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December 31, 2013
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カテゴリ: 教授の読書日記
 なんだか今日が大晦日とは思えないほどの緊張感のなさ。子供の頃の大晦日と言えば、一家を挙げての大掃除とか、お正月の準備に家族中が、そして町中が取り組んでいるという感じがして、一年最後の日という感慨があったものですが、最近は、普通の一日ですなあ・・・。

 それでもわが家も一応は掃除めいたものをし、その中で私は家中のエアコンのフィルターをキレイにする作業に従事。両親にはエアコンのフィルターは定期的にキレイにするものだという発想がないので、もう埃がびっしり。道理で効きが悪いはずだ。で、キレイになったフィルターを装着すると、まあ、なんということでしょう、以前とは格段の差で効きが良くなり、わが家はとても暖かい家になったのでした。俺も親孝行だねえ。


 ところで、今日の東京は風もなく、暖かくて、いいお天気。そこで、お昼過ぎから私は一人で近くの本屋さんまで散歩に行き、小一時間ほどじっくりと小さな店内をくまなく見て回りました。

 私は本好きとしてジュンク堂的な大書店に心惹かれる者ではありますが、ああいう大書店ってのは、売っている本が多過ぎて、案外見落としているところも多く、今日みたいに小さな本屋をくまなく隅々まで見て回るってのも、これはこれで面白いものでありまして。

 それで、このところ私がご執心の千田琢哉氏の『印税で1億円稼ぐ』がなんとこの小さな書店にも売っていたので、立ち読みしまくり。

 で、読んでみると、第1章からしてすごいことが書いてある。だって第1章のタイトルが「「このくらいなら自分にも書ける」という自惚れが、最高の才能。」だよ。

 どんなジャンルでも、実際にしばらく様子を見ていて、「このくらいなら俺にもできるな」とか「この商売、案外チョロそうだな」と思うものがある。で、千田氏いわく、そう感じるジャンルこそが、あなたが突入すべき、あなた向きのジャンルだと。

 千田氏も、その昔、出版業界を眺め渡して、「ビジネス書のジャンルは人材がスカスカだな」って思ったんですって。で、自分ならその間隙を突けると、そう思った。だからこのジャンルに賭けてみようと思ったらしいのですが、実際にそれで成功できたと。



 なるほどね。でも、まあ、それは誰でも思いつくことだよね。

 ということで、この本、しばらく立ち読みした上で・・・・

 買いました!(買ったのかよっ?!)

 だってさあ、誰でも思いつくことであっても、実際にそれを実行した人ってすごいじゃん?

 ただ、『印税で1億円稼ぐ』って本をレジに持って行くのって、結構恥ずかしくない? レジの若い女の子に「あ、この人、印税で1億円稼ぎたいんだ」って思われるんだよ。めちゃくちゃ恥ずかしいじゃん。ということで、思わず、この本を隠すべく小山薫堂さんの『考えないヒント アイデアはこうして生まれる』(幻冬社新書)まで買っちゃった。考えてみると、それも恥ずかしいかも知れないが。レジのお姉さんに「この人、なんかアイデア出したいんだ」って思われるわけだし。

 でもね、いいの。年末年始に、こういう類いの本を読んで、とにかくやる気っていうか、モチベーションを上げる。それが釈迦楽流のやり方なんだから。

 で、家に帰って更に『印税で1億円稼ぐ』を読み進めたわけなんですけど、ページをめくる度にバシバシ来るよ。何が来るって、出版関係の箴言が。

 曰く「著者が決して口に出してはいけないセリフがある。「売れなくてもいいから、いい本を書きたい」という戯言だ。戯言は、ノーベル文学賞候補にでもなってから口にすることだ。」

 曰く「「内容が面白ければ売れる」というのは、甘いのだ。」

 曰く「(持ち込み原稿が出版される確率は1%と聞いて)「たったの1%?!」とショックを受けた人は、出版は向いていない。「1%も可能性があるの?」と興奮した人は、出版に向いている。」

 曰く「処女作に10冊分の魂を込めた著者は、この先10冊は書ける。」



 曰く「処女作に限らないが、増刷がかかることはすばらしい。だが、増刷は増刷でも、3刷はもっとすばらしい。2刷は瞬発力による勢いでかかることもあるが、3刷になると本当に売れ続けていなければ無理だ。つまり、3刷にラッキーはない。」

 曰く「私は14冊目で20万部を超えるベストセラーを出せた。14冊目を境に、人とお金の流れが一変した。」

 曰く「3万部で3社、10万部なら10社から声がかかる。」

 曰く「10社から出版依頼があったということは、命の断片を10回もらえたということだ。」

 エトセトラ、エトセトラ・・・。



 だって、実際、世の中ってこういう本ばっかりだよ。今日、行った書店だって、この手の本が山ほど売られていたし。

 それで、例えば私が今までに出版した本は、質的にはこれらの本よりはるかに価値があると思うけど、実際にはこの手の本の10分の1も売れやしない。「自費出版の覚悟がないなら、「売れる本がいい本だ」と割り切ろう。「あのくだらない本がベストセラーとは世も末だ」とコメントしているようではお話にならない」と喝破する千田氏から「いい本なのに売れない」などと嘆いているようでは、釈迦楽教授もまだまだだね、の一言で切って棄てられるレベルだよね。

 じゃ、どうすればいいの?

 3万部、5万部、10万部レベルのベストセラー書くしかないじゃん? 

 おお、じゃあ、書いてやろうじゃないの。年間10冊くらい本書いて、10冊目くらいで3万部突破、15冊目くらいで5万部突破、20冊目くらいで10万部突破の本を書いてやろうじゃないの。10万部突破で、印税1000万、稼ごうじゃないの。

 っていう、気になっているのよ、今の私は。

 そういう意味で、今はこういう本が私のモチベーションを上げてくれるわけなのよね〜。だから、くだらん、かもしれないけど、買っちゃったの、この本。

 というわけで、買うのが恥ずかしいエ○本レベルのこの本を今年最後の日に買って読んで、来年へ向けてのやる気をメラメラと燃やしている私なのでありました、とさ。そういう意味では、1300円+消費税も、いい投資だったんじゃないかしら?


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Last updated  December 31, 2013 06:34:31 PM
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ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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