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先日TV番組でﾆｼﾞｪｰﾙ辺境で無料外科医療を施す
日本人医師の個人病院を取り上げていた。
TV東京系「世界ナゼそこに？日本人」毎月曜日・夜９時の番組である。
彼は、別の番組で、随分昔にも取り上げられているが、
真新しい出来事のように思える。
★
中国が資源・経済面の「核心的利益」で進出を加速させている
アフリカにも、全くの「善意」から日本の個人が手を差し伸べていることに
胸打たれる番組であった。
★
「赤十字」、「国境なき医師団」などの慈善行為にも感動するが、
それらを遙かに超えた個人医師の善意とそのサポート体制を
ピックアップした番組である。
現地の人々が、子供に彼の名前を付けたり、彼を尊ぶ姿が眩しい。
「力」や「お金」も生活には必要だが、「善意」が勝ることを
示しているようだった。
「太陽」VS「北風」のどちらが強いか・・・
それは、寒い北風より、暖かい太陽光線でしょう。
人が脱帽するのは後者です。
★
谷垣雄三医師が目指す医療とは
１： 貧しき人々のためにお金のかからない医療を
２： アフリカの文化を理解し、現地の状況に即した医療を
★
彼の心構えと認識
「異民族の病人を中心に医療を行うことは難しい。
私の行っている医療はちっぽけなことに過ぎない」
★
| 年月 |
略歴 |
|---|---|
| 1942年 |
京都府峰山町（現・京丹後市）で出生 |
| 1967年 |
信州大医学部卒 |
| 1970年 |
小川赤十字病院で整形外科、痲酔科研修（4年間）の後、国内施設で胸部外科、一般外科研修。 |
| 1979年 |
ﾆｼﾞｪｰﾙ共和国ｱｶﾞﾃﾞｽ診療所（ｻﾊﾗ砂漠）に1年間勤務、帰国後小岩病院で外科、内視鏡を研修、仏語をｱﾃﾈ･ﾌﾗﾝｾで受講 |
| 1982年 |
JICAからﾆｼﾞｪｰﾙ共和国ﾆｱﾒ国立病院に外科医として派遣 |
| 1992年 |
（1985年から横浜港北RCなどから支援を受ける） 地方外科医療改善を目指し、ﾃｯｻﾜに自費病院設立、JICAの支援で現地外科医2名養成、援助に頼らない外科医療開始 |
| 1999年 |
静子夫人現地風土病で逝去・埋葬 |
| 2001年 |
JICAからの支援が断たれ、谷垣病院を国有化される。再度、100ﾍﾞｯﾄﾞの病院を建設（横浜港北ﾛｰﾀﾘｰｸﾗﾌﾞによる「谷垣基金」支援など） |
| 2006年 |
横浜港北RCおよび台北５RCの協力で心電計一式の贈呈を受ける。 国家公務員の看護師引き上げで、一時病院閉鎖 |
| 2007年 |
病院を再開,外科医1名 看護師6名 検査技師1名 |
| ＜受賞歴＞ |
|
| 1994年 |
読売新聞社国際医療功労賞受賞 |
| 2008年 |
シチズン・オブ・ザ・イヤー賞受賞 |
| 2009年 |
第16回読売国際協力賞授与 |
| ＜報道＞ |
|
| 読売新聞 |
「ﾆｼﾞｪｰﾙで援助に頼らない病院」2007.3.18 |
| 産経新聞 |
「外科の心を求めて」2007.4.15 |
| 神奈川新聞 |
「医の縁ｱﾌﾘｶを救え」2008.7.8 |
| TBSﾃﾚﾋﾞ |
「いのちの輝きSP」年千件の手術・ﾆｼﾞｪｰﾙで奮闘する医師「谷垣雄三先生」2007.10.8 |
| TV東京系 |
「世界 ナゼそこに？日本人」2013.12.16 |
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