ピカソの傑作のひとつ、ゲルニカはヨーロッパの戦火を避け1939年にニューヨーク近代美術館に渡った。
ピカソ、フランコ将軍の没後、現国王のファン.カルロス1世がニューヨークまで交渉に行き、スペインに返還された。
思っていたよりもとても大きいサイズの絵で芸術のわからない私にもその迫力は伝わってくる。
流石にここの警備員の方々の制服はパリっとしている。
スペイン現代史はピカソ、フランコ、ファンカルロス1世の存在抜きには語れない。
ベネズエラのチャベス大統領を一喝してニュースにもなった現国王は軍事政権下フランコ将軍に16歳で引き取られる。(家族はイタリアに亡命中)
それからの20年間「フランコの後継者」としての仮面をかぶりつつ、フランコの死後、見事に王政復古を成し遂げた。
チャベス大統領に「黙れ」と言うくらいなんでもなかったろう。
16歳の少年が家族から引き離され、殆ど幽閉に近い生活。
王族であるにも関わらず、フランコによる軍事独裁の継承者たるべく教育され、
実は王政復古を狙っていた。
ソフィア王妃はギリシャの王女ですね。
ヨーロッパ各国王室の離婚、醜聞の話題となると必ず、ソフィア王妃を見ろと言う結論になる。
生まれながらの王族。
ファン.カルロス1世に「彼女はプロフェッショナルさ」と言わしめた賢妃。
ランチはタパス。
昨夜は中華料理で一度リセットされたので、かなり楽に食べられた。
脚in Spain 脚in Japan May 9, 2008 コメント(8)
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