おしゃれ手紙

2019.07.02
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テーマ: 読書(10003)
カテゴリ: 読書
みをつくし料理帖(9)美雪(みゆき)晴れ

名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。
悲しい出来事が続いた「つる家」にとってそれは、漸く訪れた幸せの兆しだった。
しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。
どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい―。
一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。
いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。
幸せの種を蒔く、第九弾。
*神帰月―味わい焼き蒲鉾……文化13年11月の話
*美雪晴れ―立春大吉もち……同年12月~文化14年1月の話
*華燭―宝尽くし……同年1月~2月の話
*ひと筋の道―昔ながら……同年2月の話
富士日和 (特別収録)……同年2月の話

●読書メモ●
●♪寒紅ぃ(かんべに)、寒中の丑紅ぃ
  唇の荒れに、丑の日の寒紅ぃ

◎寒紅売りの声。
寒中に製した紅。
特に、寒中の丑うしの日に買い、あるいはつけたものは丑紅ともいわれ、子供の疱瘡ほうそうなどによくきくといわれた。
[季] 冬。
ベニバナは全国的に栽培されていたが,収量が少なく〈紅1匁,金一匁〉といわれたほど高価だった。

紅は皿や猪口(ちよこ)や小筥(こばこ),板などに塗りかさねて市販された。

●銀杏は、肺を温め、咳を鎮め、また頻尿を防ぐが、食べ過ぎると毒。

◎■ ぎんなん中毒による症状は、主に嘔吐と痙攣だそうです。
ほかにも顔面蒼白だったり、呼吸困難、めまいや意識混濁、便秘、発熱なども起こるそうです。


●「一年中のご調法、ご調法」と、老いた暦売りが・・・(略)。

◎暦売は京坂では〈大小柱暦巻暦〉,江戸では〈来年の大小柱暦とじ暦〉,閏(うるう)月のある暦を売るときはそれに続けて,〈閏あって十三ヶ月の御調法〉と言った。

●これをあてに酒が飲める。
◎店主、種市は、江戸の人。
酒の肴を「あて」と言うのはおかしいのでは?
●卵の白身だけでも売れる。
 蝋燭の流れたのだろうが、抜け落ちた髪の毛だろうが、大抵のものは売り手も買い手もつくもんだ。

●嘉兵衛のような、あるいは柳吾のような料理人にはなれない。
後世に名を残すこともない。
それで良い、否、それでこそ良い。
(略)料理人として、食べるひとを健やかにする料理こそ作り続けたい。

◎この澪の思いは■ 民藝

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Last updated  2019.07.12 00:22:27
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