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引き続き、症例集です。■Kさんの事例■問診表の「ストレス」欄で「なし」に丸を打ったKさん。しかしお腹を見ると、どうにもストレスがたまっていそうだ。「ストレスはありませんか?」「今は大丈夫です」「ほんとうに、ありませんか?」「・・・実は・・・」このようにカラダはウソをつかない。ぼくが見る限りではKさんのカラダは、「いろいろ厄介ごとがあってストレスもあり、小さく丸まっていたいが、仕事の責任感も強いため、とても頑張って反り返っている状態」だった。その頑張りのせいで腰の痛みが出ている。夜寝ても休まらない。だから朝に痛む。そのことを伝えると、ちょっとホッとした表情を見せた。「自分への気づき」は大きく改善につながる。今後に期待。■Iさんの事例■足が重くて仕方がないというIさん。面白いことに、どこをどう施術しても施術後には足が軽くなってお帰りになる。つまり心理的な影響の大きい症状。しかし今日、よくよく肩を見ると、奥のほうにシコリのようなものがある。「肩はコリませんか?」「こらないです」これは肩コリすら感じられない。感覚がマヒしてしまっている状態だ。そこで今日は肩周辺を徹底的にゆるめるといつも以上にお話をされ、また明るい顔でお帰りになった。つまり「肩の荷が下りた」状態。「肩身が狭い」「腹が立つ」「頭にくる」などなど、「身言葉」は研究に値する。と、まあだいたいこのような施術をしているのであります。「整体なんて、筋肉をもみほぐすだけでしょ?」なんて思っていた人には目からウロコだったのでは?とはいえ整体というのは、ほんとうに玉石混交、色々あるので、今回ご紹介したのはあくまでも「ぼく個人の事例」であることをお断りさせていただきます。
2010年06月17日
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整体を受けたことがないと、「いったい整体とはどういうものか」がまったく分からないと思いますので、参考までに今後、症例を載せてみたいと思います。整体の観方、改善の経過などなど、「こういうものなのかぁ」と整体を知っていただけたらと思います。■Sさんの事例■2ヶ月前から首が痛いというSさん。上下左右どう動かしても、首の右側が痛い。さっそく検査に入る。立った状態で、前からパッと見る。左にかたよって重心をかけていて、なおかつ左の肩が下がりながら内側に巻き込んでいる。胴体のゆがみが強い。今度は仰向けになってもらって観る。やはり肋骨のゆがみが大きい。それに合わせて、腹部の横につよい緊張あり。施術開始。体幹の骨格を整える。胃弱とのことなので、お腹に手を当てると、グルグルグルとすごい反応。「びっくりするほど熱くなってきました」そのあと、肋骨と首を調整すると痛みがかなり軽減。それから座ってもらい、胸椎の可動を調整すると、痛みはほとんどなくなる。右の坐骨に痛みがあるので、それをかばうために左重心になり、そのバランスを取ろうとして右の首が痛んだと推測される。また食べすぎによって胸椎の可動範囲がせまくなったことも首の回旋の痛みの原因のひとつと思われる。■Oさんの事例■疲れてくると、骨盤にねじれが出るOさん。今日は膝の裏に少し痛みがあるとのこと。骨盤を観て訊いてみる。「負けず嫌いですか?」「はい、めっちゃ負けず嫌いです」との答。そこで、最近ねじれを取る体操を教えたものの、今日はまた痛みが出てしまった。また訊いてみる。「職場で、なにか負けず嫌いな心を発揮していませんか?」「言われてみれば、心当たりがあります」「それが原因であれば、体操をしてもよくなりません」心と体は密接に関係している。Oさんの場合、おそらく職場で負けず嫌いの性分が出てしまうときに一緒に症状がでる。しかし今日そのことを自覚したので、今後は変わってくるだろうと思われる。
2010年06月17日
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