全19件 (19件中 1-19件目)
1

いまPiyotaが最も注目している作家の一人、それが「杉井光」である。彼の才能はすごい。自分の実生活をそのままねたにして読ませる(しかも散々笑わせて最後にほろりと泣かせる)小説を書く才能のある、新人ラノベ作家として、その筆力の実力ナンバーワンなんじゃないか、とすら思う。その杉井光の、Piyotaが杉井光にはまる原因になった伝説のシリーズが、ついに完結した。杉井光著 電撃文庫 アスキーメディアワークスさよならピアノソナタ 1さよならピアノソナタ 2さよならピアノソナタ 3さよならピアノソナタ 4 (完結)この小説で、杉井は意外な才能を見せる。ラノベ小説における、音楽描写の臨場感である。主人公は、父子家庭で育ち音楽評論家というよりは「業界ゴロ」の父親に悩まされ続ける少年、ナオ。手先は器用で、耳もよい。だが楽器はだめ。ベースを弾くのがやっと。父親に無理やり押し付けられて、いくつかクラシックの評論を書いたことがある。不器用、鈍感。そんなナオが、心因性の手指の不調で、一線を退いている16歳の天才美少女ピアニスト、まふまふ(蛯沢真冬)と出会う、という、ストーリー的には青春まっしぐら王道をいく、「ボーイミーツガール」小説である。であるのだが・・・・この小説の中に随所に出てくる、真冬が、ユーリが、そしてバンド「フェケテリコ」が演奏する音楽の描写、熱いビート感、熱気、そして余韻のせつなさが、よい。幅広いジャンルの、クラシック・ロック・ダンスミュージックといった音楽の、ストーリーのなかに垣間見えるトリビアの連続が、また、よい。そういうトリビアが、つぎつぎと挟まれることで、主人公ナオが、やっぱり音楽評論家の息子で、一部においては父親を凌駕する音楽的才能の持ち主である、という設定に、ラノベにしておくにはもったいないリアリティを付与しているのである。「クラシック評論家の息子」なんていう特殊な役作りをリアルに描ける杉井光って、一体何者??? なお、父親に刷り込まれたせいで本人も知らぬ間に才能を開花させる、という設定といえば、藤原拓海の頭文字Dであろう。努力しないで突然開花する特殊能力(ニュータイプとか?)ではなく、無理やり選択の余地なく特訓させられたせいで開花する能力、というのが、Piyota的にはツボなのかもしれない。だってPiyotaは「努力は人を裏切らない」を信じているから。そういう意味では、本編のヒロイン、真冬も、ピュアで努力家である。4巻でシリーズは、終わった。二人の将来に幸あれ、と、小説の主人公カップルに心からエールを送りたい、そんなさわやかな読後感の小説である。Piyotaが審査員だったら、今年の直木賞は、これできまりなんだが。
2009.02.22
コメント(0)
NMR関連のセミナーの案内が出ていたのでアップする。詳細はこちら。日時:2009/02/23, 10:00-演者:大阪大学蛋白質研究所・PDBJ 小林直宏博士演題:リガンド‐ターゲットタンパク質解析のためのPDB-BMRB 立体構造、化学シフトデータベースを有効活用した新世代NMR 実験法場所:医薬基盤研(彩都、大阪府茨木市)一階RoomAアクセス:場所はこちら。講演要旨はこちら。医薬基盤研は800MHzのNMRも立ち上がっており、バイオインフォマティクスにも強く、今後、関西の論理的創薬をリードする拠点となることが予想される。大阪大学蛋白研の溶液NMR装置の更新・パワーアップが実現すれば、その連携は非常に強力なものとなるであろう。また同地区には、サントリー生有研というユニークな研究組織もある。京都大学・桂も同じ沿線である。・・・うちだけ、遠い(^^; とほほ。
2009.02.21
コメント(1)
午前中、蛋白研測定昨夜とかも遅かったせいで、朝からどうも脳に血がいっていない。600MHz測定しながら、凍ったり、ぼんやりしたり、している。ともあれ、CBCA/HBHAの帰属を付けるための3Dを仕込む。午後から、I先生のところに来客ということだったが、渡商会の皆さんだったので、同席させていただき情報交換をさせてもらう。岐阜大桑田先生のセミナー革新的な特効薬を作るのに成功したひとに送られるMagic Bullet Awardというのがあるらしい。桑田教授は、プリオン病の早期発見と治療(少なくとも進行の防止)を可能にしうる、新規化合物の合理的設計に成功した功績により、2008年同賞を受賞された。その桑田先生がセミナーをしてくださるというので、阪大から新幹線まで利用して、神戸に戻る。それにしても、桑田先生は、ゆに~くな方だ。内科医なのに量子力学が大好きなんて。しかも蛋白質のダイナミクス解析に基づいて、創薬するなんて。すばらしくマニアックだ。マニアック、いいなあ。しかも800-クライオだ。いいなあ。先生のセミナーで、先生が指摘された、聞き捨てならない現実。(1)製薬会社は儲かる疾病の薬を、儲けるためにしか創らない、(2)日本の製薬会社は、日本では創薬をしない。おもに、規制や手続きが煩雑すぎるせいと、医療リスクに関して感情的にピーキーに反応しすぎる日本の国民性(と一部日本マスコミ)からの、バッシングリスクや訴訟リスクが、非常に大きいせい、らしい。やれやれ、日本の構造生物学が落ち目になるわけだ。いいこと思いついたそんなことを考えているうちに、いいことを思いついた。文部科学省(またはJST)がちょっとがんばれば日本の創薬とバイオ産業が一気に上向き、市場創出・雇用創出を加速できる、という画期的アイデアである。 具体的にはこういうプランである。文部科学省またはJSTにつぎのような専門部局をつくる。「薬事プレ審査支援制度(機構)(仮称)」。何をするのかというと、厚生労働省が行っている薬事審議のとくに時間のかかる学術的なチェック部分の審査を、高速に肩代わりしてしまうのである。というのは、日本の医薬品の認可は、米国・欧州に比べてとても遅いことが、問題になっているが、厚生労働省は制度の不備を認めず、専門官の不足を第一の理由としている。そこで、その不足している専門官の供給を文科省で引き受けてしまうのである(たとえばポスドクを投入するような方法で)。ただし、『基礎研究やシーズ開発時に、科研費(や他の文科省助成金)の助成をうけた研究活動により発見・開発・改良された医薬品に限る。』これは、政策的にも整合性がとれているであろう。実際に、JSTには実用化を目指した基礎研究助成が数多くあり、タンパク3000などのライフ課の施策なども、創薬・医療への還元を期待しているではないか。それらの中には、シーズとして十分価値があるにもかかわらず、国内製薬企業や国内バイオベンチャーとのマッチングが不発なせいで、埋もれていったものも数多いはずである。海外ベンチャーの薬を外資や日本のディーラーが申請したものを認可するのは、厚生労働省に任せておいて、日本発、日本の基礎研究発、つまり文部科学省発の医薬品は、事務手続きの大半を文部科学省傘下の団体に代行させることによって、かかる期間を半分くらいに加速してしまえばいいのである。そうすれば、国内の製薬会社と大学の産学連携も進み、研究も活発になり、ベンチャーの起業も増え、雇用創出も増え、生物系博士号所持者の行き場所も増え、しかも厚生労働省を悪者にできる。いいことづくめである。場合によってはNEDO(経済産業省)にも相乗りしてもらってもよい。(厚生労働省さま、ごめんなさい。)保健行政と労働行政の失政から、いっそのこと解体しちゃってもいいんじゃないか、という意見すら出かねない昨今、ここは、文部官僚の皆様に、教育カリキュラムを小手先でいじるような方向性から脱却していただき、一気に日本の基礎→応用研究国際競争力の回復に、舵を切ってほしいところである。なお、米国の情勢をみるかぎり、今年はチャンスだ。良友酒家晩御飯は先生を囲んで、良友酒家。
2009.02.20
コメント(0)
今日のお昼は、にきるのほうれん草カレー。YK君の論文リバイス作業、進む。ものすごく努力して、H/D交換実験を行い、決定的なデータの取得に成功したようだ。まだ何となく、釈然としないものの(Piyota自身の理解がおいついていない)、それなりに面白いデータが揃った模様。後は書くだけである。来年度の講義予定を組はじめる。シラバス少しだけ変更。例年は後期だった修士の講義が前期になる。ちょっと大変。身体を壊さないようにしなければ。ビアコアは、二相の結合乖離曲線。ちょっとおもしろい。ペプチドが蛋白質に結合した後に、もう一段階構造変化をしている、という意味らしいが本当なのだろうか?Piyotaがデスクワークの傍らにちまちまとすすめている新規ドメインの、NMRの構造精密化に一段階の進展が見られる。めでたい。RMSD=0.86A、まだまだだが、構造としてはかなりhealthyなものになってきて、どうやらゴールが見えはじめた。なんとか、2月中に0.5まで落としたい。0.3まで落ちたら、PDB登録である。しかし今回は、CYANAのあとに、ちゃんとAMBER力場あたりを使って、エネルギー最適化を行おうかと考えている。
2009.02.19
コメント(0)
酩酊のまま記者会見して海外メディアに大恥を晒した中川財務・金融相が辞職した。ぶはっ。YouTubeを探してみよう。世界中の人が何度も繰り返し見たらしい。さて、世間では『博士号所持者』の社会的・経済的不遇が話題になって久しい。明治時代?は「末は博士か大臣か」といわれたのに、いまや『博士号』なんて社会的に何らメリットがない、と。数年前から、博士号は「足の裏の米粒」などと揶揄されてきた。その心は「とっても食えないけれども、とらないと気持ち悪い」という洒落である。まさにそのとおり。博士号をとったから、それで食えるわけではない。博士号は免許でも資格でもないのである。だが。少なくとも、日本の「ちゃんとした大学」(=学位がお金で買えない、ガチンコの厳しい審査を行っている大学・学部)の博士は、少なくとも日本の大臣よりはるかに立派だしマシだし偉い、ということは、自信をもって断言できる。前にも書いたように、博士号とは「博士にふさわしい見識(注:知識ではない)を持っているかどうかをそれぞれの大学がそれぞれの基準に基づいて審査して、審査合格した人に与えられる学位」だからである。4年制大学卒の「学士」は「所定単位を修得した人」に与えられる。その上の「修士」は「専門的な知識や技術を習得した人」に与えられる。博士に問われるのは、特定分野の専門家・識者としての「見識」である。見識があるからといって、それで食えるわけではないが、社会を構成しているメンバーすべてが誰も見識を持たなければ、その社会は滅ぶんじゃないかと思う。ましてや、大臣に、大臣としてふさわしい見識がない人が就いた場合、その国はひどいことになるんじゃないかと思うんだが。現在の日本の民主政治には、閣僚に閣僚の見識を問うという姿勢がない。残念だ。/
2009.02.18
コメント(1)
バイオインフォマティクス推進事業の報告書を脱稿した。これまでどこにも報告していない内容が盛り沢山なので、とりまとめに苦労した。提出がおそくなったせいで、O先生には迷惑をかけてしまう。ごめんなさい。ターゲット研究では、ビアコアを使って、Nさんが面白いデータを出してくれた。PDZドメインのいくつかはホスホイノシチド結合することが知られているが、後者がペプチド結合を阻害するというもの。重点的にデータをまとめて速く発表可能にしたい。I君が苦労してまとめたNature誌のゲラ刷りがくる。なんにせよめでたい。PNE誌からは書評の依頼。忙しいが引き受けることにする。
2009.02.17
コメント(1)

・・・花粉の奴め。東京大学山上会館グローバルCOEフォーラム会議に出席。どちらかというとシステム論とか大学院教育をどうするかとか、教育における一極集中とばらまき予算の話とかが多くて、面白いのだが……。なんだかなあ。オーディエンスの6割ちかくは、ポスター発表のために参加したポスドク・特任研究員・准教授などの「若手」研究者だったわけなのだが、そこでもって「教育システム」とかGCOEをつぶそうと思っている自民党議員とかの話をされても、不安感がますだけだとは、思う。Mさんに会う。元気そう。お昼は、Mさんの案内で、昔からある喫茶店の名物カレーを食べに行く。辛くて旨い。論文がPNASに採択されたそうで、おめでとう。そういえば面と向かっておめでとうとはいわなかった。ごめん。でもっておめでとう。ぜひ、BIRDの事務局を巻き込んで、プレス発表してくださいよ~。楽しみにしてますです。もうひとつなんだかなあという感想をもったのは、Piyotaの個人的にキライな分解能至上主義が蔓延している某拠点が、そのまたはるか先の斜め上にいっちゃって、「不確定性原理の限界に抵触するような精度で」構造解析して(可能らしい・・・知らなかった。まあPiyotaはNMR屋だから、知らないのは無理も無いかもしれないが)、「真の構造生物学」の拠点とする、とかいっていた点。構造生物学に真の、とか元祖、とかあるんですね。だがそれよりも、不確定性原理の問題のほうがかなり気になる。一見、科学的、原理的に不可能ないしナンセンスに聞こえることを大まじめに言われて、しばらく思考停止してしまったんだけど・・・・なんか組織の名前にまでなってるし。ところで、そうやって「真の構造生物学者」を育成しても、ひょっとしたら「構造生物学」そのものが落ち目で、その母集団である蛋白質科学や生物物理学自体も、なんとなくジリ貧なんですけれど、その辺はいかがでしょ?結論。すごい。グローバルCOEって怖いところなんだなあ。本日の読書死水 三浦明博著 講談社文庫渓流釣りと、その渓流を守る「川守り」と、コクチバス違法放流をめぐるアウトドア・ミステリーサスペンスの話である。読後感は・・・・まぁまぁ。川の描写と魚の描写と釣りの描写は、素晴らしい。月7万円の月給で、丸太小屋に住みほとんど隠棲しながら、河守りをつとめる主人公の、イッちゃってるアウトドアライフの描写も、なかなか素晴らしい・・・・厳冬期の自然の厳しさや、雨季や夏季の自然の中での生活の厳しさが美化されすぎている嫌いはあるけれども。だが、いろいろ小説としてはまだまだだなと思われたのは、人物描写である。女性が二人登場してきて、どちらもある意味イッちゃっていて、人物像を想像できないというか、読んでいてイタく感じる。伝聞で語られる神経に異常をきたした主人公の別れた妻のほうが、まだリアルである。そう突っ込んでみると、起きた事件とその解決の顛末も、ご都合主義なわりにエンタテインメントとしてはひねりがたりない、と。自然の描写が素晴らしいだけに、逆にからい点になってしまった。だがそれよりも、コクチバスの問題点と、バスを釣っても食べないバス釣り師がキャッチアンドリリースを謳う偽善については、この小説を読むことで論点が非常にすっきりして、よくわかった。オオクチバス、中学生の頃、食ったことがある。まずくなかったと記憶しているが、それは棲息していた当時の山中湖の水がきれいだったからで、琵琶湖のバスはうまいんだろうか、食えるんだろうかと。さらに。ブルーギルはどうなるんでしょねぇ。本日の酒Early Times大学院生の頃に飲んだときには、もっと癖が強くて飲めない、と思った。今日のむと、水割りではすぃすぃ入るし、オンザロックにしても違和感無く飲みやすく感じる。味覚が変わったのか、鈍ったのか?年をとるとはこういうことなのか?
2009.02.14
コメント(0)

NMR測定@蛋白研阪大蛋白研で今日はあさからNMR測定・・・といってもパラメータを設定するだけで、実際の測定のmultizgは、あとから到着するはずの大学院生YKくんに依頼することにする。まあ、なんとかなるでしょ。共同研究打ち合わせ@京都駅周辺名古屋工大のTT先生が、京都府立大まで共同研究で来られているということで、京都駅周辺で落ち合って共同研究の打ち合わせを行う。人工設計蛋白質を利用して細胞内で活性を評価するための、共同研究ということで、Piyotaラボがこれまで目指してきていた「synthetic biology」の実現にだんだん近づいてきた。synthetic biologyとは、Piyotaの考えでは、「創って理解する生物学」のことである。生物は複雑系なので、よほど単純なイベントでないかぎりは、細胞内でのふるまいは複雑系になってしまう。それを理解するときに、数理化学・シミュレーションを積極的に活用しようというのが、systems biologyである。ただし、あまり数理に偏りすぎると、「つくった本人にも物理的意味が把握できない数理モデル、でも現象とよくあう」ということがしばしば発生し、それをもって「システムが理解できた」と断言されても納得がいかないことが、ときどきある。一方、分子ならば分子、(特定機能を持つ)細胞なら細胞の、ある一面に着目して、現象を単純化した上で、それを改変したりデザインしたりするのが、Protein engineeringであり、cell engineeringであり、tissue engineeringであった。一世を風靡し、各分野の技術の蓄積には相当のものがある日本の強い分野である。しかしengineeringである以上、目的のものを(それも、何らかのご利益があるものを)創ることが目的で、その先の科学が発展しないこともままあった。そこで、systems biologyとprotein/cell-engineeringの両方のよいところを同時に取り入れて、複雑なbiological systemを「直感的に理解する」ことを目指すのが、synthetic biologyである、と考える。構造生物学は、systems biologyとprotein engineeringの双方を支え、設計を援け、効果を検証し、円滑に進めるための重要な方法論である、と位置づけられる。名古屋工大のTT先生とPiyotaたちがとりかかるのは、AAA-ATPaseを題材としたsynthetic biology projectである。詳細は明かせない。某製薬会社S社も絡んでくるので、そのあたりはきっちりとしなければならない。だが、synthetic biology研究のほうは、知的好奇心を満たすために「直感的に理解する」ことが主眼なので、残念ながら創薬や知財とは無縁になりそうである。本日の読書生徒会の四散 葵せきな 富士見ファンタジア文庫口絵イラストが不必要に萌え要素満載なのが、ある意味行き過ぎていてちょっとだけ気に入らないのだが、それを除けばこれはなかなか楽しいシリーズのライトノベル小説だ。というか正直、葵せきな氏の「マテリアルゴースト」にはついて行けなかったPiyotaだけに(たしか読んでたと思う。どこを楽しんで読めばいいのかよくわからないまま、一巻だけ読んで続刊はスルーしていた。そのせいで印象も薄い)、こちらのシリーズの好調っぷりは、嬉しい。といっても、会話のノリと軽快なテンポと「ギャグ」が笑える、というだけの、小説なのである。まったく物語が展開せずに、ひたすら生徒会のメンバー5人が生徒会でだらだらだべりつづける、という話なので、ある意味、すごいかもしれない。主人公もヒロインも超常能力を使ったり使い魔を呼び出したりせず、ただただ無意味にバカ話をして過ごすという小説が、こんなに楽しいのは、ちょっと反則。ただし・・・この小説、5年後に読んで、それでも面白いと思えるかどうかは、疑問なのだが。ラノベだからそれでもいいかな・・・!???
2009.02.13
コメント(0)
午前中、買い物食料などを買いに、午前中おでかけ。岩倉の北のほうにあるおいしいと評判のパン屋さんに、パンを買いにいく。食パンとか癒し系メロンパン「笑吉」とかを買い込むが、結局本日味見したのはドーナツとカスタードクリームパン。美味。なお、このパン屋さん、店名が謎である(かおのながいパン屋さん、という)。本当にながい顔なのかどうかは確認できなかった。蕎麦屋「藤芳」美味その後、生協とかクリーニング屋とかを経由して、おいしいと評判の蕎麦屋にお昼を食べに行く。叡電茶山駅と白川通りの間、「藤芳」。手打ち蕎麦の香りも高く、歯ごたえもよいが、それにあわせる出汁の味のバランスがまた、よい。Yokotaが注文したおろし蕎麦は、辛味大根のおろしをふんだんに使った、本当に辛いおろしが入った心地よい蕎麦。Piyotaは2月のスペシャル、山椒切り蕎麦を頼む。粉山椒が練りこんであり、山椒の香りがすばらしい。独特の後味の癖になりそうなこの蕎麦が、2月の限定商品というのは、いかにも惜しい。Yahoo グルメ「藤芳」のページ。Google map 「藤芳」のページ。どうでもよいが、今日は一日、胸が痛い。蓄積疲労か、冷え性か。冷え性もストレスからくるのだな。
2009.02.11
コメント(0)
うちあわせ共同研究者とのショートミーティング。やれやれ。今回はあまり構造生物学が役に立たない。それにしてもせっかく結晶構造があっても、それを利用して計算して分子設計してやっても、蛋白質にあらたな認識特異性などを付与するっていうのは難しい。計算が難しすぎるというか面倒くさすぎるのがいけないんだろうなあ。会議オフィシャルな、会議、14時から。なんと4時間もかかる。陣取り合戦とか人事とか、盛りだくさん。聞いていてどんどん憂鬱になる。なんかだめだめな奴うちのカイシャをサッカーのチームにたとえた場合に、ツートップのフォワード二人がそろって現在総崩れ中なのである。下手すると、今シーズン乗り切れないかもしれない。いやマジで。G-COEの評価が酷かった場合に、きっと酷いことになるのだろう。トップ下とかスイーパーの層が厚いだけでに、よけいに痛手が深い。しかし、そのなかでもとくにメンタルにだめだめなのが例の斜め上の研究員F氏である。本格的に迷走中のようだ。実はF氏がまたもや迷走しているのをPiyotaは知らなかった。ほかのスタッフに「聞かないほうがいいですよ?」といわれたのを無理やり聞き出して、迷走っぷりを知ったのであった。原因はすぐに思い当たった。年度末の評価会の件である。あと3週間ないくらいか。それにしても・・・締め切りがある仕事、外部評価がある仕事がだめなのである。プレッシャーに弱いを通りすぎていて、年齢相応の落ち着きも問題対処能力も計画性もなく、我を忘れて、まるで新卒の学生のようにおたおたするのである。その結果、はでに空回りして、周囲に愚痴とネガティブな空気をふりまく。そのふりまいたネガティブが、周りからの信頼を失い、協力を失い、悪循環にと陥っていく。いままでものすごく甘やかされて育てられてきたんだろうなあ。それにしても、プレゼン準備はどうするんだろう。
2009.02.10
コメント(0)

本日はほぼ一日、入試業務でトラップである。くたびれた。それにしても日本の受験産業の情報の充実ぶりはすばらしい。すばらしいのはいいのだが、そのせいで大学は思っているような学生が採れないような気もする。ずばっと過激なアイデアを出してくれるような学生さんいませんかねえ。ネクロポリス(上・下) 恩田陸 朝日文庫ネクロポリス上 ネクロポリス下この小説は、ファンタジーとミステリーの融合のような小説である。というか「ミステリー好き」や「事象名探偵」がたくさん出てきて、ミステリー好きをほっとさせるために書かれたファンタジーというべきかも知れない。というのは、小説の根幹をなすミステリー仕立ての謎は、解決されることを望んで書かれている謎ではないからである。この小説は、日本が英国の植民地となったのちに解放されて独立した、という架空の歴史観のもと、V.ファーという同じ英国領の架空の島が舞台である。大昔から日本人が入植しているという設定のもと、英国風の文化(服装とか午後のお茶を飲む習慣とかパブにたむろしてビールを飲む習慣)に日本の宗教的風俗がたくさん混じっている(それこそヒガン=彼岸とか)、へんな世界である。そこで営まれる、その年に亡くなった死者が親戚のもとに還ってくるのを迎える「ヒガン」という行事に参加することになった、民俗学専攻の大学院生ジュンが、この物語の主人公であり探偵役である・・・のだが。あとがきに著者が書いているとおり、この小説は、著者の心の中から湧き上がってきた「アナザー・ヒル」の世界観、いいかえれば「恩田陸ワールドそのもの」を、理屈ではなく感覚で、雰囲気として楽しみ、それにどっぷり浸るように読むべき物語なのである。ある意味、謎の多くは最後まで解明されないか、されてもなんとなくご都合主義のような気がするし、主人公たちの行動も徒労だったり後から考えてみて論理的ではなかったりするかも、しれない。でもそんなことはたぶんどうでもいいのである。アナザー・ヒルに訪れた歴史的・政治的・宗教的変革の波が今後どうなっていくか、というのも、まあどうでもいいのである。ただ、自分もアナザー・ヒルの住人になりきって、昼はひっそりと過ごし、夜はパブであれやこれや話しまくる、というそういう雰囲気をまったりと楽しむことができる、そんな小説である。
2009.02.09
コメント(0)

朝、Jに完全防寒装備をつけて、一路大原街道を北上。今日は大津市民ふれあい雪祭りの日、なのである。が。現地、葛川自然の家周辺は無人。雪不足で中止になったに違いない。だって、雪がないもん。こりゃ無理です。という訳で雪を求めて更に北上し、朽木スキー場にたどり着く。(高島市誕生で市営になったのですね~よかったよかった)。正直、こんなに盛況とは思わなかった。というか、めっちゃ混んでいてびびった。第一駐車場はほぼ満車。積雪50センチなのにみな滑るすべる。でも客の大半はうちらと同じ子供連れ。キッズゲレンデの橇コースが大人気である。動く歩道があるので、スロープの上端への移動もらくらく。大人も子供も入場料一日500円。なお、ゲレンデ右側はプラスキー専用コースとなっていた。Jももちろん大満足。最初の第一走こそオーバースピードでころんでべそかきかけていたが、そのうちスピードになれて、「もう一回もう一回」といい始める。「じゃっぴーらんど」(センター施設)のトイレや更衣室も新しくて充実、子供連れ向けの施設として実によくできている。食堂は良心的でなかなか美味。おろし餅、キノコ炊き込みご飯、猪汁、どれも大満足。難を言えば、ホットドリンクのディスペンサーが一台しかなくて、いつも行列ができていること、くらいか?晩御飯は、Piyotaおとくいの魚の天ぷら、そのほか。今回挑戦したのは・菜の花・・・・失敗。脂っこくなりすぎた。・ゴボウ・・・・まあまあ成功、でも固いかな。・ピーマン・・・Yokotaのたってのリクエストで。・マイタケ・・・好きなんです、これ。・イワシ・・・・下ごしらえにかなり時間がかかる。味はよし。・カマスゴ・・・昨日の食べ残りをかき揚げふうに。絶品。・・・ああ、そういえば朗報。なくしたと思っていた愛用のポケットフラスコが、スキー用品の小物ばかりを集めてしまっていたビニール袋の中から出てきた。よかった。なぜか、中身がたっぷり入ったまま。キルシュか、グラッパか。
2009.02.08
コメント(0)

晴れた。午前中は、宝ヶ池公園に散歩に行くことにする。どちらかといえば間違っている凧揚げのプロトコル。1.コンビニでビニール凧を買う。2.適当に組み立てて、適当に糸を出す。3.片方をJに持たせて・・・・4.「走れ~」という。凧、Jが走っている間だけ、上がる。Jが止まったり、走る方向を変えると、凧、墜落する。風、ほとんど無いっす。それでも、Jは凧揚げが気に入ったようで、もう一回、もう一回、といいながら、体力が切れるまで、走る。よ~走る。仔犬、ころころ、仔犬。お昼ごはんは急にみんなで中華が食べたくなったので、久しぶりに王将へ。
2009.02.07
コメント(0)
午前中、大学院関係の委員会の会議が一件。いろいろ、困ったことがおきるが、しょうがない。午後、試験監督。4時間ほど、拘束される。試験監督をしている間、考えを煮詰める。現在行っている研究の次回の展開についてである。
2009.02.06
コメント(0)
はぁ・・・今日なんか朝一から会議だもんね~。憂鬱な申請書とか報告書をつくるための役割分担もきてるもんね~。今日締め切りの書類とかもあるんだもんね~。
2009.02.05
コメント(0)
なんか会議多くて落ち付かないんすけど・・・・。建物の中に、感染症研究に必須の施設を作るとか作らないとかの話で会議で揉めて(まあ手続き論の話なんだけれど)、それからコメディカル教育の講義実習担当に人を割く当番をどうするかで揉めて、そんなこんなでいろいろ。それが終わったら、大学院入試関係のカイギ。こちらはまた、げんなりするような内容の・・・。え~とですね。世界的に大不況で、日本国内でも急速に企業が新卒採用を絞り込んだりしている影響で、これまで大学院進学をあまり考えていなかった学生さんたちも、急遽入試を考えなければならなくなってしまった、ってことも、あるとは思うんですよ。でもまあ・・・・大変ですね~。就職活動するために大学院に進むのでも、学歴にハクをつけるために大学院に進むのでもないと思うのですよ。専門知識を学究するための大学院じゃないかと思うんですけれども。別に、企業に都合のいい人材を育成するための機関なわけでもないのです。日本の未来を担うために、ともかくヘテロジナスで専門的で国際的に通用する才能を持つ(ないし一芸に秀でた)人材が一定数必要なわけで、それが大学院の役割だと思うんですけどね。学習意欲の乏しい人、向上心のない人には、2年間ないし5年間は苦痛でしかないと思いますよ。
2009.02.04
コメント(0)

本日、体調不良でダウン。雪の断章 佐々木丸美著 創元推理文庫佐々木丸美という人の小説をはじめて読んだ。非常に観念的な?というか、主人公の一人称の描写が強烈な小説である。内容はといえば・・・孤児・倉折飛鳥が最終的には心の平安を得るのであるが、ようするにずっと延々と片思いを続けて、その間に、すねたりいじけたり家出したり喧嘩したり和解したり、という話なのである。そういう意味で、ミステリーではあるのだが、流れとしては、少女小説のノリに近い。ただし、主人公が孤児である、というのと、主人公に嫌がらせする本岡家の面々がいちいち濃いのと、途中で殺人事件が起こるのと、主人公が殺人事件の容疑者となりそのせいでさらに延々悩む、というあたりが、コバルト文庫などにはないテイストである。というわけで、そういうのが好きなひとは、そのあたりの心理描写をじっくりと読めばいいし、そうでない人は、そういうところはさらっと読み飛ばして、三角関係・四角関係の中で揺れる飛鳥の恋愛小説として読めばよい。ともあれ、心に染み入るとてもよい小説である。
2009.02.03
コメント(1)

結局、終電を逃して、タクシーで帰宅する時間まで仕事をしてしまった。0.とある論文のreviewを完了、提出。1.試験問題作成→提出2.セミナー。セミナー直後、簡単な食事。メロンパンと鶏唐で簡単にすます。3.大学院入試面接。 みんな、がんばってください。4.試験監督のリハーサル。 全国一斉CBTというのを受けなければいけないらしい。めちゃめちゃ難しい。5.論文リバイス会議 with YKくん、Fさん。6.遣伝子関連書類作成7.共同研究関係書類作成ここまでやって終電逃す。体調が急速に崩れ始める。本日の読書希望 永井するみ著 文春文庫長い長いミステリーである。主人公は新進気鋭の心理カウンセラー成瀬環と、警視庁の刑事、海棠。かつて少年事件(3件の連続殺人事件)を起こして、社会問題を引き起こした少年が、少年院から戻ってくる。それを前に不安定になる母親。成瀬はその母親のカウンセリングをしつつ、次第に事件に巻き込まれている・・・という、インターネットやマスメディアによる中傷と、犯罪被害者・犯罪加害者家族のそれぞれの苦悩を描いた、重苦しい作品である。こまごまとした感情の揺れを丁寧に描きすぎている関係で、読んでいて本当に救いがない、と感じるのだ。まあ、それが永井するみ氏作品のよいところでもあるわけなのだが・・・。
2009.02.02
コメント(0)

午前中、ダウンやはり土曜日に出勤で出て、帰りが11時過ぎると、体力減退を隠し切れない。朝、おきられず。YokotaとJが梅小路機関車博物館に行く、というのをことわって、朝9時過ぎより二度寝。全身だるくて、しかも尿意が近くて、まったく眠った気になれないのだが、嫌な夢を見ながら結局3時まで眠る。昼飯は抜き。機関車博物館から帰ってきて、身体が冷えたせいか今度はYokotaがダウン。昼寝をしているYokotaの頭上ごしに、Jとボール投げをして遊ぶ。バスケットボールくらいのおおきさの、ビニールのボール、4球に一つはちゃんと捕れるようになってきた。投げるのはもっと上手い。TVでラグビーの試合を見る。サントリーと三洋電機だったか。マイクロソフトカップの準決勝らしい。冬の風物詩か。晩、昨日あけたワインを飲む。ウイスキーを飲みたい気分なのだが、今回は我慢。本日の読書ライトジーンの遺産 ハヤカワ文庫JA 神林長平ひさしぶりに神林作品を読む。日本の誇る硬派SF作家が、ハードボイルドを書いたという。読まないわけにはなるまい。で、読んでみたのであるが、この話は、遠い未来、ある日突然人間の肉体のどれかの臓器が突然崩壊しはじめるという、一種の自己免疫疾患「臓器崩壊」という奇病が蔓延している未来の話である。ライトジーン社というバイオテクノロジー企業が、臓器崩壊を食い止め、人工臓器を開発する目的で、その技術の延長として、人造人間をつくりだした。MJと菊月コウの二人である。この二人、単に人造人間というだけではなく、「サイファ」とよばれる超能力を操る。世間では最強のサイファである、と言われている。だが主人公コウは、基本的人権も住民票ももたない「自由人」に身を落とし、何でもやをやりながら、ひとりウイスキーを啜って古本屋で買った古本を読む生活を愛している、という設定である。本書は、コウを主人公とする、連作短編集の形をとりながら、多くの人工臓器製造会社が絡む近未来の犯罪を通じて、人工臓器や臓器移植にかかわるグロテスクでナイーブな問題提起が浮かび上がってくると言う、そんな小説だ。だから、Piyotaに言わせれば、本書の帯にかかれている「上質のハードボイルド」のうちの「ハードボイルド」という点に関しては、嘘だと思う。ハードボイルドを名乗るにしては、主人公の感情も振舞いも、語られている人工臓器に端を発した生命と死・自己と非自己・生命体と人工物をめぐるストーリーにしても、そしてクローンであり兄弟であるはずのコウとMJの関係にしても、ともかく全編これすべて「ナイーヴ」なのである。ハードボイルド小説がナイーヴであってはいけないのか?Piyotaは知らない。だが、主人公がさえない40過ぎの飲んだくれのその日暮らしの、腕利きのスイーパーである、というだけで、機械的にハードボイルドに分類してはいけない。だがまあ、逆に言うと、Piyotaが文句があるのは、この本の帯だけだ、ということになる。それくらい、本書は面白い。取材としょうしてウイスキーに溺れるようになった、神林氏のあとがきまでが面白い。極上のSFとして、お勧めする。
2009.02.01
コメント(0)
全19件 (19件中 1-19件目)
1

