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Oct 3, 2005
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カテゴリ: 日常
日本証券経済研究所で1995年から1997年頃のデータベースにざっと目を通してみました.
これを当時の時間外労働対前年比,交易条件,鉱工業生産の出荷在庫バランスと照らし合わせながら,,,

http://www.jsri.or.jp/web/search/chronology/index.html

1996年の6月の株価(22000円台)のピークの頃の記事を見ても,警戒感のある記事は見当たらないですね.むしろ楽観的.
またNYもドイツも中国なども市場最高値を更新中.
ダウはまだ6000ドル台でした.

さて日本は1997年2月に17000円台まで下げていますが,この間もNYもドイツなどは市場最高値を更新中.
日本では下げの間も鉱工業生産の出荷在庫バランスは急速に改善中.

1997年8月にNYに高値警戒が広がるときに,日本も戻り高値20000円台を回復.その時点では時間外労働対前年比,交易条件,鉱工業生産の出荷在庫バランスはピークを過ぎて明らかに低下.為替も円安を続けていたが,いったん戻り高値のところできびすを返すように円高になり,戻り高値を過ぎると再びもとの円安基調に戻っていきました.



このときに現在の小型バリュー株が出来上がる.その戻しはITバブルでは来ず,2002年末を待つことになる.

こうしていくつかの指標や出来事を照らし合わせていくことで推測したこと.

1)数ヶ月間為替が同一方向に急激な変動をするときは何かを知らせてくれている.
2)日経月足volume ratioは目安になる.30以下が半年以内に2本出れば底値.1本では判らない.底とはいえない.ただし底でもサインが出ないことがある.
3)景気循環の底で,為替が数ヶ月間大きく上下に動いた場合は底.
4)日経月足volume ratioが70以上は要警戒.
5)数ヶ月先行する為替の大きな変動(10円前後)に伴う日経月足volume ratio70以上のピークがあり,いったん70以下に収まる.次いで新たな100がでたらそこが株価のピーク.

帰納的に上記のように考えてみた.

これを現在に当てはめると

2005年9月は日経月足volume ratioが100となり,ここでいったん調整.続いて第2波が来ることになるのだが.第2波のピークはいったん70以下になった日経月足volume ratioが100となり,為替が3ヶ月ほどかけて大きく円高にふれてきたとき.時間外労働対前年比,交易条件,鉱工業生産の出荷在庫バランスはピークでは当てにならない.しかしそれらが明確にピークを過ぎていれば,そこで株価が上昇しても戻り高値であることを覚悟しておく.

またサイクル的には現在は景気循環の底に向かっているが,明らかな底ともいいきれない.2004年4月ピークの戻り高値の可能性もありうるので,いったんここで円高に10円前後振れて来た時点で景気循環サイクルの回復を確認できていなければ,いったんここで手仕舞い.








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Last updated  Oct 4, 2005 08:05:47 AM
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