットハリーやトロンペの人、そしてデカマスターな稲田徹が声を演じたイカのイマジン。「かなり強いイカ」といえばイカデビルを想起するがテンガロンハット(でいいのかな)を直すような細かい描写が嬉しい彼はその点でむしろ555のバットオルフェノク(ガンマン風怪人、二挺拳銃でしたっけ)に近いか。カウボーイハットを怪人の動物デザインの中に取り込む、というのは面白い。そういう怪人他にいましたっけ?テンガロンハットに拘らないならライオン丸のジェンマ(そのままの名前だな)とかネズガンダーもいたけれど・・。当初からの予定とはずれたのかもしれないが追い詰められた侑斗とハナ、こちらに伸びつつある新しい路線・・という線路の使い方はビジュアル的にも展開的にも面白いかもしれない・・。今後の展開に期待してみよう。オオハナ(抓られそうだ)の復活もあわせて。
2007.09.16
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侑斗は遂に「回数券」を使い果たす。記憶を取り戻しかけた愛理だけでなく皆の記憶から侑斗が消えた・・。実は切実で過酷な条件下にあった侑斗の変身の代償、だった訳だけどその仕組みはどういうものだったのだろうか?変身するためのカードを使いきると皆がその人間の存在を忘れる=消えるという仕組みはかなり難しい理屈・・いや・・ひとこと「時の列車の掟」で済む可能性が大・・かもしれない。侑斗がどういう理由から時の電車を所有し変身方法を手に入れたのかにも関ってきそう。次回「タイムトラブラー・コハナ」(モトネタはひょっとして「ガバリン2タイムトラぶラー」?)から劇場版の「コタロウ」からヒントを得たと思しい「コハナ」が登場する。白鳥百合子が欠場の中、窮余の一策、だが面白い展開だと思う。沢田由香=満島ひかり再登場らしいので何とか持ち直してくれることを期待しよう。
2007.09.09
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愛理が保証人になって1000万円の負債を抱える・・・って「仮面ライダー」のあらすじなんでしょうか?今回はイマジンが2種登場する珍しい展開となった。ラビットイマジンは以前登場したトータスイマジンの色違いバージョン(白)。ということは同じ「ウサギとカメ」を連想したらああなるわけでスーツの再利用もありって事ですね。予算の都合かもしれないけれど特撮番組の楽しみのひとつにスーツの改造による再利用、怪人再登場があるわけで今回のこれはちょっと嬉しかった点。メインのアントホッパーイマジンはトータスイマジンと同じく二人で一体、今回は得物以外は同じ姿ながらアリとキリギリス(キリギリスは「みつばちマーヤ」のフィリップなみに跳ねてます、どっこい!)さながらに動きが違うのが面白い。しかも何気に強いですな。アントホッパーイマジンの声は鳥海浩輔&関智一。キリギリスをハイテンションに演じている関智一サンはご存知の通りの特撮好き。去年出た「関智一の勝手に祝うライダー35周年」・・・この全ライダーコスプレ、好きだなあ・・こういうの。私事ですがWF2007では関さんの初の萌えフィギュア(?)なクィーンホークを購入した際、無理矢理捕まえられて(?)サインをして頂きました。ありがとうございました関さん。と思いっきり(意図的に)脱線しましたが・・・シリアスな2つの問題の顛末が全て次回預かりになっているのでそれはまた次回に・・・・。今回最大のポイント・・・それはハナが出ていないこれに尽きてしまう・・終わりっ!※追記白鳥百合子は週刊文春9/6号のグラビア「原色美女図鑑」にまで登場しています。ここまで露出の多かったライダーヒロインは今までいなかったのではなかろうかと。白鳥嬢の前途に幸多からんことを・・と心から思うばかりです。
2007.09.02
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「仮面ライダー」のサブタイトルが「奥さん花火どう?」になるとは「怪奇!蜘蛛男」に関わった人間誰ひとり思わなかっただろう・・・と思いを馳せてしまう36年目の夏。花火を作るために数年前に妻子を捨てた男が初めて自分が作った花火を見せたいと願う話に良太郎と愛理、デネブと侑斗(思いを行動で表す姿が好ましい。落ちを含めて)の「家族」の絆を重ねる・・・というのはいささか強引ではないだろうか?家族だから家族の行いを赦す、はわかるが花火職人の話は明らかにそれを逸脱している、後悔はともかくその反省すら描かれておらずそれで良しとする展開にはついていけない。漢方ジュースの異臭騒ぎにおっとりしている愛理がジュースのこととなると見境がなくなり自転車まで投げる大荒れぶりが今回唯一の見どころである・・・。ただその活躍が最初の兄弟喧嘩の場面のみなのは残念。レギュラー人物の中でも愛理は天然ボケの得難い資質を与えられながら残念な事にあまり活かされているとは言えない。次回は愛理中心の話になりそうなのでそこの辺りは期待したいところなのだが・・・。
2007.08.26
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肝試し大会に隠された真意とは?豪華賞品に釣られたイマジンたちの勝負の行方は?この題名からひょっとしてミュージカル・・「うたう!大竜宮城」?と思いきやホントに肝試しにだけ特化したエピソード。「二人とも頭に海水つまってんじゃないの?」という台詞がったけど、まあそれに近い状態でイマジンたちが肝試しで犬を怖がる(ほんとにQ太郎だな・・)とか4人合体の方法をいろいろ試す馬鹿な光景やでかいおにぎりやハナのお化けを一撃で倒すパンチをつらつら楽しめばいい夏休みお楽しみエピソード・・なんでしょうねえ・・。特撮番組では特徴のある役柄の多い佐藤正宏(不思議コメディーからジャマー星人まで)が意外にもまともな役をしているのに逆に驚いた(勿体なくて)。何気に初の1話完結エピソードですがテンポがあってこちらの方がいいのではないかと。あの・・・クライマックスフォームって泣ける位センス悪いって皆思ってるのね・・。でも・・・正直に登場人物(イマジンか)が言ってもいいんだ・・という事でそこは面白かった。あのゴテゴテな悪趣味感・・・。嫌いじゃないんですけどね。顔が脚とか腕にぞわぞわと移動するところも・・それこそ竜宮城っぽいな・・あとなんか痒いし・・。
2007.08.19
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・・・やなサブタイトルだな・・・・。青と黄緑の色鮮やかなブラットサッカーイマジンですが彼は「ヒル」らしいですね。でもとになった昔話が「ヒルと弘法大師」・・・・もう勝手にでまかせの昔話を作ってるんじゃないかというようなタイトルですが木更津の民話にあるのだとか。蛭作村に沢山発生した蛭を村人のために弘法大師が見えなくした(この見えなくした、というのが妙にひっかかるが)という話でまるで弘法大師が超能力者か怪人のように思える奇妙な話だけど・・・この話って一般的に有名なんでしょうか?ご存知の方、ご教示下さい。でこのヒルのイマジンを粘着質な声で演じたのが飛田展男さん。平成版004を演じた人気声優のもうひとつの顔、変な悪役の系譜で「ケロロ軍曹」のヴァイパーとか「ビーストウォーズ」のテラザウラー、クィックストライクあたりを連想させる飄々と楽しげに演じる感じが楽しかったと思います。・・・というところで本題。イマジンたちが消える理由が説得力に著しく欠けるなあ・・とか思っている間にあれよあれよという展開。これと似た展開ならばキンタロスの10話や18話の方が催涙効果高かった、気がします(キンタロスというキャラクターの持ち味といえばそれまでですが)。確かに最強フォームの出現とコミカルな戦闘シーンは楽しいのだけれどホントのところ言わせていただければこういう最強合体って最後の最後で見たかった展開じゃないかしら。ライダーキックが必殺技であることも含めて。見も蓋もない言い方をすれば・・・それじゃおもちゃうれないしなあ・・・。クウガみたいな作り方はもう出来ない話なのでしょうね。ん・・今回の見どころ・・ハナの電車の壁をも砕くパンチがハナ最強伝説を確信させた回・・位にしときましょう・・。
2007.08.17
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てれびくんデラックス愛蔵版「仮面ライダー電王」(超全集じゃなくなった?)の1巻目が「超(スーパー)ヒーローファイル」という新レーベル(ん?戦隊ものはボウケンジャーとかもこの名称じゃなかったですよね)で発売になっていたのに今気付いた。・1-22話の簡単なストーリー紹介に怪人図鑑(怪人カードも掲載)のバトル&ストーリー編、・主要登場人物を紹介するキャラクター編・車両の側面写真や車内写真を盛り込んだ時の電車編の構成でオールカラーの電王ファン必携の一冊である。電ライナーの旗つきチャーハンやプリン、駄菓子(ねるねるねーるね)のような色が毒々しいコーヒーなどの写真まで掲載しているのが電王らしいところ。付録には実物大の旗(ランチフラッグ)が10枚がついており手軽にオーナー気分が楽しめる。デネブのキャンディ(デネブ特製牛キャンデー・・・牛乳?まさか牛肉と牛タンじゃないよね)とかニンニクワサビおにぎりまで写真でフォローしているのがいたれり尽くせり・・・って喜ぶべきことかどうかはわからないけど・・。残念ながらイマジンたちの3面写真がないのだがナオミの3面写真があるのは何故だろうか。 ハナファンには待望の平手・パンチ・脚蹴りのシーンも掲載。なかでも机に脚をのせる画は脚好きには堪らない(なんの紹介かわからなくなってきた)1枚。ただここまでやるならば話数毎にハナの鉄拳制裁を全部網羅するとかやってくれたら少し高くなってもOKなんだけど・・(という需要はあるのか?少なくても大阪は大OKだ)。話がずれたがせっかくなので「BOMB!9月号」についても触れておきたい。白鳥百合子の特集号でコピーが「くびれ女王、降臨!」。セクシーな写真掲載にインタビューやアルバム公開もあるのでハナファンは要チェックではなかろうか。ラーメンを食べる写真というのもちょっと変わってるな。秋山莉奈以下特撮系のヒロインの掲載が多いので買う勇気のある方は是非。最後に・・てれびくん愛蔵版「仮面ライダーカブト」が9月に発売・・・最強ヒーローの最強本・・テレビマガジン特別編集なみに遅れて発売・・・って出るのかカブト???
2007.08.13
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電王の映画版の文句というか意義申し立てというか褒めたとこもないわけではない文章。(わかりくいなあ)劇場版の内容に触れているのでなるべく映画をご覧になって突っ込みながらお読み頂きたい。「モモタロスのなつやすみ」はスーパーヒーロータイムのEDの出張版みたいな作品(?)でこれを観てどうしろと?と沸々と怒りが湧き上がってくる(こらえ性がないなあ)中はじまる「仮面ライダー電王 俺、誕生!」。「神の路線」を手に入れようとして電ライナーを乗っ取った牙王、良太郎は記憶を失いハナ、モモタロスとともに過去に放り出され少年時代の自分に出会う・・。テレビとリンクすることで複雑な構成にして面白みを出す・・・ことなくいかにも電王らしくレギュラー陣のいつもの調子で見せるいつもの電王の拡大版である。故にハナは相変わらず強い。殴る、蹴る、ぶっ飛ばす。とにかく戦闘のプロである真田忍群(複数)だろうが何だろうが互角に戦う。モモが熱血しウラがカッコつけてキンがボケてリュウタが勝手なことをする。またリンクしたネタとしては収穫といえるジーク良太郎の高貴な故のおかしみと律儀な点は中盤の見どころといえるだろう。上映時間66分は考えるとTVの前編後編構成からしてもやや長めであるがゲキレンジャーがそうであったようにポンポンとテンポのある展開で停滞することなく最後まで見せている印象だ。映画版の肝は記憶を失った良太郎と過去の良太郎=小太郎である。子役が上手いせいもあり孤独を抱えた少年の心情を上手く伝えつつ劇場版最大の見せ場である××電王が面白く楽しい。特筆すべきはストーリーの収束のさせ方でTVシリーズのエピソードを合わせても一番成功しているといってよい出来で電王らしからぬ涙腺を刺激するちょっといい結末だ。しかしながら・・これまたゲキレンジャーとも重なるのだが牙王が意外に弱い・・というか強さをみせるところはみせるのだがあっけなく逆転されてしまう。牙王はあまりデザイン的には好きではないのだが変形する際の「牙」(というか口)の表現は中々格好いい。演じる渡辺裕之も完全な悪党をちょっとした仕草の中に笑いを交えつつ好演していると思う。さて・・本作品はテンポの良さでごまかされがちだが・牙王の目的・「神の列車」を手にいれることの意味がわからない・「神の路線」がいつたい何なのか結局わからない・恐竜時代、ピラミッド、人力車の時代、戦国時代が出てくるのが結局話の展開とむすびつかない。・ある一日を壊すとその一日が欠落する・・時間ものとして乱暴な展開などの問題点が散見される。しかしこれらの脚本構成の弱さ・緩さはそのままTVシリーズの欠点でもあり電王という作品の特性なので・・つまるところ本作品はいかにも電王らしい作品といえるのかもしれない。1シーンのみの星野亜希や陣内智則の真田幸村こういうゲストの扱い方は如何なものだろうか。星野はともかく陣内がライダーに出て喜ぶヒトがいるのかしばし悩んだ。最後に・・・兄貴と蛇のヒトはともかく弟の印象が・・というか声優がどうとかそんなこと忘れてた事を記しておこう。あと侑斗は劇場版の中で3回くらい変身していたようだけど・・今後の展開にも関わるところなので数えていた方いらしたら教えてください。
2007.08.10
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ミルクディッパーに泥棒?ハナに着ぐるみイマジントリオ、ダメダメコンビが防犯対策の用心棒として乗り込むことに。強盗はイマジンに憑依されていたがそれは全てが牙王の企みであった・・。劇場版が前日から公開のため前回まで以上に完全に劇場版と連動したEP。モレクイマジンVSモモは劇場版冒頭と重なる画で構成されそのまま劇場版に繋がり以降の展開をモザイク状に予告編っぽくみせている。この辺り、昨年の番外編的EP(悪夢の料理対決を・・おもいだしたくないなあ)の変わりといえるだろう。前後篇の前篇だが今回が映画の予告、後篇は新フォームのお披露目と今までとは変わった構成になりそうだがどうなる?さて今回の見どころ。1.愛理のモモがパニックになるドキドキ就寝スタイル(セクシーなのかギャグなのか・・あのボンボンセット頭とばかでかいヌイグルミは・・)2.ここ最近の欝憤をはらすようなハナの暴力行為の数々・「あんたたちは寝てていいわ。愛理さんの店を荒らすなんて許せない」(ここでのハナのモモへのパンチ、暴力常習者ハナの挨拶変わりの一発で面目躍如)・モモのハナクソ女発言に平手・モモの後頭部に一撃。おびえる着ぐるみトリオ・今回の極めつけ、ハナラリアート(アックスボンバーか?)、侑斗を誤爆で一蹴。「し、しまった」じゃねえ。いつもにましてライトな展開だがまあ、この楽しいデティルでなんとか・・まあ目的である「劇場版をみたくなる」ようには作ってありますな・・。劇場版については次回以降で触れたい。せっかくなので「ゲキレンジャー」の「グレグレ!スケ番キャプテン」ことも書いておこう。いやはや「不良少女と呼ばれて」を見事に再現。ランの意外なレトロスケバンスタイルのはまり具合と鋼鉄参謀ばりの鉄球振りまわし(そんあスケバン」はいない)もいいがなによりもクイーン・オブ・大映テレビ、伊藤かずえ(と役名でなく役者名でよばせていただく)スティックで戦うのは「ポニーテールは、振り向かない」のミッキーか?ミッキーって・・・。ひょっとして美希という役名はこのネタのために?何よりも最後でみせる不良少女スタイルが・・今でもいける??梅宮辰夫(ああこの人も大映テレビの常連でしたな)の「男は40でも番長役ができる」(でしたっけか)を女性の身で体現したセーラー服姿に心からの尊敬を。スゴイよアンタ。
2007.08.05
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別の時間で侑斗にわけのわからないまま引きずり回される良太郎。侑斗の希望ヶ丘で星の説明をする姿に同じ名前の人物を思い浮かべる・・。劇場版とのクロスオーバー、混線の続く後編。同じ時間に4人の良太郎を集めるために過去から良太郎を集めるまさに逆「ドラえもんだらけ」をやっているのだが・・・。まだ人手が足りなさそうなので次回も同じやり方で良太郎が回収されるのか?都合3回やらないといけないのだから・・。今回の眼目は・妹に星をみせたいという願いをいかにして叶えるか・侑斗の星好きなところを強調した次回以降の伏線この2点である。スパイダーイマジンの星を見せるために町中を停電にするのは一見すると乱暴なのだが「星をみるため地上を暗くする」というのは非常に理に適ったやり方で妙に納得させられる。今までの頓知みたいなやり方からすると非常に理知的なイマジンだなあと思っていたら過去に戻るとあいも変わらずビルの破壊をしてる・・・。イマジンの目的は確かに未だわからないのだが毎回ビルを壊すだけでいいのか?というかイマジンの真の目的は実はビル破壊??地上げとか土建屋がからんでるとか?とにかくこのビル破壊描写はもうお腹一杯なのでどうにかしましょう・・。さて少女が星を観るシーン。前提がばっさり抜けた描写不足の中で幾らいい場面を見せられても困るのだが侑斗の人間性を強調するという点では上手く作用しているといえるだろう。それにしても・・・侑斗が劇場版で何回変身しているのか気になる所。劇場にいかれる方は回数カウントを忘れずに。次回もまだクライマックスの手が足りない中で劇場との連動は続く。あと「クレヨンしんちゃんSP」の方も忘れずにチェックを。というところで電王も折り返し。私は最初の予告編で情報をいれない状態で女の仮面ライダーが出るのかと思い込んでいたこともあるのだけれど出来ればもう一人の特異点にも仮面ライダーに変身していただけたら・・・と密に期待しているのだけれど・・・。
2007.07.29
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良太郎捕まる。イマジンたちはなんとか助けようと代わる代わる「憑く」が・・。一方赤ちゃんと契約したジークは赤ちゃんの記憶が薄れると同時に消え始めていた。イマジンズの連携プレー逮捕された良太郎を助けるためいきなり凄むモモの単純バカさにウラの詐欺師の口上、キンの寝たふり(だいたいあれは寝たふりなのかほんとに寝てるのか)、それに敵怪人との対決でのウラからひさしぶりのキンタロスの決め技までの連携をキチンと抑えた回。キンタロスの「あとでいう」キメ台詞、いいなあと改めて感じた。ハナの戒めパンチ連発、ジークとお別れ王が「姫」の平手ならぬグーのパンチで目が醒める電王らしい展開。「原因は全部アンタのせいじゃない」「主らしく家来の面倒をみたらどうなの」ハナの教育的指導・肉体言語を堪能できるという点でこの回もう満足、と言っておこう。消えかけたジークは良太郎の機転で助かるのだが・・・1997年への片道切符・・・97年で降りた・・・それって・・・・・・1997年から先の未来である現在の2007年にはジークはいないのか、非常にギモン!またまた時間の罠に絡んだ謎をはらんだまま次回に続く・・。
2007.07.15
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ウレっ子侵略者ウレレは一晩で街中に線路をはりめぐらせ電車を走らせることで地球を一気呵成に侵略を進める!特撮のパロディが多いことで知られるアニメ版「ケロロ軍曹」(「ゴジラVSメカゴジラ」の冒頭シーンを無駄に再現した「ケロロVSメカニョロロ」とか)だが169話は電王ねた全開の一編。今回のゲストであるウレレは07年1月放送の169話にも登場したキャラクターだが声優が関俊彦。「いっとくけど最初からクライマックス・・」の台詞は当然としても「奴さん、まんまと釣られてくれたよ」までドスの効いたモモ声ではなくさわやかな声で聴かせるところがオカシイ。・「いいじゃんすげえじゃん」(実は子供のころから鉄ヲタだったギロロの台詞)・桃が左右に開く仮面、桃仮面が売り子で登場(お土産がいきなり団子なのがケロロらしい)・「吾輩は電車の王様略して・・(以下は騒音でききとれず)」ギロロが空に伸びる線路にむかって青春の叫びをあげる件りは999(?)を思わせたりなぜかギョフノリー星人の宇宙船が何故かガンドロワっぽいとかコネタの多いエピソード。Bパートがギロロが液体化して液体化ケロン人と戦う「美少女と液体ケロン人」と特撮尽し。こういうのがあるので観るのをやめられないです。
2007.07.14
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ハナは着ぐるみを着てお菓子を売ることに(すごい粗筋だな、おい)。ハナ五月病からの復活今回も・良太郎の前で脱ぐ(お前は涼宮ハルヒか?)・ばかでかいお手製プリンをイマジンに振る舞うなどのらしからぬ行動を見せたハナ。それにしてもプリンに「わーい」と喜んだのもつかの間(どんな怪人だよ)ハナが作ったと知るや逃げ出すというのは・・ハナの料理はジャイアンシチューかラムのワケワカラン辛い金平糖みたいのと同じ位○○いという設定ありましたっけ??最後の必殺のハナ特製天井キックの決まり具合はスバラシイが蹴った足を痛がらない方がハナらしくないか?であとは特に描くことがない・・ってこの作品はなにかい、ヒロインが脱いだり料理を拒まれたり下僕を蹴りあげるもがみどころの番組なのかい・・そうなんだからしょうがない・・・。まあそれではあんまりなので・・・ひとつだけ。変身があと8回って・・・その後どうするつもりなんだろ、なんだろ。次回の変な乗客ねたは面白そうなのでとりあえず次に期待することにしよう(最近こればっかりだな)。
2007.07.01
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リュウタロスは婚約者の意味を知り侑斗を抹殺しようとする。一方デネブが着ぐるみをきて人助けをしている横で新しい契約が交わされようとしていた。ゼロライナーとハナゼロライナーはハナの消滅した世界と関りがあるらしい・・で悩み多きハナ。このところイマジンをその強靭な肉体で牛耳る描写(というかそこが電王の見どころなのにやらなくてどうする・・・ってどんな特撮作品なんだよ・・)がないハナだが今回はリュウタ(リュウ、じゃなくてリュウタという呼び方が良い)から侑斗を手を広げて守ろうとする描写に実は電王世界最強のハナの自負をみたような気がする。ウサギとカメ昔話縛りゆえにカメにはウサギ・・・二重人格が具現化したような面白い怪人だなあ。以上を含めてオーナーのふりの入った動き、ダシの話やちゃんづけの話、絵をふまないようにする無駄な努力などのデティールには良し悪しあれど工夫は感じられるのだけれど・・・。・・・の重さを認識しつつ次回以降に期待しよう・・。
2007.06.24
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侑斗は良太郎にいい人ぶって時間の運行の邪魔(人助け)をするなと忠告する。クラゲイマジンと対峙した侑斗は仮面ライダーに変身する・・。母と息子の漫才期待されたとおり過保護な母・デネブの面白さが出たエピソードとなった。デネブキャンデーを配るのは前回もいったが繰り返してこそ面白い。色々工夫しながらいろんな場面で飴を配れば繰り返しのギャグとして活きそうだ。「最初に言っておく・・胸の顔は飾りだ」・・・これも強力ギャグ。面白い。これも毎回?で、こんな会話を期待したい。「侑斗、良かった、このギャグの受け方なら大丈夫・・」「俺は漫才師じゃねえ!!」ち、違うの?今週のハナとゆかいな下僕たち今回は2人の毒気にあてられたかほかの登場人物はおとなしい。「私はね、良太郎が電王で良かったと思うよ、本当にそう思う・・」というハナの真摯な台詞が心に残る位か。何故、良太郎が特異点で電王なのか、ここは肝なのですが・・・理由はあるよね・・・。あると思う・・ちょっと不安。あとハナちゃん、やつれているような気がするのですが気のせいかな・・。やっぱり・・・「泣けるで」とスタッフが自信を持って言いきった「ラブストーリー」はなんと口で語られるだけの「粗筋」でしかなかったのには驚いた。今回は侑斗・デネブ登場編の比重が重かったのでという見方もできるが・・・もういいでしょう。なにせ主要登場人物(イマジン含む)だけでも11人いるわけ・・・サブのゲストとゲストに絡むドラマは時間を跳ぶためのきっかけ以上にはもうできないのだろう。なので・・次回以降の新しい電王の展開に今は期待することにしよう。
2007.06.10
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桜井侑斗と名のる謎の青年はイマジンと契約していた。イマジンの名はデネブ。その名はデネブ演じている方が演じている方なだけに心配された桜井でしたが平常は偽悪的に振舞いながら実は子離れできないお母さんを疎ましく思っている少年でこれはこれで前代未聞の仮面ライダーですね。この紹介編での掛け合いは優等生な良太郎とはまた違う怪人とヒーローの掛け合いがみられて楽しい。「うちの子、友だちいないいんで友だちになってあげてね・・」と飴(デネブ飴って・・)を差し出す優しいお母さんなデネブ・・・これを大塚芳忠が演じているのも可笑しい。・・・ふと思ったけどお母さんキャラゆうなら皆口裕子がやってたらもっと良かった?前回の心優しきイマジンたちの言動と合わせ電王の迎える大団円で本来恐れられ忌むべき怪人たちがどうなるのか今から気にかかる。今までみたことのない心暖まるクライマックスになるかもしれない・・と少し期待してます。デネブ、アルタイル、ベガ・・・夏の大三角という点からもこの桜井侑斗はあの桜井侑斗なのかという感じなのだけれど・・・。時間を漂流して(?)イマジンに関っている「桜井さん」の過去の姿、もしくはパラレルな存在というのがミルクディッパーでの言動をみていても固い所のだろうけれど良太郎が見てワカラナイということはひっかかる。それとも「桜井さん」はかなり年嵩(オッサン)で若いときと大分姿かたちが違うとか・・・。今日のハナ&愉快なげぼくたち「乳離れ・子離れできないコンビ」のせいでハナ以下すっかり影の薄い愉快な仲間たち。主役のモモが「ごめんね、おっさん、ごめんね」(謝っているのか喧嘩売ってるのかわからん)「バカヤロウ、今大事な事しゃべってるところなんだよ」(最近崩れ気味のヒーローの口上中攻撃してはいけないという不文律の確認)と一人頑張っているのが目を引いた。なのでヒーロータイムエンディングのいじられは不本意なんだけど、モモは弄られて、イビられて、踏まれて、蹴られてナンボなので言われるのは美味しいんだろうねえ。(ただウラタロスが「どんどん影がうすくなるよね、先輩」というのは笑えない・・ってお前が言うな!!)ジェリーイマジンチンピラな怪人、クラゲのイマジンを演じるはベテラン中尾隆聖・・とこれは嬉しいというか贅沢なキャスティング。中尾さんというと私にとってはカーロス・リベラでありトッポ・ジージョであり狼男アメリカン(!)でありエージェント・アブレラでつい最近はナックル星人でもありました。こういう無駄に豪華なゲスト声優の使い方が電王のいいところというか・・いいのか?そして「泣かせる恋愛ドラマ」????東映公式ではこのように謳っているわけですが・・この「ゲストの話」なんかどうでもいいような展開の中、ホントにきっちり恋愛ドラマやれるんでしょうか?ここは作り手の真意を問われる事でもあるので次回はその辺、厳しく観てみたいと思います。でもしダメなら「仮面ライダー電王」はゲストのことを大妖怪怒黒並みにしか思っていないえん魔くん的作品ということで決まり。分りにくいなあ・・まあ、電王はそれでいいのかもしれない・・。では皆様ご一緒に・・「ふんどしみたぞーっ」(わかんねえだろううなあ・・・松鶴家ちとせじゃないけど・・)
2007.06.07
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姉の婚約者を追って過去を彷徨う良太郎。良太郎の身体を案じたイマジンたちはそれぞれがある決意を固める。一方何をしたらよいのか判らないウルフイマジンは無差別の破壊と殺戮を開始した。心優しき怪人たち前回のリストラ騒動のあっけない収束。2号ライダーの登場が噂される中であったので情報をいれてない視聴者からするとまあなんと人騒がせな一幕。勘違いで話を大きくしたハナが実は一番悪いのだけれど誰もそれはいわない、いっちゃいけない。世界の中心はハナ様なんですから。その中で「望み言うてくれ」の漢・キンタロスの熱い台詞が泣かせる。勘違いギャグだけじゃなくこういう男の中の男なヤツだったよなあと改めて認識させる演出が憎い。そんな中で主役である単純熱血バカのモモが泣きそうだったり、せっかく良太郎が顔をたててているのに不貞腐れてるところがいかにもツンデレでカワイイ。最後の「ひとつ飛ばすくれえスゲエんだよ」の台詞もイイ。今回の電王はキンタロス風にいうと「男の心意気に男が泣いた」という感じ。ああ、あとハナの去らねばならないイマジンにかける、珍しいというか今後見られるかどうかわからないレアな優しい台詞も今回の見どころであったかと。ウルフイマジンと・・・前回も女子高生を簡単に殺害していた常時イライラなウルフイマジンは今回もビル破壊のみならず女性を殺害。ちょっとやり過ぎに感じるのは電王という作品のカラーのせい?あと以前もあった描写だけどビルを過去で壊したからって未来ではただ消えるだけじゃないと思うぞ。今後の展開に期待次回から新しい登場人物が増えかつラブストーリーらしい。期待できないと書くのは簡単だけれどここからが大事なところのような気がするのできちんとドラマを描いていただけるのを期待しております。関係ないですが佐藤健と中村優一が共演していたというドラマはドラゴンオルフェノクなヒトも出ていた「プリンセスプリンセスD」ですわね?
2007.05.27
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↑「これはすごい!とびだす白鳥百合子」仮面ライダー電王といえばハナ。ハナの拳が最初にモモタロスに炸裂したときこの鉄拳制裁が延々と繰り返されるのを誰が予想しえたでしょうか?「殴る女」ハナとハナに殴られ、踏まれることに存在価値を見出すモモという奇妙なSMバディ特撮、それが「仮面ライダー電王」ではないかと・・(おいおい)。そんな電王の面白さを凝縮した映像がこれ。↓「仮面ライダー電王 Double-Action ハナ最凶最嬌Ver 」ぼくらのハナ嬢の華麗なる「 殴る・蹴る・踏む」 を堪能して頂きたい・・。
2007.05.21
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4人のイマジンの存在で身体に過度の負担を受ける良太郎。ハナの「リストラ!」最後通牒に焦るイマジンたちの騒ぎをよそに高校の同級生由香と出逢った良太郎は自分にも関係のある過去へ跳ぶ。同級生沢田由香ゲストを演じるのは「ウルトラマンマックス」のアンドロイドエリー役満島ひかり、で物怖じしない快活な女性だが留学したイギリスで言葉の壁に悩んでいるという役どころ。しかしながら良太郎が自分の見知った過去で謎の男と再会するための契機作りにとどまっていて気の毒だ。あえていうならばウルフイマジンに乱暴に扱われ吐き捨てるように「つまらねえ願いだ」と傷つけれる件りが見どころといえるだろうか。ウルフイマジン由香の「願い」を受け入れるイマジン。彼女の願いのため幾人かの女子高生たちは砂になっているわけでこれまでのエピソードの中でも過激な描写といえるだろう。・・・とはいえ、この願いはここ何回かと同じくなかったことになるのか?次回の展開次第では女子高生たち死に損になりそうな気配だけど・・。人間そのものに危害を加えようとしていた凶暴なウルフイマジンの声は檜山修之でリュウタロスとの戦いはガンダム主人公新旧対決。結果は・・テレビとOVAの能力差なのか(違うと思う)。ハナ&お荷物カルテットリストラを巡って揉める4人(といってもリュウタロスはどこ吹く風だが)のやりとりとハナのデコピン制裁のなか、ひたすら虐げられる(あみだくじにまで)モモタロスの不憫さが一際目立った回といえる。抱きかかえれての永井豪的おっぴろげポーズと鬼気迫る「いらっしゃいませっっ!」の必死さが萌えどころか。重要でシリアスな物語展開の中あいかわらずの面々だが次回どうなる??いつものことながら前編ではなんともいえないので後編に期待しよう。・・いつものことながら「マグマ大使」的にクリフハンガーな気分がどうもなあ・・。
2007.05.20
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社長と袴田の間にあった誤解は解け篭城事件は一気に終焉へ向かう。愛理のボケを中心にキャラクター劇で見せた前編をうけての解決編。・・・・・・・・・・・・・・・・ひどい。前回の主役である愛理を後退させてレギュラーの存在理由の薄い2人(かわいそうだが他にいいようがない)とゲスト(の迷惑極まりない)困った2人(社長と袴田)に話を振ったら収拾がつかなくなったエピソード。特に不破万作の社長のダメさは・・・逆にかわいそうです。おにぎりとか誤解がとけるとこで泣いたりして感情を盛上げようとしてましたけれど「なんでそこで泣くねん」「泣くとこちゃうやろ!」とか「こんだけ迷惑かけてそれで終わりかい!」と「誰か」にツッコミをいれないと観てる方はおさまらないよなあ・・。「責任者でてこい!!(今は亡き人生幸朗師匠)」ですよ、ホントにというよりも今回の話は・リュウタロスがお姉ちゃんコンプレックス・リュウタロスが踊るとダンサーズが出現、さらにマイケルジャクソンなみの「赤い靴(グリム童話)」的催ダンス能力があるというのを描くのが目的なので(って前回それ描いてたやろ!)別に篭城犯の話とかは付随したモンなんで気にしなくて良い・・・(も少し話、ちゃんとつくらんかい!)こういう内容ならゲストとかいらないのでハナと愛理の漫才を30分放送することを要望します(それじゃアカンやろ!)!!!次回予告!!! アンドロイド(だったら驚くなあ)満島ひかり、降臨↑こんなシーンはない(と思う)。あったら嬉しい。
2007.05.13
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先日発売されたハイパーホビー誌で仮面ライダーの人気投票の結果が発表されてましたが・・エントリーされた仮面ライダー(フォーム違いがあるとはいえ)旧1号からダークカブトまで実に124体。「 仮面ライダーストロンガー」でシリーズがいったん終了したとき仮面ライダーが21世紀にも放送されていて124人も存在しているなんてのが想像できただろうか?(まあ、ガンダムがこんなことになるなんて誰も思わなかったのと同じなんですけれど・・怖ろしきはキャラクタービジネスの世界ですな)7000票に及ぶ投票の結果1位が旧1号・・・。 妥当というか当然の結果なのか。 以下10位までが 2.V3、3.旧2号、4.新1号、5.アマゾン、6.響鬼、7.1号(THE FIRST)、8.新2号、9.ブラック、10.シャドームーン。 12位がTHE FIRST版の2号と1号、2号のなんと人気の高い事か。響鬼が6位と高いのが目を引きます。 Xとストロンガーが17.18.20位と平成のライダーたち(ブレイド、クウガ、ファイズ)よりも下なのは仕方ないのかもしれませんがライダーマン20位は大健闘でしょう。 ストロンガーはチャージアップが29位であわせればもう少し上・・とはいいながら平成ライダーたちのフォームによるバラケ具合を考えるとやはり上位にははいらないのかと少し悲しいものがあります。 で前おきがながくなりましたが私のベスト5。 悩みますがこんなのでいかがでしょう。 1.仮面ライダー旧2号 2.アナザーアギト 3.仮面ライダーアマゾン 4.ファイズアクセルフォーム 5・ライダーマン 次点仮面ライダーストロンガー スタンダードなライダーとしてはやはり私にとっては旧2号。子供の頃は新1号好きだったんですけれど今はライダーといえばこちらかと。 2、3は異形のライダーたち。シンまでいくとちょっと違う気もするけれど・・。 ファイズは遠いようでいてデザイン的には仮面ライダーな所がよいかな。 そしてライダーマン・・。昔のこと考えるとありえない。 子供の頃の人気のなさというか嫌われ方といったら・・ ごく最近まで最悪の仮面ライダーだったのですが SPIRITSでの人間・ライダーマンがあまりにも素晴らしいので宗旨変えした次第です・・・。 ストロンガーもライダーマンと同じくデザインとしては今ひとつなのですが作品として考えると選びたいライダーですね。カタチとしてはチャージアップの方が好きかも。 デザインか作品かキャラか・・今イチ方向性のはっきりしないベスト5で申し訳ない・・ デザインだけに拘るならばライダーマンとストロンガーを外して ・旧1号 ・FIRSTの1号、2号、 ・ホッパー兄弟 スタンダードだな・・・ ・オルタナティヴ ・カイザ なんてのもありかも・・・。 思えばカブトとダークカブトはデザイン的には結構好きなんですけど・・・・選びたくないなあ・・・。 あえてワーストを選べば 申し訳ないですが・・・ ・仮面ライダーV3 でしょうか。 すいません、子供の頃、赤と緑の組み合わせが苦手でした。 次は怪人ベスト100とかやりましょうか・・。(断然そっちの方がやりたいなあ)そういえばSPIRITS7巻の巻末ページで発表された「仮面ライダーマガジン」での企画ありましたな。1位は死神博士・・・。
2007.05.12
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