Bar UK Official HP & Blog(酒とPianoとエトセトラ)since 2004.11.

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2019/12/18
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 先日バーUKにお越しになった某社の営業さん、「プレミアム・ジンの市場は着実に拡大しています。数字でも現れています」と自信有り気に話しておられました。しかし、少なくとも、バーUKでみる限り、いっときのジン・ブームは去っていますし、最近では商品もそう動いていません。

 聞けば、「海外の約20カ国に輸出して、売れ行きも好調」なんだと言います。海外での売り上げ比率の高いこの会社の場合は、それでプレミアム・ジンが成長していることになるのでしょうが、国内市場に限ればどうなんでしょうか? バーの現場にいる実感としては、とても「着実に成長している」とは思えません。

 ジン・トニックやジン・リッキー、マティーニは相変わらず注文されるけど、ベースに使うのはほとんどがスタンダードクラスのジンです(マティーニには基本、タンカレーを使っています)。ただし、プレミアム・ジンを20種類くらいは置いているバーUKですが、「季の美」と「六(Roku)」以外、注文されることはほとんどありません。

 何度も書いていますが、うちの店では、ジン・トニックやリッキーにプレミアム・ジンを使うことはありません。お客様自身からの求めがない限り、コストも上がるから、もったいないと思うのと、逆に、普通のゴードンやビフィーター、ボンベイ・サファイアなどで十分美味しくつくれると思っています。プレミアム・ジンを飲むなら、やはりストレートに少し氷を浮かべるか、ロックスタイルで、ボタニカル(原材料)の味わいをゆったりと味わってほしいです(個人的なおススメは「樽熟成タイプ」のプレミアム・ジンです)。

 そもそも、ホワイト・スピリッツをストレートやロックで味わう習慣がない日本人に、プレミアム・ジンを定着させるには、今の(シングルモルト並みの)4千円〜6千円台という価格帯では無理があります。少なくとも家庭で飲んでもらうには高すぎます。バーだけでなく、家庭でも根付かせようと願うのであれば、この不景気な世の中、せめて2千円〜3千円台にしないとダメでしょう。

 ジンはいま後発メーカーも含めると、日本国内だけで約30社(蒸溜所)にのぼります。酒屋の棚には聞いたことのないようなメーカーの商品がたくさん並んでいます。後発メーカーが出す商品は、ブーム狙いなのか、残念ながらほとんどがプレミアム・ジンで、値段も高めです。

 個人的には、そう遠くない将来、国内のプレミアム・ジン市場は供給過剰状態となって、経営が立ち行かなくなる蒸溜所も出てくるのではないかと想像します。いずれにしても、飲む酒を選ぶのは、美味しいかどうかを判断するのは、最終的には消費者です。メーカー主導でブームをつくろうとしても成功するケースは少ないのが現実です。

【おことわり】 ことし10月14日付でも今回の投稿と同趣旨のことを書きましたが、現状を考察するために改めて記しました。何卒ご容赦ください。







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うらんかんろ

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Comments

kopn0822 @ 1929年当時のカポネの年収 (1929年当時) 1ドル=2.5円 10ドル=25円 10…
汪(ワン) @ Re:Bar UK写真日記(74)/3月16日(金)(03/16) お久しぶりです。 お身体は引き続き大切に…

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▼Bar UKでも愛用のBIRDYのグラスタオル。二度拭き不要でピカピカになる優れものです。値段は少々高めですが、値段に見合う価値有りです(Lサイズもありますが、ご家庭ではこのMサイズが使いやすいでしょう)。 ▼切り絵作家・成田一徹氏にとって「バー空間」と並び終生のテーマだったのは「故郷・神戸」。これはその集大成と言える本です(続編「新・神戸の残り香」もぜひ!)。
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▼コロナ禍の家飲みには、Bar UKのハウス・ウイスキーでもあるDewar's White Labelはいかが?ハイボールに最も相性が良いウイスキーですよ。 ▼ワンランク上の家飲みはいかが? Bar UKのおすすめは、”アイラの女王”ボウモア(Bowmore)です。バランスの良さに定評がある、スモーキーなモルト。ぜひストレートかロックでゆっくりと味わってみてください。クールダウンのチェイサー(水)もお忘れなく…。

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