詠み人知らずなPSWきまぐれ日記
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障害者スポーツの記事が新聞のスポーツ欄に載る事はいいことだと思っています。実際アスリートの方も多いのでスポーツとして認められた形での記事を見るとすごいなあと尊敬できるものです。精神障害者の場合でもそれは同じだと思っています。もちろん差別や偏見がある世の中、スポーツを通して精神障害であることをカミングアウトすることに抵抗がある人はたくさんいると思います。そういう世の中が不幸であるとも思いますが・・・とある記事が新聞に載りました。精神障害者のスポーツ大会。とあるスポーツチームと精神科の病院が主催してのもの。新聞記事はスポーツ欄に載ったものの、記事として載ったのはおそらくその記事を書いた人がずっと取材をしてきたチームとそのメンバーのこと。優勝チームのことは結果だけ。スポーツを行なっている中で優勝したチームのことがこんなにないがしろにされたのは少しいただけない。このような記事ならスポーツ欄ですべきではないと思います。優勝チームは優勝チームでがんばってきたはずなのに・・・。もうひとつ取材対象の人は成績が下位で終わったチームの「Aさん」でした。当然名前を出したくなかったのだと思いますが、それなら参加すべきではないし、ましてや取材対象にすべきではない。しかもAさんの名前は伏せているのに顔を含めた写真は載っている。これはあまりにも無茶苦茶な記事です。こんな記事を載せている新聞が日本で大手で通っていること自体大きな問題。こんな形なら大きな大会にすべきではない。精神障害者スポーツとして確立させたいのであれば、精神障害を認めている人たちで構成したチームにすべきだし、そういう人たちが頑張るからこそ社会的認知を得られるようになるのではないかと思います。もしこのようなスポーツを治療としての効果を見ているのであれば名乗らなくてもよいし、新聞記事にはしないほうがよい。ましてやそれはスポーツではなくスポーツを利用した治療なので違う面に掲載すべきものであると思います。そういうことをいうと精神障害を持つ人たちにはつらい話かもしれませんが精神障害持っていて何が悪いの?と胸を張って生きたいただきたいと思います。そしてそれを支援するのが精神科ソーシャルワーカーの役割ではないのかなあ。精神障害者スポーツとして本当に上手く発展して欲しいからこそそう思ってしまうのです。やっぱり精神科ソーシャルワーカーにも偏見があるのだろうなあ・・・
2008年11月17日
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