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クーデターで自らの国家が転覆しかかり、どさくさで北部が
独立宣言、慌てて、原状回帰に走ろうとするマリ共和国。
世界は、北部独立を認めず、マリはAUから加盟を外され、
暫定政府による早期大統領選挙が待望される。
まるで、蝶蝶の羽のような国の形が、右羽(北)の自由が利か
ないようだ。
マリ共和国
略史<外務省、WIKIPEDIAなど>
年月
略史
3~17世紀にかけてガーナ王国,マリ,ソンガイ帝国として栄える
<8世紀にサハラとの交易(北方の塩と南方の金・象牙と交換)によって絶頂期を迎えた。アラブ商人の広範な交易ネットワークによる。16世紀末にソンガイ帝国がモロッコ・サアド朝に滅ぼされると、大西洋側の三角貿易、奴隷貿易の影響で、この地の交易ルートは衰退し、小王国の乱立となった。>
1920年
フランス植民地
<仏領スーダン→1958年仏自治国スーダン>
1960年
マリ共和国としてフランスより独立
<1960年6月セネガルと共にマリ連邦を結成→同8月セネガル離脱→同9月マリ共和国>
1968年
トラオレ中尉による軍事クーデター
1969年
トラオレ軍事政権成立
1979年
トラオレ大統領就任
1991年
クーデターによりトゥーレ暫定政権成立
1992年1月
新憲法成立
1992年4月
大統領選挙,コナレ大統領選出
1997年5月
コナレ大統領再選
2002年5月
大統領選挙,トゥーレ大統領選出
2007年5月
大統領選挙,トゥーレ大統領再選
2012年3月
一部国軍による騒乱発生
<首都バマコで銃撃戦、反乱軍が大統領府と国営放送局を掌握。反乱軍は権力掌握と憲法停止を宣言。混乱に乗じて反政府勢力がアザワドの独立を宣言。反乱軍は議会議長への権限移譲を表明>
2012年4月
トゥーレ大統領辞任,トラオレ国民議会議長が暫定大統領に就任
トゥアレグ族の「アザワド解放民族運動」MNLAによるアザワドの独立宣言についての各国の立場
<アザワドの想定国土は、マリ共和国の地方行政区画のうちトンブクトゥ州、キダル州、ガオ州、モプティ州の一部から成っていると主張しているため、マリ共和国の括れた部分の北側に当たり、国土のほぼ半分を占める。ガオが最大の都市(人口6万人弱)である。サハラ砂漠とサヘルを跨ぐ位置で、乾燥した河川地域。2011年に石油やウランを含む鉱物資源が潜在的に存在していると報告されてはいる。住民は、トゥアレグ人が北東に、西部はムーア人、南部はサハラ以南の人々であり、人口密度は1.5人で、ほとんどが遊牧民という。宗教的には、ほとんどがイスラム教(スンナ派ムスリム、スーフィズム信仰)。
アフリカ連合AU:独立を認めない
米国:独立宣言を認めない
日本:独立宣言を非難する談話
注:AU=モロッコ以外の全アフリカ独立国家が加盟
加盟資格停止:マダガスカル2009年1月、マリ2012年3月、ギニアサビウ2012年4月、それぞれクーデターへの制裁措置>
2013年7,8月
大統領選挙、ケイタ大統領選出
2013年11、12月
国民議会選挙
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