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March 9, 2018
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カテゴリ: 教授の雑感
今日、寝覚めにふと思ったのだけど、この間死んだル・グインの『闇の左手』っていいタイトルだなと。私はSFが苦手なので、この有名な小説を読んだことがないのだけれども、タイトルだけは知っている。いいタイトルだと思います。

 つまりね、本来、「闇」というものに「手」はないのよ。だけど、ないものを、あたかもあるように言われると、なんだかゾッとするじゃない?

 ましてや、この場合、ただの「手」じゃなくて、「左手」だからね。闇に手がある、って言われた時点でこっちは相当ビビっているのに、そこに追い討ちをかけて、「それも左手だかんな」って言われたらもう、失禁ものだよ。

 で、考えたのだけど、ハインラインの『夏の扉』もそうだよね。

 「夏」に「暑さ」はあるだろうし、「陽炎」とか「青空」とか「驟雨」とかならありそうだけど、「扉」はないでしょ。だけど、「夏の扉」と言われると、もしある夏、自分の前にパカっと扉が開いて、そこにふらふらっと入ってしまったら、一体どういうことになるんだろう? という不気味さがじわじわと迫ってくる。

 だから、あるモノに、そのモノが本来持っていないはずの付帯物をくっつけると、それは「うまいタイトル」になるんじゃないかと。

 で、その路線で考えてみると、『シェイプ・オブ・ウォーター』というタイトルにも、同じ法則が当て嵌まるんじゃないかしら。

 「水」には「形」がない。むしろ「形がないこと」こそ水の本質でしょ。なのに、「水の形」って言われちゃうと、え・・・水には形があるの? 形のある水が目の前に現われたら、わたしゃどうすりゃーいいの? って思うじゃん。

 だから、このタイトルもいいタイトルなんだろうなと。






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Last updated  March 9, 2018 06:03:08 PM
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釈迦楽@ Re[1]:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) ゆりんいたりあさんへ  いやあ、メッシ…
ゆりんいたりあ @ Re:スペイン優勝、そして早くもW杯ロス(07/20) 釈迦楽さん、 ご無沙汰しております。 お…
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