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February 27, 2016
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カテゴリ: 教授の映画談義
 アメリカで大人気のテレビドラマ『ウォーキング・デッド』。私もシーズン2くらいまでは熱心に見ていたのですが、さすがに襲ってくるおぞましいゾンビから逃げまくる緊張感に耐えられず、そこでギヴ。しかし、これにすっかりはまった家内は、その先も見続け、今はシーズン5を見ているのかな?

 で、私が部屋で論文とか書いていると、リビングの方から「ぎゃーーー! ぎょえええーーーー!」という、襲い来るゾンビの咆哮と逃げ惑う人々の悲鳴が聞こえてきて、またその都度家内が「うわっ!」とか言って驚く声が聞こえてきたりして、それはそれで気になるという・・・。よくまあ、こんなお化け屋敷ドラマ、見てられるなあ。私なんか、心臓が弱いのでとても無理だ。

 とはいえ、そうはいってもストーリー自体に興味がないこともないので、たまに今のシーズンのハイライトなんかを家内から聞くのですけれども、この間、それにつけて家内が面白いことを言っておりまして。

 それによりますとね、少なくともこのドラマの中では、ゾンビに対する対処の仕方は確立されているので、ある意味、ゾンビなんか怖くないと。

 いや、怖くないわけではないのだけれど、ゾンビが襲って来るのはもう分かっているのだから、それは既に「環境」となっているわけですな。ちょうど、秋には台風が来るとか、たまに地震が起るとか、冬になればインフルエンザにかかる時もあるとか、そういう自然災害に近いと。だから、怖いことは怖いけれども、それに対して事前に十分に対策することができるという意味ではちっとも怖くない。

 なるほどね、ゾンビって、もはや「環境」なんだ! 「そうそう、ゾンビって来るよね~」っていう。

 だけど、ゾンビなんか怖くない、ってなった時に、じゃあ何が怖いかっつーと、それは人間だと。

 ゾンビがはびこって、色々不自由な状態になり、既存のルールが通用しなくなった人間社会の中で、この状況を利用して悪いことをする奴が出て来たりするってことですな。またそうでなくとも人間の自己防衛欲(=自分だけは助かりたい、死にたくないという欲望)が露呈してきたりする。つまり平和な状態の中で保たれてきた様々な倫理が壊れ、人間の中の醜い動物性が剥き出しになってしまうというね。

 そうなった時の人間ほど怖いものはない、と、家内は明言しております。



 家内にそう言われて、このドラマの本質が分かったような気になってしまった私なのであります。


 でも、やっぱり私には、急に飛び出してくるゾンビも怖いわ! ぎょえ~~~!!







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Last updated  February 27, 2016 03:38:15 PM
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Comments

釈迦楽@ Re[3]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  ああ、やっぱり。同世代…
丘の子@ Re[2]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 釈迦楽さんへ そのはしくれです。きれいな…
釈迦楽@ Re[1]:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 丘の子さんへ  その見栄を張るところが…
丘の子@ Re:『2001年宇宙の旅』を知らない世代(09/13) 知らなくても、わからなくても、無理して…
釈迦楽 @ Re[1]:京都を満喫! でも京都は終わっていた・・・(09/07) ゆりんいたりあさんへ  え、白内障手術…

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