Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2005/04/19
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 前回(17日)の日記で沖縄の旅のことを書いたが、なかでも印象的だったのは、那覇・牧志の市場だった。魚も肉も果物・野菜も、本土ではちょっとお目にかかれないようなものが山ほどあり、見るものすべてが興味深かった。

 お土産にトロピカル・フルーツを少し買ってきたが、本土に比べて、当たり前だが、値段も安いし、種類も豊富だった。本土だと1個300~600円はする形のいい、大ぶりのパッション・フルーツ( 写真のなか、上 )で1個150円~200円。値段と形の良さを見て、もちろん3個ほど買ってしまった。Tropical Fruit

 ほかにもいくつかフルーツを買ったが、そのなかに、生まれて初めて見るようなものがあった。店先の、その果物を積み上げていたところにあった紙札には、「メロンの味、ペピーノ」「クリの味がします、カニステル」と記してあった。

 ペピーノ( 写真の手前右 )は、ビワくらいの大きさで1個200円、カニステル( 写真の手前左 )はもう一回り大きくて、イチジクくらいの大きさ。1個250円だった。

 名前を聞くのも、見るのもまったく初めて。店のおばちゃんが「3、4日経ったぐらいが食べ頃だよー」と言っていたので、まだ味わっていないが、果たしてどんな味や食感なのか、楽しみだ(どなたか食べた方はいらしゃれば、感想なりを教えてほしいけれど…)。 ちむぐくる

 昨日、早速行きつけのBAR「C」のバーテンダーHさんに、沖縄に行ってきた話をしたが、生フルーツのカクテルが得意なHさんも、「ペピーノ、カニステルですか? 聞いたことない名前ですねー」と言っていた。

ゴーヤーカクテル

 今回は行けなかったが、牧志の市場近くにある、Bar「Dick」(那覇市牧志1-1-4 電話098-861-8283)というお店が、泡盛カクテル発祥のBARなんだそうな( 写真右&左 は、Dickのオリジナル・泡盛カクテル。右はココナツとパイナップルを使った「ちむぐくる」という名のカクテル=「ちむぐくる」とは直訳すれば、ちむ(肝)+ぐくる(心)で、肝心ということだが、沖縄弁では「心そのもの」を意味するとか。左は、見た目の通り「ゴーヤーのフローズン・カクテル」。どんな味なんだろうか興味深々)。

 独特のクセのある泡盛はカクテル・ベースとしては、敬遠されがちだったが、意外や意外、生フルーツなどとの相性もいいし、面白い、個性的なカクテルができる(テキーラだって、相当クセがあるけど、「マルガリータ」なんて素晴らしいカクテルになるんだから、ね)。

 で、せっかくだからと、「泡盛ベースで何かショート・カクテルを作ってよー」と無理をお願いする。Hさんは「う~ん、泡盛ですか…、クセがあるから、フルーツはやはり柑橘系がやはりいいかなぁ…、ちょっと考えさせてねー」と、熟考すること約10分。そしておもむろに作り始めた。

 そして、作ってくれたのは土佐文旦を使った泡盛ベースのカクテル。(写真撮るのを忘れちゃったので、写真ありません。ごめんなさーい)。ハード・シェイクでできた細かい氷が浮かぶ、そのカクテルは、泡盛の味わいをしっかりと残しながらも、文旦の爽やかで、新鮮な美味しさを生かした素晴らしい味わい!

 「何かいい名前を考えてくださいよー。漢字が入った名前がいいかなぁ…」とHさんに言われたので、沖縄弁の「まーさん」(美味しい)を使って、「『まーさん文旦』ってどう?」と提案したが、連れの同僚に「そのままやないか! もうひとひねりやなー」と却下された。次回、「C」にお邪魔する時までに、真面目に考えなくっちゃ。





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Last updated  2005/04/19 10:49:19 AM
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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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