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December 8, 2022
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カテゴリ: 教授の読書日記
すっかり懐メロ派になってしまったワタクシ、通勤の行き帰りにはクルマの中で昔のCDを聴いております。

 で、最近、聴いているのがサイモン&ガーファンクルの有名な「セントラルパーク・コンサート」のライブ・アルバム。

これこれ!
 ↓

セントラルパーク・コンサート [ サイモン&ガーファンクル ]


 で、このアルバム、とてもいいのですが、今回、久しぶりにこのCDを聴いて、中でも「American Tune」という曲に聴き惚れております。

 不思議なことに、聴く時の状況やらなにやらで、「その時は、この曲が特に気に入った」というようなことがあるもので、今回はそれが「American Tune」だったというわけ。


これこれ!

American Tune


 ところで、この曲を久しぶりに聴いていて、ハタと思い当たることがありまして。この曲の歌詞に、こういう一節があるのよ。


And I dreamed I was dying, I dreamed that my soul rose unexpectedly
And Looking back down at me, smiled reassuringly
And I dreamed I was flying, and high up above my eyes could clearly see
The statue of liberty, sailing away to sea, and I dreamed I was dying


 この歌詞、どう見ても「臨死体験」の話じゃん。

 この曲、1973年発表ですが、エリザベス・キューブラー・ロスが『死ぬ瞬間』を出したのが1969年。これがベストセラーとなって、アメリカに臨死体験ということの概念が広まるんですけど、それとの関連で見ないと、なぜこういう歌詞が生まれたのかって、わからないよね?

 映画『天国から来たチャンピオン』が1978年にリメイクされたってことも、1970年代のアメリカで「死後生」というものが話題になっていたことの傍証にはなる。それと同じように、サイモン&ガーファンクルのこの曲も、臨死体験や死後生の流行の傍証になることは間違いない。

 とまあ、別々に得ていた知識が、ふいにつながって、面白いなと思った次第。この曲の話は、次の本の中で使おうかな。





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Last updated  December 8, 2022 12:48:59 PM
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