ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Oct 2, 2009
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「おまえ100まで、わしゃ99まで」

 今日は久々にチェロのルースさんを含めてトリオの練習。(Pf セス、Vn 僕)
 何年か前まで、このメンツで毎週のように集まってはトリオの名曲を片っ端から練習してた時期があった。各人同士は一応は仲がいいのに、三人が一堂に会すと何かと意見が衝突し、激しく口論になってしまう不思議な三人組。結局プチ解散。

 本日の再結成にあたっても、やはり選曲でもめにもめた。で、僕としてはあんまり好きぢゃないシューベルト、しかも2番(作品100)のほうにご決定。 前回挑戦したのは三年前

*****

 前半(1楽章と2楽章)だけに絞って練習した。これらの楽章に限って言えば、バイオリンパートはそんなに難しくはないけれど、チェロは高いポジションで大変そう。

 さすがは神経質少年フランツ君の曲。とにかくしつこい、くどい、長い。同じことを調を変えて延々と続ける。感傷的な萌えメロも登場するのに、それすら素直に萌えられず、思わず拒否反応を示してしまう自分。

 ちなみに、2楽章はもしかして葬送行進曲? おちゃらけるのは遺族に失礼だし、焦らずに一定のテンポで禁欲的にリズムを守り通す。発狂しないよう自分自身を抑えつつ、かつ互いに監視し合いながら、おすましして「おくりびと」を演じる。



 もう限界。練習終了。

 シューベルトのトリオって、ぶっちゃけ、 1番変ロ長調(作品99) のほうが弾きがいがあるように思う。よっぽどのシューベルトおたくぢゃない限り、1番のほうだけ取り組めば充分ではないか。2番はむしろ老後の愉しみにとっておきたい。

 とにもかくにも、シューベルトを弾くとかなり疲れる。練習後はマッサージとかストレッチをして筋肉をほぐす必要がある。オレってば、もう若くはないわけだし。
 ってことは、シューベルトは、やっぱり体力のある若いうちにバリバリ弾きまくっておいたほうがいいのかもしれず。





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最終更新日  Oct 4, 2009 08:30:26 PM
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