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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Jul 4, 2010
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カテゴリ: 土佐の高知
小生が「山崎圭さん」宅を訪問したときは、美人の奥さんに付き添われ、端正な顔(本人はジョン・ウエインが好きだと言うがポール・ニューマンに似ている)で、上体を30度持ち上げ、鼻眼鏡のままベッドでくつろいでいたが、重要な打合わせがあると高知新阪急ホテルに出かけ、意欲的に取組んでいた。庭の池には、なぜか清流にだけ棲むはずの鮎が群れ、鳥用ネットが揺れていた。

圭さんは、「経営者」であるが、芯は「哲学者」で「先駆的自然保護運動家」であるといった方がわかりやすい。「みどりの党の党首」として国政選挙に立候補したこともある。
彼が「有名になった」のは、県が誘致したパルプ工場の廃液・廃パルプが鏡川支流、浦戸湾を汚染して魚類が全滅しかかったことで工場経営者、行政幹部と交渉するも、受け入れないことに業を煮やして、ついに、工場配水管に大量の生コンを投入したため、マンホールから汚水が大量にあふれ出して、水質汚濁の犯罪者をあぶり出したことである。水質汚濁はその後取り締まりの対象となったものの、当時は、事業妨害の方が「犯罪」である時代なので、家族も肝を冷やしたことであろう。事業者でありながら、他の事業者を苦しめることになったが、「自然との調和、住民の利益などを最優先課題として取り込むことができない事業者は事業者の資格はない」、「汚染企業を容認し、税収増加を図るだけの行政者は行政者の資格がない」という、圭さんの叫びはその後の「公害対策問題」をワープさせた。NHKの松平定知アナ(「その時歴史は動いた」担当アナ)など大勢が支援した。
圭さんの著「星よりのことづて」から、その一部を引用したい。「正比例の時代に、疑問の余地なく善であった行為が、反比例の時代に入れば悪に転化する。飢えているときに飯をたべる行為は善である。腹がはり、胃という枠を感じはじめて、なおも食べつづける行為は悪である。すさまじき善悪の変転期に会い、人みな規範を失う。例えば、人間中心、人間優先、既に、諸悪の根元となりつつあるのではなかろうか。」
圭さんの事業は、そっくりな息子さんが継いでいる。圭さんは、当時、養殖で内海が汚染されるのを防ぐため、外海に通ずる「横波半島を穿つ海の隧道建設」を提唱していたが、国、県、地元の同意はどうなっただろうか。本業は、好不況の波を大きく受け、また、輸出にも左右されるが、今、はやりの中国市場の開拓などは成功しているだろうか。
七夕が近づいたが、圭さんが亡くなったころには美しい彗星(ヘール・ボップ彗星)が地球に接近していた。まるで迎えに来たかのように。天国に逝った圭さんが、ふたたび彗星にのって地球を訪れるとき、そこには「美しい地球」があるだろうか。それは後生の人類に託された命題だが、圭さんがすでに「種」だけは蒔いてくれている。
(参考)圭さんが当時経営していた企業のHP
http://www.yamasakigiken.co.jp/company/index.html






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Last updated  Oct 21, 2013 06:26:35 PM
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