Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2006/03/09
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カテゴリ: 音楽
 洋楽に本格的に親しみ始めたのは60年代末だった。その頃、ビートルズやローリング・ストーンズはすでにメジャーになっていたが、その陰に隠れて、あまり目立たない存在だったけれど、ビージーズ( 写真左 BeeGees

 一発屋で終わるか、息の長いバンドになるか、それとも鳴かず飛ばずで終わるか、バンドの運命もいろいろだけれど、ビージーズほど、長いキャリアの中で、ピークを何度か繰り返したバンドも数少ないだろう。

 バリー、ロビン、モーリスの3兄弟(弟のロビンとモーリスは双子=あまり似てないから二卵性かな)。60年代のデビュー当時はほかにもメンバーはいたみたいだけど、基本的にはこの3人がコアとなってバンドを維持し続けた。マサチューセッツ

 僕が最初にビージーズを知ったのは、彼らの初期の大ヒット曲「マサチューセッツ」(1967年= 写真右 )。その魅力は一言で言って、ファルセットによるハーモニー。声質が似ているので、完璧なまでに美しい。

 イギリス出身で、オーストラリアでバンド・デビューした彼らが、「なんでアメリカのマサチューセッツやねん」と幼な心にも妙な感じがしたが、曲は馴染みやすい素敵な曲で、全米でも大ヒットした。小さな恋のメロディー

 その後、しばらくスマッシュ・ヒット止まりだった彼らだけれど、数年後に「小さな恋のメロディー」という映画の主題歌(71年= 写真左 )を提供し、これが大ヒットとなり、ビージーズ健在なりとアピールした。しかしながら、また「不遇の時代」がしばらく続き、次に彼らが注目を浴びるのは、70年代末になってから。

写真右 )もミリオンセラーとなり、アルバムからは「恋のナイトフィーバー」「ジャイブ・トーキン」「愛はきらめきの中に」( 写真左下 )などが大ヒットした。Saturday Night Fever

 それまでビージーズを知らなかった若い世代の人気も得て、ビージーズは完全に復活した。この「サタディー…」は、それまでのビージーズ・ファンの一部には不評だったが、結果的にビージーズの幅広い音楽性を立証した形にもなった。いまだにビージーズと言えば、ディスコ・ミュージックを思っている世代も多いが、それもやむを得ないかも…。

 その後のビージーズはさほど大きく注目されることはなかったが、それでも、アルバムは出し続けたし、ライブ活動にも力を注いだし、決して音楽の表舞台からからは引退することはなかった。グラミー賞授賞式などでのライブで時々登場する彼らを見て、ほんとに嬉しかった。How Deep Is Your Love

 そんな僕に、ショッキングなニュースが2003年1月に飛び込んできた。弟のモーリスが腸閉塞のため、53歳の若さで急死したという。新聞でそのニュースを読んだ僕は、にわかには信じられなかった。

 3人によるファルセット・トライアングルがもう見られないという事実は、「ビージーズの終わり」を意味する。そう思うと、心底悲しい気持ちになった(バリーは「ビージーズとしての活動はやめる」という発言をその後撤回したが、それでもモーリスが抜けたビージーズは、僕はビージーズとは思えない)。

 ビージーズはその後、表だった音楽活動からは遠ざかる。しかし、モーリスの死という悲しみを乗り越えて、バリーやロビンもようやく本格的に音楽に取り組もうという気持ちに目覚めたようだ。今年2月には、米フロリダ州で糖尿病患者のためのチャリティ・コンサートに出演。近いうちにアルバムも製作すると語っていた。

 ことし60歳のバリー、57歳のロビン。まだまだ老け込むには早い歳だろう(ミック・ジャガーだって、62歳でまだまだ現役だよ)。モーリスのためにも、ぜひもう一度歌ってほしい。

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Last updated  2006/03/09 10:42:02 PM コメント(7) | コメントを書く


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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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