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サントリーニ島
:(7月2日)
それは、 それは、
クレオパトラ並の絶賛、讃美、称賛、、、
パンフレットには、
「 世界で最も美しい島
」
「 世界で最も美しい街並み
」
「 世界で最も美しい夕陽
」。
エーゲ海に浮かぶ火山噴火跡、
カルデラ湾状の三日月型小島に、
ゆっくりと船は近づく。
横に長く連なる断崖絶壁の頂上付近は、
雪が冠上に積もったように真っ白。
真夏のギリシャ、
こんな処で残雪?
なんて思いながら船が近づき見れば、
なんと、冠雪でなく、白壁の家々の連なり群立、密集。
断崖絶壁を、L字型に刳り抜き、そこに建屋建設。
よくぞここまでのびっしりと建設したか? の街並み。
海抜400m、イア岬の突端。
エーゲ海は夏、快晴、海風微風。
空はどこまでも、どこまでも青く、遠く、
眼下に広がる海は
どこまでも、どこまでも碧く、広い。
私達を囲む白壁の家、家。
そんな中に、
ぽっん、ぽつんと青いドーム型屋根の教会。
テレビコマーシャルで良く見るカット。
絵葉書にみたいに美しいと言うが、
この景色は絵葉書以上、息を忘れる絶景である。
この島は、幻の大陸:アトランテイス伝説の島とも、
ヨーロッパ最古の文明発祥の地とも言われる、
洋上の理想郷とも言われている。
そんな興奮が冷めやらぬまま、
断崖絶壁の絶景レストランで、
山盛りの蛸サラダとピザの昼食。
眼下の船着場までの帰りは、
ケーブルカーで下壁を予定。
退出すれば、
なんと、なんと、
ケーブルカー職員の時限ストライキとかで
ケーブルカーはストップ。
その為、海抜400mから、
ジグザク状に切り込まれた
急な、狭い坂道を歩いて下ることになった。
その道は、
観光客徒歩で上下のロバ道でもある。
大理石を敷き詰めた滑る道、
ロバとのすれ違い、
それより閉口したのは、
道路に散逸する「ロバの糞」。
今排出したばかりの山盛りと乾燥、粉々の糞。
まさに散々と言うか、糞々の45分であった。
地球上の理想郷の地と言われる:
サントリーニ島。
夏場の最盛期、
ホテルは、1室、1泊10万円超とかであるが、
超満員とか?。
こんなところで、
第二の人生をなんて夢を!
と思うものの、
でも、、、、
しかし、
地中海性気候で湿度こそ少ないが、
夏は35°C超の炎天の凄さ。
冬場は逆に相当荒れ狂う
季節風、海台風とか。
その為、葡萄とかピスタチオ、
オリーブとかの木々植物は、
その背丈は僅か1、2m足らずしか伸びない。
そして、ケーブルのストライキ。
季節最高時の贅沢観光ならともかく、
常住、定住は、如何なものか?、、、
叶わぬ夢にケチを付ける
地球上の理想郷、
サントリーニ島であった。
(その6に続く)
*
・・・
補足 (WEBより)
・ The Cyclades Islands (キクラデス諸島)

<火山島は、ミロス島、サントリーニ島(地図では下)である。>
・ サントリーニ島 ・・ 紀元前1500年頃の大爆発 で
島の中央が海没し、周辺に5つの島が残る。
真ん中の島(ネア・カメニ島)はその後の噴火で
現れた島であり、少しずつ大きくなっている。
残った外輪山と、噴火を続ける中央の山を
繋げてみれば、如何に大きな島(=大陸?)
だったかが判る。「アトランティス伝説」とも
関連づけられたりしているが、少なくても、
クレタ島との交流や、エーゲ文明の存在が
発掘調査で明らかにされつつある。

・ 外輪山 ? (呆けの小生にはそのようにみえる。まるでティアラのよう。
サントリーニの名前は教会の名と関係がありそう。St.? なにせ、
ギリシャ正教会の島だから。)

・ 自由が丘氏がストで悪戦苦闘のロバの道 ?
6人乗り6台連結ケーブルカーならわずか3分だが、
そのストライキでやむを得ずに15分以上も
石畳580段を歩いた苦労がよく判る。
ご苦労様!
クルーズ船では島に近づけないのでテンダーボートに乗り換え。



・ サントリーニ島の夕景色 (イアの岬からの展望)

・ イアの岬を望む

・ サントリーニ島噴火(中央のネア・カメニ島1950年)

(古代の紀元前230年噴火、1645年爆発、1707,1866,1950年噴火、
良くこのような危険な場所に住むものである。ギリシャ正教でも信じないと
美しさだけでは安住できないだろう。もっとも、火山国日本も同様だが・・)
・ サントリーニ島のヘファイスト神殿 (テッシオン)

・ 古代アゴラ博物館・アタロス柱廊
アゴラとは、アクロポリスという軍事・精神的中心に対する、政治・経済
活動の中心である。

・ サントリーニ島の古代アゴラ博物館
(アタロス柱廊:幅20m、長さ116m、南側より)

・ 博物館内部

・ アクロポリス
アクロポリスは「高いところ、城市」で、自然の丘に神殿や砦が築かれた。

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