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工房では数台のプリンターを使います。普通にA4タイプのもの。草稿図案や小物の染に使うA2タイプ。そして雛形や角2封筒等大きめのものをプリントするA3タイプ。数ヶ月前そのA3タイプのプリンターのヘッドが詰まって補正出来なくなりました。エプソンの3300。長い事ご苦労さんで、見送った後に買ったのは同じくエプソンのPX-G5300。絵葉書を印刷する為に顔料インクのプリンターにしました。一時、エプソンは長期の変色防止の為と水滴でのにじみを防止する為に顔料インクへとシフトしてきました。しかし、色合いの不満からまたもや染料インクへと戻ってきている様です。PX-G5300はその変遷期の鬼っ子なのかも知れません。これを買った時使っていたパソコンはOSが10.2。旧世代のものでしたが、PX-G5300に付属のドライバーも完成品ではありませんでした。何せA4サイズのプリンターで縁なし印刷が出来なかったのですから。封筒の設定も出鱈目。種類はあっても「日本の封筒1、2、3」と言う名称だから大きさが不明。ちょっと無茶苦茶なドライバーソフトでした。それでも、給紙装置に不満はあっても使えてはいたのです。しかし、パソコンの方が動かなくなって買い替える事になってしまいました。買ったのはアイマック、OSは「10.6」に。エプソンのホムペからドライバーソフトをダウンロードして調整してみました。ところが、画質は劣化、設定以外の大きさのものをプリントすると訳の分からぬコメントを発して動きません。エプソンへ電話する事、三回目にしてやっと本来の動きを取り戻したのですが、今でも訳の分からぬコメントを発して動かない事しばし。騙し騙ししてやると何とかなっています。エプソンへ電話して思ったのは、相手が男だと不親切、無能力だと言う事。能天気な解答しかありませんでした。三回目の相手は女の子、画面を前にして適切な指示で設定を変化させる事が出来ました。どうして、男の子にこんな事が出来ないのでしょうか。男の子の能力不足と言うか、切実感の無さは深刻です。
2011年01月28日
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我が工房は手描屋なので着物に関してはプリントを使う事はありません。しかし、小物に手描は高くつき過ぎるのでプリントを使う事もあります。例えば、正絹では文庫用のブックカバーや兎柄の巾着など。綿生地には対応していないのに、薬品を使って染め付けた物もあります。その代表が和手ぬぐい。結構別注を頂くのですが、事故率が高いのが悩みの種。正絹に使う素材の生糸は自然界で最も長い桁外れの繊維です。その長さは一キロから一.三キロまでも。ですから、糸から生じるゴミは皆無に近いのです。反面、綿糸の長さは長くて十五センチ、綿ゴミを紡いだ様な物。埃の固まりです。プリントの大敵が埃。事故が起きる訳です。調子が悪ければ十枚染めて五枚がガラクタ市行きになります。手間のかかる掃除を頻繁にすると事故が減るのは分かっているのですが。そんな手ぬぐいに披露宴に使う手ぬぐいの別注が来ました。問題は柄。「舞楽」なんです。その舞楽を舞う人からの注文で、柄も指定「蘭陵王」と「納曾利」と言う舞。それぞれ「らんりょうおう」「のそり」と読みます。勿論、初めて聞く名前。凄い面を被って踊るのですが、何せ見た事がありませんからね。幸い、ご本人は舞楽を演じるお方、沢山の資料をお持ちでしたから早速送って頂いたのです。絵を書くのはコンピューターグラフィック。この場合、小さなファイルを下絵にして、それを精密に描き上げて行くのです。しかし、小さ過ぎて不明な部分が多過ぎる事や、同じ「蘭陵王」でも面や衣装が違い過ぎるのです。結局、お任せとなりましたが、二体の演者だけでなく同じ大きさの「火炎太鼓」と他の舞楽に使う「帽子?」も描き上げねばなりません。暇な時間を割いても二ヶ月程かかりそうです。えらい物を引き受けてしまいました。でもね、出来上がっていくのは愉しい物です。出来上がった舞楽の柄は自由に使わせて頂く事になっています。色留袖の図案にも使えそうです。勿論手描で。
2011年01月23日
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以前から「遊小袋」と称して三角袋つまり「あずま袋」を販売していました。小さめで評判も悪くはなかったのですが、もっと良い物をと言う事で、以前の「遊小袋は」はそのままに、新しく違うコンセプトで作る事にしました。以前の「遊小袋」とは全く違うものになっています。大きさは二回りは大きくなり容量は三倍ぐらい大きく、何よりも着物姿に見事にマッチしました。リーバーシブルに使え、小さいながら襠も、紐を結ばずボタンをかけるだけ。そのボタンも着物に合う様良い物を見付けてきました。自然な二色の竹の色が質感を高め、そんな節を利用したボタンです。上手く丸めてボタンをかけると可愛くまとまります。こちらでは写真の掲載が出来ないので本家のブログと近日発行するメルマガには発表する予定にしています。実は土曜日に発売を開始したのですが、その日に和服の三人のお客様が「良いわ!安いわ!」を連呼してそれぞれ一つずつお買上げ頂いたのです。作業中の手描友禅の様を少しも見ずに。展示用の作品も売れたので製造を急いでいるところ。本家のブログには明日辺り掲載予定です。是非御覧下さいませ。
2011年01月17日
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今の政治家に希望を持てない人が日本人全体の八割を超えたと言う人も居ます。もちろん、有権者のみの値でしょうが。阿呆らしい!そんな事を言うなら自分が政治家になってみろ、と政治家は言うに決まっています。この勝負政治家の勝ち。あちらを立てればこちらが立たずが政策の常。要は何をやっても国民から怒られるだけなんですね。問題は近未来を含めた将来の為に益となるか否かで決めず、目の前の大きな声で文句を言う奴の言う事を聞くだけの政策になっているからと言う事なんです。つまり、強面で強い口調で責め立てた者勝ち。自民党が国民に見放されたのもこの方式で政治が行われていたからです。政治家で官僚を動かした唯一の政治家が菅直人だったから、鳩山さんが政治家らしくなくアメリカ帰りの工学博士らしい珍な政治家だったから何かやってくれるのではないかと望みを託した民主党でした。鳩山さんは政治好きのおボッちゃま、菅さんは首相になりたいだけのアジテーター。子分どもも政治評論家なら良いけど、政治家にするには世間知らずの小学生でしかありませんでした。結局、政治は腹が物を言う事が分かっただけなんですが、それが今も小沢さん信仰の土台となっている様です。国民の大半が今の政治家に愛想を尽かし、真のリーダーシップを持つ政治家の出現を待っています。「出よ!現代のジャンヌ・ダルクよ!」と救世主を待つ人は居ても、これは危険な事です。かの理性の固まりに人間の顔を被らせた様なドイツ人でも、ヒトラーの魔法に掛かってしまったのです。何事にも動じない信念と引きずり込む弁舌で。今の日本人には無理な話ですが、可能性はあります。日本人は先の小泉さんの弁舌に化かされた様に結構流行に弱いのです。個人個人は立派でも大衆となると馬鹿になります。日本人は一人の英雄で動く事は稀です。小さな英雄が集まって大きな力を発揮するのが得意。危機感を持った個人個人が自分自身がジャンヌ・ダルクとなって身の回りを改革していくしか方法がありません。頑張りましょう。
2011年01月16日
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お客様からご希望の多かったメルマガを発信する事になりました。ブログと重なる部分がありますが、ブログでは公開出来ない事柄も発表する事が出来ます。工房のお客様や把握しているメールアドレスには一律にお送り致します。ご迷惑な場合は誠に面倒ですがこちらから「メルマガ不要」とご連絡をお願い致します。工房のホームページお問合せのページから。発信は不定期。内容は工房の新作や京都の観光情報、着物業界の情報などですが、時々脱線するかも知れません。近日発刊いたします!ご期待下さいませ。メルマガを受信希望される方はこちらまで。ブログの写真が満杯になったので写真を掲載出来るブログを新たにスタートしいています。良かったらお越し下さいませ。こちらです。
2011年01月13日
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明けましてお目出度うございます。可成り遅めで、申し訳ありません。今年は無茶にのんびりした正月でした。初詣とお墓参り、近所の運動公園へ散歩に出かけた位。四月に母が亡くなっていたので年賀状もお客様関係だけに出しました。仕事関係や友人には喪中葉書を出していたので殆ど来なかったので寂しいと言えば寂しい正月。それでもお客様からは楽しい年賀状も頂き、思わず頬が緩む事もあって嬉しいスタートを切った様に思います。そんな中でフランスのリヨンから凝った年賀状がメールで届きました。それをクリックするとそのホームページに。ブランド下着メーカー「リカキュチュール」からの年賀状です。一度素材を提供した事からのお付き合いですが、この年賀状をお裾分けします。ここをクリックして下さい。多分御覧頂ける筈です。新しい年に思うのはやはり厳しい景気の状況がどうなるのかと言う事です。日本の近未来を楽観する人も居れば、悲観に暮れる人も居ます。しかし、どちらも当たっていない様な気がします。日本人は楽にお金が入り過ぎました。政府に金を要求して恥ずかしくない人も増え過ぎています。頼っていただけでは矢張り駄目だと思います。日本人は元々勤勉。だから、こんな状況になればもっと頑張る筈なんですが、頑張ろうにも仕事が無い状況になってきました。そこで必要なのは自分で仕事を見つける事。アイディアや智慧を絞るのも仕事です。夢を見付けて実現させようと努力しなくてはいけません。簡単ではないのは重々承知。今目の前にある仕事をするのは誰にでも出来ますが、仕事を開拓して成し遂げるのはとてつもなく困難。しかし、やらねば生き残れない状況になっている事は事実です。還暦を迎えて人生がスタートすると言う人もいます。既にこえていますが。自分への戒めとして今年は頑張るぞ!
2011年01月06日
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