Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2004/12/22
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テーマ: お酒大好き(6060)
カテゴリ:
 もう随分前の話だが、「オールド・ボトル」集めをしていた時期がある。
オールド・ボトルというのは、一般的には1950年代から90年までの古い酒を言う。
具体的には、ボトルのラベルに「ウイスキー1級」などと書かれていた、
いわゆる「従価税」時代の酒類のこと。

 もともとはオールド・ボトルなんて、全く興味がなかった。ある時、大阪のあるBARで、
マスターから「これ、飲み比べてみて」と2つのグラスを差し出された。
「どちらも同じ銘柄だよ」というブレンディド・スコッチ・ウイスキー。

 恐る恐る、ゆっくりと口を付ける。「う~ん、違う。明らかに違う!」と、僕は唸る。
「そうでしょうー、これは今売ってるやつ。もう一つは60年代後半のボトル」とマスター。


 「ブレンドの基になっているキーモルトの出来が、今とまったく違うんですよ」。
 マスター曰く。昔は手作業の部分も多く、ずっと丁寧に作っていた。今は、
コンピューター管理している蒸留所も多いから、均質だけれど、どこか奥行きのない、
薄っぺらなウイスキーが生産されてしまうという。

 こんなにも違うものかと、僕はただ驚くしかなかった。
それからと言うものの、地方都市に出張に行った際などに、その街の酒屋さんを回って、
古い時代のウイスキーがあれば、買い求めた。

 集めたオールド・ボトルは、一部は飲んで、一部は今も家に残る。珍しいボトルは、
馴染みのBAR持ち込み、バーテンダーと一緒に味わい、
そのまま店へプレゼントしたりした。

 だが、ある時期から、オールド・ボトル探しはもう止めた。

オールド・ボトルと出合える確率は非常に少なくなった。日本全国、
バーテンダーのコレクターが訪れていない酒屋は、もうほとんどないと言ってもいい。

 もう一つの理由は、あるバーテンダーから言われた言葉だ。そのバーテンダーは、
「僕は、オールド・ボトル集めなんてやりません。今流通しているものの中から、
美味しいものを見つけるのが、バーテンダーの努めだと思っています」と僕に言った。


そのボトルが流通していた時代の人間にとっては現行品だったわけです。
有り難がって飲んでいたわけではありません」「それに、いったん瓶詰めされたら、
あとは品質は劣化するだけ。せいぜい40年が限度ですよ」とも。

 僕は頭をガーンと殴られたような気がした。「オールド・ボトル信仰」に惑わされた自分が、
少々恥ずかしいような気持ちにもなった。

 今は、地方へ出張に行っても、あえて酒屋さんの前も素通りする。
それよりも、その街の素敵なBARを探して、旨い酒を飲むことにしている。





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Last updated  2004/12/27 11:39:49 AM
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■コメント

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私も  
カピタン さん
地方都市に行った時は、バーに行って、そこのバーテンダーさんに地元の美味しいお酒を教えてもらってから酒屋さんに寄ります。もっとも、キャンプなんてことの方が多くて、結局そこの酒屋のおやじさんのセールスに騙されたりもしますが。 (2004/12/22 08:39:17 PM)

たしかに・・  
na_geanna_m  さん
こんばんわー^^
僕も今、ないものに依存はしたくないので、ほどほど
にしています。でも行ったことのない酒屋さんがあると
どうしても入ってしまいます。
みつけたら「らっきー^^」ぐらいで行動してます。

僕はオールド・ボトルのふるっぽいラベルにひかれる
部分もありますねー^^ (2004/12/22 08:48:10 PM)

カピタンさんへ  
 ご訪問&書き込み、有難うございました。
(「お酒屋さんのセールスにだまされて騙されて」何を買わされたのか、
個人的には非常に興味はありますが…)
お時間があれば、また遊びに来て気軽に書き込みしていってくださいねー! (2004/12/22 10:39:39 PM)

na_geanna_mさんへ  
 こんばんわー! 師走の街の景気はいかがですかー?
 酒屋の前を「素通りしてしまう」と書きましたが、店構えが素敵だと、
時々引き寄せられるように、今でも覗いてしまいます。

 オールド・ボトルのラベルは、確かにna_geanna_mさんが言う通り、
デザインがおしゃれで、味わいがあってひかれる部分もありますねー。

 デュワーズとかブラック&ホワイトとかヘイグとか、
ラベルが新しくなるたびに、デザインが手抜きで、ダサくなって、
「もっとセンスあるデザイナーを選べよー」と言いたくなりますねー。


(2004/12/22 10:49:40 PM)

こんにちはー^^  
na_geanna_m  さん
昨日は忙しかったです^^
今週いっぱいは忙しいんでしょうねー^^

ニューラベルは見慣れていないのか、本当に変なのか
わかりませんが、なんか・・・嫌いです。

オールド・ボトルの放置状態のものは、液面が下がるし
、アルコールが飛んじゃいますからねー。
僕はワインを入れる透明の袋に入れ、口のところを
テープでグルグル巻きにして、暗いところに保存してます。
話の種にだすって感じで使いますので、
その程度に楽しく遊んでますよ^^ (2004/12/23 12:50:08 PM)

na_geanna_mさんへ  
 こんにちはー! 
クリスマスのかきいれ時ですね。
商売繁盛のご様子で、何よりです。

>オールド・ボトルの放置状態のものは、液面が下
>がるし、アルコールが飛んじゃいますからねー。
>僕はワインを入れる透明の袋に入れ、口のところ
>をテープでグルグル巻きにして、暗いところに保存してます。

 アドバイス有難うございます。僕も、昔あるバーテンダーの方に教えてもらい、
オールドボトルは飲むたびに、一応キャップをきっちり締めて、
その上をパラフィルムで巻いて冷暗所で保存しています。
(品質の劣化は仕方がないでしょうが、アルコールが飛ぶのは、
少しは防げるかなーと思ってます)。
(2004/12/23 02:22:29 PM)

戦前のジョニ赤  
ケルティック・タイガー さん
随分前のことですが、大阪のとあるBAR(今はもうありません!)で戦前のジョニーウォーカーの赤ラベルを試飲したことがあります。
保存状態がよかったのか、言葉で言い尽くせないほど深みのある風味でした。はっきり言って、今のジョニ赤とはまったく異質のモノ。きっとモルトの分量が段違いに多かったのでしょうね。
ちなみに、第2次大戦中、英・スコットランド西部の外ヘブリディーズ諸島(サウス・ユイスト島の近く)で座礁した貨物船に積んであったスコッチ(確かジョニ黒だったと思います)を飲んだことがあります。味の方は……、めちゃ塩辛かった(しょっぱい)!!
聞くと、長い間、海底に沈んでいたとのことでした。 (2004/12/30 10:24:45 AM)

ケルティック・タイガーさんへ  
 戦前のジョニ赤は飲んだことはありませんが、
60年代のジョニ赤なら、昔味わったことがあります。
まろやかで、とても美味しかったという記憶があります。

>第2次大戦中、英・スコットランド西部で座礁した貨物船に積んであったスコッチを飲んだことがあります。味の方は……、めちゃ塩辛かった(しょっぱい)!! 聞くと、長い間、海底に沈んでいたとのことでした。

 たとえ、しょっぱくても、僕も飲んでみたかった!
(2004/12/30 01:06:36 PM)

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
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