マサの部屋;心のネットワーク
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理不尽な暴力で、幼い子どもの命が絶たれる事件が続く。 大人の不満のはけ口にされ、未来を奪われる子どもたちがいる。 悲劇をどうすればくい止めることができるだろうか。 泣きやまない子どもに腹が立った。 食べるのが遅い。 不仲の夫と顔が似ている…。 虐待の理由だ。 加害者の大半は親。 交際相手や継母の場合もあった。 やけどやあざのあとが残り、日常的に虐待されていた疑いがある例も目立つ。 身体への暴力や言葉の暴力、養育放棄、性的虐待。 虐待の相談数は全国的に増えている。 生活や雇用への不安が、原因の一つになっているという。 育児に悩む親たちに言いたい。 子どもの成育に責任を感じ、全うしようとすることは当然だ。 けれど、その責任を自分だけで抱え込むことはない。 誰もが、未熟で弱い面を抱えながら生きている。 苦しいなら「つらい」と声を出してほしい。 親や親せきでなくても、近所のおばさんやおじさん、友人だっている。 思い詰めた人を突き放すほど、わたしたちの社会は冷えきっていないはずだ。 暴力を抑えられないなら、子どもとの距離を置くべきだ。 そのために乳児院や児童養護施設がある。 心が安定すれば、親子のきずなを再び結ぶ道も見えてくる。 堺市で生後2カ月の女児が死亡した事件では、母親が事前に、保健センターに相談していた。 別の事件でも、歯科医師や近所の住民が、虐待の兆候を通報していたケースがある。 保護に至らなかったことが悔やまれる。 一つ一つの相談に、丁寧に対応するには十分な人員がいる。 国や県、市町村には対策にお金を惜しまないよう求める。 周りの人たちに言いたい。 核家族化が進み、母子・父子家庭も珍しくなくなった。 家庭という密室で、親は孤立感を深めやすい。 近所で親子を見かけたら、声を掛けよう。 子育てを経験した中高年の言葉は心強く響くだろう。 若い世代も、子育て中の友人に電話をかけたり、訪ねたりしよう。
Apr 19, 2010