20世紀初め、パリの高級ホテル「リッツ」(The Ritz Hotel)で誕生し、同ホテルの著名なバーテンダー、フランク・マイヤー(生年不明~1947 Frank Meier)が考案したと伝わっています(出典:リッツ・ホテルのHPほか国内外の数多くの文献や専門サイト)。マイヤー考案者説については異論を挟む専門家は皆無で、ほぼ定説となっています。
参考までに1930~40年代の主なカクテルブック(上記の2冊以外)が、「オリンピック」をどう扱っているかをざっと見ておきましょう(ただし、シェイクかステアくらいの違いで、ほぼ同じ材料によるレシピが継承されています)。 ・「World Drinks and How To Mix Them」(William Boothby著、1934年刊)米 ブランデー、キュラソー、オレンジ・ジュース各3分の1ずつ、オレンジ・ツイストまたはピール(シェイク) ※「オリンピックNo.2」という名前で収録。「オリンピックNo.1」はジン・ベースのマティーニのバリエーション(ジン3分の2、スイート・ベルモット3分の1、アブサン1dash、ステア)となっています。
・「Café Royal Cocktail Book」(W.J. Tarling著、1937年刊)英 ブランデー、キュラソー、オレンジ・ジュース各3分の1ずつ(シェイク)
・「The Official Mixer's Manual」(Patrick G. Duffy著、1948年刊)米 ブランデー、キュラソー、オレンジ・ジュース各3分の1ずつ(ステア)