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< 事故を起こしたと同型機パイパーPA-46
高翼単葉単発 複座 の軽飛行機:Webより 。>
調布飛行場の位置

< 東京都調布飛行場界隈の地図 >
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調布市にある調布飛行場は 東京都の離島航空路線の要 である。
NCA新中央航空(株)の業務として、
4路線=大島(3便)、新島(4便)、神津島(3便)、三宅島(3便)
が発着している。
大島(104km)は25分 、
新島(147km)は35分、
神津島(172km)は40分の短距離だから、
航空機はドルニエ228-212(巡航速度355km/h,
最大航続距離2,485km、乗員2名・乗客19名)である。
(羽田東京国際空港からは、
大島、八丈島の路線が運行されている。)
★
調布飛行場の滑走路は800mx30mである。
飛行場の面積は39ha、
駐機可能数:固定翼機90機、回転翼機6機
運用方式:
島嶼部定期便=計器飛行方式
その他=有視界飛行方式
利用:公的飛行のみに制約
(「慣熟飛行」の名目での利用は曖昧さが残る)
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「慣熟飛行」=操縦士の技能維持を目的としたフライト。
別の正規の考え方は、新路線開発時にパイロットを訓練したり、
パイロットが経験したことのない路線を訓練させる場合に使用する
慣習用語であるという。・・・国土交通省
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調布飛行場の事故歴
1.1980年8月10日に、航空測量目的のエアロコンマンダー685(*)が
離陸直後に調布市立調布中学校校庭に墜落、機長、撮影係り死亡
(*)エアロコンマンダー685=乗員2名、乗客4名
最高速度346km/h,巡航速度326km/h,失速速度109km/h
2. 2015年7月26日 に、「慣熟飛行」申請の パイパーPA-46(*) が伊豆大島に
向かう離陸直後に、民家に墜落炎上。乗員5名のうち機長ら2名死亡、
3名が負傷、住民1名が死亡、2名が負傷。
機体は440m滑走で離陸できる性能があるが、滑走路の端800mで
やっと離陸し、失速に至っている。
気温上昇のなかで、エンジンの出力が十分に上がらないとはいえ、
乗員ほぼ満員、燃料満タンなどで機体が重すぎたのではないだろうか。
住宅火災の状況をみても 燃料満タンで、爆発的な火災 が起きている。
(*)WIKIPEDIAによると;
パイパーPA-46ー350P型
搭乗可能者:パイロット1名、乗客5名
最大水平速度407km/h( Y )、
最大離陸重量1,968kg(A)
全備空虚重量1,416kg(B)・・・機体構造・エンジン・固定設備重量
航続距離1,953km(Z)(最大燃料時)
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< WIKIPEDIAベース >
離陸可能乗員・燃料等積載重量 A-B=552kg
(乗員一人平均体重75kgとして6人分で450kgなら
燃料積載のための余裕は102kgしかない。 乗員5人だと375kg となり、
同じく 余裕は 177kgでしかない。
最大航続距離(Z)と平均水平速度(Y)からみると 、満タンで
約5時間(=Z/Y=4.8h)は飛ぶ軽飛行機ではないだろうか。
↓
< 国交省ベース >
29日の読売新聞によると、国交省の意見では下記となる。
離陸可能最大重量 1950kg
機体の重さを除いた重量 750kg
燃料の最大容量 330kg (乗員数によるが、6~7時間航続可能)という。
↓
上記の資料から、1時間当たり50kgの燃料消費=330kg/6.5h
とすれば、 実際に5時間分 を入れたと報告があり、燃料は250kg。
満タン(WIKIPEDIAベース) であると思われる 。
↓
離陸限界条件判断の違い?
<WIKIPEDIAベース>単純計算では燃料は177kgが限界だから、
燃料250kgでは、73kgの重量オーバーで 離陸不可能!
<国交省ベース>単純計算では125kg=750-250-375の
余裕があり 離陸可能 となる。
↓
どちらが正しいのか素人で呆けの小生には判らない。
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パイパーPA-46墜落事故について
1.日本エアロテック社長談 :(機材賃貸業者)
「操縦者の技能を維持するための「慣熟飛行」に対する機材の貸し出しで、
機長からは目的地での予定、同行者の内容は把握していない。」
2.死亡機長HPの存在 :SIP Aviation 社のHP(現在閲覧不能)
機長は操縦士訓練の「 操縦教育証明 」の国家資格免許を所持してはいたが、
SIP社としては現在まで航空訓練営業許可を受けるには至って居ない。
無許可での「 有償訓練飛行 」であれば、「 無許可営業 」となり、
また、「 慣熟飛行」とは異なる虚偽申請 を出していたことになる。
HPの言う「クラブ運営方式」の実態解明が急がれる。
3.番外の観測・検証 :
・HPの存在から機材貸し出しと営業目的の相互認知は如何に。
・また、 調布飛行場は遊覧飛行・訓練飛行禁止区域である
事実とHPの矛盾 は如何に。
・軽飛行機にはボイスレコーダー、フライトレコーダーは
一般には備え付けられていない。当機も例外ではないかも知れないが、
調布飛行場の民間管制官との交信はないのだろうか。
・複座機の 主操縦者は実際に誰 であったか(指紋認証などはありえないか)。
・その他( 同乗 生存者3名の証言 「目的・費用」などを待つ方法・・・)
・その他(気温上昇の中では揚力確保が困難と言うが、そのような
初歩的な航空技術では空は飛べないであろう。気候だけでなく、
目的の遊覧飛行を兼ねて 燃料を満タン にしすぎていないだろうか。
伊豆大島往復なら僅かの距離であるはずで、少しの量で飛び、
帰りは給油すればいいのではなかろうか?
エンジントラブル、気温などという物理的な理由に、
早期に決めつける理由はあるのでしょうか。
厳冬期にプロペラが凍ったり、強風がある方が危険ではないでしょうか。)
これからの国土交通省による解明を待つのみである。
呆け頭には謎だらけである。
( 新聞、WIKIPEDIA,Webなどから蒐集しただけの呆け分析である。 )
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