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京都の紅葉は今、絶頂期を迎えています。今年の紅葉は良い出来だとか。早くも見頃を済んだ円山公園が合ったり、遅れ気味の紅葉名所があったり、京都の紅葉はまだら模様気味ではありました。我が住まいから見える山もこの通り。嵐山の付近だと思います。遠くからの写真なので、紅葉の色が余り出ていませんが。この連休は凄まじい人出でした。ガソリンが安くなったのか、車で来られた方が多かった様で、観光地の渋滞はえげつない物だった様です。特に日曜日のお帰りがピークを過ぎた七時頃でも高速の入口に向う道路は市内のど真ん中でも渋滞していました。清水寺のライトアップを待つ行列が人の多さで危険なくらいとの情報。明石の悲劇を思わせると言った人も居た程でした。今朝の朝刊には高台寺がお詫び広告を出すなど、紅葉狩りの観光客は有名寺院に集中している様です。工房に来られたお客様が仰っていました「無茶に混んでいる所とエッと驚く程空いている所ともの凄いギャップです」と。探せば穴場がある様ですよ。それにもう一つ、非公開寺院の特別公開は情報不足で人が少なめ。素晴しい物が見学出来て、人が少なめと言うダブルチャンス。本家のブログで観光案内をしていますが、マル得の情報も見つかり次第公表しています。私は渋滞と並ぶのが大嫌い。少ない情報をヒントに穴場を探してみて下さい。その観光案内はこちら京都観光の参考にして下さい。
2008年11月25日
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先日、北山の奥「美山」に紅葉を求めて行ってきました。その美山で出会った「茅葺の里」の風情は素晴らしかった。詳しくはこちらその中に「茅葺の里資料館」がありました。平成の時代に燃えてしまった物を、再建腹源したものです。その中には美山で使われた道具類などが展示されています。左から裁縫箱、高枕、箱枕、足袋。向う側には羽子板。古ーい漫画がテーマです。昔懐かし「おこた」布団の足下に入れる炬燵です。炭や豆反を燃やして真っ赤になったものを、灰の中に入れて暖める道具。今でも使えそう。こちらは納屋にあった古道具。ノコギリや鎌など。こちらは蓑や籠など。大事にしたいですね。
2008年11月20日
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昨日、京都伝統工芸大学校へ作品展を見に行ってきました。沢山のお客様で、伝統工芸に興味と支援の気持ちのある方が多いのに嬉しくなりました。京都府南丹市園部町にあります。園部駅から歩いて直ぐなので、来年あたり見学に行かれる事をお薦めします。きっと日本の伝統が存続される事に大いなる喜びを見出される事だと思います。学舎の一部。 伝統とは言っても古くさい建物ではなく、陶器の実習教室でも立派な施設が整っていました。こちらは蒔絵の一年生の作品。基本的なイメージは良いと思いますが、雀の色と大きさが問題。稲穂も昇華しきれていません。葉の形がいびつですね。これでは商品になりません。でも、来年が楽しみな生徒です。これは我が息子の作品。今年は源氏物語千年紀に合わせて、蒔絵櫛の製作で追われて二年生はこの棗だけの様です。桜草の柄の様です。螺鈿細工も。こちらは仏像。二年生の作品。展示された仏像は殆どが三十センチ足らずの白木の木彫でしたが、一体だけ一メーター余りの仏像がありました。この仏像は何かの会で表彰された物で、確かに文句が付けられない出来でした。こちらは木彫。自分の手を模写したものでしょう。出来上がりを見ると、一年生のものと思われます。綺麗にまとまっていますが、訴えるものがありません。無理もありませんが。こちらは竹工芸の香合。香道をやるなら欲しいと思わせる逸品。継ぎ合わせる「ヒゴ」の部分に甘さがありますが、竹の素材の面白さが良く生かされています。この作品展、家内は二回目、私は初めて。全てをお見せ出来ないのが残念です。次の世代を担う伝統工芸の卵に乾杯!!
2008年11月17日
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京都市内、紅葉の盛期が近づいてきました。最低気温が五度になる頃、紅葉の盛期となると言います。そうするとまだまだとなってしまいますが、もう既にあちこちに紅葉の気配が見られます。その一つ、神泉苑。東寺真言宗の末寺である神泉苑に鳥居があります。鳥居の中に見える緑の屋根は神泉苑平八。昔、宴会があって来た事があります。日本一の料理が有名。それは「うどんちり」日本一太いうどんが出ます。さて紅葉。法成橋の周りにはもみじが色付いてきました。龍王船。平八ではこちらでも食事する事ができるとか。こちらにも赤い鳥居が。紅葉しているのは桜の様です。こちらは二条通り。二条城の南側にある街路樹の楓。しっかり紅葉しています。本番はこれから。
2008年11月13日
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先ほどの夕焼けが余りにも綺麗だったので撮影した写真を紹介します。大空に広がっていますが、入りきりません。美しいでしょう。ズームアップ、燃えています。
2008年11月11日
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京都伝統工芸大学校の学生による源氏物語五十四帖の蒔絵櫛が発表されました。京都文化博物館三階で開催されている[源氏物語千年紀「匠の美と技」~京を彩る雅の世界~]で展示されています。展示は十二月二十一日まで。我が家の次男坊主が作った四枚の蒔絵櫛もその中に含まれています。もし、機会があったら御覧下さい。日本電産という会社があります。その社長が面白い事を言っていました。「不況にも良い事がある。良い学生を引っ張れる。工学部だけでなく医学部の学生ませ金融の方を向いていたのが、これでまともになる」と。日本はものづくりの国です。金を動き回してあぶく銭を稼ぐのは日本人には向いている様には思えません。金が金を産むのはやはりバブル、いつか弾ける時が来るのは自明の理。弾ける前に逃げられる数少ない強運の人になれるかどうか。ものづくりの代表の農業は自給率40%、発表された国の中でほぼ最低。もし、輸入がストップすれば自給率は100%にはなりますが、餓死者が続出する事になります。考えてみれば今でも飽食の時代、コンビニなどで消却される食料を調製すれば自給自足に近づく事が出来ます。それでも、人間は喰ってさえ居れば生き残れるのですから、自給率を上げる事は何よりも優先すべきものづくりだと思います。原材料を輸入して、付加価値の高いものに作り替えて輸出するものづくりが日本の生きる道。繊細な感覚がそのものづくりを芸術まで押し上げているのです。伝統文化はその昇華したもの。後世に何とか残していかねばなりません。蒔絵もその一つには違いありません。昨日次男坊から面白い絵を見せてもらいました。卒業作品の図案です。大きさは直径三十センチあまり、盆になるのでしょうか。この犬は昨年六月に死んだ愛犬のジロー。ビーグル犬で得意のチンチンと言うより立っているところです。息子らしいと言えば息子らしい図案。猫や犬のトートバックの図案と通じるものがあります。もう一つ、工房で染めた犬の訪問着にも似ています。こちら気が向いたら覗いて見て下さい。
2008年11月11日
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先日、アサヒビールの「大山崎山荘美術館」に言った所、面白い物を見つけました。文庫のブックカバーです。我が工房で作っているのと殆ど同じ形体。真似されたと思う程。モネの絵が綿生地に。我が工房は浮世絵を正絹に。価格は工房の方が百円以上安め。つい先日仕立上がったその作品を見て頂きましょうか。北斎の赤富士と浪裏の富士です。これは外側。真似されたのではと言うのは裏側の仕立具合。こちらです。「大山崎山荘美術館」で見つけたブックカバーも全く同じ形。真似されたと思っても不思議がないほど似ています。右のポケットと左の帯に文庫の表紙を挟んで左の余った部分を中に巻き込めば良いのです。裏を見れば分かる様に薄手の生地で裏打ちしてあります。これが大変。裏生地は胴裏や八掛を使うのですが、噴霧式の糊で接着するとそこら中に糊が広がってべたべた。文庫にピタリとはまる寸法に裁断するのが最も時間がかかる仕事。何気ない文庫カバーですが、大変な苦労があって完成しています。
2008年11月09日
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トヨタは世界企業です。それ故、トヨタの目指す所は世界に影響を及ぼします。トヨタの強みは企画から製品まで仕上げる時間の短さ。又、それ故に他社の売れた車を模倣した様な車を作る事もアッという間にやってのけます。他社の繁栄を許さないかの様に。そもそもカンバン方式とか称しても、下請けをいじめに近い締め付けで儲けた会社には違いありません。今回のアメリカ産の不況ではアメリカ国内の社員は首を切らず、日本国内の季節労働者、契約社員は三分の一にしてしまうと報道されています。ちょっと可笑しいとは思いませんか。何処の国の企業なのか。オバマ氏の指名した副大統領は日本嫌いだそうです。元々民主党は日本叩きが大好き。日本嫌いなら尚更という訳でその副大統領に良い顔したいからでしょうか。無借金企業でもある超優良企業なんですから、正しく将来を見越した方策を提示すればどのようにも世界を動かす事が可能であるはずが。情けない体たらく。武士は居ないのか。ハイブリット車を作って未来志向を謳歌している反面、馬鹿でかい車も作り続けその企業精神があやふやであった事は世界企業としての責任を果たしているとは思えない有様でした。どちらも中途半端。「大型車をやめます!」と宣言し、小型車や更なるハイブリット車にシフトする事を宣言でもしていれば、これこそ世界のトヨタと絶賛されたに違いないとおもいます。原油の高騰はそのチャンスだったはず。トヨタの車の作りはよく考えられた事がよく分かる素晴しい出来の車が多いのは確かです。ハンドリングは二流ではありませんがデザインは二流。使い易さの心配りは一流です。しかし、良く見るとコストダウンの手抜きもしっかりやっています。その手抜きが見えてしまうのが、一流であっても超一流になれない原因だと思います。私が乗ったトヨタ車はカローラ、タウンエース、カルディナ、ランクル80の四車種。カローラは初印象が「気配りが行き届いてる」馬力は無かったけど。次のタウンエースは良く出来た車でした。子供を乗せて遊びに行くには最高。これも力不足でしたが。カルディナ、これは欠陥車。ABSというブレーキのシステムの過剰反応。ブレーキが一瞬にして効かなくなるという恐怖の欠陥。若ければトヨタと対決したのですが。結局、トヨタは欠陥を認めず半値以下で引き取って貰う事に。最後がカルディナと同時期に乗っていたランクル。ディーゼルエンジンなのに良く走りました。上り坂でも150キロ!室内も豪華。高かったけどそれ以上の値打がありました。ただ、真っ直ぐ走るたがるのでカーブでは車を押さえる様にしてやらねばなりませんでした。これも、欠陥車。なんと新車なのに「雨漏り」三回のクレームでやっと直りました。それ以外は良い車でしたが、日本ではこの車の大きさは犯罪的だと思って買換え。車好きで五月蝿い親父の独り言でした。
2008年11月07日
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自衛隊の田母神航空幕僚長が論文を発表した事が問題になっています。日本は自由主義社会ですから、例え公序良俗に反していても、いかなる思想を持っても全く自由であります。正論であったなら、誰がどう言おうともそれを発表する事は全くの自由のはず。しかし、正論であっても、それを論文で発表するとなると問題が出る場合があるのです。それが、今回の事件。日本は軍事政権ではありません。軍隊たる自衛隊は完全に選挙で選ばれた代議士から更に選ばれた内閣によって支配を受けています。つまり、シビリアンコントロール。軍務とは内閣の命令に従うだけで、自ら意思表示、意思決定が出来ないという事。自衛隊員には気の毒だけどそれが決まりなのだから仕方ありません。ただ、彼の言った事は全てでは無いにしても可成りの真実を含んでいる事も事実です。確かに戦前はあらゆる戦争に勝って、増上慢の気風が国民に蔓延していた事もあります。しかし、欧米の亜細亜進出やロシアの南下政策に危機感を感じて、大東亜構想が湧出してきたのも必然であったのです。朝鮮国はその身の置き所を日本に託して、日韓併合を自ら望んだのです。中国、ロシア、日本の強国に挟まれて相方となって一番安心出来る国として日本を選んだのです。民族自尊の愛国心を傷つける事は全て忘れ去る韓民族の中でも、今は亡き朴大統領は「日本で良かった」と言われたと聞いています。ただ、韓民族を日本民族に同化しようとした事は間違っていたと思います。この様にあらゆる場面で全てが正しい事も、全てが間違っている事もあり得ない事は確かです。アメリカに仕組まれ、引きずり込まれた戦争であった事も事実なら、軍部が独走して中国へ進出した事も事実。そして、戦後アジアから欧米の植民地が無くなったのも事実。我らの次の世代が戦争に巻き込まれない為にせねばならないのは、あらゆる事象には色んな面がある事を思い起こす事を契機にすべきだと言う事だと思います。そして、あらゆる方策をとる事です。こちらは恐いぞうと脅す事も、優しく慰撫する事も。
2008年11月04日
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京都の木屋町で小料理屋をやっている友人がいるのですが、お客さんの出足は一番天候に左右されると聞きました。曜日とか給料日の前後とかは余り関係がないとか。矢張り雨が降ると駄目だそうで、予約以外の客は殆ど無いそうです。冬場に雪でもちらつけば、予約の客までキャンセルだとか。しかし、水商売はこのルール通りにいかないのが水商売たる所以。こんな日にという日に客でごった返したり、客の来そうな日に来なかったり予想のつかない事がよくあります。三条から四条までの木屋町は少し前までは深夜になると「親父狩り」の馬鹿餓鬼やホスト同士の喧嘩など新宿並みの物騒な街でした。若者のストレス発散の場所になっていた様です。ところが、四条から南へ入ると廃校のせいで出来た風俗店が賑やかになったものの、大人がゆっくり飲める所として静かな佇まいを残しています。その店も木屋町の四条から南にあって、場所柄若者向きではなく、落着いた雰囲気を好む中年以上向き。そんなに高くもなく、ビックリする程安くもないけど若者向きでない事は確か。客商売とは水商売、客の気分次第で予想も付かないけど、ここんところ不景気のお蔭で予想以上の水揚げが出来る月は無くなったとぼやきが入ります。そんな話を聞いていると、我が工房も同じ事。全く売れなくなったハンカチがここ数日で在庫が激減する程売れたり、ストールなどの店売りの和小物の中でも割と高めの物が売れたりすると、こんな日がずっと続く様な錯覚をします。そんな錯覚は二三日で夢破れてしまうでしょう。矢張り水商売なんだなって。毎度の事ですから。やっぱり、雨の日は矢張り工房を覗く人も居ません。京都の和小物を商って居られる所は沢山ありますが、皆さん苦戦して居られる様で製造元が中国であると安くても買わないそうです。有名な観光地の売店でも、値の張る物は全く売れないそうで、売れるのは小額か「おたべ」などの有名なお菓子だけ。そんな話を聞くと我が工房は健闘しているのか、店を覗く人の中でたとえ小額でも買物をする客の率が高いみたいに思います。有難い事です。
2008年11月03日
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