Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2010/10/07
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カテゴリ: BAR
 京都のBARで、うらんかんろが気に入っている店の1軒に、祇園の 「Finlandia Bar(フィンランディア・バー)」 がある。元お茶屋だった建物をBARに再生(改造)したお店で、1981年に開業。今でこそ、昔のお茶屋や町家を改造(再生)したBARが京都には数多くあるが、1980年代は数えるほどしかなかった。s-The Common One Bar2.jpg

 「Finlandia Bar」は、そんな「元・お茶屋BAR」の先駆けとも言える存在だ。「祇園なのに、なぜFinlandia?」という疑問を誰しもが抱くだろうが、フィンランド産ウオッカの輸入を数多く手がけていたオーナーが、「販促のために名付けた」というのがその答え。

 「Finlandia」なんて横文字の名前が祇園に馴染むかどうか、最初は疑問の声もあったが、そのお茶屋の雰囲気をうまく生かした内装は、京都ならではの粋な空間として、もの珍しさもあって、BARファンの絶大な支持を得てきた。

 その「Finlandia Bar」が同じ祇園エリアで、初の支店「The Common One Bar(ザ・コモン・ワン・バー)」を出すという情報をもらった。これはファンでもあるうらんかんろとしては、行かない訳にはいかない。

 新店は、祇園・四条通りの北側エリア。新橋のそばにある。訪れた店は期待通りというか、さすが「Finlandia」というこだわりを感じさせる店構えだった。何よりも玄関の造りがいい。入り口はよく見ていないと見逃してしまうくらいの間口。格子戸を開けると、長い20mほどの「通り庭」(京町家によく見られる裏へ続く小道・通路)がある。

 その小道を抜けたところが店の玄関だが、表通りからはほとんど見えない。本店の「Finlandia」も扉が二枚ある(二度開かなければならない)というミステリアスな造りだが、この新店はまさに「隠れ家」というに相応しい配置である。s-The Common One Bar.jpg

 店内の内装(インテリア)のセンスは、本店に勝るとも劣らない。「和」の美を追求し、21世紀の町家BARのあるべき姿を提案しているような印象も持つ。

 週末の店内は、オープンからまだ日が経っていないというのにもうほぼ満員。さすが、フィンランディア人気は根強い(若干どたばたした接客も見られたが、まだ開店早々の不慣れもあるかと思うので、そこは寛大な気持ちで応じよう)。



 そうした乱立の中で、「Finlandia Bar」とこの新店「The Common One Bar」では、「本物の京都」が体感できて、水準以上の接客・サービスが期待できるはずだ(京都では他にも「Rocking Chair」や「K家」「St. James Bar」「八咫(やた)」もうらんかんろがお薦めできる元・お茶屋&町家BAR)。

 もうすぐ錦秋を迎える京都。皆様ももしお出かけの際は、晩ご飯の後のくつろぎのひとときを、ぜひ「The Common One Bar」でお過ごしください。

【The Common One Bar】 京都市東山区新橋通大和大路東入ル 元吉町46番地 何生館内 電話075-561-5644 午後5時~午前1時 水休

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Last updated  2010/10/10 05:52:11 PMコメント(0) | コメントを書く


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うらんかんろ

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kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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