おしゃれ手紙

2026.06.26
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カテゴリ: 父の麦わら帽子
たらい

当時は、今と生活が全く違ってすべてが手作業だった。
洗濯もその一つで、洗濯機というものがないので、川に洗濯に行き、平たい石を洗濯板代わりに衣類を洗った。
もちろん、風呂の残り湯や、井戸から汲んで来た水で家のたらいで洗うこともあったのだが・・・。
 梅雨になると雨が降る。
雨が降らなければ、稲を作る水が不足して困るのだが、降ると困ることも多々ある。

多くの衣類を持たない我が家では、早く乾かないと着替えが無くて困るのだ。
うちだけでなく、乳幼児を持つ家では、浴衣のお古で作った、おしめが乾かなくて困っていた。

そんな時、どうするか・・・。


この籠は、うちでは「やまかご」とよばれていた。
このかごは、背負えるようになっていて、風呂の焚きつけをとりに山へ行く時背負っていくものだ。

かごを伏せて置いて、その中に、炭火の入った炬燵を入れる。
かごに上に、濡れた衣服やおしめを乗せる。

こたつの温もりで湿った衣類も早く乾くというわけだ。
 平安時代に 、伏籠(ふせご)といって、籠を伏せ、その中で、香を炊き、伏籠(ふせご)の上に着物をかけて、香をたき占めるという貴族のたしなみがあった。
 また源氏と幼い若紫の出会いの時のシーンにも次のようなものがある。

「雀の子を犬君(いぬき)が逃がしつる。
伏籠(ふせご)の中に籠めたりつるものを 」

源氏物語を知った今は、伏籠(ふせご)とは、子ども頃、どこの家にもあった山籠に違いないと思っている。

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Last updated  2026.06.26 19:22:11
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