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June 23, 2018
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カテゴリ: 教授の読書日記
とある本を読んでいて、フェミニストで『女らしさの神話』で名高いベティ・フリーダンと、元プレイメイトにして同じくフェミニストのグロリア・スタイネムが仲が悪かった・・・というか、フリーダンがスタイネムを嫌い、握手することすら拒んだというエピソード(そして、このエピソードはすごく有名らしい)のことを知り、ふーん、と思いまして。

 「女性の敵は女性」ということが言われ、私自身もそうなんじゃないかなと思うことは多々ありますが、本来、多少の方針の差はあっても同じフェミニストなのであれば、喧嘩するより共闘した方がメリットがあるんじゃないかと思うようなフリーダンとスタイネムの間にもそういうことがあったんですなぁ・・・。

 で、そんなことに思いを馳せている時、どういうわけか突然、映画『エイリアン2』のことが頭に思い浮びまして。

 あの映画の中で、主人公のリプリーはある事情から再度エイリアン退治に一役買うことになるのですが、その際、戦闘チームに居た紅一点の兵士、ヴァスケスと対立する。エイリアンがいかに怖ろしい存在であるかを繰り返し述べるリプリーを「腰抜け」と見たヴァスケスが、彼女を馬鹿にしたことから二人の間の溝が生まれるわけ。

 しかし、実際にエイリアンと対峙してみると、リプリーの言った通りであることが判明し、またリプリーが腰抜けどころか、他の男連中以上にガッツのある人物だと判明するにつれ、二人は和解し、共闘の道を辿ることになる。

 つまり、「(男ばっかりの)職場における男勝り」という点でリプリーとヴァスケスの二人は共闘するベースが持てたわけですな。

 で、じゃあ、その後、リプリーとヴァスケスが最終的に命を掛けて闘うことになる相手、つまり「ラスボス」は誰かというと、エイリアンの女王、すなわち「産む女」だったと。

 つまり『エイリアン2』ってのは、奇しくも「(男社会に立ち混ざって)働く女」対「(男たちにチヤホヤされながら)産む女」の対決、いわば女同士の闘いだったんじゃないかと。

 ま、ひょっとすると、そんなことはとっくの昔に指摘されていることなのかも知れないですけど、ふとそんなことが思い浮かんだので、記して置く次第。



 かくのごとく、女の闘い・女同士の闘いには果てしがないということなんでしょうかね。





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Last updated  June 23, 2018 05:23:53 PM
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