連帯を求めて孤立を恐れるノダ!さん

 おや、そうでしたか。あの番組をご覧に?

 私も正月のごちそうを食べるお父さんとお母さんの和服姿に「おっ」と思いました。昔の人は、きちんとした格好をすると、それなりに立派に見えたものだと言いますが、本当にそうですね。

 それと同時に、父の帰りをバス停に迎えにいく子供たちが、学生服の正装をしていたことも、私には印象的でした。一年に何日も家に居られない不在の父を迎えるのに、きちっとした恰好をする。母親が着せたのでしょうか。その正装をして父を待つ子供たちの心というものに、大いに感銘を受けたものでございます。 (January 24, 2010 08:09:33 PM)

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January 23, 2010
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カテゴリ: 今日もいい日だ

 今朝、何となくNHKテレビを見ていたら、昔懐かしい『新日本紀行』のテーマ音楽が流れてくるではありませんか。何かと思ったら、過去に放送した『新日本紀行』を受け、その地が今、どうなっているかを取材した新しい番組なのだとか。

 で、たまたま扱っていたのが秋田・男鹿半島のことだったので、つい見てしまいました。男鹿半島は、昨年の秋、学会がらみで訪れて、非常に印象に強く残ってる場所だったもので。

 で、番組では今から四十数年前の男鹿の風景を映し出していたのですが、その頃の男鹿は、名産の「はたはた」がまだ山のように獲れたのだそうで、逆に獲れすぎて値段が下がってしまったせいか、地区の男たちは一年のうち大半を出稼ぎに行かなければならなかったのだとか。

 ただ、一年のうち暮れの30日から正月2日くらいまで、出稼ぎに行っていた男たちが男鹿に戻って来るんですな。で、その暮れの30日。妻や子供たちが夫・父親の帰りを待ちきれないかのようにバス停まで迎えに出ると、バスから土産物を抱えた男たちが降りてくる。子供らは久しぶりに見る父親の両手にすがりついて甘えるわけですよ。そして帰ってきた父は、さっそく餅つきに杵を振るい、元旦にはその餅を囲んでの楽しい一家団欒がある。ただ、その楽しみはほんのわずかな時間だけで、正月3日にはまた、父親は出稼ぎに戻らなくてはならない。それがわかっているからこその、切ないまでに楽しい正月なわけですよ。

 そういった昔の男鹿の人々の暮らしを映し出した白黒の映像なんかを見ますとね、なんかこう、涙が出てきますね。こういうのは、男鹿のみならず、かつては日本のあちこちで見られた光景だったんだろうなーって。四十数年前、日本は、そして地方は貧しかった。貧しかったけれども、そこに人間らしい情の溢れる世界があった、というかね。

 で、番組は現在の男鹿の映像も映し出すのですけれど、四十数年前に『新日本紀行』に登場した出稼ぎの親父さんが89歳くらいでまだ御健在で、また昔の映像の中でほんの子供だった息子さんたちが、もう50代・60代のおっさんになっていたという。でも、その息子さんたちは、出稼ぎで自分たちの暮らしを支えてくれた父親のことを今なお尊敬していて、その教えに従って、どんなに仕事が忙しくとも、暮れ・正月だけは秋田の実家に戻り、父親に顔を見せにくるのだとか。

 日本は、この四十数年間の間に豊かになったのかも知れないけれど、それと引き換えに、随分貧しくなった部分がありそうですなあ。


 というわけで、今日は朝からいいものを見せてもらいました。こういう番組を作らせると、NHKってのは大したもんですな。





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Last updated  January 23, 2010 10:52:31 PM
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秋田・男鹿半島  
藍毘尼 さん
そういう親子の温かい情と、太い絆のある場所だったんですね。

関西の私が育ったところでは、父親が出稼ぎに行く家庭は一軒もなかったですね。
小学生の時、一人の男の子がしばらく学校を休んで父親と二人で、家出した母親を捜しに新幹線で東に向かったことがあります。
良い結果が得られずに父親と二人で帰ってきた当時の男の子の気持ちを思うと、今でも悲しくなります。中学生の時、放課後、スーパーで野菜や魚を買っている姿を時々見かけては、「お母さん結局帰ってこなかったんだな~」と、こちらまで切なくなりましたよ。

男鹿半島の子どもたちは、360日寂しくても、家族全員が集う楽しみな年末年始の5日間があるから、希望を持って生きられたんでしょうね。 (January 24, 2010 09:14:55 AM)

Re:懐かしい『新日本紀行』(01/23)  
釈迦楽さん;

「新日本紀行ふたたび」は私も好きで、録画しておいて観たりしています。

昨日の男鹿では、出稼ぎから帰ってきたお父さんを迎えての家族の新年の祝いの座で、お母さんが和服でおめかししてお酌をしたりしていました。
和服の上に羽織(女性でも羽織というのでしょうか?)を着ていました。テレビで観ても余り上等でない、むしろぺらぺらしたような感じだったけれど、私の母も昔同じようなものを着ていたことを思い出しました。
昔の家では(上流やお金持ちは除外して)、お母さんはハレの日にはあぁ云う格好をしていたのですね。
懐かしい気持ち一杯でした。

バスのお迎えもそうでしたが、正月の席でも、嬉しそうで恥ずかしそうでもあるお母さんの表情が、印象に残りました。
あのお母さんは随分前にお亡くなりになったのだそうですね。

「新日本紀行ふたたび」は、現代と昔(概ね40年前)の景色と人を織り交ぜての構成です。それを観ていると、昭和の日本への懐かしさがあります。それに、40年もすると、やはりあぁ云う風に歳をとるのかなぁとも思います。

それにしても、これから40年後に「新日本紀行 更に再び」なんて番組はやっているでしょうかね?
(January 24, 2010 05:38:26 PM)

Re:秋田・男鹿半島(01/23)  
釈迦楽  さん
藍毘尼さん

それで私も思い出しましたけれど、小学校の時の友達のお母様が、まあ教育熱心で。子供の宿題を全部自分でやってしまわれるわけ。明らかに大人の字で書かれた宿題を提出する彼を、皆でからかったものです。

 しかし、そのお母様は小学校3年生の彼を残して亡くなられてしまいました。どんなにか心残りだったろうと思います。やっぱり、家族ってのは、全員そろって幸せなんですね。 (January 24, 2010 08:05:38 PM)

Re[1]:懐かしい『新日本紀行』(01/23)  
釈迦楽  さん

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