虹のむこうに

虹のむこうに

2006年12月16日
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カテゴリ: 中学受験
1月校の願書を、すべて書き終えた。
受験票返信用の封筒に切手も貼り終え、あとは郵送するばかりだ。
たくさん記入欄があるものと思い、気合を入れて臨んだものの、意外とあっけなく書き終えてしまった。
この勢いで2月校の願書も書いてしまいたい衝動に何度もかられたが、インク色が古ぼけてしまうかしら…などと気を回してしまい、2月校にはまだ手をつけていない。
受験料も振込み完了。
いよいよ…、という感じだ。

この数ヶ月の間に、たくさんの学校の説明会に行ってきた。
文化祭や学校見学ではわからなかった魅力に気づかされた学校もあるかと思えば、期待はずれの説明会もあり…。

もっとも期待はずれだったのは、皮肉にも第一志望の学校だった。


日本の社会に、今、どのような人材が求められているか。
社会のリーダーとなる人材を育てるために、本校がどんな教育を目指しているか。
そのような、観念的な話が延々と続いた。

こちらの学校が毎年、東大合格者を多数出しているのはみんな知っている。
社会のリーダーを育てようという意気込みも、見上げたものだと思う。
けれども私が知りたかったのは、今12歳の我が子に、これからの6年間をどれほど楽しく有意義に過ごさせてくれるか、であった。
子どもたちひとりひとりを、愛情と情熱をもって大切に育てている姿勢が見たかった。

他校とはやや趣が異なるこの学校の説明会に、正直言えば落胆した。
けれども、この学校を目指して一生懸命に机に向かっている息子に、説明会の印象をうまく伝えることができない。
そして、この私にしたところが、もしもここに合格すれば、きっと「尻尾を振って」入学手続きをしてしまうのだろう。
複雑な心境である。


「心配いらないよ。その学校にはそう簡単に受かりはしないから」
と笑って、取り合ってくれなかった。

もっとも感動したのは、息子の志望順位がもっとも下位の学校の説明会だった。

駅を出てからの道案内、受付、資料配布、説明会の司会まですべて中学生が運営していた。
先生は、司会の中学生から紹介されたら壇上に上がって話すだけ。

どの子もにこやかな表情で、きびきびと行動していた。
言葉遣いも態度も申し分ない。
みんな、いい目をしていた。
いい子を選抜して手伝わせているのかな…、と思いきや、会の終わりの先生の言葉で、中学3年生全員がスタッフを務めていたことを知り、改めて驚いた。
「我が校自慢の中学生たちです」と、きょうのスタッフである中3生たちを誇らしげに紹介する先生の表情は、自信に満ちていた。
私のその学校に対する好感度は、この説明会で一気にアップしてしまった。
親って単純なんだな…、と我ながらおかしくなるが、先生方が子どもたちを見つめる温かい目が忘れられない。

説明会で好感度がアップする併願校が数校あったのは、幸せなことだと思う。

説明会も、残すところあと一校。
学校が冬休みに入れば、息子は冬期講習、正月特訓と続き、私には毎日のお弁当作りが待っている。

泣いても笑っても、あと一ヶ月半。






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最終更新日  2006年12月16日 11時02分18秒
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